2013/05/11

ケーブルカー・グロリア線(リスボン)

リスボン市内には2つのケーブルカーの路線がある。リスボンは7つの丘から成り立っている街だというのは歩いていると分かるのだが、ケーブルカーはそういう丘のほうに行く場合にはとても助かる公共の乗り物だといえる。しかし、このケーブルカー、どちらも1回券を使って乗ろうとすると、1回あたり3.5ユーロかかる。距離から考えるとこの値段はとても高いし、地下鉄や路面電車の1回券は1.4ユーロだと考えると、数倍も値段が高いので普段使うのであればこれは値段的に辛いものがあるだろう。地元の人はあんまり使わないようにしているのかな?そんなこと無いと思うのだが。

ケーブルカーの路線の1つグロリア線(Elevador da Glória)は下部にあるレスタウラドーレスがあるバイシャ地区から、上部にあるサン・ペドロ広場があるバイロアルト地区に延びている路線である。ケーブルカーというと真っ直ぐに伸びた路線というイメージがあるのだが、ここのケーブルカーは下から見ると右に少し曲がっている道を走っているので、道が先にあり、そこをケーブルカーがあとから強引に作られたというのがよくわかる。しかし、このケーブルカーが出来たときには、丘の上下のところを行き来したいと思っている人たちにとっては、大変ありがたいものが出来たということに感じただろう。道としてはたったの285メートルしかないのだが、勾配が平均斜度18度というから、ちょっとしたスキー場の中級レベルのひとたちが滑るゲレンデと同じくらいの斜度だ。

このケーブルカー地元の人たちにとっては、たぶん車の代わりとなる足にしたいんだろうが、あまりにも観光客が多すぎるために足として使うには観光客が邪魔すぎると思っているんじゃないのだろうか?それが分かった理由の1つとして、次のケーブルカーが来るのを自分たちが待っているときに、もちろん自分たちの後ろにもすでにちょっとした列が出来ていたのに、そこを頭の悪いアメリカン人たちが横入りしようとしてきたからだ。シャイなポルトガル人が、傲慢でやりたい放題で金にモノを言わせるような振る舞いをするアメリカ人に文句を言うわけが無い。このときは自分たちも横入りしようとするサングラスをかけておっさんとババァの集団に睨みを効かせたが、それよりも後ろに並んでいたドイツ人が「おまえら後ろに並べ、ゴラァ」と凄みを利かせた声で脅しをかけていた。さすがになりふり構わない態度をとり、旅行という麻薬で頭がラリっているアメリカ人観光客もドイツ人には言うことは聞いたようだ。

観光客にとって、このケーブルカーのある風景は絵になるため写真に撮りたくなる風景だ。しかし、残念ながらケーブルカー自体が、前にも記載したとおり、車体に落書きだらけなので、写真に撮ると痛々しい感じが棄てられない。たぶん消しても消しても次から次と新しい落書きがされているんだろうと思う。どうせ落書きをするんだったら、品のある落書きをしてくれるんだったら、ちょっとはマシなんだろうけど。
ちなみにいつ発車するかは運転手次第。だいたいは下または上に停まっているときに客がたくさん乗り込んだら、無線で「もう発車したんだけどー」と互いにやりとりして出発ということになる。だから、何時に出発するという高尾山のケーブルカーとは全然違う。しかし、始発時間と終了時間がいちおう公共の交通なので存在する。毎日同じ時間帯に運転しているわけじゃなく、週末は実は早い時間に終了する。そのほかの時間帯は24時まで運転しているのに。たぶん、運転手も人間なのだろう、週末くらいはワシらも遊ばせてくれと思って、このような時間帯になっているんだろうと思う。だから、万が一ケーブルカーが動いていないというのを確認した場合は、すこし歩いたところにロシオ駅があるから、そのエスカレータを使って上り下りしたらいい。坂道を歩くと、たぶん1往復するくらいで足がヘロヘロになるだろう。

ケーブルカーのグロリア線(Elevador da Glória)
運行時間:Monday to Thursday: 7.00 - 24.00
     Friday and Saturday: 7.00 - 16.30
     Sunday and holidays: 8.00 - 24.00

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