2013/05/08

ロンドン・ヒースロー空港

ロンドンの国際空港は3つあるのだが、そのうち一番有名なのはヒースロー空港。世界で屈指の大渋滞空港であることでも有名である。なにしろ、イギリスという国自体が世界でも中心的な役割をする場所であるし、その空の玄関となる空港となれば、乗り入れている航空会社の数も多いし、年間の発着陸数は47万回だというから、1日あたり最低でも1200回以上の発着があるというところだ。これくらい混雑しているところなので、到着のときも出発のときも空港内の滑走路と、空の上はめちゃくちゃ飛行機で大混雑になっており、それがいやおうがな体験することが出来る。絶対まず到着時間や出発時間は予定通り行かないのがこのヒースロー空港に関わるものだ。到着で言えば、「あと15分後に到着します」というアナウンスが入ってからが長い。ヒースロー上空を何回も旋回しているのがフライトマップを見ているとグルグル巻きになっているのがわかる。そして旋回しているために、場合によっては同じように空の上で旋回しているほかの飛行機も窓から見えちゃったりするくらいだ。出発でいえば、ボーディングゲートから離れたあと、Gを感じて飛び出すまでの時間がめちゃくちゃかかる。下手をするとひと眠りをして目覚めてみても、まだ飛び立ってなかったということにもなるくらい、飛ぼうとする飛行機が滑走路のところに数珠繋ぎになって待機しているのがよくわかる。

イギリスという国は何から何まで自分がヨーロッパのトップにいないと気がすまないのか、ユーロには参加していないし、シェンゲン協定にも参加していないところである。従って、同じヨーロッパの国だが、他のヨーロッパから移動する場合には、イギリスではパスポートコントロールが必要になる。だから、今回、行きの場合にはトランジットとはいえ、一度イギリスに入国しなければいけないのかとおもったが、別にイギリスでなにかの活動をすることはないので、そのまま素通りでパスポートコントロール無しに、トランジット先のポルトガル航空に乗ることが出来た。ヒースロー到着前に、イギリス入国カードを機内で貰うのだが、トランジットの乗客は貰っても実は全く役に立たない。

そういえば、行きのポルトガル航空に乗り換える際に、どこかで乗り換え先の搭乗券を受け取らないといけないのだが、一体どこで受け取れることができるのかというのがヒースローに降りた途端にどうなのかと思っていた。シンガポール航空を降りて、そのあと「トランジット」の矢印が書いている方向へひたすら歩く。そう、ひたすら歩く。到着したのはターミナル3なのだが、そのターミナル自体も現在改造(改装じゃない)工事中のために、かなり迂回しながら歩かないといけないのが難点である。途中でトランジットのための案内があり、自分が何航空に乗るのかによって、行くべきターミナルが異なるという趣旨のことが書かれている。実はヒースロー空港はあまりにも大きすぎて、ターミナルは1から5まであるのだ。乗る航空会社によって利用するターミナルが違うというのはありがたいのだが、同じターミナルではない場合の乗り換えはかなり不便。ターミナル間は無料のバスが運行しているのだが、普通でも距離が離れているのに、現在は空港全体が工事中だったりするので、結構長い時間バスに揺られるということに遭遇する。このときも、ターミナル3からポルトガル航空が発着するターミナル1に移動しなければならないので、かなり面倒くさかった。だいたいバスに乗るまでに歩かされた距離がめちゃくちゃ遠いし、ターミナルを上ったり下りたりと、一体どこまでイクのだ!?というくらい歩かされる。あれは足腰が悪い人にとっては、ヒースロー乗り換えをお勧めしたくなくなるくらいのところだ。それに、ヒースローで乗換えを考えている人は、乗り換え時間をかなり長めにとっておいたほうが良さそうだ。

ポルトガル航空の搭乗券を貰うところは、ターミナル1に到着して、コンコースに行く手前のところに、各航空会社のカウンターブースが存在するので、そこで手続きを行うことが必要である。ここではパスポートと、日本でチェックインした際に登録された荷物のタグ情報を渡す必要がある。そうじゃないと、あとで「もしかして、荷物を預けているのか?」と搭乗口で改めて確認させられることになる。特に搭乗券を発券してもらうときに、Eチケットが必要ではないみたいなので、羽田でわざわざEチケットの再発行をしてもらったのが無駄骨になったのだが、まぁそれは仕方ない。

ヒースローのことになるのかそれともイギリス全般のことになるのかわからないが、記載するところがなかったので、ここで記載することにしたいと思う。イギリス入国時は当然パスポートコントロールを必要とする。そのときには当然のように入国カードを記載しなければならず、特に面倒くさい項目は無いので、正しく申告して記載すればよろしい。

入国審査自体は最初にゲート傍にくると待ち行列が長いので、それだけ考えるとイヤになるものだが、実はゲートが結構あるので、それほど長く待たなくても良い。いちおう一列に並んでいて、列の先頭のところに、どのゲートで審査を受けるべきか割り振りをするおばさんがたっているので、その人がいう番号に行けばよし。

ただ、ヒースローの入国審査は他のゆるゆるの空港とは異なり、必ずいくつか質問をされるので、それを答える必要はある。このあたりは、テロに対してめちゃくちゃ警戒しているアメリカ並みだろうと思うのだが、それもやっぱりイスラエル支援国家だからなのだろうとは思う。ただ、言葉に不自由な人は、1人で対応できないとき、友達や親族と来ている場合には、グループ単位で審査を受けることができるので、だれか1人英会話が出来る人がいれば何の問題もない。ただ、質問を受ける内容というのは、想定している受け答えとは異なることも出てくるみたいなので、結構ドキドキだ。ちなみに、自分たちが受けた質問は下記の通り。ちなみに質問に対して、自分たちの答えも一緒に載せてみた。

 ・イギリスに滞在2日間の予定とあるが、仕事か?
   ⇒いえ。旅行です。
 ・2日間の旅行ってどういうことだ?
   ⇒トランジットでロンドンに来ているだけで、フライトが明日の朝なんですよ。
 ・トランジット?じゃ、チケットを見せろ。
   ⇒Eチケットであれば。(そしてEチケットの用紙を見せる)
 ・シンガポールまでか?
   ⇒いやいや、シンガポール経由で東京まで

あーっ、面倒くさい。バリバリのブリティッシュ英語で聞かれたので、友達は何を言っているのか一言も理解できなかったということを言っていたが、自分はシンガポールのシングリッシュよりも全然聞きやすい言葉だと思っていたんだけどな。この応対の際には、別に自分たちは疚しいことをしているわけじゃないので、それを顔の表情と態度で毅然として応対したので、最後には入国審査を担当していたおっさんも、かなりにこやかになってくれてスタンプを押してくれた。たぶん、一般的な日本人はあれだけ質問攻めになったら、結構タジタジになるんだろうと思う。悪いことをしていないんだから、毅然とした態度は絶対必要だということは改めて教訓を得た。

それは良いとしても、他の人に対しても実はこれくらい質問攻めにしていたことには驚いた。たまたま待ち行列の時に聞えてきたほかの人に対する質問を聞いていたのだが、底まで聞くのか?というような面倒くさいことはなんとなく列に並んでいたときに不安を覚えた。その質問のいくつかを下記に列挙しておく。

 ・(どうみてもバックパッカーのような人に対して)現金はもっているのか?持っているんだったらそれを見せなさい。
 ・(小さい子供づれに対して)その子供は誰の子供だ?
 ・(たぶん行き当たりばったりで泊まる場所を考えようとしているひとに)なぜイギリスの滞在先がないのだ?知り合いは居るのか?泊まる場所をどうやって探すつもりだ?
 ・(イギリスの学校に通っている留学生らしき人に)学生?学生というんだったら、学生証を見せなさい。

基本的に、入国しようとする人たちは全員悪人であるという性悪説に基づいて行っているのである。これは係員としては正しい処置ではあるとおもうが、旅行者にとっては面倒くさいこと、この上ないのは言うまでも無い。

ところが、入国の際にこれだけ面倒くさい手続きをしたので、出国時にも面倒くさいことが起こるのかなーと思っていた。だいたいイギリスから出発することもあるし、同じヨーロッパ諸国に行くわけでもないからである。ところがビックリしたことに実は出国手続きの処理をする場所が全くなかったのである。つまり、自分のパスポートには、イギリス入国のスタンプはあるのだが、出国の印が無いのである。どういうこと、これは?!ヒースローが特別なのか、それともたまたまなのか?実際のところ、どうなのかは今回がイギリス初上陸だったので、詳しい人は教えてください。

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