旗津輪渡站から、真っ直ぐ伸びる屋台通りをそのまま歩いていくと、突き当りが旗津海水浴場である。
夏だし、海水浴場だから、湘南の海水浴場のように芋洗い状態になっているわけではないにしても、海水浴をしているひとは結構いるだろうとおもっていたのだが、全然泳いでいる人が居なかった。でも、海水浴場にはたくさんのひとがいた。たくさんいるにも関わらず、訪れていた人たちが海に入っていなかった理由は簡単。流木のせいである。
台湾滞在寸前にやってきた台風がもたらしたとおもわれる流木が、これでもかこれでもかと海岸に流れ着いているのである。どこから運ばれてきたのかはわからない。きっと台湾東部で、街ごと洪水のために流れたニュースを見たが、その流れた街にあった樹木が海流に乗ってたどり着いたのかもしれない。半端じゃない量の流木が流れていたために、海岸でのんびりパラソルを立てて海水浴という気分にもならないし、そんな場所はない。
海岸としての質は、決して真っ白の砂浜というわけではないのだが、ごつごつした岩場でもないので、この流木がなければ良い海岸だと思う。この流木は台風の凄さを証明したものだと思うのだが、この流木はその後どうなるのだろうという心配に思った。高雄市がたぶん処分することになるのだろうが、大変な無駄な出費になることだろう。高台になっている砲台のほうからこの海水浴場を眺めてみると、本当に流木の量にどきもを抜かれた。
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