2009/09/13

逢甲夜市(台中)

台中の夜市といったら、誰もが指し示すのが逢甲夜市だ。他にも中華路夜市というのもあるのだが、広さとバラエティの豊富さから考えると、絶対逢甲夜市のほうだと、地元の人間は言うようだ。なぜ、逢甲夜市のほうが人気があるかというと、それは夜市の傍に逢甲大学があるからだ。だいたい、台湾の夜市で、賑わうのは大学のような学生がたくさんいるような場所のところにある大規模で人気がある夜市は存在する。唯一の例外は、士林夜市なのかなという気がするが、あれはまぁ、台湾の中でも別格だろう。逢甲大学は、管理・金融系にとても強い私立大学であるため、アカウントやフィナンシャル系の企業に入ろうとする学生が結構たくさんここに通っている。
逢甲夜市はとても広いため、どこから入っても楽しめるとおもう。なお、この夜市は、市内の中でもへんてこりんな場所にあるので、足がないと行くのがとても面倒くさい。このときには、彰化に住んでいる友達が、わざわざ40分もバイクに乗ってやってきて、一緒にこの夜市に行ったのだが、この人が居ないとこの夜市を知らないで台中を去るところだったと思う。バイクに二ケツで行ったのだが、夜にこの夜市目指して、バイクの集団がいたのは言うまでも無い。

夜市だから、食べもの屋がこれでもかーとあるし、娯楽施設も併設されていたりするところは台北の夜市なんかと全く同じ。だから、どこに行っても夜市は同じように見えるのだが、とにかく広いし、学生がめちゃくちゃたくさんいるし、混んでいるし、もうそれだけでも楽しくなってしまう。全然知らなかったのだが、なぜか「東京で流行っている」ということを宣伝している「Ecstacy」というキャラクターが夜市の入口附近の店で「知らないのぉ?」というような顔をしながら存在していた。知らんわいっと思わず言ってしまいそうになった。ここでは、もう既にどこにでも存在するようになってしまった胡椒餅と臭豆腐と鶏腿排とスイカジュースを食べた。もちろん、同じところではない。

胡椒餅は、手に入れるまで30分以上待ってしまった。というのも、この店は主人が作ればいいのに、なぜかバイトが作っていて、その手際の悪さのために、店主もヘキヘキしているようなくらいのグズが作っていたからである。わしが変わってやるわいっと思わず言いたくなりそうなくらいのデブのグズが作っていた。店主もわかっているのであれば、悪いねーっと待っている客に行くのではなく、己で作ればいいのに。しかし、気になったのは、この店の胡椒餅の宣伝文句で、書いている日本語の文章だ。だれか治してやらないのだろうか?書いていた文章は、次の通り。

「非凡やTVBSや臺週刊など大規模のメディアからすすめられ有た名な店、つまり逢甲大学の近くに開けられた”帝釣"、そこに販売された”胡椒餅”は世界各国からの観光客にとって食べなければならない特色のあの名物です」

・・・・意味わからん。臭豆腐は実は何度も台湾にこれまで来ているのに、あの強烈な臭いが嫌で嫌でしかたなかったために、食べたことがなかった。ここは後押しするような友達がいたから食べてみようと思った。別にどこでもよかったのだが、とりあえず強烈なにおいをかもし出している店を選択する。もう座って待っているだけでも気持ち悪くなるくらいの臭いだ。よくもまぁ、台湾人はあの臭いを我慢して食えるものだなーとおもう。友達曰く「あの臭いが食欲をそそる」ということなのだそうだが、臭豆腐が嫌いな台湾人なんて居ないのだろうか!?

出てきた臭豆腐は、見た目は揚げ出し豆腐のように見えて、なかなか美味そうです。でも、でも、臭いがきつい・・・食べれば何ともないものだと思った。が、間違いだった。食べた後が臭かった。食べたあとの自分の口から吐かれる息が、あの臭豆腐の臭さそのままなのである。食べ物と自分の息の両方から痛みつけられたようで、これだけでノックダウンである。最初は全部1人で食べようとおもったのだが、諦めた。そして、誓った。「もう二度と臭豆腐は食べない。」と。鶏腿排のところの店は、隣に同じ系統の店があるのに閑古鳥。1箇所の店だけがめちゃくちゃ並んでいる。客はやっぱり美味い店に並ぶもので、よくわかっているのだ。こういうのは並んでいる店に並ぶに限る。士林夜市にも似たような鶏肉のフライの店はあるのだが、ここも系統としてはそんな感じだ。大きい鶏肉だから人気があるのだろう。やっぱり夜市は楽しいなー。

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