高雄の対岸にある旗津半島に行く場合には、フェリー(旗津輪渡)を使うのが一番いい。高雄側は、鼓山輪渡站であり、対岸の旗津側は旗津輪渡站だ。双方を約10分で結んでおり、ほぼ10分おきにフェリーが出ている。そう考えると、ここのフェリーは休まず6艘の船で運用しているという計算になる。
フェリーの料金は、1人15元。かなりお値段リーズナブルだ。そしておもしろいことに、台湾では台湾人の脚になってしまっているバイクもそのまま乗ることが出来る。お金は、路線バスと同じように、切符があるわけじゃなく、そのまま集金箱にチャリンだ。だから、お釣りが必要なひとがいてもお釣りは出てこない。お釣りが要るなら、他の乗客と相談するしかないのである。バイクに乗った場合でも1人15元。なんと便利なんだろう。ただ、座席指定はないが定員制であるため、並んでいてもその便に乗れるとは限らない。待っていても10分程度だから、次のフェリーを待つくらいの我慢は残しておこう。フェリーは冷房の効いた部屋と、海の風を感じる外にそれぞれ席がある。両方を堪能するべきだと思うが、最初はやっぱり風を感じる外の席に乗るほうがいいと思う。暑い高雄では、やっぱり冷房の客室のほうが絶対人気がある。バイクも一緒に乗ることができるとは行ったが、バイクのひとたちは、バイクを置いて、客室に上がってくるということはまず無い。そんなことをしている間に対岸に到着してしまうからだ。バイクばかりが集まっているところは、もちろん風通しの良いようになっているとはいえ、ガソリン臭い。というのも、対岸に到着した途端に、いつでも発車ができるように、せっかちな台湾人はすぐにエンジンをいれてしまい、アクセルを吹かすからである。フェリーから対岸に向かう間には、高雄港を通して高雄の高層ビルをみることができるし、たまには軍艦が停泊しているのにも出くわすことができるので楽しい。そして、旗津側をみると高層ビルはないものの、バラック街みたいな低い建物がたくさん密集しているように見えるから、旗津から高雄のほうをみると、大都会に毎日見えているんだろうと考えられる。
旗津フェリー
運行時間:6:00am ~ 0:00am
運行間隔:10分おき
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