2010/09/29

ボティン(Madrid)

マヨール広場からクチリェロス門を通って居酒屋通りであるサン・ミゲル通り(Cava de San Miguel)と交わるあたりに、開店前から人がずらっと並んでいる1軒の有名なレストランがある。それがヨーロッパでは一番有名な居酒屋であるボティン(Sobrino de Botin)である。なぜ有名かというと、ギネスブックにも記載されているとおり、1725年に居酒屋兼宿屋として創業したからである。作家ヘミングウェイも常連で、店内には彼の指定席になっていた席も記念としていまでも使われているので、これを目当てに店に来るひとたちもたくさんいる。

いろいろなガイドには、子豚の丸焼きで有名なところで、マドリードに行ったら絶対に行くべきところと記載していたため、初日の夕ご飯は当然ここに行こうと思っていた。ところが最初からくじけてしまったのである。店に行ったときにはまだ開店前であり、20時開店を待つ人たちがめちゃくちゃ店の前に立っていた。ほとんど無秩序状態でワイワイ待っているので、どこが最後の列なのかということなんかわからない。気分的には、フィレンツェの超有名なレストラン「イル・ラティーノ(Il Latino)」のときと似ているなーと思っていた。どうせ、開店と同時にわれ先にと入る人たちが居るんだろうから、それを目指してどんどん前に進んでいこうと思っていたのである。いよいよ店が開店したという状態になると、たくさんの人が徐々に店の中に入り込んでいく。その波に乗り遅れまいと、どんどん前に進んでいくことにした。ところが、ちらほらと戻ってくる人が居るのである。なんだろうなーとそのときには思った。いよいよ自分達の番になって、店の奥のほうで店の人に「予約は?」と聞かれる。そんなものあるわけない。それでもこの瞬間は、何とかなると思っていたのだが、間髪入れず店員が「予約がないなら11時15分までダメー」という。夜の11時15分?!なに、それ?満員だからか?あと、そんな時間まで夕ご飯を我慢するくらいの腹持ちはなかったので、ここは諦めることにした。そう、途中で何人か戻ってきたというのは、同じように予約無しでこの店に来ていた人たちなのである。ガイドには「要予約」とは書いていても、予約がなくても平気だったりする場合も多いのだが、このボティンだけは絶対予約がないとダメ。何が何でも予約をしなければだめだ。なぜなら、店員が持っていた予約リストを見ると、すごい数の名前が書かれていたからだ。あれじゃ、11時15分にもう一度来なさいと言われるのも納得である。予約は面倒くさいとおもうひともいるが、食いたいなら絶対予約は必要である。しかし予約をしているからといって、優先的に店に入れるということもない。優先・非優先は関係ない。座席が確保されている・されていないだけのことである。たまに、後ろのほうで「俺は予約があるんだ」と騒いでいる馬鹿が居たのだが、騒いでも無理。なぜならここにきている客のほとんどが予約を入れている人たちなのである。それで予約をしていないで、追い返されるのがたいだいアジア人である。予約をしてまでレストランで食べるという習慣があまりないアジア人にとっては、自国の習慣と同じように何とかなるとおもってやってくるのであるから始末に悪い。まぁ、これは自分達もその中の1人である。

食い物のためなら苦労してでもなんとかしろというのは、今回良くわかった。

ボティン (Sobrino de Botin)
Address : Cuchilleros 17
Phone : 913663026
Open : 13:00~16:00, 20:00~24:00
Holiday : なし

0 件のコメント: