マドリード滞在中、ずっとお世話になったデパートと言ったら、なんといってもエル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)である。このデパートはマドリードだけではなく、バルセロナでももちろん大活躍をしてくれたところだ。スペイン全域だけに限らず、ポルトガルまでこのデパートは進出しており、イベリア半島では絶対必需のデパートになっているところである。
デパートと記載したのだが、実際には日本のデパートと同じように、食料品を扱うスーパーの機能も有しており、それは地下階に広いスペースを採っているところは日本と同じだ。ただ、日本とは違うのは、お菓子・お土産フロアーというのが日本だと存在するがそんなものは存在しないのである。もちろん地上階になると、紳士服・婦人服・玩具等々の普通のデパートになっているので、気軽に行ける街中のアミューズメントパークになっているのは、日本と同じである。東南アジアに広がるようなデパートとはこれまた全然違っており、まずフードコートは存在しない。自分達が滞在したときには、このデパートのスーパーの機能をよく利用した。単なる利用したというだけでは、ふーんとしか思われないのだが、バルセロナもマドリードも、ここのスーパーに陳列していう品数と種類と広さといったら、１日居ても全然飽きないと思うくらい広い。それも食料品だけ。日用雑貨や玩具も売っている場所も存在するのだが、それを抜きにしても食料品だけでも広い。いちばんびっくりするのは、さすが生産国だと唸らせるところもあるのだが、ワインの陳列の量だろう。店舗によって置く場所が全然違うのだが、ワインの棚が半端なく多すぎて、どこからどう見たら良いのかわからなくなる。もちろんスペインだけではなく、イタリアやアルゼンチンなどの外国ワインも陳列しているが、一番多いのはスペインワインだ。それも激安。７００円くらい出せば、日本で売られている３０００円級のワインはガンガンに買える。スーパーなので、ワイナリーやリカーショップと違うために高級ワインは陳列されていないので、朝からガンガンに飲みたいとか、昼に水代わりに飲みたいというのであれば、ここでジャンジャン買ってホテルでがぶ飲みするのがいいだろう。ホテルでめちゃくちゃ高い値段を出してワインを頼むより、こういうスーパーを利用するのが一番便利だと思う。
マドリードのホテルでは朝食をつけなかった。なので、前日にこのデパートに出向いて、パンやハムやサラダや飲み物を大量に買い込んで、翌朝用の餌として用意したり、あとは晩酌用のワインやミネラルウォータを買い込んで飲むようにした。ミネラルウォータは、1.5リットルというようなショボい売り方ではなく、5リットルという、醸造アルコールバリバリでクソ不味い「大五郎」のようなサイズのミネラルウォータが売っていて、それも値段が 1.8EUR なんていうナメたような値段だったので、早速それを２本買い、１本は小分けして持ち歩くときに飲むミネラルウォータとし、１本は持ってきたお茶のパックを何パックかぶち込んで、緑茶の冷茶にして飲むことにした。バルセロナでも同じようなことをしていたのだが、遊びに行ってホテルに戻ってきたときに、ホテルのフロントで「お前の部屋のところに気持ち悪い色をした水が部屋の隅においてあるんだが、あれは要るのか？」と言われてしまった。緑茶を飲む文化が無いからなのか、ポリタンクみたいに巨大なミネラルウォータのボトルを使って作った冷茶を、汚れた水と思ったホテルの店員もアホだと思う。そういえば、マドリードで翌朝用で購入したパンや野菜類を買い物籠に大量に入れてレジで並んでいたところ、前に並んでいたひとりでマドリードに来ていた日本人の学生風の人に、すごい吃驚した顔をされてしまった。その人は、ペットボトルの水を購入するだけだったようだが、同胞が大量に買い込んでいるのを見て、何を考えているんだろうと思ったの違いない。でも、こちらは住民じゃないのよ～♪
夜は１０時まで開店しているので、遊びまわって翌朝のご飯を買いに行くのを忘れたーという場合でも、閉店寸前に行けば間に合うと思う。ただし、ヨーロッパのほかの店と同様、日曜と祝日はお休みである。El Corte Ingles
URL : http://www.elcorteingles.es/
Address : Preciados 1-3 (Madrid)
Phone : 10:00am - 10:00pm
Holiday : Sunday and National Holiday
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