2010/10/01

カサ・ミラ(Barcelona)

ガウディが作った居住建物として、カサ・ミラ(Casa Mila)も外せない。地下鉄ディアゴナル駅 (Diagonal)を降りて地上にあがるとすぐカサ・ミラの建物は見える。だいたいこういう建物の前には観光客がわんさか建物を囲むようにいるので、どこに建物があるかは一目瞭然である。特に夜間の場合はライトアップされているから、すぐ場所がわかるものだ。

大通りのグラシア通り(Passeig de Gracia)に面しているため、遠目からもこの建物を眺めることが出来る。
そもそもこの建物、何のために建てたかというと、紡績会社で財を成し、後に国会議員になったペレ・ミラ(Pere Milà)の依頼により設計から施工まで行われ、もともとから高級居住建物として使われるために建てられたものである。


特にこの建物の特徴は、なんといっても外壁の波をあしらった形だ。ただ、その芸術性には当初バルセロナの市民は否定的で「グロテスク」とさえ言わしめたものだ。住居としては使い難いだろうとかも言われたりしたが、建物は一度作ってしまえば、最初に違和感があったとしても最終的には長期間その場所から動かず存在するので、次第にバルセロナの人たちも、これが芸術なんだということを認めることで、いまでは世界遺産の1つになってしまっているという皮肉だ。

まぁ、いまの日本では、こんな奇抜な建物は絶対無いだろう。無駄すぎるような形を作るのはなかなか難しい。つまらない長方形の建物か、多少近代的な建物としても、それは直径を派手にしただけのようなものというのが基本的な設計になっている。石だけでここまで変な形を作っているのは、やっぱりギリシャ時代の建物に対する造詣の深さから実現したのだろうと思う。

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