プルンクザールを出て、すぐ右側に、王家の婚礼が行われたアウグスティーナ教会(Augustinerkirche)がある。マリア・テレジアと旦那になったロートリンゲン公も、マリー・アントワネットとルイ16世の「代理人」も、ナポレオン1世の「代理人」とマリー・ルイーズも、フランツ・ヨーゼフ1世とエリーザベトもここで結婚式をあげた。
入り口自体も、ちょっと裏口じゃないの、ここは?というようなところからしか入れない。じゃ、教会の中に入ると、さぞ絢爛豪華な内装になっているのだろうと思っていたら、これまたそんなに派手じゃないつくりになっている。よっぽど先に紹介したペーター教会ほうが派手だとおもった。実際には、カトリックの国なのに、プロテスタントのように質素倹約を絵に描いたような内装だった。祭壇も全然派手じゃないし、結婚式に使われていたというから、すごい期待していたのに、どうも様子がおかしい。でも、実際には由緒正しい教会であり、どっかの強盗が内装をごっそり持っていったというわけでもなんでもない。ただ良くわからないものが2つ、この教会にはあった。1つは壁に描かれていた絵画なのだが、キリストの絵でもマリアの絵でもなく、スケルトンの絵だ。なんでこんなへんてこりんな絵を掲げているのだろうか?
さらに何の意味があるのか良く分からない「マリア・クリスティーナの記念碑」。このれがあるのはなんなのだろうか?
さらにこの教会には、地下にハプスブルグ家の人々の54個の心臓が安置されている。ハプスブルグ家の家訓で、肉体の外枠はカプツィーナ教会に収めて、内臓はシュテファン寺院に納めて、心臓だけがここのアウグスティーナ教会に納めることになっている。
しかし、残念ながら今回はその心臓を安置している場所にいくことはできなかった。柵で閉じられた向こう側にも小さい礼拝堂があるのだが、たぶんその向こう側にあるのだろう。
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