2009/05/16

ヴォティーフ教会(ウィーン)

シュテファン聖堂よりもウィーンにいたらどこにいても見えやすい教会が存在する。それはウィーン大学のとなりにある広い広場に囲まれてそびえているヴォティーフ教会(Votivkirche)だ。1879年に建立されたこのネオ・ゴシック様式の教会は、1853年に起こったフランツ・ヨーゼフがここでハンガリー人の暗殺者に襲われるという事件に関係がある。暗殺者に出くわしたのだが、無傷で生還。神の加護に感謝を込めて、後にメキシコ皇帝となり革命軍に処刑された弟のマクシミリアン3世が中心となってこの教会を献納した。

教会の隅にはそれを記念するものが飾られており、マクシミリアン大公が飾った記念の傍には、一般のほかの人が「神様、ありがとう」と似たような言葉を飾ったプレートを飾っているのも印象的だ。でも、このプレートは、教会が作られたときに一緒に飾られたものとはどう考えても違うというようなものもたくさん見つけた。ちなみに、マクシミリアンが建てた事を記念する言葉は下記のとおり。

Erzherzog Ferdinand Maximilian 1864-67 Kaiser Max von Mexiko war initiator fuer die erbauung dieser Kirche.
訪れたときにはちょうど日曜ミサをやっているときだったので、あまり教会の中をうろうろすることはできなかったのだが、やっぱり教会の中は厳かな雰囲気になれて楽しい。ドイツ語の教会歌は、なんとなく聴くとオペラに想像できてしまう。イタリア語やフランス語の言葉の響きよりも個人的には教会に相応しい言葉のように聞こえてしまうのは何故だろう。キリスト教徒でもなんでもないのだが、ドイツ語で書かれた聖書を記念で持って帰りたかった。ちなみに、教会横の広場は、いまではフロイト公園という名前になっており、フロイトの記念碑が立っている。しかし、この公園は時代とともに常に名前が変わってきた。マクシミリアン広場、自由広場、ドルフス広場、ゲーリング広場、ルーズベルト広場....。


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