旅行先にいくと、まずは何が何でもスーパーを探すことにしている。人間が住んでいるということは、必ずどこかで食料と水を調達している場所があるはずで、観光客相手のコンビニやタバッキで必需品を買うよりは、断然安く手に入るからである。ヨーロッパではだいたいどこでもチェーン店であるSPARがあるはずなので、まずはそれを探す。オーストリアにも当然SPARはあった。それもホテルのすぐ傍。なんとラッキーなんだろう。SPARで仕入れるもの一番最初に必要なものは、1.5~2リットルのペットボトル。それも6本組みくらいの大量の水を買い込むことである。これを買っていれば、普段街中を歩くときに、小さいペットボトルに組替えて持ち歩き、部屋に戻れば、そのままミネラルウォーターとして飲んでも良いし、冷水でも使えるティーバック形式の紅茶か緑茶をペットボトルの中にぶち込んでおけば1時間ほどすれば、2リットルのペットボトルも立派な茶になるのである。あとは、ビールやワインもSPARで買い込み、ホテルの部屋の冷蔵庫に冷やしておけば、ホテルの激高のビールなんか飲まなくてもいいし、ついでにビールのつまみになるようなハムやチーズ、そしてお菓子なんかも買いこんでおけば、歩き回って疲れきったあとに、部屋の中で晩酌や雑談しているときにちょっと摘むということもできるのである。ただ難点は、日本のスーパーのようにスーパー袋を入れてくれるわけでもないし、英語を喋る店員がレジをやっているわけでもないということ。まず、スーパーの袋をくれないので、大量にモノを買った場合には、それを入れる袋が無いので、持ち帰るのに困る。最近のエコブームのせいなのかどうかはわからないが、かなり前から袋を貰ったことがない。だから、袋相当の自前の袋を持ち歩く必要はある。それと、レジの人は日本でもだいたいバイトのおばさんがやっていることが定番であり、「全部で●●ユーロよー」と言われても、その数字を聞き取れなかったりする場合もある。まぁ、だいたいの場合レジに表示される数字を見ればいいのだが、数字が表示されない場合には困る。「えっ?」と聞き返しても現地語でかえってくるわけだから、知らない言語の場合には困る。今回のドイツ語も、第二外国語で選択したことはあるとはいえ、そんなの昔のことなので、久しぶりに聞いても理解できないし、パッと数字が思い出せないのである。さらに、スーパーだから、ユーロ単位ではなく、セント単位まで細かく数字を言うので、もうその数字が理解できないと、パニックになる。
我々の味方のSPARのほかに、オーストリアには地元チェーン店であるBILLAというのもある。安めのハンバーガーショップみたいな看板と入り口が気になるのだが、それでもウィーン市内であれば、結構あちこちで見つけることができる。BILLAもSPARもそうなのだが、ウィーンのスーパーマーケットは日曜日は休業なので注意だ。日曜日はみんなが買物できる曜日でいいじゃんとおもいがちなのは、キリスト教徒ではない日本人のありがちな考え。日曜日は安息日なので、スーパーもやはり労働提供の場であるから、休みになるらしい。
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