泊まっているクラウンプラザホテルの中に、アムステルダムのなかでも名門中の名門レストランが実は存在する。その名がドリウス(Dorrius)。不味いと言われているオランダ料理を覆すような料理を提供してくれる典型的なオランダ料理を提供してくれるところだ。ニシンの踊り喰いのような食べ方ばかりが注目されているのがオランダ料理と思われがちだが、このドリウスに行ってからオランダ料理を語ったほうが実は良い。こんなことを言っている自分も、ドリウスに行くまでは「三大不味い料理国」と思っていた場所だったからだ。
ドリウスにはいろいろな客がくるために、給仕する人たちもそれなりに小慣れた人たちが気さくに対応する。ほぼ主要な国からの観光客に対応できるように、最初の挨拶くらいは各国語で出来るようだ。日本語で挨拶されたときには、一瞬ドキッとしてしまった。また、ここには日本語のメニュもあるので頼めば持って来てくれるところも嬉しい。だいたいもともとオランダ料理なんて食えたもんじゃないとおもって、どんだけ不味いか試してみたいと言う気持ちで入ってきていたのだから、現地語や英語ではどんな料理なのかは想像するのが難しい。やっぱり日本語のメニュはそれなりに嬉しいものだ。・ヘンドリーカのニシン、ポテトサラダとビーツ、トマト添え : 11.00ユーロ・国境を超えてその名を知れた自家製エビコロッケ : 8:50ユーロ・当店で評判のドリウス・ザウワークラウト料理、7種のサイドディッシュ : 19.50ユーロ・牛肉の煮込み料理に紫キャベツの煮物とアップルソースをそえたもの ドリウスのオリジナルレシピ : 18.50ユーロ名前の通りにここの海老コロッケは、ほぼ全員が頼む定番メニュの1つになっている。たかが海老コロッケかとおもったら大間違いで、ほとんど海老だけ?というようなコロッケだ。冷凍のコロッケだと、海老の風味がちょっとだけするコロッケになりがちなのだが、ここでは全然違う。評判になるのは当然だろう。
ニシンとポテトサラダの前菜というのは、手の込んだフランス料理のような感じで、食べるのがもったいない気がした。ニシンとポテトサラダって合うのか合わないのか、想像しにくかったが、食べるととてもおいしい。前菜としての量はちょっと多いかもしれないが、是非頼んでみたいところだ。
7種のサイドディッシュの肉料理は、見た目だと「ちょっと足らないんじゃないのか?」と思いがちだが、意外に結構量が多い。ザウワークラウトのせいなのかわからないが、多少肉厚な肉をちょっとずつ食べていると、それなりに固まりの肉を食べているのと同じなのだと思う。
メインの店よりも奥の小部屋のほうで、表を歩く人が眺めることが出来る席で食べるのは、結構落ち着く。
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