2009/05/16

オーフェンロッホ(ウィーン)

ユダヤ広場の傍には、ウィーンで最も美しいと信じるクレント小路(Kurrentgasse)という100メートルにも満たない小路がある。この小路は、昔のままのレストランやアンティーク屋、パン屋や古本屋などが建ち並び、ハプスブルク時代へタイムスリップしたかのような気分を味わわせてくれる。

その小路の8番地には民族衣装のお姉さんがウィーンやボヘミアの伝統料理を振舞ってくれるオーフェンロッホ(Ofenloch)というビストロがある。オーフェンロッホとはストーブとか釜戸の火の炊き口のこと。

ここで食べたものは下記のとおり

・Crayfish-terrine on celery mousse with rhubarb 9.90ユーロ・Ofenloch's Klachlsuppe - traditional Austrian pork soup 4.50ユーロ・Gemishtes Gekochtes - Mixed boiled beef, roasted potatoes, spinach, chive sauce and apple-horseradish sauce 18.50ユーロ・Winner Schnitzel - Breaded and deep fried veal's escalope accompanied by potatoe-lambs-lettuce salad 14.50ユーロ

そして飲み物は当然ビールだ。
店内は、ビストロ系なので、町の居酒屋という感じがして雰囲気がいい。なぜか日本人の場合は、見苦しいからか、店の奥のほうに押し込められていた。自分たち以外のカップルなんかも店の奥のほうに押し込められていたようで、そのカップルの男が短気なのか単なるコミュニケーション不足なのか、一向に注文を取りにこないとか、注文しても料理を運んでこないとか、常にブーブーぶーたれていた。一緒にいた奥さんのほうは困惑気味だった。ただ、団体観光客には人気のところで、12人のおばさん連中やら、ロシアあたりから親戚がやって来たような家族連れのようなひとたちが店を占有していた。料理は全般的に大満足。味よし、量よし、店員の対応よし、清潔感よしっと文句がない。ビストロなので、落ち着いてご飯を食べようと思っている人はダメだろう。飲んで騒いでわいわいやるところにビストロの良さがあるわけで、気取って、物音無しで優雅にご飯というのを望んでいる人には到底想定外の場所になる。

Name : Ofenloch
Address : Kurrentgasse 8, A-1010
URL : http://www.ofenloch.at
Phone : 01-5338844

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