2009/08/02

ブキッ・ビンタン(Kuala Lumpur)

ブキッ・ビンタン通り(Jalan Bukit Bintang)はクアラルンプールの新宿とも言うべき繁華街だといえよう。夜になってこのあたりに繰り出せば、いつまでも帰らない人たちが屯っているのを見ることができるし、店もずっとやっている。なんといっても、車が通る通りなのだが、その車が途切れないでいつまでも行き来しているくらい賑やかな場所だ。おまけに、夜になると通りをライトで装飾している風景が素晴らしい。ここがイスラムの国にはあんまり思えない場所だ。何も買わず、どこにも寄らなくても良いと思うのだが、日が落ちたあと涼しくなったころからこの通りを歩くととても楽しい。混雑しているし、車はびゅんびゅん走っているので騒々しいというのは否めないのだが、その騒々しさがクアラルンプールに住んでいる人たちのエネルギーとして感じられる場所だ。大きなショッピングモールはこの通り沿いにだいたいある。ブランド物のショップがたくさん入っているスター・ヒル・キャラリー(Star Hill Gallery Centre)や、KLプラザ(KL Plaza)、そしてロット10(Lot 10)の大きなモールがこの通り沿いにある。もちろん、この通り沿いだけじゃなく、通りを挟んで南北の道も結構人が集まる場所なので、ブキ・ビンタンは通り名ではなく、このあたり全体を総称して使われているようだ。通り沿いはオープンテラスの店も結構あるのだが、その中でも興味を惹いたのは、水パイプを提供している店があったことだ。トルコあたりでは一般的な水タバコをこんなところで見られるとは吃驚で、その水タバコもいろいろな味付があるのか、甘ったるい匂いをぷんぷん漂わせて、道行く人を呼びこんでいるように思えた。まるで鰻家の客寄せ匂いと同じ気がする。試しにいけばよかったのだが、これを体験しなかったので、帰国してから悔やんでならない。

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