クアラルンプールの代表的な高層建築物といったら、KLタワーを忘れてはいけない。地図で見たらKLモノレールの駅からすぐのように見えるので、簡単にいけるのだろうとおもっていたら、大間違いだった。
国立博物館からKLタワーにいくのに、タクシーで行くのが一番楽だというのは分かっていたのだが、それも芸がないとおもいKLモノレールを選択したのが大いに間違った。先にも記載した通り、クアラルンプール中央駅に隣接していると思ったのに、全然隣接していないで空間的に三次元移動しなくてはいけないし、遠いし、看板出ていないしで、どうにかこうにかモノレール駅まで行く。モノレールからの景色は抜群だったのだが、駅のすぐ傍だとおもっていたブギッ・ナナス駅(Bukit Nagas)が、実は全く意味がない駅だというのは降りてからよくわかった。確かに地図上では最寄の駅である。しかし、KLタワーがある丘を挟んで、タワーにいけるのぼり道が駅と真反対な場所に位置するのである。最寄の上り道にたどり着くまで、駅から約30分もあるかなければいけないので、こんなの最寄の駅でもなんでもない。
スルタン・イスマイル通り(Jalan Sultan Ismail)をモノレール沿いに戻るような形で歩き、そのうちラジャ・チュアン通り(Jalan Raja Chulan)にぶつかるから、そこを右に曲がったあと坂道のプンカック通り(Jalan Puncak)を上っていく。ここまでが結構な距離なのである。歩いてきた人は、更にここからKLタワーが聳え立つ丘の天辺まで歩けるひとはあるいてもらってもいいが、まぁ、駅から歩いてきただけで嫌になってしまうだろう。タクシーでタワーに来たのではない人用に、丘のしたに、丘の天辺までいく無料のシャトルバスが存在するので、それを利用しよう。ガイドでは簡単に「駅を降りたら無料バスに乗っていけば良い」なんて書いているから、最初は駅傍のバス停から出ているのかと思っていたが、これは大嘘であるので注意である。無料バスは15分おきに到着しては出発するような形をとっている。バスといっても、大きなバスではなく、マイクロバスよりも小さいバンみたいな大きな車である。10人も乗れば満員になるようなバスである。これに乗っていけばタワーの入口までノンストップで行くことができる。しかし、ここはマレーシア。時間どおりにシャトルバスが来るわけがない。シャトルバスの運転手もいちおう頑張って上り下りしているので許してあげて欲しい。待てばそのうちやってくるので、バス乗り場で待っていればいいのだ。タワー入口に着いたら入口の切符売り場で高速エレベータ利用と入場券(RM15)を買う。そのまま観光客の流れに乗ってエレベータ乗り場へ歩いていけば、あとは高速エレベータで展望台へ。展望台からの眺めは、クアラルンプール全体が見えるので、町のつくりがよくわかるから是非眺めるといいと思う。眺望抜群なので、クアラルンプールがまだまだ土地がたくさんあり、開発途上にある場所であることが良く分かるだろう。360度ぐるりと見られる高さは276メートルの位置にある。帰りのエレベータホールで降りるエレベータを待っていると、案内をしている女性が暇そうにしていた。でも、イスラムの女性らしい服装をしていたのが印象的だ。
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