KLモノレールのマハラジャレラ駅(Maharajalela)から歩いて10秒のところにあるのが、観音寺(Kuan Yin Teng)である。いかにも中華街に近いところにある中華系の寺だなというのが分かるところである。
訪れたときは平日の午前中だからかもしれないが、誰も訪問する人は他に居なかった。しかし、普段からこの寺は、福建省出身の中国系の人たちがたくさん参拝するためにきているところなのだということだ。
レンガ色の壁に「南無阿弥陀仏」と書かれているところが、なんだか俗世間っぽくてイヤらしい。まぁ、こういうのが中国風の寺の典型的だとおもうので、格式高さを感じるような寺は似合わない。マレーシアの中国系の寺も同じで、格式よりもどちらかというと、生活密着型で、自分たち住民の願いなら何でもかなえてくれる便利屋というのを寺として表現したようなものが多いのだが、この観音寺もその1つだと思う。狭苦しい門を潜ってみると、高台に立っているからだとおもうのだが、それほど広いスペースがなく、すぐにメインの祠にぶち当たる。祠の中には観音様が金色の姿でニヤニヤしながら座っている。だいたい観音様に何をお祈りするためにきているのだろう?それを聞いてみたかったのだが、あいにくここにきている中国系のマレーシア人が居なかったのが残念だ。祠から出て、表を見てみると、なんといま通ってきた門構えの裏側の絵に注目してしまった。その絵がほとんどマンガじゃないかと思うような図柄の神様たちがかかれているのを見つけてしまった。それも真ん中にある腹がタプタプ状態になっているハゲの神様には笑えた。まさか、目指せこのおっさんとして中華系のマレーシア人がやってきているわけじゃないよな?!
1 件のコメント:
私も今日見てきました。日本の寺院とのあまりの違いに唖然とします。同じ仏教なのでしょうか。日本の仏教がしかめっ面をし過ぎているのか、この寺院が中国の仏教としても異例なのでしょうか。よく分からないでいます。アリが
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