マレーシアの玄関口であるクアラルンプールは、マレーシアでは「KLIA」で通じる。しかし、空港からマレーシア市内はめちゃくちゃ遠い。感覚としては、成田と東京、台湾桃園空港と台北間くらい遠い。空港と市内を移動するのは、鉄道を使うかバスを使うかタクシーを使うかのどれかだ。1人なら鉄道でもいいのだが、これが結構高い。2人以上であればタクシーのほうが絶対安い。タクシーはだいたい75~80リンギット。
さて空港内はどうなっているかというと、到着ターミナルは確かに大きいと思う。だが、全体的になんとなく暗い。シンガポールみたいに、使えるものは何でも使って明るく見せているということをしてないからだとおもう。そして、空港内の案内板には、マレー語、英語、中国語のほかに必ずといっていいほど日本語がある。そんなに日本人ってきているんだっけ?というくらい、日本人にとってはありがたい表示だ。だから、本当ならマレーシアに来たのだから、マレー語くらい覚えなくては道で迷うとおもうのが普通だと思うが、空港で日本語の歓迎を受けてしまうので、すっかりマレー語なんて使わなくてもここではいいんだーという思いがでてきてしまう。到着エリアと空港ターミナルは、空港内の接続トラムがあるので、それで移動する。なんだか、北京国際空港のことを思い出してしまった。あそこも意味不明にトラムを乗らされて、遠いかなたのターミナルまでわざわざ乗らされた。どうしてこんなものに乗らないといけないような空港の作り方になっているのかが未だに分からない。帰国時に「ちょっとお土産でも買おうかな」と思った場合には、搭乗手続きをしたあと、ターミナル内のビルで何かを買おうとしたら、ガッカリすると思う。というのも店が無いのだ。何か買いたいなら、このトラムに乗って、乗る寸前までのところまで移動しなければ何も買えないのだ。そして店の種類もそこそこあるのだが、残念ながらどうしてもシンガポールのチャンギ空港と比べてしまうと、見劣りがする。ブランド物の店はたくさんある。ただ、それだけなのだ。もっと一般人に身近な店というのが規模が小さく、そして少ない。これではなんとなく購買意欲がそがれてしまう。金持ちだけがブランドの店で金を落とすなんて言うのはあまりよろしくない。
空港のDFSでなんとなく眼についたのは、タバコのコーナー。普段タバコなんか吸わないので、見向きもしないところなのだが、マレーシアではタバコは本当に体に良くないということを分からせるために、「文字」だけではなく「写真」で見せている。「あんたたち、吸ったらこうなるんだけど、それでも吸いたいの?」と宣伝に入れているところが凄い。思わず目を覆いたくなるようなものを堂々と出しているところが素晴らしい。
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