経済的に中国についで伸びているというベトナム。雑貨天国やご飯がうまいことでもベトナムは、徐々に日本の中にもその存在感というのが出てきたところだろう。そういうベトナムは、これまで汚らしいとか、野蛮なところだとか、鳥インフルエンザの温床だとか悪いイメージが先行していたところだったが、このところそのイメージが払拭されつつあるのではないかなとおもう。特に女性用雑誌の特集にベトナムおよびベトナム雑貨を取り上げられる機会が本当に多くなったと思うのも、その表れだろう。
以前からベトナムには興味があったが、やっぱりなんといっても現地の水が怖くて、どうしても敬遠していた。だいぶ前にタイに行ったときに、滞在初日から水に当たって死にそうになった経験があるため、水道事情が同じように悪いときかされいたベトナムはたとえ文化的に面白そうでも、ほかに行くところがなくなった場合じゃないと、絶対行きたくないと反面で思っていた。
ところがヨーロッパへ行こうと思ったのに、カレンダー的に「シルバーウィーク」なんて呼ばれるほど素晴らしい休み日程であるため、世の中同じように考えてヨーロッパに行こうとしている人がたくさんいたのだろう。いくら待っても行きたいと思っていた飛行機が空かないことに苛立っていたのである。もう潔く、ヨーロッパ行きは諦めて、アジアにするかと決めたのだが、どうせなら行ったことがないところにしようと思い、今回水という危険性はあるにせよ、冒険だとおもってベトナムを選ぶことにした。
ベトナムへ行く手段としてはいくつか方法がある。ただ、今回行きたいと思っていたところは、ホーチミンと古都フエだった。ホーチミンはいろいろな航空会社で行けるとしても、フエは国内線であるベトナム航空を使うしかない。そうなると、ベトナム航空がいいかなと短絡的に決めるのもいやだったので、海外線と国内線を別々の航空会社にした場合とで値段を比べてみた。驚いたことに、日本からベトナム航空を選んだ場合には、ベトナム国内線のサーチャージはゼロ円になり、また国内線の値段が定価の半額以下になることがわかった。たとえばJALでホーチミンまで行き、そのあと国内線をベトナム航空として選んだ場合、国内線のサーチャージはかかるわ、片道15,000円程度の国内線料金になってしまうのである。これで、もう今回の旅行はすべてベトナム航空でいくことにしようと決定である。
続いて泊まるホテルである。水が悪いということを意識していたので、水周りが悪いところは絶対いやだと思っていた。それに意外にもベトナムは物価がめちゃめちゃ低いことがわかった。ということはそこそこ良いホテルに泊まっても、びっくりするような値段にならないことが調べてわかったのである。それならば、そこそこのホテルに泊まっても良いだろうと思った。といっても、値段にしたら、1泊1人1万円までの料金という条件はつけた。あとで考えると、ベトナムで1人1泊1万円というのは、破格にも高い値段である。ベトナム人の収入が月収5万円ということを考えると、すごい大金である。だから、1万円程度でもすごいいいホテルに泊まることができた。
それにしてもフエにいくと決めたのは良いが、フエに行く飛行機の本数が少ないこと少ないこと。それに変な時間にしか飛んでいないことがわかった。早朝と昼と夕方という1日3本。朝9時ごろに出発してっという素晴らしい出発日程という便がフエ行きにはまったく存在しないことがベトナム航空のサイトを見てわかった。そうなると、日程に組み合わせが難しくなる。最初にホーチミンで遊んであとでフエからホーチミン経由で日本に帰るか、それとも、先にフエに行き、そのあとホーチミンで帰国まで遊ぶかである。前者にした場合は、日本への帰国便の間が6時間以上離れているために、そのあいだ何をしたらいいのだーと困ることがわかった。ベトナムの交通事情も渡航前にはわからないわけだから、大渋滞に嵌ってしまったら、トランジット時間の間に空港に戻ってこれなくなるかもしれないからだ。後者の場合は、日本出発日にフエまで行くことができず、1泊どうしてもホーチミンに泊まらないといけない。結局のところ、行きの飛行機が夕方出発だったこともあり、到着当日は夜になるから、そのままホーチミンで1泊して、次の日にフエに行く後者の案を選ぶことにした。
結局のところ、下記の日程でベトナム旅行を考えて実行した。
2009/9/19(Sat) VN957 NRT 18:05 → HCM 22:15
ホーチミンサイゴンホテル泊
2009/9/20(Sun) VN252 HCM 13:20 → HUE 14:40
インペリアルホテル泊
2009/9/23(Wed) VN253 HUE 15:30 → HCM 16:50
シェラトン・サイゴン・ホテル泊
2009/9/27(Sun) VN950 HCM 00:05 → NRT 07:50
航空券の値段は、もろもろの税金を入れて、1人105,850円だった。
ヨーロッパに行くより断然安かった。
帰国後は、無性にベトナムのファンになってしまったので、ベトナムに関する書物をこれからまたブックオフで探して読みまくろうと思う。そして、今度は北部のハノイと中部の都市であるダナンに行ってみたいと思う。
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