2009/10/07

Shelaton Saigon Hotel and Towers (Ho Chi Minh City)

ホーチミンでの宿泊は、シェラトン・サイゴン・ホテル(Sheraton Saigon Hotel and Towers)を選んだ。選んだのは自分ではなく友達だ。たまたま友達が加入しているマイレージプログラムで、なぜかプロモーションとしてスターウッドプログラムのゴールドカードが勝手に送られてきたらしく、それを利用したいというのが理由だ。メリットとしては、空いていればワンランク上の部屋に泊まることができたり、通常なら12時のチェックアウトのところを、16時まで利用できるということ、それからエグゼクティブフロア-を利用できるため、無料でエグゼクティブフロア客専用のラウンジが使えるというのが理由だ。以前、クアラルンプールのウェスティンに泊まったときに、快適に過ごしたことが記憶にあるので、値段と相談して今回はホーチミンでもちょっと贅沢な気分になってみようと思った。まず、入口を入ってから、チェックインをする際に、既に入口が違うのである。通常の宿泊客はそのまま真っ直ぐカウンターに向かえばいいのだが、エグゼクティブクラブに泊まる客は、入口を入ってすぐ右側にあるエレベータに乗って5階にあがる。そこでチェックインを行なうのだ。その場所はチェックアウトのときも同じである。まるで専用のコンシェルジェのようにその後接してくれるのが嬉しい。チェックインのときに、帰国時間が夜中の12時なので、部屋の利用が規定の16時以降もしばらく使って良いのかというのを、ダメもとで聞いてみた。最初は自分達が通常会員だからというために「半日分の宿泊料を戴く」という返事だったのだが、タダでゴールドカードを貰ったとはいえ、「いちおうゴールドカードで確か16時まで使えると思うんだけどー」と言ってみると、対応してくれた女性が後ろのマネージャーと交渉してくれて、「それなら18時まで利用してもらって良いですよ。さらに部屋は18時までですが、ラウンジはチェックアウトの後でも利用しても結構です」という返事を貰うことができた。交渉してみるものだなと思った。ホーチミンに来るときに、チェックアウト後、荷物は預かって貰うとしても、どこで何を過ごすかということと、体がベトベトの状態で帰国するのはどうしても嫌だなとおもっていたし、事前にホーチミンの国際空港では、シンガポールのチャンギ空港のようにシャワールームがあるとは調査しても無いことがわかったので、どうしても着替えて帰りたかったのである。OKを貰ったのは貰ったが、その後、この女性の係員には大変世話になった。
日本人だとどうしてもホテルのスタッフへ迷惑をかけてはいけないという暗黙の遠慮により、あまりスタッフへ要求をしたりすることはないとおもう。これは日本国内でも海外でも同じ行動をとっているのではないだろうか。だから、海外のホテルスタッフから見ると、日本人は礼儀正しく、律儀で、遠慮深く、綺麗に部屋を使うというので評判なのだろう。だが、当然困ったことはホテルでも当然あるもの。そういうときには、是非ホテルスタッフにいろいろ頼むのもよい。ただし、ぶっきらぼうに何でも頼めば良いものではない。それじゃ、中国人やヤクザとおなじ振る舞いになってしまう。

エグゼクティブラウンジについては、別途記載したいと思うのだが、それ以外のことについては、ここで記載したいと思う。

部屋には鍵がないとエレベータは上に上がれない。鍵に行けるフロア情報が入っているためだろう。保安上の問題のために組み込まれている仕組みであるため、面倒くさい手間があるとは思うが、これは安心して宿泊できるというもの。ただ、たまにエレベータに乗るとき、カードキーを挿すのを忘れて、エレベータが動かないというときもあったが、そういうボケてしまうこともこの仕組みのせいだろう。

さて、部屋に行ってみることにしよう。
部屋はとても広く、とてもスタイリッシュな雰囲気であり、使いやすい空間があり、滞在中はとても優雅に過ごすことができた。まずは、部屋の中央にベッドがあり、部屋のなかのソファは、ベッドの足元に存在する。こういう配置になっているのは部屋が広いから出来るのだろう。ソファがあるということは、テーブルとテレビもその位置から良い場所に存在するのである。最近のアジアのホテルに導入されているのは、壁掛けの薄型テレビであり、このシェラトンでも同じようなタイプのテレビが存在した。テレビだけではなく、この部屋はAV機器としてかなり充実しており、別途DVDプレイヤも接続されており、iPodを持っている宿泊者であれば、iPodが接続できるステレオやテレビへ映像を流すことができる仕組みも標準で装備されている。iPodを携帯プレイヤとして、それを携帯する人は世界中に多い。そういう人たちのニーズに柔軟に対応しているところについては、先端を行った先見がある。日本のホテルはまだまだ対応が遅れていると思う。ベッドの隣には、ビジネス用のデスクがある。ここには、ビジネス客としてここに泊まるひとが使うように、大体必要なものは揃っていると思われる。もちろんネットにも接続は可能である。ビジネスエリアとして使うためとはいえ、その空間は広すぎはしないかと疑問に思うが、広いことで文句を言うのもなんだか貧乏くさい気がした。しかし、デスクのところにあるコンセントの数については、最初はなんでこんなにたくさんあるのだ?と疑問視してしまったのだが、最終的には自分でもこのコンセントを全部使っていることに気付いた。バスルームのほうは、シャワールームと湯船は一緒のスペースになっているが、決して湯船のなかでシャワーを使うというものではない。日本の風呂のように、湯船の外でシャワーを浴びることができるために、日本での生活風に対応できるのが嬉しい。別々になっているところも他のホテルではあるのだが、だいたいは湯船から出たあと、一度シャワーがある場所へ移動して、改めてシャワーを使うというのがあるが、そういう面倒なことが無いだけ便利だ。アメニティもずべて揃っているため、必要以上の洗面道具を持ってこのホテルに泊まる必要は無い。こういうところが良いホテルの便利なところだろう。1日2回部屋へルームキーパーが入るため、アメニティ好きのひとであれば、朝と夕方に入るタイミングの前に、必要なアメニティを全部貰ってしまうのがいいかもしれない。でも、もらったアメニティをいつ使うのかというのは結構難しい。アメニティがあまりよくない場所へ行くときには、これらを使うのが一番いい。あとは、無料のミネラルウォータも配布されるので、これは大変重宝した。ホーチミンに来て、もちろん大きなペットボトルも購入したが、持ち歩くためにはホテルに常備されたペットボトルの大きさが一番便利だ。ただ、ミネラルウォータだから、味気が無いのが面白くない。部屋着として面白いなーとおもったのが、普通のガウンのほかにベトナム風の衣装みたいなのが設置されていたことだろう。デザイン的にはベトナムと中国のあいのこみたいなデザインであるため、これがベトナム風といわれればそうおもうし、いや、これは中国風だといわれればそんな感じもする。部屋からの風景としては、あんまり良い景色ではないと思われるが、それでもホーチミンの川を眺めるほどの高さもあるので、まあまあの景色だ。ただ、やっぱり大きく、そして混沌として発展途上の街の中に立つホテルであるため、いまはまだ景色はよくない。今後はおそらくもっと街並みが整備されてすばらしい景色が見られることだろう。Sheraton Saigon Hotel and Towers
URL : http://www.starwoodhotels.com/sheraton/search/hotel_detail.html?propertyID=1449
Address : 88 Dong Khoi Street, District 1
TEL: (84)(8) 38272828

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