シンガポール到着翌日に、朝ごはんを兼ねて、実はイースト・コースト・シーフード・センタ(East Coast Seafood Centre)に行こうとおもった。毎回チャンギ空港から街中に行く際に、途中にイースト・コースト・ロードをタクシーで移動する際に、必ず左側に見える海鮮料理レストラン群が気になっていたからだ。特に、日が暮れたあとにこのあたりを車で走ると、チリクラブで有名なジャンボ(Jumbo)の赤い看板が目について、「ここで食え」と誘っているように思えたからだ。そんなレストラン街にいけば、ランチメニュでもあるだろうと行ってみることにし、ホテルからタクシーで移動することにした。
しかし、タクシーに乗ってすぐにドライバーが「本当に行くのかね?」と聞いてきた。何をわけのわからんことを言うのだ、このオヤジは?と思ったので、「どうして?」と聞くと、「いま行っても、何にもやっていないよ。17時からじゃないと店はやっていない」と言うではないか。えっ?そうなの?夜のみのレストラン?知らなかった。でも、すでにタクシーに乗っちゃったし、どっか無いのかなと聞いてみると、もうちょっと先にあるイースト・コースト・ラグーン・フード・ビリッジ(East Coast Lagoon Food Village)なら、昼間でも食べるところは有るというから、「じゃぁ、そこで」とほとんど他人任せの、行き当たりばったり移動をしてみた。
イースト・コースト・ラグーン・フード・ビリッジ(名前が長いので「ラグーン・フード」にする)は、イースト・コースト・シーフード・センタのさらに海岸沿いをチャンギ方向に行ったところにある。さて、タクシーでラグーン・フードに降りてみたところ、目の前に、どこかのテーマパークの入り口らしき門構えがある。門の前には駐車場が広がり、今営業中だからというのがわかるように、その駐車場にはたくさんの車が止まっていた。入り口のゲートを潜ってみると、ビーチリゾートのようなエリアが広がって、いかにもここが海岸沿いに有るところだというのがわかるところだった。椰子の木が茂り、砂浜では砂で作った城のコンテストをやっている最中だった。そしてその砂浜に面したところに、ラグーン・フード・ビリッジはあるのだが、ぱっと見たときに、確かに営業している店はあるものの、それがたいていは飲みもの屋だったり、ファーストフードの店だったりして、せめて、フードコートの屋台村くらいのものがあるのかと思っていたら、ぜんぜんそんな店は、こんな暑い昼間の時間にはやっていなかった。客はちらほら見受けられたが、それらの客は昼ごはんを食べるためにここにやってきているという感じではなく、ちょっとのんびりするために骨休みをしているという感じだった。それでは目的の「ご飯を食べる」というものには程遠いので、ここはすんなり通過することにした。それにしても、名前に「ラグーン」と付いているということは、このあたりに潟というか沼というか、なにかしらの水の塊みたいなのがあるんだろうか?と探してみると、さらに奥のほうにいくと、それらしき水溜りというか、池というか、それなりの大きさの水の塊があった。
よく見ると、なにか水面で水が跳ねたような感じがするものが見える。そのあと、目の前をシャーっと滑っていく人を見つけた。どうやら水上スキーをやっているようである。ここでは、大きく円を描いたトラックみたいな形に控えたワイヤー上に、スキー場のTバーリフトみたいな感じの定期的に走っていて、それを引っ張るように、水上スキーをやる人は滑っていく。本来ならモーターボートが運転したところを、水上スキーの人は引っ張られる形なのだと思うのだが、この方式を取れば、余計なコストを掛けずに、やりたい人だけやればいいというのができるから便利だ。ただ、途中でこけたときとか、最終的に終わらせるときにはどうやるのかなというのは疑問に思った。
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