マラッカは福建語の街である。それは福建人がたくさん移住してきているからであり、その出身母体の福建系の人たちが集まる集会場のような役割をしたり、情報交換の場になったりしているのが、福建会館である。福建会館という名前の建物は、世界各地に存在しているのだが、ここもそのうちの1つである。
海を渡ってやってきた福建人たちがたどり着いたここマラッカでも、やはり彼らがもともと信仰していた海の神様である媽祖のことは忘れられない。だから、会館の奥には媽祖廟が飾られているのである。それにしても、入り口の派手な門構えは、ずいぶん前に作ったきり何の手もいれていないというわけではなく、定期的に手が入って奇麗に保っているなと思った。
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