2010/05/12

クアラルンプールからマラッカへ

さて、空港から外部へ行くには、いくつか方法がある。バス、タクシー、など。バスもいろいろな方面へダイレクトに行くことができるが、何時に出発するかはかなり左右される。そういうときにはタクシーで移動するのがいいかもしれない。マレーシアは日本人感覚だと安いし、便利なので、タクシーを選ぶのがいいと思う。

クアラルンプールからマラッカまでは、タクシーで移動するには、車の大きさにもよるが、一番小さい車のバジェットタイプだと、140リンギット。少し大きなタイプの車のプレミアタイプだと221リンギット。マラッカの最終目的地がどこであれ、料金は均一になっているので、心配は無い。荷物を受け取ったら、タクシーのカウンターで行き先を言うだけでよい。クレジットカード払いは出来ないが、現金前払いをここで行うと、チケットをもらえる。そのチケットを持ってタクシー乗り場のほうに行くと、乗り場には誘導員が居るので、その人にチケットと行き先を言えばいいのである。

今回、マレーシアにいくだけなのに、でかいトランクを持って行ってしまった為に、タクシーのチケット売り場のおばさんが、「そんなデカいトランク2つは、バジェットタイプは無理」と言われて、強引にプレミアタイプのタクシーに乗る羽目になってしまった。最初は「なんでぇ~?乗るでしょうぉ?」と食い下がったのだが、ダメダメ!と拒否された。そして、最終的に駄々っ子に見えたのか、こいつらと相手をしているのは疲れると思われて、そのまま隣のカウンターのおねえちゃんと談笑し始めた。たぶん、日本人のクセにケチ臭いことを言わないで、さっさと払って乗れば良いジャンと思われたんだろうと思う。まだまだ日本人=金持ちと思われているのはマレーシアでも当然のようである。

不本意ながらプレミアタイプのタクシーに乗ったのだが、これがなんとベンツのタクシー。ボロい服を着た若造がこんなタクシーに乗っていること自体が、傍から見ると滑稽に見えるが、まぁ金を払ったから特権を買ったともいえよう。ドライバーはとても親切で、道中はめちゃくちゃ飛ばしてくれた。速度メータをみると、コンスタントに140km/hくらいで走っていたと思う。

マラッカまではタクシーでだいたい1時間半。バスだと2時間くらいの距離だ。その道中のほとんどが高速道路を走るので、ドライバーとしてはかっ飛ばせる場所でもあるといえよう。高速道路の料金は、いくつかのゲートを潜る際に現金を支払っているところを見ると、5リンギットくらいしか払っていないような気がした。とても安い。ただ、車窓の風景は全然おもしろくない。ジャングルを切り開いて高速道路を作ったみたいなところの道路をずっと走っているので、なかなか風景が異なる様子が楽しめない。

クアラルンプールの空港は、名前がクアラルンプールと付いていても、全然クアラルンプールの大都会の様子を感じられない場所にある。そんな場所からマラッカへの道のりはつまらないだけなのだが、マラッカに近づくと、いきなり都会が目の前に出てきたことがわかり、田舎ものが都会に出てきて、おぉすごいっとおもうような感覚を感じることができるのがおもしろい。

ちなみに、バスでマラッカに行く場合には、空港から1人25リンギットで行くことができる。時間はタクシーよりは遅いのは前述の通り。それに、バスは街中に到着するのではなく、マラッカの北部にあるバスターミナルまでしか行かない。観光地になっている場所あたりにホテルを予約したのであれば、さらにそこからローカルバスに乗るか、タクシーで移動するしか方法が無いのである。そんな乗り換えの不便さを考えるのであれば、やっぱり空港からダイレクトにタクシーで行くほうが断然便利だと思う。

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