東京からシンガポールへの往復は、今回「も」シンガポール航空を選んだ。やはり、台湾以南へ行く際には、シンガポール航空に限ると思う。と、前置きをしたが、実態は当初、ヨーロッパに行く予定で、それをシンガポール航空で行こうとおもっていたからであり、シンガポールから先の飛行機が最終的に席の確保ができなかったからだ。ゴールデンウィーク初日の4月29日に出発するから、成田空港もさぞめちゃくちゃ混んでいることだろうと思ったのだが、空港までのバスもスムーズに到着したし、ターミナルもぜんぜん混雑していなかった。テレビカメラの報道陣たちが、空港の混雑振りを報道しようとしていたようだが、たぶん拍子抜けだったことだろうと思う。
事前にウェブで座席チェックインをしたおかげで、空港での荷物預けやチェックイン作業はほとんど待つことなく終了した。やはり事前チェックインは重要だ。シンガポール航空みたいに48時間前にチェックインできるのはなかなか少ないと思う。
11時40分発の飛行機は、なぜか10分繰り上げの出発がチェックイン時にわかっていたが、たぶん臨時便の出発やら人の混雑やらを考慮して、早めの出発になったことなのだろう。
さて、今回は脚が悪い人間が1人同行していたこともあり、優先搭乗の権利を得ることができ、誰も乗っていないエコノミー席の様子を撮影することができたのはおもしろかった。どうせなら、非常口席のところがほしかったところだが、まぁ、シンガポールまでの飛行機なら特に文句は言う必要が無い。これがシンガポールからヨーロッパまでのフライトだったら、絶対座席主張をしていたと思う。A380は巨大飛行機であり、毎回乗って思うのは、やっぱりエコノミー席でもパーソナルディスプレイの画面がかなり大きいのがうれしい。映画を見る際にはかなり適していると思う。それと多民族国家シンガポールなので、登録されているオンデマンド番組もかなり豊富なのが嬉しいところだ。ただ、座席でいうと不満なのは、フットレスが邪魔であること。背の低い乗客であればありがたいものなのだろうが、背が有る程度高い人間にとって、こんな邪魔なものは無い。脚が入る場所が無いのだ。さらに狭いエコノミーでは、前の座席下まで足を伸ばして、できるだけ、フラットの状態になって寝てみたいという欲望はある。そういうときに、このフットレスが上がった状態であっても、くるぶしあたりにぶちあたる違和感はとても嫌だ。どうせなら、もっと座席を高くしてほしいところだ。
行きのご飯は次の二種類である。
■インターナショナルセレクション
・海老のマリネ、ロメインレタス
・蜂蜜風味のローストチキン ペッパーソース、野菜、ポテト
・チーズとクラッカー
・アイスクリーム
・パン、バター■和食
・前菜の盛り合わせ
・冷たい季節の麺
・ビーフカレーライス 薬味添え
・せんべい・アイスクリーム
・パン、バター
どちらのメニュを選んだとしても、少し前に乗ったユナイテッド航空の刑務所メニュに比べたら豪華に見える。ただ、一度で良いからシンガポール航空の場合はビジネスクラス以上の席でご飯を食べてみたいところだ。
帰国便は、5月9日(日)の朝の便であったが、チャンギ空港に単純に到着したことはここしばらくなく、いつもなら乗り換えのためだけにチャンギ空港を使っていたりするので、なんだかいつもとやることが違うので調子が狂った。通常なら、ヨーロッパから早朝にチャンギ空港に到着し、空港内のシャワー室でシャワーを浴びてから、軽めの朝食を取ったりするが、それを今回はすべて済ませた後に空港に来ているからだ。
化粧品を買って帰ろうと思ったのだが、いつも買っているやつが、なんといろいろなものとの詰め合わせセットでしか売られていないことがわかった。それも空港内の免税店ではどこも同じであった。もうシンガポールの空港では何の用事もこれでなくなってしまった。買うならやっぱり台北で買うことにしよう。シンガポールは単なる通過点でしか利用価値がやっぱり無くなった。
さて、帰国便の飛行機は、ずいぶん前にヨーロッパへ行くためのフライトが出発3時間以上遅れたときに使われたゲートであった。そのゲートを見るたびに、嫌な思い出が出てくる。そのときには、深夜2時を廻っていたにも関わらず、通常なら店は全部閉まっているし、一度荷物検査をしたこともあるので、好き勝手に歩き回れない客のために、シンガポールの空港で炊き出し隊が出たほどだった。中華系の人にありがちな「とりあえず何か食わせておけば、客は黙っているだろう」という作戦だったのだろう。しかし、こんなクソ眠い時間帯に何か食いたいと思っている頭のおかしい客がいるわけもないので、この効果は逆だった。飲み物のサービスが出てきたときだけ大盛況だったのは言うまでも無い。そんな事件が起こったゲートだったので、また今回もなにかしらのトラブルがあるんじゃないかと、ひそかに期待していた。
しかし、問題なく機内へ乗客は入っていき、離陸も時間通りに行くことになった。隣に座った人は臭いインド人系ではなかったことも良かった。
帰国便の飛行機のミールサービスは下記の通り。
■インターナショナルセレクション
・スモークサーモンとアジア風スロー 麻風味クリームドレッシング添え
・チキンのマスタードソース、野菜の煮込み、ポテト・チーズとクラッカー
・アイスクリーム
・パン、バター■和食
・前菜の盛り合わせ
・冷たい季節の麺
・ビーフの味噌風味煮込み、ポテトと野菜添え、ご飯
・せんべい・アイスクリーム・パン、バターシンガポール航空は全体的にいい印象だが、なんとなくご飯のメニュも年々しょぼくなってきたような気がするし、客室乗務員の質もなんとなく悪くなってきている感じがする。シンガポール航空に乗りすぎているという話もあるため、シンガポール航空のサービスに対して麻痺してきたということも考えられるが、いや、なんというか、うそ臭い笑顔がたまに気持ち悪いと思うようになってきたというのもあるだろう。
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