2006/11/30

ろへろへ

台湾に行くとコンビニはたくさん日本と同じようにお菓子が売られているのが分かる。台湾のコンビニの数は、人口比に対する数が世界一多いところなのである。確かに、いたるところに、ファミマはあるし、セブンイレブンも見つけられる。酷いところだと、4つ角全部がコンビニで埋められているというのもあるし、さらに酷いのが、同じ系列のコンビニが道路を挟んで2軒もある場所もある。



そんなのはどうでもいいのだが、そのコンビニで売られているお菓子のうち、前から気になっていたのが、謎の言葉が書いている「ろへろへ」だ。


だいたい、「ろへろへ」って何だよーと、ツッコミを入れたくなる。確かに台湾には、意味不明な日本語表記をしている看板がたくさんあるし、その一種なのかと思うのだが、実際にこの「ろへろへ」の意味を最近知った。



あれは実は日本語の平仮名ではなく、単に台湾での「発音記号」だった模様。その書いている読み方は、正式には「ne ne」と呼ぶようで、台湾中国語の幼児語にあたる「おっぱい」という意味だそうだ。



このお菓子は、牛乳で作ったサブレなので、こういう名前をつけているらしい。

台湾新幹線また延期?

台湾新幹線がまた開通を延期した。延びに延びて、結局来年の1月に開通するとのこと。一体、本当のところはいつ開通するのだろうか?だけど、台北駅ではすでに開通前に必要な準備は整っているようで、切符売り場だけは全部自動になるよう用意されているようだ。

十分瀑布

台湾には風光明媚な場所がたくさんあるのだが、台北からいける場所として十分という場所もその1つだろうといえる。
十分にはいくつかの行き方があるが、旅行者にとって簡単な方法は、やはり電車での乗り継ぎだろうとおもう。バスの場合、まず乗り場を探すのが大変だ。それからどこで降りるのかが難しい。その代わり、電車の場合は決まっているので前もって調べておけば簡単だ。

電車の場合、台北から瑞芳まで行き、そこから単線の電車に乗るのが一番良い。しかし週末に台北から郊外にいく電車はすべて混んでいる。だから週末にどこかに行く場合には、必ず事前に電車の予約をしたほうが良い。運良く、行きの電車に座れたとしても帰りの電車の予約を行きの電車の切符を取るときに一緒に取るのが一番いいだろう。そうしないと、「無座」の切符でずっと立っているしかなくなるからだ。

瑞芳までは比較的電車は多く走っている。花蓮や台東へ行く電車に乗ればいけるからだ。ここまで自強号でだいたい35分。しかし乗り換える単線の電車である平渓線に乗り換えるためには、なぜか瑞芳で改札を出なければならない。同じ台湾鉄道の支線なのだが、そういう仕組みなのだろう。ちなみに瑞芳駅構内では平渓線沿線全域をフリーで乗れる切符が売られている。1日70元。

十分駅までは約30分で到着。電車が来たときにはほとんど人が乗っていないのに、出発寸前になったときには、同じように十分に行く観光客がたくさん電車の中を埋めている。大華駅と十分駅が目的地の瀑布へ行く一番近い駅なのだが、十分駅から行くのが一般的。十分駅は本当に小さい田舎駅という感じがする。
駅から瀑布に向かう際、しばらくは線路沿いに店が連なっており、そこを歩くと映画「Stand By Me」のような気分になれる。
駅のすぐ傍には、つり橋がある。名前は「静安橋」。
駅から少し離れると、昭和30年代のような雰囲気の町の風景が出てきた。
十分の瀑布があるところは、「風景区」という場所に出てくる。ここからは瀑布がある総合公園の入り口になる。
また川を渡り、しばらく川沿いを歩いていくと、鉄橋と小さい滝に出くわす。
そこからは線路沿いに歩いていくのだが、これがほとんど電車が来ないので、ほとんどの客は線路を歩いていく。ところがいちおう鉄道局においては、「電車は危険」という看板を掲げているけど、「来なければ平気だろう」と思っているひとが大半なので、誰も看板の存在を見ていない。
十分瀑布の入り口は、少しは観光客が集まるところなのだから看板くらいまともにしてよーというところが目印である。
十分瀑布は写真では見たことがあるのだが、やっぱり間近で見るとその迫力は見事だ。もう何も言わないので、写真だけでお楽しみいただきたい。
帰りの切符を買っていない場合には、絶対十分駅で買うべきである。車内で買うなんていうのは絶対辞めたほうがいい。まず買えない。