日本では4月は何かを始めるスタートの時期である。まずは、最初にリーマンの世界でスタートが始まる。この間まで好き勝手に過ごしていた学生が、4月1日から社会人としてスタートするというもの。それと、既にリーマンとして生活している人も、4月1日付けで異動をして、新しい職場でいろいろチャレンジをするというような人も居ることだろう。そのあとには新入学生が登場する。学生もどの階級の学校かによって、新入生の始まる時期が違う。一番早いのは大学生で、一番遅いのは小学校だろう。
いずれにしろ、4月の第一週というのは、上記の新人たちが、気合を入れてがんばろうとおもっており、そういう人たちが朝の通勤電車にわんさか乗り込んでくるのである。一番空いているのは、その新人たちがやってこようとする直前の3月終わりと、お盆の時だと思うのだが、まぁ、4月の第1週から第2週あたりの、新人たちの気合の入り方がハンパないときの電車の混みようは本当に嫌だ。
社会人に関して言えば、リクルートスーツをそのまま働くためのスーツに転用して、それでいかにも新人ですというのを丸出しにしているのは、見ていてすがすがしいという気はする。ところが、それは会社の中に居る間だけのことである。通勤時間帯での新人というのは、特に地方からやってきたやつらにとって、東京の電車の混みようになれていないことと、人込みに流されて、暗黙の了解のように人の流れになっているところに乗れない人も結構居るために、何やっているんだよー、こいつは!というような人が結構、駅のコンコースや改札口傍のところにはたくさんいる。更に言うと、特に地方出身者は、東京のひとが駅の中をさっさと歩くスピードに付いていけない人もいるみたいで、そのうち慣れるんだろうが、一人だけ周りのスピードに遅れるために、その後ろを歩いていると、本当にイライラしてしまうときがある。
通勤電車で言うと、特に新人や新しい職場に移ったひとは、最初は職場のひとにいい印象を持ってもらおうとするあまりなのか、始業時間のだいぶ前に会社に到着するような時間帯の電車に乗る人が多いみたいで、そのために早い時間帯なのに異様に混んでいるというときもあるのだ。ただ、人間、長く気合が入っていることを続けることができないようで、2週間もすれば、だいぶチラホラと分散して出勤してくるようになることだろう。もっと言うと、学生も含めて4月だけは早い時間帯に乗っている人が多いけど、ゴールデンウィークという、途中の中休みを経過してしまうと、その気合は全くなくなってしまうようで、ゴールデンウィーク後の電車は、普段の通りの混雑振りに戻ることになる。
社会人だけではなく学生なんかもこの現象は同じなのだが、学生なんか最初だけ登校して、そのうち学校に来なくなるんだから、最初からいかなければいいのにと思ってしまうのはダメだろうか?日本の大学は勉強しなくても卒業はできる仕組みになっている。人間関係を保ち、いかに横のつながりを作って、過去問を仕入れて、情報を収集しておくかがテストをクリアするための唯一の手段になっているからだ。だったら、最初から情報を持っている人を探しておいて、あとは必要なときに必要な情報を引っ張ってこられるインデックスを作ればいいだけのことなのだが、それが最初の4月には分からないので、やっぱり学校に行ってしまうことなんだろう。
新学期や新年度になったら気合が入っている人が増えるのはわかる。みんな期待をしているからなのだろう。しかし、その期待に胸を膨らませている人が、ずっとその希望を持ち続けていることはかなり少ないと思う。だいたいが途中で脱落する。気合が入っているのを、アニマル浜口みたいに持ち続けている人であれば、それは応援したい。しかし、途中で投げ出すひとが大半なのだが、そういう人を見ていると、最初から気合なんか入れなければいいのにと思う。
そういう現象を垣間見られるのがこの時期なのだろう。
2012/04/11
会社のPCがぶっこわれた
事の発端は、会社のPCのCドライブの空き容量が少なくなってきて、長年使っているような古いPCだから、どうせゴミファイルがたくさん溜まっているのだろうというところから始まった。削除したファイルを完全に消すツールなんかを使ったり、デフラグを使ってみたのだが、あまり効果が無かった。もうちょっと消せないのだろうか?試行していたところ、Cドライブ直下に「System Volume Information」フォルダがあり、普通ではアクセスできないフォルダになっている。ここには、システムが破壊されたときに復旧する際の必要なデータファイルがあったようなのだが、このデータ容量が複数のフォルダで数GBも存在していた。フォルダのタイムスタンプを観ると、ずいぶん昔の日付になっているので、こんなもん要らないだろうとあっさり削除した。
Cドライブの容量はかなり増えたのだが、なぜか動きが変。なんだろうなーとおもったら、Cドライブ直下のWindowsディレクトリの中身が全くなくなっているようになってしまった。直接Windowsディレクトリにアクセスして、中身を消した覚えは無いのだが、どうやってもWindowsディレクトリの中身は見えないのである。Windowsディレクトリの配下にはOSに必要なDLLファイルや、OSに関連するソフトのファイルも入っていたりするために、ここが全くなくなってしまうということは、WindowsとしてのOSが使えないことと同じだと思っていた。
ところが、Officeファイルは普通に開くこともできるし、書き込みもできる。そしてブラウザを使ってネットへの接続もできる。ファイルシェアされたサーバへのアクセスも可能だ。自分の知識ではこのあたりのファイル操作にはWindows配下の関係ファイルが必要だと思っていたのだが、実はそうじゃないのか?もしかしてとおもい、コマンドラインから、Windowsディレクトリ配下にあるSystem32フォルダへアクセスしてみた。当然、「そんなものは存在しない」というメッセージが出てくるかと思っていたら、出てきた。見える。ということは、単純にWindowsディレクトリが壊れてしまっているのだが、その配下にある関係ファイルは生きているように見えるということだ。
Windows自体が持っているシステム復元のツールを使ってみるのだが、System Volume Information のデータを消してしまったので、復元するための情報を保有していないから復元できない。それならばと、ディスク診断ツールを使ってみてHDD的に壊れているかどうかを調べてみることにしたのだが、Windowsが持っているツールだと「RAWデバイスには使えません」というのが出てきた。RAWデバイス?!?なんじゃ、それ?
調べてみると、どうやらこれは本来各パーティションがどういうファイルシステムかというのを情報として持っているはずなのに、その情報が消えてしまったため、パーティションは分けられていて、いくつかのファイルが生きているとはいえ、ファイルシステム自体がご死亡されている状態と同じ。それも起動に必要なマスターのパーティションがこの状態では、再起動した場合には絶対に復活しないのは目に見えている。幸いにもDドライブのほうにはデータのほとんどが残していたし、さらにバックアップとして、ファイルサーバのほうに必要なファイルはメールも含めて保存していたので、一層のことHDDのフォーマットをしても平気だと楽観視していた。ファイルシステムがぶっ壊れたときに、まだネットが使えたことが幸いだったのだが、このときにバックアップをできていたのは大変助かった。
その前に、HDD自体がもしかしてぶっ壊れていたとしたら、いくらフォーマットしようとしてもそれはできない結果になってしまう。そうなるとマシンを交換しなければならないという、社内では面倒くさい手続きを取らないといけないことになるので、それだけはどうしても避けたかった。その面倒くさい手続きに付いては、後に記載したいと思う。まだマシンが生きている間に、HDDにセクタを含めた診断をすることで死んでいないということを確認したかったし、あわよくば、ファイルシステムを復活してだめになったマスターパーティションを復活させたいと思って、ネットで調べて見たところ、まずはTest Diskというツールがあることを発見する。
Test Diskに関する詳しい説明は、別のサイトで丁寧に説明がされているので、そちらを参考にして欲しいのだが、これを使うと消えてしまったパーティション情報を復活することができるということなのだ。もしファイルシステムを元々持っていたNTFSに復活することができるのであれば、Windowsの持っているディスク診断ツール等でHDDの診断ができると考えた。説明書きを読み進めていくと、「二度と立ち上がらなくなるかもしれないが、それは個人の使用におまかせする」なんていう他責とも思われるような記載があって、最初は使用をするのをどうしようかと迷った。でも、もう壊れていてどうしようもないのだとおもったので、ここは潔くツールを使ってみる。Test Diskによって、一応問題はないような結果が現れ、再起動を促すようなメッセージが出てきた。
この再起動によってファイルシステムが復活するだろうと期待したところ、再起動後は「System Diskが見つかりません」というのが出てきた。は?どういうこと?そこで、PCをBIOSレベルで確認する画面で起動の設定を確認してみた。プライオリティでは、1番目にHDD,2番目にCD,3番目にFDDというような設定になっていたのだが、よくよく見てみると、HDDはラベル情報は持っているのだが、容量が0KBになっているではないか。ど、どういうことだ、これ!?と思ってしまう。言い換えれば、このPCのBIOSから観ると、ハードディスクらしいものは存在するが、その容量は何もないということである。なにかの間違いだろうと思い、何度もBIOS設定画面でPCが立ち上がるようにやってみたのだが、状況は変わらない。もしかしたら、リカバリディスクがあれば復活ができるかもとおもい、ちょっと前のPCだから、HDDに組み込まれたリカバリメディアではなく、CDで供給されているリカバリディスクを使って立ち上げてみる。CDは問題なく読み込めることができたので、そのなかの設定で「リカバリ」というのがあったから、それを選択してみる。ところが、リカバリをしようにも、リカバリするべきハードディスクが見つからないというようなことを言ってきた。リカバリディスクでも復活できないということになると、困ったことになった。別にツールをCD起動をしてみて、HDDに故障があるかどうかを診断してみることにした。このツールを使うことで、HDDがまずは生きているかということ、容量はどうなっているかということ、パーティションがどうなっているのかという情報が観ることができた。当初正常時に使っているときの通り、CとDの2つのドライブにして、それぞれの容量はもともと使っていたのと同じ容量であるように見えることが分かった。つまり、この時点でハードディスクは死んでいるわけではないということが判断できた。ただ、セクターレベルで見たときに、もしかしたら不良セクタがあるかもしれないので、その診断もこのツールを使ってみることにしたところ、特に問題なく正常であることが分かった。このツールでは、ここまでしか判断することができず、特定パーティションのフォーマットをすることができない。
そこで、生きている別のPCに、外付けのHDDとして故障したHDDを接続することで、故障したと思われるCドライブに相当するパーティションをフォーマットをしてみようかと思ったのだ。これまでデスクトップを使っていたのだが、異動してきてからずっと使っていたPCで、これまでPCの蓋なんか開けたことが無いのだが、絶対内部は埃だらけになっているだろうと思われること。自宅のPCだって、かなり埃を吸っているのは分かっているので、会社のPCなんかはもっと酷いことになっているだろうと思っていたからだ。案の定蓋を開けてみると埃がかなり溜まっていたのだが、意外にも内部にはあまり埃がないようだ。密閉したようなつくりになっているからなのだと思う。
別のPCに外部装置として接続をしてみた。いちおうディスクは生きているし、確かにCドライブに相当するところはWindowsディレクトリの中身は見えないのだが、そのほかは全くファイルとしてみることができる。この状態からでもデスクトップにあるファイルやユーザプロファイルは取り残されているので使えるとは思っていたのだが、もう別に要らないので、おもいっきりこのパーティションをフォーマットすることにした。ただし、Dドライブに相当するところはデータとして生きているので、これは残したまま。その状態でもう一度リカバリディスクから復活させたときに、復活できないのであれば、完璧にディスクを全部フォーマットしてみてしまえば良いかと思ったのである。
Cドライブに相当するところだけをNTFSに再度フォーマットをして、元のPCに戻し、リカバリディスクを使って復活をーっとおもって起動してみると、同じように「ハードディスクが見つかりません」という同じエラーになる。あぁ・・もうだめだ・・・と思っていた。しかし、ふと、もしかしたら、HDDが繋がっているIDEのケーブルがちゃんと刺さっていないかもと思い、もう一度ケーブルを確認してみると、実は半挿しの状態になっていることが分かったので、きちんと挿し込んだ状態にして、再起動をしてみる。リカバリディスクが進んでいくと、今度は「リカバリディスクを使ってWindowsを復活しようとしています」というのが出てきた。ということは、ハードディスクが認識したということだー。うれしいー。
あとは、ディスクを使ってWindowsを復活するだけのことなのだが、ここからがまた面倒くさいことの始まりである。わが社は、Active Directory によりリソース管理をしているため、PC単体の設定のほかにドメイン参加もしないといけないということだけに終わらない。業務に必要な各種ソフト、それから会社でPC管理をされている下記の各種ソフトをインストールしないといけないのだ。
・不正接続端末検地ツール
・ファイル共有防止ツール
・IE7/IE8インストール防止ツール
・外部メディア書き込み防止ツール
・アンチウィルスソフト
・メール誤送信防止ツール
・Microsoft Office と Office Update
・社内システム接続関連ツール
・プリンタ接続
・メールソフト
このほかに、Windows 自体のアップデートをしなければならない。Windows XPを使っているので、SP1からSP3およびその他の定期的にアップデートされる更新ファイルを入れる。このWindows Updateのファイルだけで100個もあったときには、倒れそうなくらいの時間がかかった。なおかつ、Office もSP1からSP3までのパッチを当てないといけないのが面倒くさい。本当に面倒くさい。
それよりも、社内限定の各種のファイルをいれなければならないのが本当に面倒くさい。これらのソフトが、起動と終了にめちゃくちゃ時間がかかる要因だったことをこのときに知るのだが、これまで使っていた環境では、まともにPCが使える状態になるのは、PCのスイッチを入れてから、30分くらいは掛かっていたのである。もうこんなへっぽこPCの利用では、ユーザからの業務開始と同時に掛かってきた電話に対して即効で対応することなんかできない。どうでも良いような仕事をしている企画担当なんかは頻繁にPCを取り替えているというのに、なぜか末端で仕事をしているようなところは蔑ろにされているため、全然新しいPCなんか買ってくれないのだ。なおかつ、夏から全PCがシンクライアントになるということなので、そのために壊れても新PCは購入することができなくなっているのだ。もう一層のこと、シンクライアントの環境ができるまで、PCなしの生活にしてやろうかと思っていたのだが、そうは許されなかったらしい。
結局復活するのに2日は要した。もちろん、その間には通常の打ち合わせやら、外出やらなんやらとやらないといけないので、片手間で手直しをしていたということだ。こういうのを率先してやる総務がいればいいのだが、なぜかわが社はそういうことができる担当者が居ないのか作らないのか、暇なひとたちは結構居るのに、効率悪い組織作りになっている。へっぽこPCのままで復活したのは良いのだが、やっぱり動きは、家のPCのほうが断然早いので遅くて仕方ないと感じる。どうせ何も仕事をしていないでいつもネットで遊んでいるような幹部のPCなんか、古いPCで良いと思うのだが、偉そうな奴に限って新しいPCじゃないと嫌なのだそうだ。無駄なところには投資するなーとおもうのだが、それも取り巻きたちが偉いひとにおべっかをつかって、自分のポイントを挙げるために必死になっているからなのである。末端で働いているような虫けらは「死ぬまでボロでも働け」という指示。バカすぎる、この会社。
Cドライブの容量はかなり増えたのだが、なぜか動きが変。なんだろうなーとおもったら、Cドライブ直下のWindowsディレクトリの中身が全くなくなっているようになってしまった。直接Windowsディレクトリにアクセスして、中身を消した覚えは無いのだが、どうやってもWindowsディレクトリの中身は見えないのである。Windowsディレクトリの配下にはOSに必要なDLLファイルや、OSに関連するソフトのファイルも入っていたりするために、ここが全くなくなってしまうということは、WindowsとしてのOSが使えないことと同じだと思っていた。
ところが、Officeファイルは普通に開くこともできるし、書き込みもできる。そしてブラウザを使ってネットへの接続もできる。ファイルシェアされたサーバへのアクセスも可能だ。自分の知識ではこのあたりのファイル操作にはWindows配下の関係ファイルが必要だと思っていたのだが、実はそうじゃないのか?もしかしてとおもい、コマンドラインから、Windowsディレクトリ配下にあるSystem32フォルダへアクセスしてみた。当然、「そんなものは存在しない」というメッセージが出てくるかと思っていたら、出てきた。見える。ということは、単純にWindowsディレクトリが壊れてしまっているのだが、その配下にある関係ファイルは生きているように見えるということだ。
Windows自体が持っているシステム復元のツールを使ってみるのだが、System Volume Information のデータを消してしまったので、復元するための情報を保有していないから復元できない。それならばと、ディスク診断ツールを使ってみてHDD的に壊れているかどうかを調べてみることにしたのだが、Windowsが持っているツールだと「RAWデバイスには使えません」というのが出てきた。RAWデバイス?!?なんじゃ、それ?
調べてみると、どうやらこれは本来各パーティションがどういうファイルシステムかというのを情報として持っているはずなのに、その情報が消えてしまったため、パーティションは分けられていて、いくつかのファイルが生きているとはいえ、ファイルシステム自体がご死亡されている状態と同じ。それも起動に必要なマスターのパーティションがこの状態では、再起動した場合には絶対に復活しないのは目に見えている。幸いにもDドライブのほうにはデータのほとんどが残していたし、さらにバックアップとして、ファイルサーバのほうに必要なファイルはメールも含めて保存していたので、一層のことHDDのフォーマットをしても平気だと楽観視していた。ファイルシステムがぶっ壊れたときに、まだネットが使えたことが幸いだったのだが、このときにバックアップをできていたのは大変助かった。
その前に、HDD自体がもしかしてぶっ壊れていたとしたら、いくらフォーマットしようとしてもそれはできない結果になってしまう。そうなるとマシンを交換しなければならないという、社内では面倒くさい手続きを取らないといけないことになるので、それだけはどうしても避けたかった。その面倒くさい手続きに付いては、後に記載したいと思う。まだマシンが生きている間に、HDDにセクタを含めた診断をすることで死んでいないということを確認したかったし、あわよくば、ファイルシステムを復活してだめになったマスターパーティションを復活させたいと思って、ネットで調べて見たところ、まずはTest Diskというツールがあることを発見する。
Test Diskに関する詳しい説明は、別のサイトで丁寧に説明がされているので、そちらを参考にして欲しいのだが、これを使うと消えてしまったパーティション情報を復活することができるということなのだ。もしファイルシステムを元々持っていたNTFSに復活することができるのであれば、Windowsの持っているディスク診断ツール等でHDDの診断ができると考えた。説明書きを読み進めていくと、「二度と立ち上がらなくなるかもしれないが、それは個人の使用におまかせする」なんていう他責とも思われるような記載があって、最初は使用をするのをどうしようかと迷った。でも、もう壊れていてどうしようもないのだとおもったので、ここは潔くツールを使ってみる。Test Diskによって、一応問題はないような結果が現れ、再起動を促すようなメッセージが出てきた。
この再起動によってファイルシステムが復活するだろうと期待したところ、再起動後は「System Diskが見つかりません」というのが出てきた。は?どういうこと?そこで、PCをBIOSレベルで確認する画面で起動の設定を確認してみた。プライオリティでは、1番目にHDD,2番目にCD,3番目にFDDというような設定になっていたのだが、よくよく見てみると、HDDはラベル情報は持っているのだが、容量が0KBになっているではないか。ど、どういうことだ、これ!?と思ってしまう。言い換えれば、このPCのBIOSから観ると、ハードディスクらしいものは存在するが、その容量は何もないということである。なにかの間違いだろうと思い、何度もBIOS設定画面でPCが立ち上がるようにやってみたのだが、状況は変わらない。もしかしたら、リカバリディスクがあれば復活ができるかもとおもい、ちょっと前のPCだから、HDDに組み込まれたリカバリメディアではなく、CDで供給されているリカバリディスクを使って立ち上げてみる。CDは問題なく読み込めることができたので、そのなかの設定で「リカバリ」というのがあったから、それを選択してみる。ところが、リカバリをしようにも、リカバリするべきハードディスクが見つからないというようなことを言ってきた。リカバリディスクでも復活できないということになると、困ったことになった。別にツールをCD起動をしてみて、HDDに故障があるかどうかを診断してみることにした。このツールを使うことで、HDDがまずは生きているかということ、容量はどうなっているかということ、パーティションがどうなっているのかという情報が観ることができた。当初正常時に使っているときの通り、CとDの2つのドライブにして、それぞれの容量はもともと使っていたのと同じ容量であるように見えることが分かった。つまり、この時点でハードディスクは死んでいるわけではないということが判断できた。ただ、セクターレベルで見たときに、もしかしたら不良セクタがあるかもしれないので、その診断もこのツールを使ってみることにしたところ、特に問題なく正常であることが分かった。このツールでは、ここまでしか判断することができず、特定パーティションのフォーマットをすることができない。
そこで、生きている別のPCに、外付けのHDDとして故障したHDDを接続することで、故障したと思われるCドライブに相当するパーティションをフォーマットをしてみようかと思ったのだ。これまでデスクトップを使っていたのだが、異動してきてからずっと使っていたPCで、これまでPCの蓋なんか開けたことが無いのだが、絶対内部は埃だらけになっているだろうと思われること。自宅のPCだって、かなり埃を吸っているのは分かっているので、会社のPCなんかはもっと酷いことになっているだろうと思っていたからだ。案の定蓋を開けてみると埃がかなり溜まっていたのだが、意外にも内部にはあまり埃がないようだ。密閉したようなつくりになっているからなのだと思う。
別のPCに外部装置として接続をしてみた。いちおうディスクは生きているし、確かにCドライブに相当するところはWindowsディレクトリの中身は見えないのだが、そのほかは全くファイルとしてみることができる。この状態からでもデスクトップにあるファイルやユーザプロファイルは取り残されているので使えるとは思っていたのだが、もう別に要らないので、おもいっきりこのパーティションをフォーマットすることにした。ただし、Dドライブに相当するところはデータとして生きているので、これは残したまま。その状態でもう一度リカバリディスクから復活させたときに、復活できないのであれば、完璧にディスクを全部フォーマットしてみてしまえば良いかと思ったのである。
Cドライブに相当するところだけをNTFSに再度フォーマットをして、元のPCに戻し、リカバリディスクを使って復活をーっとおもって起動してみると、同じように「ハードディスクが見つかりません」という同じエラーになる。あぁ・・もうだめだ・・・と思っていた。しかし、ふと、もしかしたら、HDDが繋がっているIDEのケーブルがちゃんと刺さっていないかもと思い、もう一度ケーブルを確認してみると、実は半挿しの状態になっていることが分かったので、きちんと挿し込んだ状態にして、再起動をしてみる。リカバリディスクが進んでいくと、今度は「リカバリディスクを使ってWindowsを復活しようとしています」というのが出てきた。ということは、ハードディスクが認識したということだー。うれしいー。
あとは、ディスクを使ってWindowsを復活するだけのことなのだが、ここからがまた面倒くさいことの始まりである。わが社は、Active Directory によりリソース管理をしているため、PC単体の設定のほかにドメイン参加もしないといけないということだけに終わらない。業務に必要な各種ソフト、それから会社でPC管理をされている下記の各種ソフトをインストールしないといけないのだ。
・不正接続端末検地ツール
・ファイル共有防止ツール
・IE7/IE8インストール防止ツール
・外部メディア書き込み防止ツール
・アンチウィルスソフト
・メール誤送信防止ツール
・Microsoft Office と Office Update
・社内システム接続関連ツール
・プリンタ接続
・メールソフト
このほかに、Windows 自体のアップデートをしなければならない。Windows XPを使っているので、SP1からSP3およびその他の定期的にアップデートされる更新ファイルを入れる。このWindows Updateのファイルだけで100個もあったときには、倒れそうなくらいの時間がかかった。なおかつ、Office もSP1からSP3までのパッチを当てないといけないのが面倒くさい。本当に面倒くさい。
それよりも、社内限定の各種のファイルをいれなければならないのが本当に面倒くさい。これらのソフトが、起動と終了にめちゃくちゃ時間がかかる要因だったことをこのときに知るのだが、これまで使っていた環境では、まともにPCが使える状態になるのは、PCのスイッチを入れてから、30分くらいは掛かっていたのである。もうこんなへっぽこPCの利用では、ユーザからの業務開始と同時に掛かってきた電話に対して即効で対応することなんかできない。どうでも良いような仕事をしている企画担当なんかは頻繁にPCを取り替えているというのに、なぜか末端で仕事をしているようなところは蔑ろにされているため、全然新しいPCなんか買ってくれないのだ。なおかつ、夏から全PCがシンクライアントになるということなので、そのために壊れても新PCは購入することができなくなっているのだ。もう一層のこと、シンクライアントの環境ができるまで、PCなしの生活にしてやろうかと思っていたのだが、そうは許されなかったらしい。
結局復活するのに2日は要した。もちろん、その間には通常の打ち合わせやら、外出やらなんやらとやらないといけないので、片手間で手直しをしていたということだ。こういうのを率先してやる総務がいればいいのだが、なぜかわが社はそういうことができる担当者が居ないのか作らないのか、暇なひとたちは結構居るのに、効率悪い組織作りになっている。へっぽこPCのままで復活したのは良いのだが、やっぱり動きは、家のPCのほうが断然早いので遅くて仕方ないと感じる。どうせ何も仕事をしていないでいつもネットで遊んでいるような幹部のPCなんか、古いPCで良いと思うのだが、偉そうな奴に限って新しいPCじゃないと嫌なのだそうだ。無駄なところには投資するなーとおもうのだが、それも取り巻きたちが偉いひとにおべっかをつかって、自分のポイントを挙げるために必死になっているからなのである。末端で働いているような虫けらは「死ぬまでボロでも働け」という指示。バカすぎる、この会社。
2012/04/08
新宿中央公園の花見(2012)
桜の開花の季節になると、日本人はどうしても花見をしたくなる。花見と言いながらも、だいたい花なんか見ないで、飲んだり食べたりするのが定番である。さて、今年の花見はどうしようかなーとおもっていたところ、どこに行っても花見会場となるようなところは人がたくさん居て鬱陶しいので、桜はそこそこあるが、人があんまり来ないというような贅沢な場所はないのかと探そうと思ったが、そんなところは日本にはほぼ無いに等しい。でも、前に行ったところと同じだと芸が無いので、今年は新宿西口にある新宿中央公園のほうに行ってみることにした。
新宿中央公園というと、ここは実は新宿あたりでは有名な、浮浪者の溜まり場。普段から雰囲気はそんなにいいというわけじゃない。傍には都庁もあるし、大型のホテルもたくさんあるビル街のところにある公園なのだが、新宿あたりに浮浪者は歌舞伎町などの歓楽街で出てくる食料品ゴミを目当てに集まっているんだろうとおもう。そして、寝床としては一般市民にはあまり目に付かず、そして警戒巡回している人たちに追い払われることがない新宿中央公園に集まってきたんだろうと思う。
さて、そんな浮浪者の溜まり場みたいなところにある桜並木を見るために、花見をしにきているひとたちがどのくらいいるのだろうという興味はあった。実際に行ってみると、新宿御苑ほどの芋洗い状態ではなかったというのだが、浮浪者と桜と花見で酔っ払っている普通の人たちという、このアンバランスな組み合わせにすごい違和感を抱いた。本当なら、通常この公園は浮浪者たちのパラダイスになっているはずなのに、花見の時期になると一般人がやってくるので、彼らにもいちおう「申し訳ない」という気持ちがあるのか、普段から広げているダンボールやらをまとめてうず高くダンボールタワーを作るように片付けるとともに、広場になっているところは、メインで桜の花見客が使うからと、ダンボールタワーに隠れるようにして浮浪者が地ベタに座っていた。
桜自体はどうかというと、ここの桜はたくさんの木があるわけじゃなく、数本があるよう並びかたになっている。しかし、1本1本が比較的ボリュームがあるような枝ぶりになっているので、ちょっと豪華に一瞬見えるようだ。しかし、他の桜の名所にあるような桜の豪華な咲きっぷりに比べるとちょっと寂しい気がする。
花見をするには、それほど人がたくさんいるわけじゃないので、新宿でお花見をしたいと思っている人ならこの公園がいいと思う。しかし、個人的にはこの公園は、視覚的に浮浪者がたまに目に入るのと、臭いを感じない人は幸せだと思うが、結構浮浪者の体臭が臭ってくるので、その臭いが嫌な人は近づかないほうがいいと思う。
新宿中央公園というと、ここは実は新宿あたりでは有名な、浮浪者の溜まり場。普段から雰囲気はそんなにいいというわけじゃない。傍には都庁もあるし、大型のホテルもたくさんあるビル街のところにある公園なのだが、新宿あたりに浮浪者は歌舞伎町などの歓楽街で出てくる食料品ゴミを目当てに集まっているんだろうとおもう。そして、寝床としては一般市民にはあまり目に付かず、そして警戒巡回している人たちに追い払われることがない新宿中央公園に集まってきたんだろうと思う。
さて、そんな浮浪者の溜まり場みたいなところにある桜並木を見るために、花見をしにきているひとたちがどのくらいいるのだろうという興味はあった。実際に行ってみると、新宿御苑ほどの芋洗い状態ではなかったというのだが、浮浪者と桜と花見で酔っ払っている普通の人たちという、このアンバランスな組み合わせにすごい違和感を抱いた。本当なら、通常この公園は浮浪者たちのパラダイスになっているはずなのに、花見の時期になると一般人がやってくるので、彼らにもいちおう「申し訳ない」という気持ちがあるのか、普段から広げているダンボールやらをまとめてうず高くダンボールタワーを作るように片付けるとともに、広場になっているところは、メインで桜の花見客が使うからと、ダンボールタワーに隠れるようにして浮浪者が地ベタに座っていた。
桜自体はどうかというと、ここの桜はたくさんの木があるわけじゃなく、数本があるよう並びかたになっている。しかし、1本1本が比較的ボリュームがあるような枝ぶりになっているので、ちょっと豪華に一瞬見えるようだ。しかし、他の桜の名所にあるような桜の豪華な咲きっぷりに比べるとちょっと寂しい気がする。
花見をするには、それほど人がたくさんいるわけじゃないので、新宿でお花見をしたいと思っている人ならこの公園がいいと思う。しかし、個人的にはこの公園は、視覚的に浮浪者がたまに目に入るのと、臭いを感じない人は幸せだと思うが、結構浮浪者の体臭が臭ってくるので、その臭いが嫌な人は近づかないほうがいいと思う。
登録:
投稿 (Atom)