2012/02/25

大竹まことゴールデンラジオ(Podcast)

文化放送で毎週月曜日から金曜日まで昼の1時から3時半まで放送しているのが、大竹まことのゴールデンラジオだが、この中の①コーナーに「大竹・紳士交遊録」というのがある。ポッドキャストにもなっているので、番組の中ではこのコーナーだけ聴くことができるのだが、これがまた面白い。たった12,3分しかないコーナーなのだが、登場するパーソナリティによって内容が全く異なるので、たまにはタメになるし、たまには爆笑で終わるというようなものだ。

元々、このゴールデンラジオは、大竹まことと、毎日曜日ごとに下記のアシスタントが一緒になってわいわいするような会話が楽しい番組なのである。

(月曜日)阿川佐和子
(火曜日)眞鍋かをり
(水曜日)水谷加奈
(木曜日)光浦靖子
(金曜日)室井佑月

全然個性が違うひとたちがパートナーアシスタントとして出ているので、曜日によって話している内容がめちゃくちゃ異なる。月曜日の阿川佐和子との場合は、同じ日のテレビ朝日で放送されている「テレビタックル」をそのままラジオ版にしてしまっているような気がするし、眞鍋かをりとの場合は、ネットに特化したことが多かったりする。水曜日の人はよくわからないので飛ばすとして、光浦靖子の場合は文学関係、そして室井佑月のばあいは芝居関連ということになる。

しかし、上記の感想だと思ったのは、決して番組のすべてのコーナーを聴いて、そう感じたというわけじゃない。あくまでもポッドキャストのコーナーを聞いての感想である。ポットキャストの「大竹・紳士交遊録」には、アシスタントパートナーのほかに、もう1人毎週決まったゲストが出てくるのだ。

(月曜日)森永卓郎
(火曜日)週刊朝日デジタルスーパーバイザーの山口一臣
(水曜日)笑福亭笑瓶
(木曜日)辛口書評家の大森望
(金曜日)きたろう

もう、上記のメンバを見ただけで笑えるだろう!このゲストパーソナリティと、パートナーアシスタント、そして、大竹まことという3人が1コーナーのために集まってわいわいやっているのを想像してみたらいい。こんなにおもしろいネタになるような時間は無いだろうと思う。普段からテレビに出ている森永卓郎、笑福亭笑瓶、きたろうの各氏は、もうほとんど芸能人と同じようなものなので敢えて追加コメントする必要は無いのだが、山口一臣と大森望の両氏については、本当にタメになるような内容だと思っている。

もちろん、経済評論家の森永卓郎も役に立つといえばそうなのだが、どこまで本気に言っているのか解らず、ほとんどやっかみというか、ひがみというか、いまのやっている経済政策について何でも「おかしい」と言ってやれというようなスタンスに見える。解る、解る!と納得するときもあるのだが、んなあほな?というときもあるので、もっと広い目で見る必要があるかなとおもう。

山口一臣の話は、政治・経済・芸能全般に関してコメントをしており、どちらかというと政治に関する話のほうが多かったりする。それをネットの事情を踏まえて、絡んで話をしてくれるので、ネット世代のひとたしにとっては解りやすいだろう。ご本人が、もともとは週刊朝日の編集長だったのに、なぜか「左遷(自称)」されて、デジタルコンテンツにおける管理職という肩書きになって統括しているというものだ。短い時間に小難しい政治の状況を解りやすく説明してくれることと、毎回の発言にブレが無いというところに感心がある。

大森望の話は、毎回いろいろな本を紹介してくれて、それを100点満点中の個人的感想の点数で表現してくれるというものだ。話題になっているものやちょっと前に刊行されたものなど幅広いのだが、書籍の章のタイミングの時にはすべての本に眼を通して、これがこうだった、あれがこうだったというようなことを説明してくれるので、この人はどれだけの本を毎回読んでいるんだろう?と本当に不思議に思う。一番笑ったのは、世の中が「すごい」と褒め称えていたときの水嶋ヒロの作品に対するボロくその評価。実際に本を読む前に、大森氏の評価を聞いてしまったからかもしれないのだが、実際に読んでみたところ「まさしくおっしゃるとおり」の読むに値しないもので、水島ヒロが将来監督業等のステップを踏むために計画的に出版しただけのくだらない本であったことをいち早く表明してくれたのはいい事だと思う。

大森氏も山口氏も正しい目で物事をみているひとの代表的で、決して迎合することはなく、決してなにかの権力に対して屈するというものでもないもので、いつか両氏は影の人たちに殺されるんじゃないのだろうか?と思っている。それだけ発言が過激でおもしろいのだ。

そんなゲストコメンテータの話に対して、大竹まこともパートナーアシスタントも黙って聞いているわけじゃなく、あれこれと意見を言っているので、実はこの番組、脳みそを使わないと聴けないフランクさは存在するのだ。

紳士交遊録しかしらないので、他のコーナーがどうなっているのかはよくわからない。また文化放送としても、このコーナーだけポッドキャスト化しているということは、このコーナーが一番面白いと思ったからなのかもしれない。

ちなみに、前の水曜日のパートナーアシスタントは、いま芸能界を引退(?)してしまったベロチューでおなじみの山本モナである。

文化放送 大竹まことのゴールデンラジオ
URL : http://www.joqr.co.jp/golden/
放送日:毎週月曜日から金曜日 13時から15時30分
Podcast : iTunesからの登録はこちら

マーケットトレンド(Podcast)

ラジオNIKKEIで先に紹介した「夕焼けマーケッツ 投資って楽しいねっ!」に引き続いて、17:30から17:45の間で放送しているのが「マーケットトレンド」という番組である。前者のほうは、いろいろな人たちがその場でわーわー騒ぎながら番組を勧めていく、投資娯楽番組という要素が強いのだが、マーケットトレンドのほうは打って変わっておとなしめの番組である。

基本的にはパーソナリティ1人に対して、毎日替わるゲスト1人で対談形式で進んでいくというものである。現在の番組としては

(月)「世界の経済・政治ニュースから」
(火)「野尻美江子の投資入門」
(水)「コモディティ・マーケットの見通し」
(木)「初心者のためのCX教室」
(金)「投資経験者のためのα情報」

となっている。毎年、半年ごとに番組構成は異なってくるようなのだが、現在では終わってしまったが、いまでは「ホンマでっかTV」に出演している門倉貴史もここには出演していた。ホンマでっかTVに出演する前から、この番組を聴いていたので氏のことは知っていたのだが、テレビに出てきたときに、こんなすっとぼけたおっさんだったとは思わなかったので、思わずテレビを観たときにひっくり返りそうになったのは覚えている。なんで、ラジオのような声だけの出演の場合には、ある程度、原稿ができあがっているのかもしれないが、すんなり喋れるのに、テレビに出ると「できない子」のような振る舞いになるのかがわからない。

話は脱線してしまったが、この番組は投資に関する教養番組とでも言ったほうがいいだろうか、投資をする上で基礎となる「投資ってなんなの?」というのを各方面から説明してくれるという意味でとても勉強になる。それも15分間という短いものなのだが、内容が濃いので飽きが来ないというところもいい。投資というのも、株式だけじゃなく、FX/CX/コモディティと幅広く扱っているので、市場をみるときの指標や視線としてどのようなものを持っておけば良いのかは勉強になるだろうと思う。自分のように投資の素人みたいな人から見ると、こういうように教えてくれる番組は本当に嬉しい。この番組と、「こちカブ」を毎日聞いていると、世の中の動きがとてもよくわかるというものだ。日経新聞を読まなくても市場の動きがわかるというのはとても重宝する。

もちろん、これもポッドキャストがあるので、毎日iTunes経由でダウンロードして翌朝の通勤時間帯にでも聞いたら良いのではないだろうか?

ラジオNIKKEI マーケットトレンド
URL : http://blog.radionikkei.jp/trend/
放送日 : 毎週月曜日から金曜日 17:30から17:45
Podcast : iTunesからの登録はこちら

夕焼けマーケッツ 投資って楽しいねっ!(Podcast)

ラジオNIKKEIで毎週月曜日から金曜日の間、16:00~16:45で放送しているのが「夕焼けマーケッツ 投資って楽しいねっ!」という番組である。ちょうど、市場が15時に閉まって、その日の分析が行われるだろうと思われる時間帯にマーケット全体に関する放送を行うのが目的の番組であるが、こんなのは普通のサラリーマンが生放送で聞くことなんかできるわけが無い。ところが、ラジオ日経の最近のポッドキャストとの連携はとてもすばらしく、ほとんどすべての番組がポッドキャストを持っているため、あとからiTunesを通して自分のiPod/iPhoneに転送して、翌日の通勤時間帯に番組を聴くということができるのは有り難いことである。

この番組はその日のマーケット状況をメインとして話すのではなく、投資全体に対してどうするのが良いのかとか、世の中の動きがこうなっているよというのをいろいろなゲストを呼んで話を聞いたりする番組なのである。もちろん、市場が終わったあとすぐの情報についても番組の最後のほうに申し訳なさそうな程度で報告があるが、これがメインではないことはもう一度言っておきたい。

じゃ、番組の大半を占める内容はどういうものかというと、曜日によって趣向がまるっきり違うので飽きが来ない。投資の話は、男くさいところがあったりするのだが、ネットとレーダーが増えたことによって女性の株への参加は多くなってきたことだと思うのだが、その代表的なものが番組のなかでは金曜日に開催されている「マネー女子会」というなるもの。すべての出演者が女性ばかりで、参加者全員が投資についてどういう成果だったかとか、プロジェクトを組んでそれに望んでいくためにはどうしていくのがいいかというのを、あれこれと井戸端会議風に行っているのである。はっきり言って、ネタが投資の話題であるだけで、話しているスピードや喋り方については、女子会が行われているような、キャッキャ、キャッキャとしたようなものなので、実は鬱陶しいーとおもうときもしばしばある。

個人的には水曜日におこなれている「日本で唯一の個別銘柄ツイッター連動ラジオ『こべついったー36』」が特に好きである。というのも、ここでのパーソナリティの北浜流一郎さんの個性の強い喋り方がめちゃくちゃインパクトがあるからである。このときのパーソナリティとしては、MCを務める叶内文子さんと、ボリンジャーバンドを利用した投資法で、「セクシーボリンジャー」の名付け親であるワタナベさんの3人で行っているのだが、この番組を通して、「ボリンジャーバンド」というのがあるということを初めて知ったのである。といっても、この投資方法を利用して自分が投資をしているかというと、あんまりそこまではがんばっているわけじゃない。自分の投資は、銀行に預けているよりも金を増やしたほうがいいと思っている程度で、それが優待や配当を通して現金化されるのであればそれはそれでいいとおもっているからである。脱線してしまったが、この三者三様の3人がひっちゃかめっちゃか言いながら45分間を喋っている内容が、腹を抱えて笑ってしまいそうになるので、おもしろい。もちろん、投資についての話であるわけなので、めちゃくちゃな話と言っても、的を得ていることばかり言っているのは当然である。喋り方の問題なのだ。

そのほか、最近になって毎月1回のゲストになるのだが、投資につよい北野誠や、それに連れ立って一時期話題になっていた千葉麗子なんかも出演してくるし、なんと、バブルのときに稼いだ金でビルを建てたことから、現役最年長ハイレグタレント岡本夏生なんていうのも出てきちゃったりする。それから経済的な話のときには、たまに亀井静香に似ている森永卓郎氏も出演して小銭を稼いでいるようなので、こういうゲストが出てくるときは一掃面白い。ショックだったのは、チバレイがあんな酒ヤケの声だったっけ?というのを聞いたことだろう。

株式投資だけではなく、FXについての話や、コモディティの話だったりする場合もあるので、広く投資についての勉強をしたいという人にとっては、毎日聞いても勉強になるかなとは思う。しかし、毎回毎回45分間もあるので、正直毎日聞いているのは辛くなる。が、それは自分に投資に対する熱心さがないからだろうか?

夕焼けマーケッツ
URL : http://market.radionikkei.jp/yuyake/
放送日 : 毎週月曜日から金曜日 16:00 ~ 16:45
Podcast : iTunesからはこちら

2012/02/24

銀行株購入

株価が低迷して、なおかつ円高がずーっと続いている段階では、日本経済も全然上向きにならないし、経済活動が低迷しているような状態では、まったく金利もあがっていかないので、銀行に大量にねむってしまっている預金をどうにかしたいとは思っていた。しかし、株やFXに手を出すのはちょっと気が引けてしまっていて、JALの時みたいな失敗があるから、なかなか株に大金を張るというのは億劫になる。後ろから押してくれるような人がいればなんとかなるのだが、残念ながらそういうアドバイスをしてくれるような人は射ないので、自力で何とかしないといけない。

こういう時には、JALやANAの株を購入したときと同じように、株主優待や配当金目当てに買うのもいいかなと思っていた。そういう意味では既にANAと伊藤園の株式を持っているのだが、これもほとんど寝かしている段階で、優待券と配当金と優待お土産目当てにずっと持っているという感じだ。ANAの優待券なんか、国内線を乗ることはほとんど無いので、いい時期になったら優待券を金券ショップで売ってしまえばそれなりの配当金に換算できることがわかったので、ここしばらくはその手段を使っている。それで、配当や優待がいいものを調べているところで、ちょっとおもしろことに気づいた。

実は銀行株がいますごい安くて、さらに配当金が値段の割にはめちゃくちゃ高いということなのである。いわゆる配当金による利益率が5%くらいあるのである。他のところでは2~3%くらいなのに、この数字はいったいなんなんだろう?それに景気がいいときの銀行株というのは、数千円もついてしまうような高価な株券に化ける。優待券のようなものは銀行なのでなにもないが、配当が高いということはそれだけ魅力である。株価が上がれば、いい時期に売ってしまえばいいわけだし、配当が高いのであれば、そのまま保有しておけば毎年かなりのお小遣いが増えるというわけである。
(三菱UFJフィナンシャルグループ)(みずほフィナンシャルグループ)

そこで2012年の年明けの三連休の後、1/15にちょっとためしにはと、三菱UFJ銀行(8306)とみずほフィナンシャルグループ(8411)の株をそれぞれ10000株ほど成り行きで購入してみた。銀行株を選んだのは、このときの配当金として、どちらも年二回支給されるのだが、三菱UFJ銀行が計12円/株、みずほが計6円/株となっていて、2012年および2013年の予想配当も同じくらいの金額になっていたからである。ということは、10000株を保有していると、三菱UFJなら年間12万円、みずほなら年間6万円の配当が得られるということだ。この時点(2012年1月15日)でのそれぞれの株価として成り行きで買ったのだが、みずほは108円、三菱UFJは330円である。これで、将来株価が下がったときには、それだけ自分の目がなかったということで諦めることにして、配当金だけはずっと保有しておこうと思った。

ところがである。状況は一変してしまった。

枝野官房長官が「為替介入する」という宣言をしたことと、ギリシャでのデフォルト回避が結果として出てきたことによって、動かない為替が対ドル・対ユーロともちょっとずつ上がってきたことと、それに便乗してか、日本の株価も徐々に上がってきたのである。これを記載している2012年2月24日現在において、三菱UFJ銀行は416円になっているし、みずほ銀行は135円になっている。1ヵ月半で30%くらい株価があがってしまったというわけだ。おまけに3月期末決算が近くになっているので、株価がこれからだんだん上がっていくのは目に見えている。どこまであがるのかはわからないが、結構良いだろう。

以前、2003年ごろからちょっとした好景気になったときに、担当課長が銀行株を1000株単位で保有していて、ちょっと羨ましいなーとおもったことがある。なぜか取引内容の明細を会社のゴミ箱にそのまま捨ててあったので、なにをどのくらい保有していて、いまの資産価値としていくらくらいになっているのかというのを丸見え状態になっていた。そのときに、だいぶ稼いでいるようだったので、羨ましく思っていたし、いつかは銀行株を買いたいなと思っていたのに、その後銀行株がリーマンショックまでずーっと上がりっぱなしになっていたことと、そのあと、急落しすぎるくらい急落していて、すごいイヤだなと嫌悪感があったのだが、これだけおもしろい株価はないなということと、銀行株があがれば日本経済があがっているということ、逆も真なりだと思って、とりあえず銀行株を購入することにした。銀行にそのまま保有していても、利率が0.2%程度なので、1000万円持っていても、2万円しか利益がないというショボさ。これだったら銀行に預けるのではなく、株価に化かしたほうがいいというものだ。

さて、どこまで銀行株があがるのかなー。JALで損した分は返したいところだし、まぁそういえば、他の株価も損をしているので、その損分は稼ぎたいところだ。

みずほフィナンシャルグループ
URL : Yahoo!ファイナンスのチャート

三菱UFJフィナンシャルグループ
URL : Yahoo! ファイナンスのチャート

***** 追記 ********

この記事を再編集しているときに、日本に参入しているHSBCが個人裕福層向けのサービスを撤退するという発表があった。(ブルームバーグの記事はこちら)。日本に2008年からこのサービスを開始したのに、もう撤退とは、金の匂いに関しては一番鋭い会社がこのように撤退するということは、そのうち金融破たんが見えているということを暗示しているのかもしれない。または、AIJ投資顧問が営業停止を命じられたことに伴い関係している可能性があって、金融庁の査察が入るかもしれないという焦りから撤退に陥ったのかもしれない。真相はわからないが、なにかあると思う。だから、株式に資産を移動しておくと、金融破たんが起こったときにどうなるのかというのは不透明になってきた。

アジアHOTプレス

おっさんがプラプラいろいろなところを歩いて、行き当たりばったりで出会った人たちと、なんだかいろいろなことをするという番組はテレビに最近多くなってきた。「ちい散歩」「ぶらり途中下車の旅」「鶴瓶の家族に乾杯」などなど。「ぶらり途中下車の旅」は、題名がいかにも行き当たりばったりという感じを醸し出すような名前をつけているが、実際には全く行き当たりばったりではなく、もうあらかじめ訪問するのがわかっているところばかりを集めた、地域の紹介番組になっている。こういうあらかじめ決められたようなものを紹介するのは、火曜サスペンス劇場くらいで十分だから見るに値しない。その他の番組に付いては、本当にいきあたりばったりなので、何が出てくるのかハプニング続出だらけだろう。でも、生放送じゃないので、変なやつが出てきた場合にはあとからカットをすればいいと思う。しかし、以前関西の放送局で深夜に放送していた「夜はクネクネ」という番組くらい、すごい楽しい番組を、実は最近観たことが無いなと思った。だいたいこういう行き当たりばったりの番組の場合、メインのパーソナリティの人間臭さが一番引きだつので、その魅力が無いと全く番組として成り立たない。

と思っていたら、見つけました、とうとう。それもBSの番組で、しかもまだまだマイナーなテレビ局のトゥエルビ(TwellV)というところで。無料のBSのテレビ局としては最近数局出てきたのだが、これがなかなかまだ認知度が低いがいい番組を作っているのだ。そのテレビ局で放送している行き当たりばったりというのが、「アジアHOTプレス!」という番組である。

この番組、高田純次がアジア各国の町に出向いて、本当にぶらぶらするという番組である。たまに、通訳兼町の案内人の役割として、現地のコーディネータの人と一緒につるんでいる場合もあるのだが、だいたい高田純次がこっちに行きたいという希望通りに事が運んでいって、現地のコーディネータは単なる通訳に徹するという感じになることが多い。その際に、高田純次のキャラクターどおり画面を通して、現地のひとをナンパしたり、適当に町のなかを歩いていたり、通る人を捕まえてインタビューを取ったりしているのは面白い。画面に出てくる人がサクラのような人だったり、事前に仕込みがあるような人が出てくるわけじゃないので、高田純次に呼び止められたときに「なに、なに?」と慌てている様子を見ることができるのはもっと面白いのである。

番組としてはまだそれほど回数が多くないのであるが、これまで見てきたシンガポールやホーチミンの様子を見ていると本当に現地に行って同じようにぶらぶらしたくなるのはなぜだろう?それだけアジアに魅力があるからということなのかもしれない。それにしてじも、高田純次に風貌も酷いものがあると思った。なにしろ、Tシャツ+ジーパンくらいならまだ許してあげてもいいのだが、どこに行っても、藍色の甚平を来ているのである。これじゃ、現地のひとに「あれはなんなんだ?」と不思議に思われても仕方ないのだが、注目を浴びるようになるということはそれだけ戦略に適っているのではないだろうか?自分も台北の街並みのなかで、浴衣+下駄で歩いてみたいと思ったことがあるのだが、それを本当に実施すると、きっと台北っ子は好奇心旺盛なので、携帯電話のカメラでパシャパシャ写真を撮られるのは容易に想像できるだろう。まだその撮られる勇気が無いので、実践していない。目立ちたがり屋だったり、売れない俳優やモデルの人だったらやればいいのだと思う。

番組を通して現地の最新のトレンドや考え方を知りうることができるというのでは、近々その土地へ行く人にとっては有益な情報手段だと思われる。しかし、今後どこの地域を放映するのかわからないのだが、あまり変態的な地方都市を紹介されても、そんなのは一般的には行く人がいないと思うので、全く参考にはならないと思う。バックパッカーの人たちにとっては、番組で放映されるようなところは全く興味が無いだろう。なにしろ、金が掛かったり、都会だったりするわけで、人間臭いとか、田舎臭いとか、小汚いとか、長期間居ないと良さが解らないというようなところを紹介されるわけじゃないのだからだ。バックパッカー向けの番組もそのうち放映されてもいいのだろうと思うが、それだとかなりヤバそうな内容だったりすることもあるので、放映も出来なかったりするのだろう。やっぱり、怪しそうな番組としては、ナショナルジオグラフィックとか、CBSドキュメントみたいなところで放映すればいいと思う。

さて、アジアHOTプレスだが、毎週放送されているとはいえ、実際には再放送を含めて同じ内容の番組を2週間で4回も放映しているし、毎週新しい内容で放映されるというわけじゃない。2週間に1度、番組の内容は更新されるというようである。これはおそらく広告収入があまりないトゥウルブのお家事情に因るものなのだろうとは想像できる。そして、番組は1時間みっちり放映されるのだが、その間全部が高田純次のぶらぶら話ばかりが放映されるかとおもったらそうでもない。途中で渡辺真理が出てきて、その国の一般的な常識的データが挟まれるときがあるのだ。渡辺真理みたいな堅い人が出てきた場合には、いかにも宣伝という感じがしておもしろくないのだが、どうせなら2人であちこち行けばいいのになとおもった。でも、それをすると、高田純次が現地でナンパして番組が破天荒になるという醍醐味が薄れるのかもしれない。高田純次がひとりでぶらぶら歩いて、途中であーでもないこーでもないと独り言を言いながら、たまにはカメラのひとや通訳のひとに「だよね?」と言いながら歩き回るというのは、「夜はクネクネ」っぽくて楽しい。この適当感がアジアにすごいマッチしている感じだ。

すべてがふざけているとおもわれがちの高田純次だが、ご本人が宝石鑑定の資格を持っているだけあって、実はモノを見る価値についてはかなり正しい眼をお持ちのようである。骨董品なんか売られているときに、それをたまたま見つけたら「これって、このくらいだよね?」と日本円で言うと、だいたいそれが当地での相場だったりするわけで、必ずしも当てずっぽうで値段を言っているというわけでもなさそうだった。

これからアジアの各国を廻るのだと思う。インドやスリランカ、またはアジアというのであればサウジアラビアあたりまでいくのだろうか?それとも、アジアというのは名ばかりに、東南アジア程度で終わってしまうのは解らない。しかし、高田純次にはいろいろなところにいってもらって、こういう変なおっさんが日本はいるのだというのを知らしめて欲しいところである。真面目ばかりが日本人じゃない、おきらくごくらくな日本人もいるのである。

アジアHOTプレス!
URL : http://www.twellv.co.jp/event/asia/index.html
放送時間 : 土曜日 21:00 ~ 22:00
チャンネル: BS12 (TwellV)

経口補水液「OS-1」

冬になると毎朝下痢になるので、朝の通勤時間帯は本当に困る。というのは、通勤電車に乗る時間帯になると、どうやら冷えからなのかわからないが、毎回どこかの駅で途中下車をしてトイレに駆け込むということになるからだ。12月に入ってからほぼ毎日トイレ駆け込み途中下車をしており、ノンストップでオフィスまで到着したことはほとんど無い。それも途中下車が1回くらいならまだいいのだが、酷いときには4回も途中下車をしたこともあり、ここまで腸弱人になってしまうと、もう毎朝が「またトイレに駆け込むかもしれない」という不安感からさらに不安が助長してしまうという悪循環になってしまっている。

帰宅時間帯にはどうなっているかというと、これが不思議なことに、オフィスにいる間も含めて、ほとんどトイレに駆け込むということは無い。だから、オフィスにいる間は暖かいところにいるし、帰宅時間も、昼は暖かいからその温度の余韻で夕方も朝ほど寒くないからかもしれない。しかし、ここまで腸弱人になってしまうと、長距離通勤者にとっては悲惨極まりないと思う。

しかし、ここしばらくの間の腸弱ぶりは目に余るものがある。なにかおかしいのかもしれない。そこで医者に行ってみることにした。総合病院に行けばいいのだが、それだと何日も検査のために通院しなければいけなくなったりする。そんなのはもう面倒くさいことこの上ない。そうこうしているうちに、春になって、もう腸弱人ではなくなってしまうかもしれないのだ。そこで、設備不足だろうが、いつも風邪薬を貰うくらいでしか使っていない近所の町医者にいくことにした。

インフルエンザが猛威を振るっている時期だけに「熱は無いか?咳はあるか?嘔吐はあるか?」と聞かれたが、全部なし。下痢だけだというと、医者は「冬だけ下痢になる人、結構多いんですよねー。もしかしたら、腸に最近がいるのかもしれないし、あまり下痢になると、今度は脱水症状になる可能性があるので、腸からでも水分が取る必要がある」と言われた。そして、下痢だからといって、止瀉薬を服用するのはよくないとのこと。悪い菌が腸内にいる場合には、出せるだけ出してしまって、菌も一緒に流してしまうのが一番良いと言う事らしい。

普通の水だと、体の浸透圧とは異なるので、ほとんど体内に吸収することはない。そこで気づいたのがポカリスエットなのだが、あれは実は糖分が高く、取りすぎると今度は糖尿病になるからだめなんだそうな。そこで医者から勧められたのは、経口補水液「OS-1」というもの。普通のドラッグストアでも売られているというものと聞いていた。確かに、近くのドラッグストアでも売られていたものなので、結構一般的なものなんだそうだ。しかし、医者で渡されたときには、1本180円だったので、確かにこれで医者から買うのは馬鹿馬鹿しい。

さて、家に帰ってみて早速飲んでみた。これが不味い。すごい不味い。人間ドックで大腸検査をするときに飲まされる、腸内洗浄液みたいなものもすごい不味いのだが、それよりはマシ。しかし、不味い。でも、これをしばらく朝晩の2回は飲めという。そして、いつまで飲めばいいのかわからないし、飲んでみてしばらく経過したのだが、あんまり効果は無いみたいだ。確かに、この飲料水は下痢止めではなく、下痢によって水分が体から出て行くものを補給してくれるものであるから、下痢がすっかり止るというわけじゃないのだ。だから、最終的には下痢が止るまでずっと続ける必要があるというものかもしれない。これもまた辛いものだし、金銭的にも辛くなる。

そして、嫌なことに、これを飲んでいる間は他の飲料水を極力飲まないようにしろとのこと。このOS-1に紅茶をまぜて飲んだら浸透圧が変わってしまうのでダメだというし、牛乳・スポーツドリンク・ミネラルウォータ・フルーツジュースもダメだという。これらはほとんど飲まないから別にいいのだが、コーヒーや紅茶もあまり飲まないほうが良いとのこと。カフェインジャンキーなので、コーヒーも紅茶も緑茶も飲めないというのは、ヘビースモーカーの禁煙にも近いのだ。

下痢は止らないかもしれないが、下痢によって水分が体内から減ったものを補給するのであれば、冬が終了するまでは飲み続ける必要があるのかもしれない。うーん・・・。いやだな、下痢って。便秘の人が羨ましい。

大塚製薬 経口補水液 オーエスワン
URL : http://www.otsukakj.jp/2products/02foods/index.html

バンコク行き特典航空券

2012年2月にマイルの失効期限がやってくるので、それまでにはどこかに行くことを考えたいと思っていた。だいたいこういうマイルの失効が近づいてくると、普段世話になっている両親を連れて行くために特典航空券に交換してしまっているのだが、またその時期がやってきた。

JALの2012年度の特典航空券引き換えの予約は、2012年2月7日から。この時点で手持ちのマイル数が88150マイルだったので、両親2人分を連れて行ける範囲としては次の通り。(参考:JALの得点マイル早見表

・アジア1(広州、上海、台北、大連、高雄、天津、北京、香港、マニラ)へのエグゼクティブクラス
・アジア2(クアラルンプール、ジャカルタ、シンガポール、デリー、ハノイ、バンコク、ホーチミンシティ)へのエコノミークラス
・シドニーへのプレミアムエコノミークラス
・モスクワへのエコノミークラス
・ホノルルへのエコノミークラス
・北米へのエコノミークラス

選択の幅は結構実はあった。この中でシドニー、ホノルル、北米の路線については、全く興味が無いので却下。別にリゾート地でのんびりという歳でも無いので興味が無いことと、歴史が浅い国は特に何もみるべきものがないので却下。自然があるではないかといわれても、別にぃ?である。となると、残されたのは、アジア1/2のエリアかモスクワである。モスクワは本当に魅力的な場所だ。ロシア帝国とソ連という全く異質なものが存在していたところであり、ヨーロッパの田舎帝国にも関わらず金を持っていたので、フランスの真似をしたくてなれなかったロマノフ朝の名残があるところである。一度行ったことがあって、そこを案内するのであればまだ良かったのだが、個人的にもまだ一度もロシアの地は踏んだことが無い。したがって、現地での戸惑いは激しいものがあるだろう。なんといっても、キリル文字での文字表記が読めないということと、ロシアはビザが必要なところであり、いまだにインツーリストによる申し込みでしかロシアビザが降りないところなので、自由がそれほど利くのかどうかは不明だった。それに、ロシアに行くのであれば、モスクワだけじゃなく、サンクトペテルブルグに行かないとロシアのよさは全くわからない。そのモスクワ=サンクトペテルブルグ間の移動についても、夜間列車というのもあるし、国内線を使うということもあるのだが、これがどこまで時間的に正確なのかというのも微妙である。ましてや、一人でいくわけじゃなく、年寄り2人という荷物を背負ってやりくりするという場合には、一度でも同じルートを経験していたほうが迷わなくて良いからだ。ということで、ロシアは残念ながら却下である。ロシア選択をするなら、一度訪問をしたあとにやってみたいところだ。

さて、そうなると、やっぱりアジアということになるのだが、これが意外とアジアはいろいろなところを行っている。北部アジアの「アジア1」で、あと魅力的なところは大連とマニラだろうが、大連は近すぎ、マニラは危うすぎる。そうなると、必然的に「アジア2」になるが、この中で彼らが行ったことが無いのは、インドネシア、インド、ベトナム、タイだ。自分と同じで母親はあまり体調がよろしくないので、水に当たった場合には死に至る可能性がある。そういう意味ではインドは却下。インドネシアもバリ島ならいいが、ジャカルタなので特に興味なしだから却下。そうなると、タイかベトナムである。タイの場合は自分が初めて行ったときに、初日から下痢になってしまってトイレとずっと友達状態になった経験を知っているので、最初はタイの選択も同じように却下と言われた。しかしながら、タイに関するテレビ番組をたまたま観ていたようで、それを見た両親が「バンコクも良いわね」とのこと。個人的には行ったことがあるベトナム・ホーチミンのほうが良いのにと思ったのだが、ベトナム戦争について全く興味が無いといわれたので、消去法で結局タイのバンコク便を選ぶことにした。

渡航時期なのだが、夏休み時期だと確かに休みが取りやすい。しかし、タイの夏は雨季真っ只中であるため、現地に行ったのは良いが雨ばっかりだとうんざりするだろうと思った。そこで乾季と雨季のちょうど入れ違いの時期で、自分が休みとして取れやすい時期を考えたときに、6月かなということで選んだが、6月でも初旬じゃないと3人の予定が合わないことが解ったので、結局6月1日から8日ごろまでという時期を選択。更に言うと、普段より少ないマイルでいける「ディスカウントマイル」の時期が、アジアだと搭乗日が2012年4月1日~2012年6月30日と2012年12月1日~2013年2月28日の時期というのがあったので、少なく行くためにはこの時期にあわせたほうがいいとおもったからというのもある。

タイ行きはいつでも人気の場所だ。タイへ何しに行っているのかは個人個人の自由だとは思うのだが、バックパッカーの聖地みたいな場所のところなので、こういう人と、あとはエロ目的の人がめちゃくちゃ多い場所だから、この2種類の人たちで普段からタイ行きの飛行機は取りにくいと聞いている。ましてや特典航空券だと、同じようにタイに行きたいと思っている人もいるわけだから、申し込みができる時期になったら、チケットぴあでチケットを取るかのように、即効でネットにアクセスして申し込みをしようと思った。

ところが、実際に申し込みサイトに行って手続きをしようとしたところ、最後の最後の決済のところでクレジットカードが使えないという事態が発生した。このあたりのことはこちらに記載したので、参照して欲しい。なんで?なんで?と思いつつも、カードが使えないと予約が完了しないということにはなんとも出来ない。使えないという時点で即効でカード会社に電話しておけばよかったのだが、そうしないでしばらく放置プレーのようにしていた。

そうしているうちに、1月分カード決済の2/10がやってきてしまった。実は1月分のカード支払いとしては、年末に台湾に行ったときの飛行機代や、通勤定期代や、あとは父親への誕生日プレゼントとしてSony Tablet Type Sを購入したこともあるので、この分がかなりマイル加算されることになった。結果的に、マイルを交換しないという状態のままマイル保有をしていたので、2/10時点で、91080マイルにまで増えてしまったのである。おや?90000マイルを越えてしまったぞ。

マイルが90000マイルを超えた場合、

・アジア2へプレミアムエコノミークラスで
・ヨーロッパへエコノミークラスで

というのが選択の枠に増えるわけだ。しかし、マイル交換のごたごたの際に、事前にもうタイに行くという選択に全員がなっていたこともあったので、タイに最終的にはしたのが、やっぱりヨーロッパに連れて行くという選択のほうが良かったんじゃないのかと時間が経過するたびに思ってきた。なかなか、自分を入れて3人分のヨーロッパ渡航費を出すのは辛いところである。ヨーロッパならば、脳みそゼロのままいろいろなところを楽しむことは可能だし、それなりに「これなに?」と聞かれなくても、無知の人でも知っている美術・建築・遺跡・名所はかなりあるからだ。ちなみに、ヨーロッパ便の選択としては、JALも経営不振になったことによって便数を減らしたために、いまでは「パリ、フランクフルト、ロンドン」行きしか飛んでいない。まぁ、ヨーロッパ域内だったらヨーロッパの航空会社を乗り継ぎ便として使ってしまえばどこでもいける範囲なのでそれでもいい仮名と思ったのだが、「もういいよ、タイにしよう」という両親の希望があってヨーロッパはキャンセルになった。次回まで2人が生きているのかどうか不明だが、そのときにはヨーロッパにしよう。たぶん、父親がキリスト教文化に付いて全く無知であることと、仏教文化には多少精通しているようだが、見ても何にも楽しくないからだ思っているためにヨーロッパに行くような希望が無いのだと思う。ただ、アジアの仏教地域に行っても、どこの仏教・道教の寺に行っても、自分が普段から本を読んでいるくせに「これ、なんの神様?」と聞いても「よくわかんねー」と言うんだから、全く知識として道教・仏教のことを体に植えつけてないということは、こちらとしては、既に見抜いている。

ディスカウント期間だと、バンコク行きの特典航空券は3人分が確保できることはわかっている。これを2人分だけ交換して、自分の分だけ別途自費購入するというのもあるだ。前もって航空券を購入した場合でも、サーチャージを除いても30000円くらいだというのがあったので、わざわざ交換しなくてもいいかなとは思ったのである。そして余ったマイルは、次回のマイル失効時期までは溜められるので、そのほうが良いだろうということも頭に過ぎった。しかし、予約時に席がバラバラになってしまうのもまた面倒くさいということと、いつ何時自分が今度は不慮の事故で死んでしまうかもしれないということもあるので、結果的に使えるときには使っちゃえということにした。これがヨーロッパ便だったら、自分の分は無いので諦めは付く。まだここでもヨーロッパ便にしちゃえばよかったと後悔している甘えた自分がいるのに腹立たしい。ただ、ヨーロッパ便だとしても、ディスカウント時期が①2012年4月1日~2012年4月26日、②2012年11月13日~2012年12月6日、③2013年1月7日~2013年2月28という、時期としては非常に最悪の時期なので、選択の余地もなかったことは確かだ。

しかし、最終手続きをする際に、マイル交換はサーチャージ等の税は別途徴収されるのだが、その価格が高すぎる。これだけ円高になっているんだったら、もっとサーチャージが安くなっても良いだろうと本当に思う。ちなみに、タイまでの片道における燃油特別付加運賃(いわゆるサーチャージ)は13000円。よって、往復26000円で、三人分だとそれだけで84000円である。このほかに空港税が入るので、全部で90000円くらいになってしまった。航空券代が無料だとはいえ、結構な出費が必要だということになる。うーむ・・・片道3000円くらいのサーチャージなら許容範囲なのだが、13000円ってどういうことだよ!ちなみに、2012年4月1日から6月30日に発券した場合には、11500円になる。それでも高いと思う。

JAL国際線特典航空券
URL : https://www.jal.co.jp/jalmile/use/jal/inter/miles.html

クレジットカードが使えない!

JALのマイルがかなり溜まったし、有効期限が2012年の2月末までだったので、これはそのうち使おうかと思っていた。ちょうど両親もそう長く生きるわけじゃないので、また海外に連れて行ってやろうと思っていたのだが、やっぱり3人分だと荷が重過ぎるので、こういうときにマイルを使おうと思ったのである。

2012年版のマイルの利用方法は、2011年と異なることは前から解っていて、そのときの手持ちのマイルでは、ディスカウントマイルとしても東南アジア・モスクワ・オセアニアには2人分しか行けないのは解っていたし、こういう特典航空券は、早めに申し込まないと、好きな日程は取れないとおもっていたので、事前に親とも相談してこの時期にしようと決めていたのである。リクエストとして「バンコク」便を選んだが、このあたりのことは後で記載したいと思う。その特典航空券の申し込みが2012年2月7日からだというのが載っていたし、場所が人気があるタイであるので、申し込みの時間になったら即効でネットで予約しようと思っていたのだ。

ところが申し込みをしたところ、最後にサーチャージと空港税を払う必要があるため、クレジットカード支払いの番号を聞かれたので、いつものとおり入力したら、「クレジットカードの番号とセキュリティコードを再確認してください」と出た。「あれ?おかしいなー」とおもったので、もう一度入れてみると同じようにエラーと出る。会社でこの操作を行ったので、きっともしかしたら会社のファイアウォールで制御されているのか?と思ったので、家に帰ってやってみたのだが、同じようにエラーと出てしまった。1日経過したらなんとかなるかもとこのときに思ったのがアホだなと思ったのだが、まぁ待ってみることにした。

次の日、家に買って見ると、新しいカードが届いていた。そう、実は使っていたカードの有効期限は2012年2月までだったので、ちょうど新しいカードが届いたというわけである。新しいカードだったら入力は大丈夫だろうと思って、早速そのカードの番号とセキュリティコードを使ったのだが、やっぱり結果は同じである。なぜだ、なぜ使えないのだ?!もしかして、ネットのほうが問題なのかと思った。

そこで、ここで気づけばよかったのに、なぜかその週末まで放置していたのが自分でも笑える。その週の土曜日に友達と食事に行って、会計時に現金ではなく、クレジットカードで払ってみることにした。普段なら絶対使わない支払い方法である。そうしようとおもった理由は、もしかしたら、このクレジットカードが利用不可になっている可能性があるかもしれないと思ったからである。それで会計時にカードを提示してみると「これ、使えませんね」と言われてしまった。現金を持っていたのでその場はカードを引っ込めて現金支払いにしたのだが、これで完璧にカードが利用できない状態であることがわかったので、早速次の日にカード会社に電話してみようと思った。

実はその前に、平日の日中帯に、カード会社から自分宛にカード利用についての問い合わせ電話が掛かってきたらしい。ところが、そのときに対応したのは母親だったのだが、どうせカード会社からの勧誘電話でしょー?みたいな捕らえ方をしたために、実は2月7日から毎日電話をかけていたらしいことが後でわかった。しかし、平日日中帯に家に電話をかけたとしても、本人がいるわけがない。仕事をしているんだから。カード会社もアホだなーとおもう。夜中にかけて来いとおもったのは無理も無い。

さて、日曜日に電話をかけてみた。電話番号はカードの明細に書かれていた利用状況の確認に付いてというところの番号だ。電話にでたオペレータに事情を示してみたところ、どうやらセキュリティセンタというところに電話が廻って対応してくれた。実は、このセキュリティセンタの番号は事前に知っていた。というのも、平日昼間にかけてきたカード会社の電話番号は、自分の家の電話の通話記録に残っていたからである。最初はそこの番号に直接かけたのだが、「窓口は平日9時から17時半までです」というアナウンスが流れるだけであったので、こちらからかけられない。ところが、今回は通常のオペレータ経由で転送されたのであるから、これは問題ない。

セキュリティセンタの人の話によると、2月7日にイギリスで買い物をしましたか?ということを質問された。もちろん、海外にも行かないし、基本的にネットで買い物をすることもないし、ましてや意味不明な海外のサイトで買い物なんかするわけが無いと思っていたので、その主旨を述べたところ、「やっぱり不正でしたかー」ということを言われた。どうやら、このときに20万円くらいの買い物をされていたらしい。そして、カード会社はどうもこのときの購入が「怪しい」と判断したらしく、その時点でカードの使用をとりやめにしたらしいのだが、そのあと2月9日に、今度はイタリアで4000円程度の買い物をしようとしていたという履歴があがったようだ。2月7日はちょうど特典航空券の申し込みをしようとしていたときのことで、この時点でもうカードが使用不可になっていたというわけだ。さらに2月9日なんていうと、もうとっくにカードが使い物にならない状態になっていたのに、それでも購入しようとしているやつがいるということは不正のなにものでもないと、完璧にカード会社は思ったようだ。それで7日の時点で電話をしたのに繋がらないので、毎日かけていたということ。本人が平日昼間に居る訳が無い。そういう時点で日曜日に電話をかけてきたというわけである。

カード会社のお姉さんから「カード番号は変わります。新しいカードを1-2週間以内に送付いたします。」とのこと。その際に、問題の不正利用に付いては本人が使っていないという宣言を書いてもらう必要があるとのことなので、その様式も送るということだった。確かに後日送られてきたの用紙を見ると、いつ海外に行ったのかとか、いつネットで買い物をしたのかというのを、すべて細かく書くようになっていた。

しかし、どこでカード番号が抜かれたのだろうか?カード会社の人に言うには、最近台湾に行ったひとたちが似たような被害にあっているんですが、お客様は台湾に最近行きましたか?とのこと。確かに年末に台湾には行っている。そのときか?と思ったのだが、前回の台湾渡航の際には、全くカードを使っていないと思う。お土産屋、ホテルを含めて全部ニコニコ現金払いだったはずだったのだが。もしかして、その前に行った3月の台湾行きのときだったのかもしれない。そのときはどこで使ったのかはもう明細が無いのでわからない。

よくカードの支払いは目の前で処理されることに注意し、決して眼を離すなと言われる。料理屋ではスマートに支払いをしたいからという理由から、カードを渡して支払いを済ますというのもあるが、あれは本当に良くない。裏でスキミングされている可能性があるからだ。たぶん、台湾でこの情報が抜かれたのだろうか?いや、台湾ではそんな料理屋で支払うようなくらい高いものを食べたことが無い。高くてもすべて現金で払っているのだ。ということは、ヨーロッパで抜かれたのだろうか?

いずれにしろ、もうカードは新しいものに変わった。そうなると、月々のカード支払いにしているものについて、全部手続きしなおさないといけないことになる。インターネットプロバイダの料金、そして携帯電話の支払いもそうだ。あーっ、面倒くさい。とおもったのだが、意外にカードの番号変更に付いては簡単に出来ることがわかった。現金支払いからカード支払いのときには、いろいろ書類を記載しなければならないのだが、カード番号の変更の場合には、変更した番号を再登録すればいいだけなのだそうだ。こんなに簡単なのであったら、すっかりやる気がなくなったゴールドカードへの番号変更もしておくべきだったとおもった。そう、いまだにカードはゴールドではないのである。年会費が高いからということもあるのだろうが、こんだけ海外に行くんだったらゴールドに換えてしまっても本当はいいのだと思う。今度キャンペーンがあるんだったら、絶対ゴールドに変えようと思う。

フェルゼア リペアヴェール

歩いていると、妙に踵のほうが痛いなという感じがしていた。最初は、靴の中に石でも紛れ込んでしまったか?と思ったのだが、そうでもなさそうだった。そう思って、靴下を脱いで、なにげなく踵を触ってみたところ、これが象の皮膚でも触っているかのように、硬くて、がさがさしていて、指の平で皮膚を擦ってみたところでなんの反応もなかった。まぁ、お風呂に入れば、多少は踵が柔らかくなるだろうと思っていたが、全然効果なし。

そうこうしているうちに時間が経過してみると、今度は踵がひび割れしていることがわかった。そして、靴下の繊維がひび割れしたところに入り込んで、ちょうどひび割れをした位置が黒目の繊維で埋められて、まるでひび割れにそって黒い血が流れているのではないか?というような感じに見えた。繊維をピンセットや先のとがったもので穿り返してみても全然効果なし。さらに、歩くたびに激痛が走るようになってきた。

こりゃいかんとおもって、早速会社の女性社員に「なにかいいものないかな?」と相談してみたところ、「普通は手に塗るものですけど、効果はテキメンなので、一度使ってみてはどうですか?」と薦めてくれたのが、資生堂のフェルゼア・リペアヴェールというもの。

「どこのドラッグストアでも売っていると思います。」と言われたので、家の近くのドラッグストアに行ってみたのだが、これが全く存在無し。まさか特別品?と思って、髪の毛を切りに行ったときに、ついでに近くにあったドラッグストアに行ってみたところ、棚の一番下のそれも隅っこに陳列されていた。他の製品に比べると、値段がちょっと高いものだから、あまり品物として買われないから、あぁいう扱いになっているのだろうというのは想像できる。確かに、1800円という価格はドラッグストアでは、普通のものじゃない。激安化粧品なんか売っているのに比べると、ちょっと高いからだ。

さて、実際に使ってみたところの感想なのだが、最初、この塗り薬の効果が全く現れないので「本当に効くのか?」と疑ってしまった。薦めてくれた後輩から「ちょっと塗るだけで、1日は効果は持ちますよ」なんていうのから、そのまま鵜呑みにしていたのだが、塗っている場所が踵であり、常になにかに触れているところだから、手に塗るのとは全く違う。だから、効果が薄いので、説明書きにも「ちょっとだけ塗るだけでいいです」と書いていたのだが、そんなのは無視して、もうタップリと馴染むくらい塗りたくってみた。そして、そのままではいけないと思って、寝るときには靴下を履いて寝るようにした。

効果が出てきたのは2週間後くらい。毎日毎日寝る前に塗っていたところ、あるときに踵の様子はどうなのかと、薬を塗る前の状態で触ってみた。前ほどのひび割れはなくなったし、象みたいに硬くて痛々しい皮膚が一変して、少しはマシな踵になってきたことがわかってきた。一度良い方向に向かった回復は、日が経つにつれてさらに良くなってきた。そして、これ、一度良いと思ったら、冬の間はずっと使ってやりたいと思うようになってきた。

料理をするひとで手荒れがひどい人は、これを使ってみると結構いい効果が出ると思うので、是非お勧め。

資生堂・フェルゼア
URL : http://www.shiseido.co.jp/ferzea/index.html

fサインディフェンス バランシングプライマー II

冬になるとイヤなのは寒さのほかに乾燥。日本海側や関東以外の太平洋側だと、そこそこ湿度があるからあんまり問題ないが、東京の冬は本当に寒くて乾燥しているからイヤだ。ずっと東京に住んでいるので慣れてもいいのだが、これだけは絶対イヤである。暑いのは、どんだけ暑くても平気だが、寒いのは本当にいやだ。それに乾燥していると、それだけで干からびてしまいそうになるから、もっとイヤである。

そこで、乾燥防止のためには、それなりに年齢も上がってきたこともあるので、寝るときのメンテナンスのほかに、日ごろ外に出るときにも顔にはなにかを塗りたくなる。リップクリームは男女でももう認知中の認知の領域になっているので、これを片手に表で塗っていても違和感がないとはおもうのだが、まだまだフェイスケアの面はそれほど認知されていないみたいで残念だ。もちろん、脚や肩あたりも乾燥したときには乳液を塗るときがよくあるのだが、やっぱり顔が一番表に出るところなので、乾燥度がハンパじゃない。

しかし、これまでどれもこれもあんまり乾燥防止として使った乳液類について、自分の肌に合わなくて困っていたのだ。ヨーロッパのような乾燥の仕方の場合と、日本の乾燥の仕方はまたちょっと違うようで、ヨーロッパに行くときに愛用している乳液類は、あんまり日本では効果的ではないことがだんだん使っていてわかってきた。

友達に相談してみたところ、これはどうかな?と薦めてくれたのが、アユーラのゆらぎ肌 薬用化粧液「fサインディフェンス バランシングプライマー II」というものである。
この乳液のシリーズには3種類あって、今使っているのは、ちょうど真ん中の種類モノである。真ん中の種類といったのは、他の種類がどんなものなのかを知らないと比較対照にならないのだが、保湿効果と皮脂コンディショニング効果のどちらに重きを置いたものによって、3パターンが決まるというものである。真ん中といったのは、保湿効果も皮脂コンディショニング効果もどちらも1:1で効果があるという意味のものだ。これをしばらく使ってみて、単純に乾燥防止と思っていたものが、実は保湿をもっと求めているものなのか、それとも皮脂の調整を整えるものなのかを分析して、パターン1かパターン3のほうを選べばいいということだ。

実際に使うときには化粧水の後に使うともっと効果的なのだと思うのだが、説明書きだと洗顔の後にそのまま使っていいというようなことを書いている。だけど、やっぱり化粧水を使ったあとになじむように使ってみることにした。以前、友達からパックを借りたときに、すごい肌がみずみずしくなった気になったのだが、この乳液をつかったときもまさしくみずみずしい感じがする。ただし、それは塗ってすぐだけ。時間が経つと、どうしてもやっぱり乾燥肌になってしまうのは、これは仕方ないことなのだろうか?それとももっと保湿のほうを要求するものを選んだほうがいいのだろうか?化粧品のことに付いてはあまり詳しくないので、こういうのは詳しい人に教えて欲しいと思う。

しかし、匂いもないし滑らかだし、つけたときには心地いいので実は手放せない感じだ。。液体タイプだからなのかもしれないが、ジェルタイプのものを前に使っていた時に比べては、とても使いやすい。そしてべとつかないのが一番いい。

アユーラ / ゆらぎ肌 薬用化粧液・二
fサインディフェンス バランシングプライマー II(医薬部外品)
URL : 商品説明はこちら
容量:100mL
値段:4,200円

アジア「罰当たり」旅行(書籍)

面白い人が旅行記を書くと本当に面白いと思う典型的な例が、丸山ゴンザレスさんの「アジア『罰当たり』旅行 」という本。ポッドキャストの「海外ブラックロード」を初回から聞いていて、その喋りの面白さから、最初はDJの仕事をしている人なのかとおもっていたら、なんと作家さんだったことを聞いて、どういう本を書いている人なのかなと思ったのが読むきっかけだった。しかし、作家だというのを知ったあとに最初に読んだのは旅行記の本ではなく、東日本大震災後に現地へ入って、現地の惨状をレポートしたどこかのサイト主催の記事だった。その記事を拝読したときに、周りの状況を見る着目点の鋭さと、冷静な分析力、そして熱い思いというのを秘めている人だというのはわかった。ポッドキャストを聞いている分には、単なるエロくて面白い格闘家のお兄さんというイメージだったのに、全く印象を払拭してしまったような気がする。

それで、書物も読んでみたいと思っていたのだが、手持ちの本が多すぎて、まだ読む機会を逸していたが、とうとう手に取ってしまった。

2007年に発行した本だから、もういまから5年前くらいの記事だとはいえ、文章にはとても勢いがあり、いま執筆されている内容からすると少し青臭いという点が否めないがそれでも、文章から当日の場面を容易に想像できる様な書きっぷりは面白い。それよりも、アジアという魔力の巣窟みたいなところに旅行をする人は、こういう体験を多くするものなのか?とアジア旅行に対して幻想を描いてしまうようなものなのかもしれないという危険性もはらんでいるなとは思った。

アジア各地をバックパッカーで旅行をする人の多くは、現実世界からの脱却とか、ちょっと刺激が欲しいとか、なにか現地にあるんじゃないのかなという期待のために行くのではないだろうか?果たしてそれは希望している旅行者にとって、実際に現地に行ったときにどのように感じることだろうか、それは旅行者によって違うだろう。著者の場合、アジアへ行ったきっかけは実際にはこの本を読んだだけではわからない。しかし、アジアを旅行したときの周りの変な人たちを惹きつける魅力は彼にはあるようだ。題名は「罰当たり」というような言葉を使っているが、個人的は、「インドとタイを旅行したときに出会った変なやつら」というのが正しい内容だと思う。

ただ、どの話も共通しているのは、「ナメられたらダメ」ということ。アジアの多くの国では、まだまだ日本人神話が通っており、日本人はおとなしい、多少ふんだくっても文句を言わない、英語が出来ないというのがある。そう思われていたとしても、思わせないようにするのが旅行者の鉄則なのだが、著者はそれを実力行使で実現するというもの。それが痛快でコミカルなのだから、面白い。ご本人が、空手を使う方なので、多少乱闘になったとしてもそこはねじ伏せることが出来るだろうという、力強いバックボーンがあるからなんだと思う。それは乱闘や強奪のようなことに出くわしたときには威力を発揮するものである。しかし、多くは詐欺のほうに出くわすのだが、それは体力や気力だけでは対応できない。臨機応変な頭の回転の速さだ。それをこの著者は出来るとは、読んでいてとても面白いのだが、途中途中、文章の中が紙面の都合からか、内容がぶっ飛ばしているところもあるので、事件の経緯やその後の結果の顛末について、読者の経験や知性で保管しなければならないところもある。

タイやインドは、本当にいろいろな変な人がうようようろついているところなんだと思う。それは住民だけじゃなく、それを求めてやってきた旅行者も含まれる。タイは、以前1度だけ行ったことがあるのだが、その時に、到着後初日からひどい下痢に襲われたので、あんまりいい思いをしたことが無い。でも、それはもう15年も前のことだし、いまだともっとマシになっていることだろう。初回のタイの印象がめちゃくちゃ悪いので、それから二度と行きたいという候補地に上がらなかった。ポッドキャストのいろいろな番組や著者のような本を読むと、タイも面白いかもと思うようになる。しかし、自らどこまでタイのめちゃくちゃぶりのところに入り込んでいくのかは、旅行者によって異なるだろうが、たぶん、あんまりディープなところまでは踏み込むつもりはないし、現地でナイトライフを楽しもうというつもりも全く無い。たぶん、著者からみたら、自分はつまらない旅行者にあたるんだろうとおもう。

ただ、あんまりディープなところに踏み込むつもりが無いので、著者のような方たちの体験記を読むのは好きだ。だから、どんなに変な人が世の中にいて、どんな変な事件が周りに起こるのかというのを本を通してどんどん読みたい。この本はまさしくそういう本の入口に当たるものだろうとおもう。

そして、この本を読んで「これ、今度使ってみよう」と思ったことがある。それはタクシーでめちゃくちゃな値段をふっかけてくるようなドライバーがいた場合には、いつもなら口でなんとか捻じ伏せているところなのだが、後ろから椅子ごと蹴りを入れてしまうというのが一番効果的のようだということ。確かに、キック力だけではあの狭い社内の中ではかなり有効な手段なんだと思う。相手が泣こうがわめこうが知ったこっちゃない。相手がすべて悪いのだから。これまでふざけたタクシーは、ベトナムと中国でしかお目にかかったことが無いが、どちらも相手より大声でわめいて周りを見方にしたことでねじ伏せたが、今度はこれに蹴りが入ればどうなるのだろうか?まぁいいや。

そういえば、著者はなんで「ゴンザレス」なんだろう?インパクトが大切だから?


アジア『罰当たり』旅行 [文庫]
著者:丸山 ゴンザレス
出版社: 彩図社
発売日: 2007/7/20