2012/02/24

バンコク行き特典航空券

2012年2月にマイルの失効期限がやってくるので、それまでにはどこかに行くことを考えたいと思っていた。だいたいこういうマイルの失効が近づいてくると、普段世話になっている両親を連れて行くために特典航空券に交換してしまっているのだが、またその時期がやってきた。

JALの2012年度の特典航空券引き換えの予約は、2012年2月7日から。この時点で手持ちのマイル数が88150マイルだったので、両親2人分を連れて行ける範囲としては次の通り。(参考:JALの得点マイル早見表

・アジア1(広州、上海、台北、大連、高雄、天津、北京、香港、マニラ)へのエグゼクティブクラス
・アジア2(クアラルンプール、ジャカルタ、シンガポール、デリー、ハノイ、バンコク、ホーチミンシティ)へのエコノミークラス
・シドニーへのプレミアムエコノミークラス
・モスクワへのエコノミークラス
・ホノルルへのエコノミークラス
・北米へのエコノミークラス

選択の幅は結構実はあった。この中でシドニー、ホノルル、北米の路線については、全く興味が無いので却下。別にリゾート地でのんびりという歳でも無いので興味が無いことと、歴史が浅い国は特に何もみるべきものがないので却下。自然があるではないかといわれても、別にぃ?である。となると、残されたのは、アジア1/2のエリアかモスクワである。モスクワは本当に魅力的な場所だ。ロシア帝国とソ連という全く異質なものが存在していたところであり、ヨーロッパの田舎帝国にも関わらず金を持っていたので、フランスの真似をしたくてなれなかったロマノフ朝の名残があるところである。一度行ったことがあって、そこを案内するのであればまだ良かったのだが、個人的にもまだ一度もロシアの地は踏んだことが無い。したがって、現地での戸惑いは激しいものがあるだろう。なんといっても、キリル文字での文字表記が読めないということと、ロシアはビザが必要なところであり、いまだにインツーリストによる申し込みでしかロシアビザが降りないところなので、自由がそれほど利くのかどうかは不明だった。それに、ロシアに行くのであれば、モスクワだけじゃなく、サンクトペテルブルグに行かないとロシアのよさは全くわからない。そのモスクワ=サンクトペテルブルグ間の移動についても、夜間列車というのもあるし、国内線を使うということもあるのだが、これがどこまで時間的に正確なのかというのも微妙である。ましてや、一人でいくわけじゃなく、年寄り2人という荷物を背負ってやりくりするという場合には、一度でも同じルートを経験していたほうが迷わなくて良いからだ。ということで、ロシアは残念ながら却下である。ロシア選択をするなら、一度訪問をしたあとにやってみたいところだ。

さて、そうなると、やっぱりアジアということになるのだが、これが意外とアジアはいろいろなところを行っている。北部アジアの「アジア1」で、あと魅力的なところは大連とマニラだろうが、大連は近すぎ、マニラは危うすぎる。そうなると、必然的に「アジア2」になるが、この中で彼らが行ったことが無いのは、インドネシア、インド、ベトナム、タイだ。自分と同じで母親はあまり体調がよろしくないので、水に当たった場合には死に至る可能性がある。そういう意味ではインドは却下。インドネシアもバリ島ならいいが、ジャカルタなので特に興味なしだから却下。そうなると、タイかベトナムである。タイの場合は自分が初めて行ったときに、初日から下痢になってしまってトイレとずっと友達状態になった経験を知っているので、最初はタイの選択も同じように却下と言われた。しかしながら、タイに関するテレビ番組をたまたま観ていたようで、それを見た両親が「バンコクも良いわね」とのこと。個人的には行ったことがあるベトナム・ホーチミンのほうが良いのにと思ったのだが、ベトナム戦争について全く興味が無いといわれたので、消去法で結局タイのバンコク便を選ぶことにした。

渡航時期なのだが、夏休み時期だと確かに休みが取りやすい。しかし、タイの夏は雨季真っ只中であるため、現地に行ったのは良いが雨ばっかりだとうんざりするだろうと思った。そこで乾季と雨季のちょうど入れ違いの時期で、自分が休みとして取れやすい時期を考えたときに、6月かなということで選んだが、6月でも初旬じゃないと3人の予定が合わないことが解ったので、結局6月1日から8日ごろまでという時期を選択。更に言うと、普段より少ないマイルでいける「ディスカウントマイル」の時期が、アジアだと搭乗日が2012年4月1日~2012年6月30日と2012年12月1日~2013年2月28日の時期というのがあったので、少なく行くためにはこの時期にあわせたほうがいいとおもったからというのもある。

タイ行きはいつでも人気の場所だ。タイへ何しに行っているのかは個人個人の自由だとは思うのだが、バックパッカーの聖地みたいな場所のところなので、こういう人と、あとはエロ目的の人がめちゃくちゃ多い場所だから、この2種類の人たちで普段からタイ行きの飛行機は取りにくいと聞いている。ましてや特典航空券だと、同じようにタイに行きたいと思っている人もいるわけだから、申し込みができる時期になったら、チケットぴあでチケットを取るかのように、即効でネットにアクセスして申し込みをしようと思った。

ところが、実際に申し込みサイトに行って手続きをしようとしたところ、最後の最後の決済のところでクレジットカードが使えないという事態が発生した。このあたりのことはこちらに記載したので、参照して欲しい。なんで?なんで?と思いつつも、カードが使えないと予約が完了しないということにはなんとも出来ない。使えないという時点で即効でカード会社に電話しておけばよかったのだが、そうしないでしばらく放置プレーのようにしていた。

そうしているうちに、1月分カード決済の2/10がやってきてしまった。実は1月分のカード支払いとしては、年末に台湾に行ったときの飛行機代や、通勤定期代や、あとは父親への誕生日プレゼントとしてSony Tablet Type Sを購入したこともあるので、この分がかなりマイル加算されることになった。結果的に、マイルを交換しないという状態のままマイル保有をしていたので、2/10時点で、91080マイルにまで増えてしまったのである。おや?90000マイルを越えてしまったぞ。

マイルが90000マイルを超えた場合、

・アジア2へプレミアムエコノミークラスで
・ヨーロッパへエコノミークラスで

というのが選択の枠に増えるわけだ。しかし、マイル交換のごたごたの際に、事前にもうタイに行くという選択に全員がなっていたこともあったので、タイに最終的にはしたのが、やっぱりヨーロッパに連れて行くという選択のほうが良かったんじゃないのかと時間が経過するたびに思ってきた。なかなか、自分を入れて3人分のヨーロッパ渡航費を出すのは辛いところである。ヨーロッパならば、脳みそゼロのままいろいろなところを楽しむことは可能だし、それなりに「これなに?」と聞かれなくても、無知の人でも知っている美術・建築・遺跡・名所はかなりあるからだ。ちなみに、ヨーロッパ便の選択としては、JALも経営不振になったことによって便数を減らしたために、いまでは「パリ、フランクフルト、ロンドン」行きしか飛んでいない。まぁ、ヨーロッパ域内だったらヨーロッパの航空会社を乗り継ぎ便として使ってしまえばどこでもいける範囲なのでそれでもいい仮名と思ったのだが、「もういいよ、タイにしよう」という両親の希望があってヨーロッパはキャンセルになった。次回まで2人が生きているのかどうか不明だが、そのときにはヨーロッパにしよう。たぶん、父親がキリスト教文化に付いて全く無知であることと、仏教文化には多少精通しているようだが、見ても何にも楽しくないからだ思っているためにヨーロッパに行くような希望が無いのだと思う。ただ、アジアの仏教地域に行っても、どこの仏教・道教の寺に行っても、自分が普段から本を読んでいるくせに「これ、なんの神様?」と聞いても「よくわかんねー」と言うんだから、全く知識として道教・仏教のことを体に植えつけてないということは、こちらとしては、既に見抜いている。

ディスカウント期間だと、バンコク行きの特典航空券は3人分が確保できることはわかっている。これを2人分だけ交換して、自分の分だけ別途自費購入するというのもあるだ。前もって航空券を購入した場合でも、サーチャージを除いても30000円くらいだというのがあったので、わざわざ交換しなくてもいいかなとは思ったのである。そして余ったマイルは、次回のマイル失効時期までは溜められるので、そのほうが良いだろうということも頭に過ぎった。しかし、予約時に席がバラバラになってしまうのもまた面倒くさいということと、いつ何時自分が今度は不慮の事故で死んでしまうかもしれないということもあるので、結果的に使えるときには使っちゃえということにした。これがヨーロッパ便だったら、自分の分は無いので諦めは付く。まだここでもヨーロッパ便にしちゃえばよかったと後悔している甘えた自分がいるのに腹立たしい。ただ、ヨーロッパ便だとしても、ディスカウント時期が①2012年4月1日~2012年4月26日、②2012年11月13日~2012年12月6日、③2013年1月7日~2013年2月28という、時期としては非常に最悪の時期なので、選択の余地もなかったことは確かだ。

しかし、最終手続きをする際に、マイル交換はサーチャージ等の税は別途徴収されるのだが、その価格が高すぎる。これだけ円高になっているんだったら、もっとサーチャージが安くなっても良いだろうと本当に思う。ちなみに、タイまでの片道における燃油特別付加運賃(いわゆるサーチャージ)は13000円。よって、往復26000円で、三人分だとそれだけで84000円である。このほかに空港税が入るので、全部で90000円くらいになってしまった。航空券代が無料だとはいえ、結構な出費が必要だということになる。うーむ・・・片道3000円くらいのサーチャージなら許容範囲なのだが、13000円ってどういうことだよ!ちなみに、2012年4月1日から6月30日に発券した場合には、11500円になる。それでも高いと思う。

JAL国際線特典航空券
URL : https://www.jal.co.jp/jalmile/use/jal/inter/miles.html

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