2006/10/28

キムチドラマ


「冬ソナ」や「チャングム」で韓流ブームがきていると言われているが、はっきり言って飽きた。飽きたというより、もともと韓流ブームなんていうのは本当にきていたのか?というのが疑問である。韓国との共同開催があったワールドカップの前くらいから、韓国に対する「美化」や「韓国はいいところだ」という意味不明な宣伝が気持ち悪いくらいテレビメディアを中心に始まった。メディアを使っていかに韓国が変な国かというものではなく、日本に似ていて素晴らしい国かと宣伝していたのは、主に電通の仕事である。ワールドカップの仕掛けも電通だった。その電通が韓国ブームの火をつけたといっても良いと思う。気持ち悪いくらいの美化は、最初は食べものを中心とした旅行番組だったのだが、なぜか韓国芸能界のほうにまで話がだんだん進んでいく。さらにワールドカップの際には、別にどうでもいいとおもうのだが、なぜか日本の結果も報道するが、韓国の試合についても「よく頑張った」と一緒になって開催しているから一緒に応援しようみたいな流れがあったのを記憶している。あれも今となっては気持ち悪いくらいの韓国びいきの報道だったと思う。当の韓国は、日本の資金を使ってスタジアムが作られ、最初に決まっていた日本単独開催を無理やり当時のFIFA副理事だった韓国人のおっさんのわがままで共催になったことを知らないので、「なんで日本を応援しなくちゃいけないんだー。」「日本が負けて当然だー」とまで韓国では報道されていた。いつまでも韓国や中国の言うことを「正しい」とおもって、日本のすることは「いつも謝罪」であるといっていた電通中心の韓国・中国よりの報道が、あのときほど嫌だったのは記憶にまだ残っている。

そこへ「冬ソナ」を中心としたキムチドラマが大量に入ってきた。しかし、その流行に捕まったのは、30歳過ぎで既婚・未婚を問わない女性だけだった。若い人は当然だが、同年代の男性や老人には全然受けなかった。日本のドラマは同じような俳優・女優が出てくることで、すでに芸能界の激しい移り変わり「旬な人」たちを追いかけられなくなった人たちに、このキムチドラマは受けた。どうせ知らない俳優だったら、似たような顔の韓国ドラマのほうが、昔若いときに見ていたような恋愛ドラマっぽくていいわーというのがその理由である。冬ソナで有名になってしまったペ・ヨンジュンだが、韓国では既に過去の人である。ところがおばさんたちのとりこになってしまい、まるで韓国版「杉様」になってしまったペ・ヨンジュンは、韓国での活動より、日本人のババァたちを相手にしたほうが金儲けができると分かり、彼はその後、度々、自分のサイトにも「明日から日本に行きます」と宣伝までして、ババァたちの熱い声援を受けるようになる。自分で宣伝しているんだから、空港や彼が来る場所に、無知で金だけ持っているババァたちがワーキャー言いながら集まってくるのは当然なことだ。メディアは、それをさも「まだまだ韓流ブームは去ってません」と報道しているのは笑える。当のペ・ヨンジュンも、来日するタイミングを実に計算してやってくるのも素晴らしい。まぁ、それに引っかかるババァたちがあほなだけなのだ。

BSデジタル放送では、冬ソナやチャングムだけではなく、結構ここ2年くらい、いろいろなチャンネルで韓国ドラマが放映されている。女性誌では、それらのドラマを前から「やっぱり韓国ドラマはいい!」「この俳優はこういう演技をしているので、素晴らしい」と持ち上げまくりだ。反対に、ドラマ数ではダントツに多い台湾・香港・中国の中国語圏のドラマについては、全然話題にもしていない。宣伝の仕掛けは電通が主に行っているというのは既に述べたが、電通には実は在日韓国人・朝鮮人が結構多く入り込んでおり、これを気に韓国に目を向けさせようというのが人種が多い会社である。それを知らないでその宣伝に載っている馬鹿な日本人は、「良いといわれたので見ている」と見ている。在日中国人はあまり電通に入り込んでいないので、なかなか華流ブームが来ないのがこのためだ。宣伝する人が居ないのだから、なかなか流行らないのだ。

うちの母もハードディスクビデオを買った途端に、いろいろなキムチドラマを録画している。チャングムで火がついたらしく、それで日本のドラマは見ないのにキムチドラマは、新旧関係なくキムチドラマを見ている。毎回真剣に見ているのだが、一体面白いのか?と聞いてみると、「惰性で見ている」らしい。すでにNHKの大河ドラマや朝の連ドラのように一度見始めたから、番組が新しくなって、面白くなくても見ているというのが現実のようだ。当の本人も「毎回同じ内容だし、なんで韓国はめちゃくちゃな手術ばかりするんだろう」と、その内容の設定について文句を言い始めている。

地方の金を持っていて、子育ても終わり、暇になっているババァたちは、ソウル経由で冬ソナなどのキムチドラマの舞台を見に行くというようなことをしている。金を持っているのであれば、好き勝手にすれば良いとおもうが、まあ、こういうババァのせいで、ソウル便は常に満席のようである。一度行けば、もう見るところが無いので、二度と行く人は居ないというおまけは付いている。しかし、ババァたちの連絡網を侮るなかれ。1人のババァが韓国に行って「よかったわぁ」と言えば、その知り合いも負け時と韓国に行く。面白くもなくても「面白かった」と言ってしまうので、金を持っている地方の暇なババァたちは、韓国へ会いも出来ないのに「ペ・ヨンジュンに会いに行く」ことをしている。馬鹿な道楽のひとつだ。

そんな道楽も、いよいよ下降気味になっているようだ。母のコメントじゃないが、どのドラマも同じようなものだと悟ったババァたちは、別にどの俳優が良いとかどういう内容のドラマが良いから見ているというような意識をもっていない。「ただ、見ている」だけなのだから。濡れ場もなければ、すぐ死んじゃうドラマでは、さすがの脳みそがないババァたちも飽きるのだろう。史上最大の輸出に成功したキムチドラマたちは、いよいよ日本市場に区切りがきたといえよう。台湾や中国では日本より先に韓国ブームが一時期やって来た。しかし、政治的な問題も含めて、すでに韓流ブームは全くなくなってしまっている。日本への成功で図に乗っているキムチドラマの製作者は、アメリカやヨーロッパに売り込もうと必死になっているが、韓国のイメージがまだまだ悪い欧米にとって、ドラマの輸出は成功しないのが見えている。キムチドラマは、もう飽きたと、いつ女性誌が言い出すか楽しみだ。

台湾新幹線開通!?

日本の新幹線システムを海外で初めて採用し、台湾の台北―高雄間を結ぶ「台湾新幹線」の開業式典が12月7日、路線のほぼ中央にある台中駅(台中県)で開かれることが決まった。日台交流の日本側窓口団体である交流協会の台北事務所が二十六日明らかにした。台湾新幹線は工事の遅れなどで開業延期が続いていたが、ようやく走り出す時期が確定した。実際の営業運転は12月中旬に始まるもようだ。

これまで三度開通の延期があった台湾新幹線がやっと開通するとのことだ。だが、最初に開通する路線は、全路線が開通するわけではなく、新竹から左営の区間なのだそうだ。だから、台北に行ってもまだ新幹線には乗れない。でも、台湾のことだから、時間を守るとは限らないだろう。今回ももしかして、もしかして、期待をもたせて「また延期だ」ということになるかもしれない。安全のためなら開通の延期があっても仕方ない。しかし、内情を聞いてみると、メンテナンスや運用については不安な面がたくさんあるようだ。

しかし、台北と高雄が1時間半で結ばれることになる新幹線は、台湾経済をかなり大きく変えることは間違いない。あまり述べたくないが、台湾の地方都市の空洞化が日本と同様起こるのは間違いない。地方の人間が気軽に都心に出られるということは、地方に都会の人たちが来て欲しいと望んでいる地方議員の希望とは違って、地方の人間gあどんどん都会に出てしまっている日本と同じ状況になるのが見えているからだ。基本的に自分の住んでいる地域に愛着をあまり持っていない台湾人のこと、気軽に都会に行けるという手段ができれば、金を落とすのは都会で、住むのは地方都市という構図が出てくることだろう。日本の国会議員もあほの1つ覚えのように、「地方に新幹線を引け」と叫んでいるが、あれは地方の空洞化を速めているだけのことなのに、なぜこれに気付かないのだろうか?めのまえの建設費による、地元の建築業界を潤わせることだけに脳みそが動いている証拠なのだから、仕方がない。台湾にもおなじようなことが起こらないことを祈るばかりだ。

2006/10/26

中国のデジタルカメラ事情


Searchina.com announced the survey of Chinese conscious for Digital Camera. The result of survey showed 67.1% of standard digital camera holders, 18.4% of digital video camera holiders and 7.8% of single-lens reflex digital camera holders. Younger people tends to have digital camera and oldrer people has single-lens reflex digital camera according to this survey. This tend in China seems same as in Japan.

Legend of Sony is still alve in China. Sony is the most popular among Chinese in China. Canon is following after Sony in China. Sony (29.7%) and Canon (22.1%) occupy mostly half of overall market in China. Sony is supported by various aged/located/sexual/salaried Chinese. On the other hand, Canon is supported by rich Chinese.

The third ranked Kodak is in a struggle to survive in China market. Kodak has a rumour to be moved to Singaporean capital "Flexronics (偉創力)" whose factory is located in Shanghai. Chinese brand company which are doing well in a sluggish Chinese IT industry are prolonging slump in digital camera market in China, for example Renovo is 1.9% and Aigo (愛国者) is 1.1%. Especially Aigo expresses to challenge Japanese brand's position.

The research also showed that Sony (56.5%) positioned the first rank in the next purchase list in China, following to Canon (49.5%), Olympus (27.5%), Samsung (24.9%) and Nicon (24.3%). Sony and Canon remain influent and popular among Chinese in China.

スーパーモデル

スーパーモデルのナオミ・キャンベルが逮捕された。このニュースを聞いたとき「またか・・・」と思った。逮捕の理由は、ナオミ・キャンベルのカウンセラーをしていた女性が顔を引っかかれたと通報されたことに始まる。これまでも暴行を受けたとする家事手伝いの女性から訴えられるなど度々騒ぎを起こしている。スーパーモデルであるゆえ、それなりのわがままがなければ、華やかでいつライバルに蹴落とされるかもしれないモデルの世界を15年も君臨することができないだろう。そんなナオミ・キャンベルも、今年で35歳になったようだ。もうはっきりいって、「オバサン」である。いや、モデルだと、「ババァ」だ。そのババァ・モデルが未だに頂点に君臨しているというためには、並々ならぬ努力と、そのわがままさで、他を追随させないような魅力を備えていないと生きていられない。だから、そんなスーパーモデルの傍で仕事をするような人たちは、多少のわがままさには、仕事を貰っているという立場からすると、スーパーモデルに頭が上がらないはずである。もし、ここで仮に暴力をふるったとしてスーパーモデルを告訴したとする。しかし、スーパーモデルはファンやそれを使いたいという雑誌社やデザイナーがたくさんいるわけだから、その存在価値がなくならない限りにおいては、いつでも現場復帰できる。ところが、傍で仕えていた人間は、告訴したあと、仕えていたスーパーモデルには、もう二度と仕事を一緒にすることは嫌がられる。それだけではない。スーパーモデルは横同士の仲が悪いとは言われるが、別の意味で、誰々のヘルプは最高だという情報交換も行っている。仕えていた人間から悪い噂を流されたら、もう二度とモデルの世界で仕事は見つからないだろう。それだけスーパーモデルは権力を持っているのだ。

話は変わるが、ナオミ・キャンベルが黒人のモデルでそのトップを君臨しているのも凄いとおもうが、ナオミ・キャンベル自体、「スーパーモデル」という肩書きがないとすると、あのひと、そんなに綺麗な人なんだろうか?黒人の眼から見た黒人の評価が黄色人種の自分には全然分からないが、きっとあのような女性が黒人男性にとって「綺麗」に写るのだろうとおもう。映画のなかの女優にもたくさんの黒人女優がいる。そういう人に比べると、あまり綺麗じゃないような気がする。映画の黒人女優のほうが断然綺麗だと思う。だけど、ナオミ・キャンベルはスーパーモデルだ。顔にバケツを被せたら、あの体型はとても素晴らしいと思う。顔は・・・個人的にはNGだ。

昔、会社の同期と同じような話をしていたが、「俺はナオミ・キャンベルは綺麗だとおもう」と堂々と言っていた同期の意見が未だにわからない。

犬の体脂肪率

 花王が最近「愛犬の体脂肪率」というのを測定し、それを発表した。日本臨床獣医学フォーラムの幹事をしている動物病院37院と共同で測定し、大和製衡(株)が共同開発した簡便に体脂肪率の測定ができる「ヘルスラボ犬用体脂肪計」を使用した。実験に使われた犬の数は2,247頭。研究結果は次のとおり。
  • 愛犬の平均体脂肪率は29.2%。
  • メスの体脂肪率は30.8%で、オス27.6%に比べて高く、性差がある。
  • 加齢によって、オスもメスも体脂肪率が増加。
  • 体脂肪率35%以上を肥満*とした場合、全体の25.6%が肥満に該当。
 この結果を見たとき、これって人間と同じだなと思った。犬の体脂肪率が意外にも高いというに吃驚した。確かにどうみてもデブという犬はいるのは知っているが、全部がそんな犬ではないと思っていた。スマートな犬もいるのに、やはり愛犬というのは甘やかされて育てられているからなのだろう、この結果でそう思った。メスのほうがオスよりも体脂肪率が高いのは人間も同じ。乳房や妊娠の関係なのだろう、メスはやはり有る程度脂肪がないといけないようだ。もしかして、他の動物においても同じなのかもしれない。加齢によっても体脂肪が上がっていくというのも、人間と同じだ。代謝が弱ってくるために、食べたものがある程度燃焼されず、そのまま脂肪として残ってしまうためなのだろう。年齢によって、食べ物の量を抑制し、食べものの種類も変えていかねばならないということがこれで分かる。人間も、若いときと同じようなものを食べていたら、デブになるのは当然だ。

 犬も人間もそうだが、デブは生き物として最悪である。醜い。デブは何をやってもわがままだし、デブにいいところはひとつも見つからない。インドのように、デブ=金持ちという図式が日本や犬の世界ではありえないので、どこかの国のように、定期的に健康診断を強制的に受けさせて、それでデブだと認定されたら、人間並みの生活ができないように隔離して、人間並みの体型戻ったら、一般社会に復帰できるような仕組みを作るべきである。デブに人権は必要がない。デブはデブであることに存在意義を持たせてはいけないのだと思う。これは人間に限ってだけでなく、犬も同じだ。デブであることは万病の元であるため、健康ではない犬は邪魔なだけだ。犬の場合、放っておけば、そのまま野生に戻って、犬らしい動物に戻ることができるだろう。デブが放り出されて、食料の供給を断たれた場合、自活して生活するなんていうことはできないだろうな。

 いずでにしても、デブは死んでほしい。

2006/10/24

Casino in Singapore


 シンガポールの観光地、セントーサ島で2009年開業を目指すカジノ付きリゾートの開発入札にマレーシアのゲンティン・インターナショナルなど三つの国際的な企業連合が正式に名乗りを上げた。各グループとも五十億シンガポールドル(三千七百五十億円)以上の開発案を提示。同国観光産業の将来を左右するビッグプロジェクトが動き出す。
 ゲンティンと傘下のクルーズ会社、スタークルーズの連合はテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」を併設する「リゾーツ・ワールド・アット・セントーサ」を提案。開発総額は五十二億シンガポールドル。隣国マレーシアでの大型カジノの経営経験をアピールし、受注を狙う。
 バハマのカジノ「アトランティス」を経営する大手カーズナー・インターナショナルは東南アジア不動産最大手のキャピタランドと組んだ。「アトランティス・セントーサ」と名付けた提案の投資額は五十二億八千万シンガポールドル。米国の著名建築士、フランク・ゲリー(Frank Gehry)氏による奇抜なデザイン、本物の魚とロボットや映像の魚が同居する未来的な水族館を打ち出した。西暦3000年のアトランティスがテーマの「アトランティス・セントーサ」はガラスでできた高さ90メートルの2つの建造物が最大のランドマークとなり、外壁には魚などの水生生物が投影され、ホテル宿泊客のルームキーに反応してイメージが変化していくなどする。全体の設計を担当する建築家のフランク・ゲーリー氏は全体のコンセプトは帆船による大海原のクルーズと、自身が愛してやまない各種の魚達だという。ゾート内には世界最大級の水族館「クエスト・マリーン・ライフパーク」、全長450メートルのウォーターシュートなど、各種の水上アクティビティが楽しめる「エクアリアス・ウォーターパーク」、「エクスペレンタル・マリタイム・ミュージアム」、高級スパブランドのESPAによる高級スパ、そしてカジノが設営される。特に「クエスト・マリーン・ライフパーク」の660万ガロン級の巨大プールではシャチと一緒にスノーケリングを楽しむこともできるというのが大きなセールスポイントだ。
 米ラスベガスのカジノ「ニューヨーク・ニューヨーク」を開発した米エイトス・ワンダーは豪カジノ大手パブリッシング・アンド・ブロードキャスティング(PBL)などと組み、55億シンガポールドルで開発する案で応札した。
 世界各地から外国人が多く集まるカジノリゾートはテロの対象になり得る。そこでエイトスは安全対策としてジュリアーニ前ニューヨーク市長のコンサルティング会社と顧問契約を結んだ。避難経路や空調設計など初期段階から最新の安全対策を導入、落札した場合には危険情報の収集面など運営面でも協力する。エイスワンダーの開発計画には具体的な名称はなく、ウェスティン、バンヤンツリー、クラウンホテルなど最高級ブランドのホテル6棟を建設するというのが最大のセールスポイント。実質上、入札はゲンティンとケルツナーの一騎打ちになるものと予想されている。
 ホテル運営はスターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツと提携した。 同国では米ラスベガス・サンズが落札した新都心マリーナ・ベイに続く二番目の大規模カジノリゾート。家族向けビーチリゾートを目指しており、テーマパークや水族館などの娯楽要素が決め手となる見込み。政府が四十九ヘクタールの土地を六億五百万シンガポールドルで売却する。
 米カジノ大手のハラーズ・エンターテインメントは十月初めに買収提案を受けて脱落、3連合に絞られた。11日にはカーズナーの最高経営責任者がヘリコプター事故で死亡したが、予定通り応札。政府は年末までに結果を発表する。

《セントーサのカジノリゾートの入札案》
ゲンティン・インターナショナル(マレーシア)、スタークルーズ(同)
▼投資額 52億シンガポールドル
▼提案内容 ユニバーサル・スタジオ(テーマパーク)、海洋公園、巨大水族館、海の博物館など=写真は完成予想図カーズナー・インターナショナル(バハマ)、キャピタランド(シンガポール)
▼投資額 52.8億シンガポールドル
▼提案内容 ロボット技術を駆使したハイテク水族館、水のテーマパーク、フランク・ゲリー氏の総合設計
▼投資額 55億シンガポールドル
▼提案内容 三つ星シェフ、アラン・デュカス氏のレストラン、スターウッドのホテル、バンヤンツリーのスパなど

 一度は行ってもいいが、二度と行く場所ではないと長年言われているシンガポール。すべてが人工建築物で、文化が存在しない(むしろ、文化を消している)国であるため、リピータがこないのだろう。華人にとっては、近代的とか華やかが好まれるので、いつまでも古臭い文化を持っているところとは違うために、華人たちには評判がいいというのもシンガポールの特徴だろう。何しろ、周りがイスラム国に囲まれている特殊環境であることと、自立では国として発展しない土地環境なので、そこで華人の国を成立するためには、金の力でしか国を成立してこれなかった事情がある。
 金を世界中から集めるという意味では、カジノを作るというのが一番手っ取り早い。東京でもカジノの建設予定があったが、馬鹿なPTAと仲間に入れてもらえなかった建築業者と土地転がし業者が「あんなものは教育によくない」と意味不明なことを言って、いまだに東京カジノ計画が頓挫している。おかげで、資金は全部東南アジアとアメリカに流れているのは、ご承知のとおりである。
 金持ち優遇政策などをして、金を世界中から集めようとしているシンガポール。決して、今回建設予定されているカジノが、「リピータ」を生む要素になるのかどうかは疑問だ。なにせ、同じ華人の国として、マカオという巨大カジノが存在する。さらにソウルにもカジノがオープンされた。シンガポールがそこに乗り出したわけだが、どこまで頑張れるかが見ものだ。

イグナイト・ジャパン


久しぶりにニュースで「イグナイト」という名前を見た。アメリカのベンチャー投資会社であるとともに、かつて雲の上に君臨していた上司が退職後に入社した会社だ。この会社との接点は悪名高き「2000年問題」の頃だったと思う。そして、「ベンチャー投資会社」という言葉の意味が個人的には全然意味がわからず、なんだか金を一杯持っている「パトロン」なのかなというような意味でしか思っていなかったところだ。ただ、その頃に接しさせてもらった印象からいうと、「金は出すが、口は出さない」的な雰囲気があったような気がした。

既にJASDAQに上場しているアッカネットワークスへの投資の際にも名前が世の中に知られるようになったのだが、この時期になって、イグナイトが100億円規模のファンドを新設するという報道があった。ここ数年は、新規のIT関係ビジネスが上場することによって、イグナイトの経営資産もかなり多くなったことだろう。その金を利用して、さらなるIT産業分野への投資を積極的に行うということらしい。さらに、中国で乱立してきた企業へも積極的に投資をするということだ。その際、投資先企業には非常勤役員を派遣し、経営内容も随時チェックする。これは、アッカなどの企業で行った手法と全く同じである。
この会社がどこの会社に目をつけて、投資をしていくかに注目をしたいところだ。

タリーズが伊藤園の傘下に


伊藤園 「タリーズ」を傘下に・株式36%取得

 伊藤園がコーヒーチェーン「タリーズコーヒー」を展開するフードエックス・グローブ(東京・港、松田公太社長、FXG)を傘下に収めると発表した。発行済み株式の36.4%を取得し、筆頭株主となる。取得金額は48億600万円。そう考えると、いまのタリーズの企業価値は、約175億円と計算できる。

今回伊藤園がタリーズを参加にいれようと試みた理由は、ペットボトルのお茶の分野では成功しているとはいえ、缶コーヒーの分野では全く遅れをとっているという現実から、コーヒーのノウハウを得たいというのが本心のようだ。

では、肝心のタリーズとしてはどうなのかというと、今年の8月下旬からSBIホールディングスの子会社ファンドによる第三者割当増資を実施していて、気付くと発行済み株数の29%まで買い占められていた事実がある。全く関係ない会社から、あーだこーだと経営に関して勝手なことを言われるのは絶対嫌だという思惑、特にタリーズの場合、アメリカのタリーズから商品利用権料を支払ったり、計画的に店舗数を増やさなければいけないという本国との契約があり、ここまで口を出されてしまう危険性があるのは嫌だとおもったのだろう。

そこへ同じ飲み物会社である伊藤園が乗り出してきた。同様に店舗コーヒーシップを提供している会社は、スターバックスやドトールなどもあり、これらとは競争が激化している。主要な場所にはだいたい傍にこれらの店があるので、店舗数に関する競争も理解できる。タリーズとしては、新規のエリアで営業の拡大をしたいという思惑があったわけだ。

一方、日本が発明した「缶コーヒー」の分野はよく売れているとはいえ、その総売上高はあまり毎年変わらず、有名ブランドに集中しがちになっているのが現状だ。個人的にはこんな缶コーヒーは全然買わないので分からないが、一度貰ったときに、「ブラック」と書いているのに、すげぇ甘かった気がする。なんじゃ、このコーヒーという記憶があった。そこへ伊藤園は、お茶で培ったマーケットを利用してコーヒーにも進出したいと考えている。

ただ、伊藤園が組んだ相手がタリーズとは、少し「うーん・・・」と考えてしまった。いわゆるシアトル系のコーヒーって、どれもはっきりいって、まずい。まともなコーヒーじゃない。単なる黒いお湯である。あんなコーヒーを缶コーヒーとして売るなんていう発想が貧困ではあることと、客をはっきり言って馬鹿にしているとしか思えない。まともなコーヒーを缶コーヒーとして売り出そうとすると、150円では絶対無理なのは承知だ。だけど、300円でも良いから美味ければ買いたいと思うんだが、所詮、コーヒーの場合、時間が経つと味が酸化してくるので、その味は不味い。

さて、どういう味のものを出してくるか、興味津々である。

2006/10/23

非喫煙者の火災保険


AIU保険は23日、個人向け火災保険で「ノンスモーカー割引」を11月から導入すると発表した。喫煙を原因とする火災を補償の対象外に設定すると、保険料を最大9.6%割り引く。喫煙者が家族にいない場合、寝たばこといった火事発生の原因になるリスクが少ない点を考慮した。 自宅に同居している家族の喫煙が原因で火災が発生した場合は保険金の支払い対象とならない。ただし、来訪者の喫煙や放火が原因の場合は支払いの対象になる。


昨今、喫煙者に対する締め付けは厳しくなっており、なお一層喫煙者を「野蛮人」扱いするべきだとは個人的には思うが、こういう非喫煙者に対する優遇サービスというのはもっともっと世の中に出てきて良いと思う。この保険で面白いところは、「喫煙者が来訪した場合」の条件も盛り込んであるところだろう。「うちでは誰も吸っていないのに、喫煙者が来たときの燃えカスが原因だった」と特定することはどうやって行うのかは難しいと思うが、その場合の「特定」が出来た場合、保険が下りるようである。通常の火災保険と併用できるのかどうかは、専門家ではないので分からない。
ヘビースモーカーが傍にいることから、肺炎になるひともいることは聞いたことがある。ヘビースモーカーは、まず人間として匂いが臭い。また吸ってきただろうというのが一目瞭然で分かる。さらに、吸わない人間にも、そのにおいが体に染み付いてしまうのが本当に嫌だ。吸っている人間は、全然意識していないし、タバコのにおいに対してほとんど麻痺しているから、迷惑をかけていることに全然気にしていないのだろう。喫煙者事態の存在が「悪」だということを、もっともっと世の中の人間がアピールするべきだと思う。そうすれば、ポイ捨ても怒り難いし、たばこが原因だったという引火も起こりにくいだろう。

Singapore Airline surcharge


In spite of profit concern by delaying of introducing large aircrafts, Singapore Airline (SIA)'s stock quotation is getting high. oil prices soaring which is putting pressure on corporate profits stops and capacity rate tend to grow now. However delay of introducing super jumbo aircraft scheduled within this year, Airbus A380, which has 2 floor seats can affect business management in nearest future.
SIA announced that fuel special surcharge will be reduced by 10% since October 14 which has added due to increase the cost of oil. The reduction of price is the first time since surcharge system introduced. Surcharge for flight between Singapore and Japan will be changed from 60USD to 54 USD. Of course surcharge is charged by US dollars from passengers. The reason of costdown of fuel charge is mainly collapse in oil prices. Portion of cost of fuel was 35% for overall on March, 2006, and 25% in the previous accounting year. Cost of fuel placed an enormous financial burden on its budget. So costdown of oil can contribute to SIA.

For our passengers, these costdown of surcharge can be good news and makes us to fly with SIA more conveniently. In the case of flight between Singapore to Europe, surcharge will be changed to USD 54. I wish other airlines to follow SIA.

台湾新幹線記念硬貨

待ち望んでいた台湾での新幹線(台湾では「高鉄」と呼ばれているが、いよいよ近々開業に近づく。といっても、まだ開業していない。いったい、いつになったら開業するのかーっと本当に思う。

さて、そんな中、台湾中央銀行が10月19日に発表したところによると、待ちに待った台湾新幹線の開業を祝って、記念硬貨を発行すると発表した。表側には東海道・山陽新幹線の「のぞみ」で使う車両をベースに開発した「700T型」と呼ぶ日本製車両が、高架線を走る姿が描かれている。 裏側には台湾本島の図柄があしらわれ、その上に北部の台北市と南部の高雄市を結ぶ新幹線の路線が刻まれている。

重さ1オンスの銀製(99.9%の純度)で、直径は3.8センチ。額面は100台湾ドル(約360円)だが、コインを納めている表装具も含めて、1枚1200台湾ドルで販売するとのこと。 台湾中央銀行は開業日の正式日程が決まってから、記念硬貨の発行日を決める予定だそうだ。なお、この記念硬貨は、25,00枚程度の発行の予定。

どこかに図柄になるのかなーとおもって探していたのだが、まったく載っていない。そのうち、新聞かウェブに図柄が載ると思うが、それを待つことにしたい。

そういえば、以前台湾に行ったときに、いつも行っている茶葉屋でおつりとして、見たことがない50元硬貨を貰ったことが有る。あれは一体、なにかの記念硬貨だったのだろうか?いまだに手元に持っているが、誰か知っている人がいたら、教えて欲しい。

蛇足で申し訳ないのだが、台湾中央銀行が10月23日に発表したところによると、台湾の新紙幣も発行する予定だそうだ。新たに発行する紙幣は最高紙幣になる2000元紙幣と、補完紙幣になる200元紙幣。「2」を使う紙幣は、日本と同様いままで台湾には存在していなかったのだが、台湾にもいよいよ登場するらしい。日本の2000円札って、故小渕敬三首相の鳴り物入りで作った割りには、ほとんど流通しなかった曰くつきの紙幣だったが、台湾ではどこまで浸透するか見ものである。


さて、下記は、台湾中央銀行が発表した報道内容

本行將擇期發行「台灣高速鐵路通車紀念銀幣」本行經報奉 行政院核定,為紀念台灣高速鐵路通車,將發行「台灣高速鐵路通車紀念銀幣」。茲全數紀念幣已由中央造幣廠鑄造完成,本行將配合通車時程擇日發行,特此發布新聞。

本次發行之銀幣,每枚直徑38公釐,面額新台幣100圓,重1英兩,成色為含銀千分之九九九。正面圖案以台灣高速鐵路列車穿越城鄉為主圖,上緣鐫「中華民國九十五年」,下緣鐫「台灣高速鐵路通車紀念」;背面以台灣圖案為主圖,上鐫高速鐵路行經路線,主圖旁鐫刻總統府、左營春秋閣,分別代表高速鐵路北起台北、南達高雄左營,右下鐫「1oz.」、「Ag999」。銀幣先以透明圓形壓克力盒包裝,置於塑膠錦盒內,再以黃色天地蓋紙盒為外包裝;製作精美,極具觀賞與收藏價值。

本項銀幣係由本行所屬中央造幣廠精鑄工場鑄造。該工場品質管理系統,經國際環境品質認證中心(EQAICC)評鑑,於本(95)年8月獲頒ISO9001品質標準,認證範圍包括金、銀紀念幣(章)、銅合金紀念幣(章)、勳章、綬帶、章盒等,各項產品均製作精美,極具收藏價值。中央造幣廠除鑄造我國各項流通幣、紀念幣外,亦接受民間各界委託鑄造各種紀念章(牌)。

「台灣高速鐵路通車紀念銀幣」係中央造幣廠獲頒是項認證標準後首度鑄製之紀念銀幣,敬請期待。

生茶しゃぶ

「生茶」と「しゃぶしゃぶのたれ」がコラボレーションをした。は?なんじゃ、これ?まさか、しゃぶしゃぶのたれで使われる「ごまだれ」や「ポン酢」に清涼飲料の「生茶」を混ぜるのか?と思ったら、本当にそんなことを真面目に報道していた。だいたい、そんなの味が想像できないのだが、美味いのか!?しかし、報道発表によると、似たようなものに前例があるから、絶対美味いという。かなりの疑問だ。おまけに、このミックスされた味付で食べるレシピまで紹介して宣伝する予定らしい。味音痴が生まれるんじゃないの?と思う。

ここまで来ると、甘いのが好きな人用に、「チョコレートとごまだれのミックス」とか、「メイプルシロップとごまだれ」という組み合わせだって存在してもいいんじゃないの?といいたくなる。さっぱり系が好きなら、「メントスの液体版とごまだれ」の組み合わせだって存在してもいいんじゃないの?だめでしょうか?

以下は報道発表の中身。


キリンビバレッジとミツカン、「生茶」と「しゃぶしゃぶのたれ」のクロスマーチャンダイズ展開を実施


キリンビバレッジ「生茶」とミツカン「しゃぶしゃぶのたれ」のコラボレーション
新提案 緑茶のしゃぶしゃぶ「生茶しゃぶ」で11月より販促展開を開始!

全国量販店頭でクロスマーチャンダイズを共同実施

 
 キリンビバレッジ(株)と(株)ミツカンは、06年冬の注目鍋メニューとして、“生茶しゃぶ”を共同でレシピ開発いたしました。鍋の需要期である11月に全国の量販店約1000店舗の店頭で、「緑茶飲料」&「しゃぶしゃぶのたれ」のクロスマーチャンダイズ展開を実施します。両社が共同販促を実施するのは初の試みです。

 “生茶しゃぶ”とは、お茶どころ佐賀県嬉野温泉発祥のメニューである“茶しゃぶ”をヒントに開発した、新しい豚しゃぶメニュー。「キリン 生茶」で作る緑茶スープに豚肉をくぐらせ、「ミツカン ぽんしゃぶ」「ミツカン ごましゃぶ」につけて召し上がって頂きます。緑茶には、昆布同様に「グルタミン酸」が含まれているため、うまみのあるダシとしてお使いいただけます。特に、緑茶の“うまみ・甘み”が特徴の「生茶」だからこそ、自然な甘みと香りで、豚肉特有の臭みが軽減され、さっぱりと味わえます。最後は、豚肉のだしが溶け出した緑茶スープをご飯にかけて、「ミツカン ぽんしゃぶ」で味を調えたお茶漬けで締める。両社がお勧めする逸品です。(資料1)
 
 美味しく手軽で新しい”生茶しゃぶ“を盛り上げるべく、両社では、店頭陳列や共同POP、「生茶しゃぶ」レシピカードなどの販売促進ツールを通じて提案いたします。
 食卓に新鮮な味わいをお届けする、“生茶しゃぶ”にご期待ください。


【 生茶しゃぶ レシピ 】

■材料(4人分)
 しゃぶしゃぶ用豚肉:400g レタス:1個 万能ねぎ:1束 大根:8cm長さ にんじん:8cm長さ ご飯:茶碗4杯分
 「キリン 生茶」「キリン 濃い生茶」:適宜 
 「ミツカン ごましゃぶ」:適宜 「ミツカン ぽんしゃぶ」:適宜

■作り方
 (1)レタスは食べやすい大きさにちぎり、万能ねぎは5cm長さに切る。大根、にんじんはピーラー等で薄切りにする。
 (2)(1)の野菜、豚しゃぶ肉を皿に盛る。鍋に「キリン生茶」を入れて火にかけ、沸騰したら肉、野菜をしゃぶしゃぶし、お好みのタレでいただく。 
 (3)最後に、茶碗にご飯を盛り、(2)のしゃぶしゃぶ後のお茶をかけて、「ミツカン ぽんしゃぶ」で味を調えお茶漬けにしていただく。

ソフトバンクモバイルの予想外割


ソフトバンクモバイル(通称:禿げ電)が「予想外割」を発表した。どういう割引サービスかというと、


  1. ソフトバンク携帯電話への通話料が0円。ただし、21時から0時台のソフトバンク携帯電話への通話が1請求月内に最大200分(累計)を超過した場合、超過分は30秒毎に20円かかる。また、国際サービスは無料対象外。

  2. メール代が0円。ただし、SMSが対象。S!メールの送信・読出には料金がかかる(受信通知は無料)。また、国際サービスは無料対象外。

  3. 「ゴールドプラン」の月額基本使用料9600円(税込)がいきなり70%OFFの月額2880円(税込)。ただし、2006年10月26日~2007年1月15日まで。「いきなり70%OFF」「月額基本使用料・パケット定額料最大2か月0円」はキャンペーン期間内のゴールドプランへの加入が必要。また、ゴールドプランの加入は「新スーパーボーナス」への加入が必要。

  4. 月額基本使用料とパケット定額料が最大2か月無料

というサービスの発表だった。ソフトバンクモバイル社長である禿オヤジは、上記の発表をもったいぶって、今日の18時30分に発表すると、さも「すごいことをやらかす」ようなニュアンスを報道機関に先に述べていた。ところが、開けてみると、突拍子もない発表があるかと思ったら、すべてが「ただし書き」つきで、携帯事業としてはあまり収益にインパクトを与えない程度で、ユーザに驚愕的な新サービスを開始したというような内容のものを、誇大広告的に述べただけだった。


「1」の通話料金については、NTTのテレホーダイの真似ではあるが、対象となる通話時間帯というのが、NTTのサービスより断然短い。さらに、利用の上限を設けているところも厭らしい。いまの世の中、夜中に長話をするような電話スタイルは日本には確立することがなくなった。かつて、ネットがまだ一般的には存在しなかった状態のときには、夜中に長電話ををするというようなことは一般的にはあったが、いまだにそんなことをしているひとって、一体どこにいるのだろうか?Skype やチャットで会話をしているひとのほうが多いのではないだろうか?全く意味がない。ソフトバンクも、法人に対して積極的に売りに出そうということを考えているのであれば、法人向けユーザを囲い込むために、昼間の経済が動く時間帯に上限つきの無料通話というのはできなかったのだろうか?


「2」のメール代についてだが、いまどき、SMSなんか使っている人っているのだろうか?欧米やアジア諸国のように携帯メールアドレスがない国の場合には、Web Mail 以外の唯一の文字コミュニケーション手段としては、SMSしかないだろうとおもう。しかし、日本はどの携帯会社も今メールアドレスがある。メールを使って色々な人と通信を行っている人は多いだろう。このためのパケット通信料は馬鹿に出来ない。その携帯メールについては、これまでどおりパケット料を取るが、SMSは料金不要なんて、まったくユーザには無意味。ほとんど利用がないサービスを「無料にしました。すごいでしょう!」なんていっても、全く意味なし。さらに言えば、国際SMSは対象外だと?!おいおい、それなら国際SMSも無料にしろよー。やっぱり、国際SMSについては相手国との「接続基本料」が馬鹿高いので、無料にできなかったのだろう。もし国際SMSが無料になれば、ユーザにとっては、PCネットワークからの乗り換えも期待できたはずだ。全くユーザに目を向けていない。


「3」「4」について、基本料金が無料というのは、いわゆるプロバイダの新規獲得を目指す場合の「えさ」でよく使われている手段である。キャンペーン期間が終わったら、無料基本料金は当然有料になるという、まやかしだ。


いずれにしても、収益を圧迫するような「金を取れるところ」については、全く驚愕的な発表をしたわけではなく、単に無知なユーザにたいして「ソフトバンクは、なんか凄いことをしている」という印象を植え付けるだけのニュースでしかなかった。既存ユーザを確保したり、別の携帯電話会社に登録しているユーザを根本的に番号ポータビリティ制度を使って替えてもらうようなことを期待できるようなものではない。こんな中途半端でまやかしサービスを、もったいぶって報道発表せざるを得ないのは、ソフトバンクの財布事情にある。これは、前の記事でも書いたが、ソフトバンクはvodafoneから多額の借金をしてまで購入した。サービス事業を債権化することで、携帯事業で儲けた収益を使って借金を返す方針をとっているのであれば、自分のところに入る「多額の金」を自ら絞り込んでしまうようなことは、さすがに出来ないだろう。現在、vodafone ユーザの割合が、全携帯保有ユーザのうちがたったの9%しかない現状、なんとかしてソフトバンクはしたいと思っている意気込みは分かる。しかし、こんな程度のサービス発表では、NTTドコモもAUも全然気にならないだろう。きっと鼻で笑って、「あっ、そんな程度しかできないのね。」と相手の力を見切ったとおもう。