2008/12/06

広島全日空ホテル

広島に来たときにANAを使ったからというわけじゃないが、広島に泊まるホテルも全日空ホテルにした目的は、ホテルの豪華さの割りには結構安いかなと思ったからである。値段は、泊まるフロアの階数によって違うようで、出来るだけ上のほうがいいかなとおもって選んだ。

ホテルの中で何かをするという目的は全く無かったし、どうせ寝るだけのためのホテルなのは知っていたのだが、それでもちょっとでも優雅にホテルライフを楽しみたいと思うのは当然だろう。その1つして、部屋の広さはあると思う。狭苦しい部屋に泊まるのは、値段は安いと思うのだが、ちょっとだけお金を出せば優雅さが買えると思うと、ちょっと嬉しい。

さらに、今回は早めに予約したこともあり、なぜか予約する際に「よく別料金もあるのでそっちにしませんか?」とホテル側から提案してきてくれた。なので、1人あたり、朝食付きで8000円くらいの値段だったのは驚きだった。通常料金だと、2人部屋だと1人あたり14000円くらいはするだろう。それも朝食抜きで。だから、かなり満足した。

ベッドは白と濃紺を貴重としたカラーリングになっており、なぜか抱き枕がベッドごとにある。最初はクッションに使うのかな?と思ったのだが、どうやら抱き枕の代わりらしい。だれのリクエストなのか知らないが、デフォルトで抱き枕があるのは不思議だ。洗面所は至って普通なので、特にコメントなし。
テレビの横に「うどんでSKY」みたいな夜食用のインスタントうどんがあるのは笑えた。
朝食は1階のレストランでバイキングである。シンガポールのリッツカールトンには負けるが、それでも豊富なメニュがあるので、和洋中のどれでも満足できるだろう。朝から欠食児童のように食べまくってしまった。しかし朝から食べたほうが元気が出てきて嬉しい。

ANAクラウンプラザホテル広島
http://www.anacrowneplaza-hiroshima.jp/
〒730-0037 広島市中区中町7-20
TEL. 082-241-1111

宮島のあなご

宮島の夜は早い。夜の6時ごろになると、商店という商店は閉店してしまう。もちろん、ご飯を食べるところにおいても同じで、だいたいの店は夕方になったら閉店してしまうのである。だから、宮島で夜ご飯を食べようなんて言うのは考えないほうが良い。だいたいの客は18時ごろには対岸の広島へ帰って、広島市内で夕ご飯を食べるか、または宮島に残っている人はそのまま宮島のホテルや旅館に泊まるのが一般的だろう。

別に広島まで帰らなくてもご飯は食べられないのかと思ったのだが、実は有る。

それがフェリー乗場の宮島口のところなのだが、JRの駅に向かう交差点にある穴子料理の店に行くと良い。

あなごめし・うえの」はこの辺りでは名店中の名店であるので、絶対に食べたほうが良い。それも早い時間に行かないと、この店もご多忙に漏れず、19時には閉店してしまうからである。更に言うと、19時までになんとか入店すれば食べられるとおもったら、大間違いで、だいたい18時半頃までに入店しないと、絶対に食べられないのである。というのは、食べるまでの席待ちの客がめちゃくちゃたくさん居るからだ。店のほうもその辺は良く分かっていて、頃合の時間になったら、入店しようとする客に対して、閉店時間までなのにも関わらず「もう、今日はおしまいです」と言っている。宮島まで来て、この店の味を堪能できないで帰るのは宮島の良さを半分知らないようなものだと思う。

そして運良く店の中に入ることができたとしても、席待ちの客に対しては「呼ばれるまでは、どこかにいかないでくださーい」と、高飛車な態度で接する。一瞬、ムッとしてしまうのだが、店としても客を選んで入店させようとしているので、その客が順番が来多と気に居ないというのでは困るからなのだろう。じゃ、客は待っている間どうしているかというと、何もせず、只ひたすら名前を呼ばれるまで待つだけである。待合室は、意外にも食べるスペースより多いのではないか?というくらい広いので、寒い時期に外で待たされるということはまずありえない。このときも結局1時間くらい待たされて、結局食べることができた。いやー、待った,待った。待ちくたびれて、ふた眠りくらいしてしまった。

さて、これだけ待たされたのだから、さぞや穴子料理というのは美味いのだろうと、かなり期待が高くなる。メニュも、あなごめしと、あなごの白焼きの2種類しかない。あなごめしは、普通サイズと大きなサイズの2種類であるが、だいたいはご飯の量が違うのだろうと思う。自分たちは、普通サイズを食べたのだが、それでも多いと思ったくらいだ。肝心の味はというと、寿司屋にでてくる穴子の味を想像していたのだが,全然違ってかなり美味い。あぁ、これだったら待った甲斐があったなーとおもう。たっぷりと穴子がどんぶり鉢に盛られているので、これだけでも満腹だ。
あなごめし・うえの
http://www.anagomeshi.com/
TEL: 0829-56-0006

紅葉谷

厳島神社の奥の山には「紅葉谷」と呼ばれる、紅葉の時期には見事な紅葉を眺めることができる場所がある。そこに行くのには、厳島神社から、ロープウェイに乗ろうとするような顔をして歩いていけば、だいたい5分くらいで到着する。

実際に紅葉谷に来てびっくりした。名前のとおりに、この谷は、赤・黄色・緑の三色が綺麗にコントラストを成している。途中で橋が掛かっているところがあるが、ここが一番の景色らしい。たくさんの人がその橋のところで写真を撮っている。
でも、正直、これだけの人達が一気に見に来たら、情緒溢れる景色もなんだか味気ない。人がほとんど居ないような場所に、あのような景色があれば最高なんだと思うが、やはり良い景色はたくさんの人が見たいと思うのだろう。それにしても、紅葉の景色が見られる時期は短いため、一気に人が集まるのは仕方ないとしても、日本人の紅葉好きには困ったものが有る。

宮島には、やっぱりこの紅葉の時期にやってくるのが一番良いのだろう。

厳島神社

宮島といえば、厳島神社が超有名だ。世界遺産にも登録されているので、海外からもたくさんの観光客がやってくる日本を代表とする神社だろうと思う。それも、なんといっても、海上に神社があるところがその奇異さのために世界遺産として登録されたといってもいいだろうと思う。

参道らしい参道は宮島には無いが、神社の入り口に行くまでにお土産屋があり、そこを通って神社に向かう。

しばらく行くと、白い鳥居が道に見えてくる。道には神様の化身を表す鹿がたくさん野放しで歩いている。もちろん神社なので、入り口らしき場所には狛犬が出迎える。
しかし,何と言っても、厳島神社の代表的な象徴物は、沖に聳え立つ赤い鳥居だろう。しばらく歩くと、その赤い鳥居が良く見える海沿いに出てくる。

入り口は参拝料を納めるための場所があり、無料ではここを見ることが出来ない。京都の仏閣なども同じなのだが、メンテナンス費用が必要なのか結構多くの神社仏閣では参拝料を取るところが多い。この厳島神社の場合も同じである。厳島神社の場合、あちこちから入って中を見学することはできない。1つの場所からしか拝観ができないのだ。それも神社の中は、一方通行でしか見ることができないため、出口から「黙って入ってみよう」ということは全然出来ない。

参拝料を払っていよいよ中に入ろうとすると、その入り口には「世界遺産登録」の看板が掲げられている。なんだか、中国の名跡に行ったら、岩場に直接字が彫られて、赤いペンキで字を塗っているところに出くわすときが有る。それと同じくらいなんだかガッカリした。中は朱色で塗られた綺麗な建物だ。床は微妙に板と板に隙間があるつくりになっている。これは満潮になったときに、神社自体が海水によって持ち上がらないようにするための工夫なのだそうだ。ちょうどこの神社に着いたときには、干潮に向けて潮がひくところであったために、満潮の様子を見ることができなかったが、実際に満潮であったらどうなるのだろうと想像したら楽しい。中に入ると、ここが海岸ギリギリのところに立っており、満潮の時期には海の上に建っているように見えるような場所だというのが良く分かる。それにしても、この厳島神社はいったい誰が祀られている神社なのだろうと考えてしまった。そう考えているところに、ちょうど神社の中心部分である祭壇のところに差し掛かり、そこにちゃんと祀られている神様の一覧が書かれていた。神社としては有名なのだが、書かれている神様はあまり知られていない人達だった。でも、あとで調べてみると、これらの神様は結構有名な神様であることがわかった。

祭壇と沖に浮かぶ鳥居を結ぶ線上には、能舞台が存在する。平清盛も、この能舞台をつかってたくさんの能を舞わせたのだとおもうが、平清盛の時代と能が出来た時代って同じころだっけ?と未だに疑問だ。

沖に浮かぶ鳥居を背景に写真を撮る人達がたくさんいるのを発見する。厳島神社に来たときには絶好の写真ポイントといえよう。しかし、その絶景ポイントで写真を撮るには、かなりの順番待ちをしなければならないので面倒くさい。

海に水があるときには、このポイントが絶景ポイントになるのだろうが、一番写真を撮るにいいのは、干潮の時期に鳥居の傍で写真を撮ることだろうと思う。この干満の激しい場所に神社があることは、とても面白い現象を目にすることになるだろうが、さっきまで水浸しだったところなのに,今では歩いて渡れるなんていうのを体験できるのは楽しい。是非、満潮の時期でもちょっとだけ我慢して干潮の時間まで厳島神社の周辺で待っていたほうが良いと思う。

宮島で牡蠣を食べよう


広島といえば、牡蠣!

なんと言っても牡蠣でしょう。お好み焼きもあるが、牡蠣のほうが季節的にも食べたくなるものだ。それも宮島は牡蠣の名産地でもあると聞いたら、宮島に行ったときに牡蠣を食べないわけがないと思うのは当然だろう。

宮島にはたくさんの牡蠣を食べさせる店があるのだが、そんなところでも選んだがのが

「焼きがきのはやし」

である。

ネット上でも結構評判の店になっていたので、すぐ場所と店がわかるだろうと思った。しかし、それよりも到着したのがちょうど昼なので、みんなが考える昼ご飯時だから、これは絶対何十分も待たされるに違いないと覚悟はしていた。

店は宮島のお土産商店街の真ん中に位置しており、ある程度客が並んでいるところを探せば簡単に見つかると思っていた。ところがこれがなかなか見つからない。意外に長蛇の列になっていなかったからである。
それでもやっぱり食べるまでにはちょっとだけ並んだ。店の中は超満員でどの客も当然お目当ての牡蠣を食べている。と、なかに、牡蠣ではないラーメンや蕎麦を食べているひともいるから不思議である。それだったら、牡蠣屋にこなければいいのにとおもうのだが、牡蠣アレルギーのひとが家族連れの中にいたからなのだろうと想像する。

ここでは、「かきめし」「かきフライ」「焼き牡蠣」を注文する。

希望としてはもうちょっと牡蠣の大きさが大きければいいのにとおもうのだが、プリプリ感は問題なし。かきめしは、たくさんの牡蠣が入っていて、結構これだけで満腹になる。かきフライが一番美味いと思った。焼き牡蠣は、牡蠣の大きさに不満が残った。それでも、全般的に大満足してこの店を出た。

秋に安芸の宮島へ

紅葉の時期に広島の宮島に行くと言う事は、実は春の時点から親と決めていた。ということで、今回は久々のブログ更新をかねて、安芸の宮島の旅行記を記載したいと思う。

ANAの株主優待券を持っているので、ANAの正規割引運賃の半額料金と、早期割引運賃である「旅割」を比べてみると、実は旅割のほうが300円だけ安かったので、7月頃に旅割の申し込みをしてしまった。旅程は事前に決めてしまえば、飛行機の時間を変更することなんて無いと思うので、安いほうを選択。やっぱりある程度遠いところに行かないと株主優待券の効力は無いのだなと感じた。

広島行きは8時15分発の673便に乗るために空港バスで移動。バスは7時半くらいに到着するが、事前にちょっとのんびり出来るかなとおもったが、そんな余裕の時間は無く、さっさと搭乗開始。

旅割の予約の際に、事前座席指定ができるようで、7月の予約時点で席を決める際には、当然前のほうを予約した。ところが吃驚したことに、9月頃だったかメールで「席の変更ができますよー」なんていう意味不明なメールが来たので、ANAのサイトでやってみると、これが全く取れないと思っていた一番前の座席をゲット。行きも帰りも取る事ができた。

搭乗日は、これでもかーというくらいの日本晴れ。しかしそれは東京の天気であって、現地広島での天気がどうなっているのか不明である。なぜなら出発数日前から滞在中は雨が降るだろうという天気予報を聞いていたのだが、どうやら自分は前から晴れ男だと思っていたので、そのとおりに心配ご無用の晴れで通すことができた。

天気がいいと飛行機から富士山を見ることができることは何度か南のほうに行ったときに知っていたが、今回は失敗した。というのも、予約した座席は飛行機の右窓を取っていたからである。これから、東京から南のほうに行く場合には、富士山を見るとき、左窓のほうを予約するようにしたい。だから、今回は富士山を眺めることができなかった。

ほぼ定刻どおりに広島へ9時40分頃到着。そこから広島市内へは空港バスで移動する。早く降りることが出来たが、一人で行動しているわけじゃないので、なかなかスムーズにいかない。空港バスは混んでいるし、席はバラバラに座ることになったが、なんとか広島駅行きのバスに乗って移動する。広島駅まではだいたい40分くらいで到着した。

荷物を持って観光地へ行くのは面倒くさいので、そのままタクシーで宿泊先の全日空ホテルへ移動する。途中、タクシーの運転手が、ホテル近くの通りが夜になるとイルミネーションで綺麗だという話を聞く。しかし、たぶんそのイルミネーションを見ることなく今回は東京に戻ることになるだろう。それだけ実はスケジュールを詰め込んでいたからである。

ホテルでチェックインした際に荷物を預けて、さっそく宮島へ移動。

移動方法はいくつかあるが、今回は広島電鉄の1日フリーパスを買って、それを利用する。これがあると、路面電車と宮島へわたる船が無料になるのだ。ホテルでも購入することができるので便利である。本来なら、それに宮島のロープウェイがついた券を買おうと思ったのだが、あいにくホテルには売られていなかった。ところが、幸いにもこれが好都合。結局宮島では時間が無くてロープウェイに乗る時間がなかったからである。

広島の路面電車でのんびり宮島口まで移動するのはいいのだが、時間がないときには使わないほうがいい。なぜなら1時間くらいかかるからだ。今回は全く知らなかったので、のんびり宮島口まで行ったが、次回からは使わないだろう。JRのほうが断然早い。しかし、宮島口に近づくにつれて、電車の中にたくさんの人達が乗り込んできた。

宮島に渡る船は、宮島口駅の目の前にある船着場から乗る。

この日は,本当に天気がよく、さらに前の週が豪雨だったために紅葉に出かけようとしていた人達がまとめてこの週末にやってきたようなごった返しだった。船の中もほとんどの人が立っていたくらい乗り込んでいたし、それでも宮島まではたったの10分で到着するので、本当に便利である。

宮島到着と同時に、トコロテンのように観光客が宮島にたどり着く。各々がそれぞれ生きたいところにちりちりバラバラになるのだが、結構団体客がいて、これが本当にウザイ。