2013/08/16

壊れたカメラが返ってきた

旅行先で、充てにしていたカメラが途中でぶっ壊れた場合に、その事件が起こったあとの旅行はもうガックリくるしか無いだろうと思う。いま旅行にいくときに持ち歩いているのはコンパクトな Canon の PowerShot S100 を使っているのだが、写真を撮りながら街ぶらをしているとき、ちょっと撮りたいものがあったので、電源を入れてカメラのレンズの部分が開くのを待っていたのだが、全然開かなくなってしまった。そしてカメラの映像が映るところに、黒い状態で「レンズエラーを検知しました。自動的にシャットダウンします。電源を入れなおしてください」というメッセージが出てきた。最初は、へぇ~、変なのが出たなー、じゃぁ、再起動してみようっと思った程度だったのだが、何度電源を入れなおしてみても、同じエラーメッセージが出てきて、それ以上全くなにもできなくなってしまった。カメラの撮影モードだけじゃなく、電源が入らないので撮影した写真をカメラで確認することさえも出来なくなった。

とうとう壊れたかぁ・・・と思って諦めていたし、修理に出したらめちゃくちゃ高いんだろうなと思っていたが、ちょっとネットで調べてみたところ、なんと次のようなことがありリコールが起こっていることを発見した。

コンパクトデジタルカメラ「PowerShot S100」をご使用のお客さまへ
http://cweb.canon.jp/e-support/products/dcam/20120703pss100/lens.html

なになに?製造メーカーによる潜在的な故障なの?わーい!無料で新しいものに交換だぁーっと喜んだ。しかし、よくよくサイトの情報を読んでみると、カメラのシリアル番号が29で始まるものから41で始まるものまでが今回のリコール対象だったらしいが、自分のカメラのシリアル番号をみたら、なんと「43」で始まるものだった。もしかして、これは対象外か・・・とおもった。

しかし、実際にカメラを買ったのはヨドバシカメラ。だから、通常、製品が壊れたらまずヨドバシカメラに持っていけば、故障の原因特定とその修理はやってくれることになっているので、通常の故障受付として処理して貰おうとお願いしようと考えた。そういえば、故障修理の時には保障期間かどうかというのはとても重要なことだったのだが、このカメラ、一体いつ買ったのかというのはもう忘れてしまった。だいたい保証書となるものは、昨年引越しをしたときに一緒に持っていたカメラの箱と一緒に捨ててしまっていたので、保障期間かどうかもわからない。が、とりあえずヨドバシに故障カメラの申請をしてみたところ、購入したのは2012年3月ごろだったようで、残念ながら有償対応になってしまうということ。新しいカメラを買い換えるよりは安い値段で故障修理ができることはわかったので、とりあえずお願いするようにした。

通常の故障修理の場合、いつ返却されるのかというのは実は全くわからない。同じような症状の故障が多発した場合には、その修理の待ち行列で自分の番が廻ってくるまで時間がかかるだろうと思うし、複雑怪奇な故障の場合はその原因特定するまでに時間がかかったりするのだろう。ヨドバシの店員も「もしかしたらちょっと時間がかかるかもしれません」とは言っていたので、それはそれで仕方ないのかなとは思っていた。しかし、1ヶ月も時間がかかるようでは、次に旅行に行くときまでは間に合わないことになるので勘弁して欲しいと思う。

修理に出して返却までにはほとんど時間がかからなかった。1週間後にヨドバシカメラから電話がかかって来て「直りました」とのこと。実質の故障費用は11,500円。ちょっと高いとは思うが買い替えよりはマシ。それで故障の原因となるところはどこだったのかと思って、返却されたカメラと一緒に同梱されていた、対応表を見てみると

「光学レンズの不具合であることがわかりましたので、光学レンズを交換しました」

だそうな。レンズが原因なの!?と思ったのが正直な感想。てっきり電源と連動するカメラのカバーが動かなくなったと思ったのだが、そうじゃなくてレンズだとさ。レンズは電源を入れるときになにかしているんだろうか?うーん・・カメラの構造がわからないからなんともかんともだ。

そして故障対応表をみたところ、ファームウェアのアップデートをしたとのこと。なるほど、カメラも一応ファームウェアがあるんだなということを知る。なんでもそうだが、最近のハードウェアはそれ単体でもソフトウェアが必要になっていることもあり、ファームウェアが十分に上がっていないと、変な不具合が出てくることになるようだから、最新版を上げておくことは必要だろうということだ。

意外に早く返却されてきたカメラだが、やっぱりこれを期に新しいカメラにしてしまっても良かったかもしれないが、まぁ使いやすいのでしばらくはS100のままで言ってみようかと思っている。

Canon PowerShot S100
URL : http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/s100/index.html

コンパクトデジタルカメラ「PowerShot S100」をご使用のお客さまへ
http://cweb.canon.jp/e-support/products/dcam/20120703pss100/lens.html

Perfecto Podcast Paul Oakenfold

ポッドキャストの音楽ジャンルにおいては、実は結構大物DJによる無料番組は探せばある。そのなかでもビックリしたのは、ポール・オーケンフォールド(Paul Oakenfold)のヴォーカルトランスDJ番組を発見したことだ。彼が流す音楽は、だいたい現在で一番流行っており、世界中のクラブでお手本のように流れているグルーブばかりをかけているため、この番組で流れてくる曲を知っていれば、世界中のクラブに遊びに行っても、最先端でハコのなかで流れている曲を楽しむことができるだろう。それだけスタンダードでありチューター的な人物の選曲が満載だ。

だいたいポール・オーケンフォールドは、今では世界のトランスの聖地になってしまったスペインのイビザ島でDJをした最初の人物であり、彼がいなかったら、あの島は今みたいにクラブで盛り上がり、世界中からクラバーが集まるところでもなかっただろうし、島としても発展することはなく、単なる漁村のままだっただろうし、エリカ様もハイパークリエイターとあほ旅行に行くこともなかったことだろう。

そんなポール・オーケンフォールドが提供する番組は、自分で立ち上げたレーベル名「Planet Perfecto」の名前で存在し、更新は1週間に1度で行われている。内容は、大体1時間番組になっているので、通勤時間の間ずっとポールの選曲を楽しむことができるという醍醐味だ。たぶん一度この番組を聴き始めると、おそらく毎週の更新が待ちきれないことになるだろう。

Planet Perfecto Podcast featuring Paul Oakenfold
URL : https://itunes.apple.com/us/podcast/perfecto-podcast-featuring/id307580286

Paul Oakenfold official site
URL : http://pauloakenfold.com/

世界一周!チラ見の世界史(podcast)

高校の時には2年次に地理と世界史を履修したが、3年になったら地理一本にした。だいたい世界史というのは、ギリシャやローマ帝国のところで似たような名前のひとたちがわんさか出てくるというのと、中国の歴史も春秋戦国時代のあたりになってくると、国名が一杯出てきてわけがわからなくなるというのがオチだった。だから、世界史なんか面白くもなんとも無いと思っていたのだが、社会人になってある程度お金に余裕が出来て、各国を旅行すると、現地の歴史とは切っても切れない状態にどうしても陥る。特に博物館や美術館に行くと、国の歴史の宝庫が集まっているようなところであるから、バックグランドの知識が無いと、その展示物のを見ても何にも感じないのがオチだ。それが一番良くわかったのは、ギリシャのクレタ島に行ったときに、クレタ島の博物館に展示されていた、小さい何気ない飾りもののケースの前をさささーっと歩いて行こうとしたときに、ドイツ人観光客のおばさんたちに「あんたたち、クレタ島にきたのになんでこれを見ないの?野蛮人?日本人は賢いと思ったのに、意外に無知なのね?」と、さっきすれ違っただけのおばさんたち集団に囲まれて、めちゃくちゃ罵倒されたことがあった。ヨーロッパ人にとってはギリシャ文化・古代ローマ帝国の歴史は「常識」の範囲であり、それに後に出てくるキリスト教の文化と素養が組み合わさって現在の西洋世界が出来上がっているのだが、それを知らない地域で育った日本人にとっては、なんのこっちゃと思うようなことが多々ヨーロッパでは出くわすし、展示物に対してもなんでこのケースの前には人がたくさん溜まっているのだろうという場面に出くわすことがあると思う。

上述のクレタ島のこともそうだが、のちに初めて台湾に行ったときに、台湾のことを全く知らないで旅行したことも今考えると馬鹿だなとおもうのだが、現地では日本語を話せるひとがめちゃくちゃたくさんいるし、老人になればなるほど流暢で小難しく今の日本人では普通使わなくなった日本語を綺麗な発音で話す人に出くわしたりして、一体台湾ってどういうところなの?という不思議ちゃん体験をしたことがある。それから、帰国した後、むさぼりつくように台湾に関することの書物を歴史・地理・文化の面から徹底的に読み漁ったあと、それでは飽き足らず、中国大陸に関しての本を読み始めた記憶がある。あれだけ高校の世界史の時間はツマンないとおもっていたことも、なにかのきっかけで無性に好きになることもあるんだなと、今思い出しながら書いてはいるが、本当にそうだと認識した。

山川の世界史教科書を開いて、それをまた読み直すなんていうことをすると、また航行の授業のことを思い出すので寝ちゃうことになるのだろうとおもうのだが、それを耳から聞いて、通常の歴史の授業じゃなく、関係事象が出てきたら脱線しまくる授業なんかがあったら、きっと世界史の授業というのは本当に楽しいだろうと思う。

ポッドキャストの世界では、トリカゴ放送の番組のなかで、池袋の世界史の塾を開設しているゆげ先生の歴史の授業というのは、本当に面白い。言葉だけで映像が無いのだが、話の内容がめちゃくちゃ面白いので飽きが来ないし、雑学を交えた内容だけに、話に深みが出ていてどのポイントからみても飽きないなと思った記憶がある。これはレギュラー化してくれないかなーとおもっていたところ、ゆげ先生ではないのだが、似たような番組がレギュラーとして存在していたことを発見した。

旅に対してストイックに追い求めているネット界の旅行マニアであるやすやすさんがプロデュースしているポットキャスト番組の「世界一周!チラ見の世界史」というのがそれだ。ゆげ先生の授業の場合は、「事象」「出来事」を中心とした歴史を教えるというものであるが、この番組は毎回1つの国をテーマにして、その国の歴史を広く浅く拾っていこうという番組である。

番組に登場するのはやすやすさんを入れて3人。声が渋いダンディーな感じがするおおたに先生と、女子大学生か就職したてのまきちゃん先生である。「先生」と書いているが、本当の学校の先生ではなく、単なる歴史好きの素人なんだが、番組上では学校を想定してこのお二人が毎回順番に先生役になってその国のことを説明するという設定になっている。

国の選択は、前回の終わりのビンゴのようなものを使って決めているようだ。それについては実際にどうなっているのかわからないが、いちおうランダムに地域とその地域内に番号化された国を選ぶということになっている。これを記載しているときには、なんだかアフリカと中東ばっかりだなーという印象が拭えないのだが、それでも全世界の国連加盟国がそれぞれ1つの国として登録されているようなのだ。有名な国もあればほとんど知られていない国もあり、それらをランダムで選んで次回までに知識として仕入れ、それを発表するということになっている。これが聴いている人、そして説明をするひと、それぞれが実際に行った事がある場所であれば、予備知識とかどうでもいいようなトリビアを説明の中でいろいろとブチ込むことができるのだろうが、何にも知らない国の場合には、単純にウィキペディアやそこから派生する情報をまとめて説明することしか出来ないんだろうなということになる。

むしろ、よく知られている国の場合は、旅行者も多いだろうし、勉強や本を読んだこともある人も多かったりするので、変なことを説明すると、すぐにツイートやFacebookで「あれは間違ってます」とどうでもいいようなツッコミをしてくるような馬鹿な反応がネット上であわられるだから、あまりにもよく知られている国だと、説明する側だとプレッシャーがあるんだろうなとは思った。

1つの国の説明には回にもよるのだが、だいたい1時間番組くらいになっていると思ったらいいだろう。国の歴史は千差万別でいろいろあるとおもうのだが、歴史が長い地域の場合にはかなり説明に苦労するだろうと思う。が、短すぎる国もかなり説明が難しいだろう。それをうまーく調理しておもしろおかしく説明するのがこのお二人の役割。

初めて内容について知ったような国なんかも結構たくさんあるし、どういう場所なんだろうと昔から気になっている国も結構ある。それを解説してくれて初めて「へぇ~」と思うところはかなりたくさんある。結構勉強になる番組だ。

さて、たまに番組としては国の歴史を説明するのではなく、あくまでも学校を想定としているので、中間テストのようなものが出題されるときがある。つまり、それまでの授業のなかで説明してきた内容を確認するために、出題形式で答えを求めるというのがあったりするからどこまでも学校なんだなとは思った。また、課外授業のようなスタイルとして、外部講師を呼んできたようなイメージで数回に渡って説明する回もあるので面白い。

今後はどういうスタイルになってくるかということもそうだが、どういう国が説明してくるのかはワクワクだろう。

<世界一周!チラ見の世界史>
URL : http://tabitabi-podcast.com/sekachira/
iTunes : https://itunes.apple.com/jp/podcast/shi-jie-yi-zhou!chira-jianno/id619189798

バイリンガルニュース(Podcast)

爆笑問題がやっているTBSの深夜のラジオ番組「JUNK爆笑カウボーイ」のPodcast版を毎週聞いているのだが、そのなかで、日本人の女性とアメリカ人の男性の2人が独自でポッドキャストを行っている番組「バイリンガルニュース」がめちゃくちゃ面白いと紹介されていたので、その回の爆笑問題の番組を聴いたあと、早速iTunes storeからダウンロードして聞いてみた。

日本人のマミさん(♀)とアメリカ人のマイケルさん(♂)の2人が絶妙な会話で世界中から見つけてきたニュースに対して、あーだこーだと論じる内容というもの。ポッドキャストの題名が「バイリンガル」と言っているだけあって、マミさんは日本語、マイケルさんは英語でコメントをしているのが基本。記事の内容をまずは最初にだいたいマミさんが紹介して、その後にマイケルさんが英語で同じ内容を話すのだが、そこからいきなり独自の会話がスタートするというもの。

最初のころは、マミさんは日本語ですべてコメントしていたのだが、だんだん興奮してくると英語でコメントするようになるし、たまにマイケルさんも渋い声で日本語が出てくるときもあるし、まさしく日本語と英語がチャンポンになっている番組と言っていいだろう。番組冒頭のところで英語のスピードが早い人はスピードを遅くして聞いてくださいといっているとおり、生の会話の英語が聞ける練習台としてもこの番組は役に立つ。

ただ、各ニュースに対して決まった時間内に全部喋っちゃおうということではなく、飽きたりるまでその話題を突き進んでいくという点では、1回あたりの番組の長さが毎回異なるので、行き帰りの通勤・通学時間帯で聞けるかどうかはその回次第になる。だいたいの場合は1時間程度くらいの番組になっているので、個人的にはノーマルスピードで聞いていると、本当に時間がなくなるから、倍速で聞いている。そうなると、結構興奮して会話をしているところだと、言葉が早すぎて何を言っているのか、脳みそでの理解するスピードとヒヤリングのスピードのシンクロがずれてきて、途中から判らなくなってしまうというときはたまに個人的にはあったのだが、普通の人はまずはノーマルスピードで聞いてみると楽しいだろうと思う。

浅い知識で2人が喋っているのであれば、つまんない会話になるとおもうのだが、ニュースに対する幅広い知識とバックグランドの情報をもって自分の思っている意見を互いにぶつけているところが面白い。片や女性で、片や男性なので、男女間の思想の違いというところも出てくるときがあるし、日本人とアメリカ人(広い意味での西洋人)という思想の違いが出てくるときもあるので、いろいろな面でこのプログラムは面白いと感じるだろう。

たまにエロネタも出てくるのだが、マミさんもそれには「もう聞きたくない~」と少女的反応をするのではなく、毅然とした態度で反論やアグレッシブな意見を出しているところも、なかなか変態的要素をこの人は持っているじゃないのかと思いたくなる場面も良く出てくる。ただ、それはトピックスとして持ってきたニュースの内容次第でエロネタになったりするときがあるのであって、毎回毎回エロネタで最後は終わるというわけじゃない。

それにしても、マミさんは番組の中では留学はしたことがないというのに、アメリカ人のような発音をされているので、本当に留学の経験は無いのか?とビックリすると最初は思うだろう。マイケルさんの日本語もそんなに頻繁には出てくることはないのだが、日本語にしてもへんな外人日本語ではないので、これもまたビックリだ。マミさんはもちろん英語を理解し話すこともできるのだが、マイケルさんもマミさんの日本語をタイムリーに聞いて理解し、それに反応しているということは、日本語のヒヤリングは完璧なんだろうと思う。

たまにこの番組にも日英の両方を話せるゲストが出てくるときがある。いろいろな有名人がこの番組に出てくると今後はおもしろいだろうなとは思うのだが、どこまで出演してくれるのかは、今後、バイリンガルニュースが有名番組になって既存メディアの枠を超えて情報番組として紹介されるようになると芸能人あたりも出てくるんだろうと思う。たとえば、ミッツ・マングローブとか。

ピックアップされるニュースのネタとしては、ギズモードとかロケットニュースなんかに出てくるようなちょっと変わった内容とか、真面目にCNNやウォールストリートに出てくるようなニュースから選んでいるところが知的だ。だから、分野としても経済・歴史・科学技術などなど幅が広すぎるくらい広い。それに対して、全部コメントを行っている二人の知識量については脱帽だ。それも的を得ているし。でも、たまに勘違いしているのもあるし。

この番組を聴いて毎回感心するのは、そのときにはこういう表現をするのね?というのを勉強になるという点だ。普段からネットや通常の英語圏で使われている言葉をそのまま使われているし、たまにマイケルさんによる、使われている言葉の表現の違いというのも解説されていたりするから、英語による英語の勉強というのが出来るのもこの番組の魅力だろうと思う。

ただ、こういう番組、他にあっても良さそうだったのになんでなかったんだろう?というのは本当に不思議だ。今後、他に日本語と中国語のチャンポン番組とか、日本語とフランス語のチャンポン番組なんかも出てくるんじゃないだろうか?ただ、そのチャンポン言語の会話についても、会話の内容が楽しくなければ面白くなく、単に言語はツールであるだけであることを忘れてはいけない。

たまに既存メディアにも2人は出演することもあるので、今後は要注目だ。

ツイッターもフェイスブックも駆使して情報配信しているので、まずはいろいろ登録してみたらいいと思う。

バイリンガルニュース
URL : http://bilingualnews.libsyn.com/
iTunes : https://itunes.apple.com/jp/podcast/bairingarunyusu-bilingual/id653415937
Twitter : https://twitter.com/Bilingual_News
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義士庵(Podcast)

伝説のポッドキャスト「ファッカー電撃隊」を更新されていたときから、毎回の更新が楽しみで仕方なかったが、同じパーソナリティであるランボルギーニ・タコラさんによる旅に特化したポッドキャスト番組が「義士庵(ぎしあん)」というもの。同じような系列で題名だけ替えたものかとおもっていたら、だいぶ趣向が変わったようだ。

ファッカー電撃隊の場合は、海外関係と最初は思いきや、途中からエロをネット上で音声データとしてどこまで限界がとして公開できるのかというのをどうやら追求しているような番組に個人的には見えた。これについては、自分のブログの中でも述べている。ランボルギーニ・タコラさんがファッカー電撃隊でやりたかったこと、やろうとしていたことは、自分の意見とどこまで同じかは知らないのだが、結果的にエロに終始してしまったので、それ以上の発展が見込めないと見切りをつけたのか、あっさりとこれまで継続していた番組を止めると宣言したときにはビックリした。

そのあと、どういう番組にするのかと、しばらくの空白の期間をおいてできたのが、だいぶ海外旅行に内容をシフトしたものであった。ご本人も言っていたが、ファッカー電撃隊のときには、トリカゴ放送グループに属していたが、ネット界の奇才・ヤマモトさんが行っている「トリカゴ放送」と旅番組であれば内容が被ってしまうので、鳥かご放送グループから脱退するという宣言をされたのも驚いた。とは言っても、番組としてグループ脱退をしているだけであり、ご本人とヤマモトさんが仲が悪くなったということは無いだろう。

じゃ、どういう旅番組を行っているかというと、正直これは現地文化になるのかナイトライフということになるのかわからないが、各地に出向いたときの歓楽街での様子をレポートしているという感じだ。ただ、これは今後どのように番組が発展していくのかは未知数である。ファッカー電撃隊のころから、現地の歓楽街の店に入って、現地の店員に日本語や英語で話をしておもしろおかしく店の様子を録音していたようなことをしていたが、今回も実は流れは似ている。ただ、それだけに終始しているわけじゃなく、コーナーによってはガラッと色調が変わって現地経済情報だったりするから、タコラさんの脳みそのなかはいろんな範囲にアンテナを張っているんだなというのはわかる。

また、元(?)ミュージシャンだったことを生かして、ご本人の作曲による作品も流れるので、その曲を番組の各回で聴くことができるという趣向もある。なにしろ本人が作ったものだから、著作権はご自身にあるわけだし、うるさいJASRACなんか気にしていないんだろうとは思う。

まだまだ試行錯誤で番組を発展していくんだろうと思うので、これから注目していきたい番組のひとつだ。

義士庵(ぎしあん)
URL : http://gishian55.seesaa.net/
iTunes : https://itunes.apple.com/jp/podcast/yi-shi-an/id665716643

ガス抜けラジオ(Podcast)

いろいろな種類のポッドキャストの番組があるが、あんまり考えないでおきらくごくらくに聞けるという番組は意外に少ない。情報番組だったりすると、それの内容を理解することから始まるため、気軽さがなくなってしまう。ラジオを聴きながらテスト勉強をしていたようなおきらくさをポッドキャストに求めるのもどうかとおもうのだが、とりあえずラジオのザッピングのように、1つのポッドキャストから派生してリンクされる他の番組に付いていろいろ漁ってみた。

そのなかで見つけたのが「ガス抜けラジオ」という番組。番組自体のキャッチコピーが「昭和で燃え尽きたおっさんがお送りするバケモノポッドキャスト」なんていうところにまずは目が留まってしまい、何じゃ是?と思わず購読をポチりから始まった。

実際に聞き始めたのは、もう番組が開始されてだいぶ経ったあとのころなので、番組構成的にも円熟味を増した状態のとこで聞き始めたから、結構番組の時間としては長いのだが全然飽きが来ない内容になっている。内容といっても、単にパーソナリティとして登場するかたたちが、ぐだぐだと1つのテーマについて話し始め、それもテンションが高くなることはなく、「だよな?」「だよね」みたいな双方で理解しあえるところはここだなーということを話まくるということになっている。それも35歳から45歳くらいのひとだったら「それ、わかるぅ~」という同感できるような意見がジャンジャン出てくるところも、自分にとっては落ち着くし納得いくしというものだ。これが先端的な意見だったり、小難しい言葉でぐだぐだしゃべってられると、何言っているの、このひとたち?ということになるのだろうが、この番組に限っては全くそんな否定的な意見を言いようが無い。

強いて批判的な意見をこの番組に対して言うとすれば、「もっと声を張ってくれ」だ。ボソボソっと話す話し方には味があるのだが、電車の中で聴いていると騒音に耐えられなくて、今の聞き逃した!という場面に多く遭遇する。それに倍速モードで聞いているとなおさら音が篭るようで聞えにくい。ただ、倍速で聞いても彼らの話し方はスローテンポなのでちょうど良いのだ。

結構テーマとしては良くありがちな事象やこんなことがあったんだけどーというような状況から始まるのだが、話の切り口が、ボーっと聞いている割りには、ズバっと斬っていることを言っていたり、たぶんそんな見方は誰もしていないなという視点で物事を詰めているところがある。それがほとんど納得ができるようなものが多い。ただ、これはご本人たちが好きだからなのかもしれないが、よく食べるほうのマックの話をするのだが、自分はマックにはほとんど行かないので、ポテトの話をされたときに、それがどうした?と話に対して聞く耳を持たないときもたまにあるのだが、マックに対する愛情表現の裏返しなのか、マックに対する必死とした批判は痛烈だ。単なる毛嫌い批判ではなく、こうしたらいいのにとか、何を考えているマック!という愛情の裏返しの表現を伝えているのはよくわかる。

もう数年聞いているのだが、実はパーソナリティとして何人出演しているのかわかっていないというのは自分が本当に適当に聞いているからなのだろうか。登場する方の声としての特徴がどの人も変わらないというところに、その印象の深さがないんだろうとは思う。しかし、実際に公式ページに行ってみると、この番組は4人の方によって成り立っていることはわかるだろう。話をする人の会話の中に、この番組に関わっているひとの名前が出てくるのだが、それが本当に自然と出てくるので、毎回、それだれ?!と思ってしまう。でも、経験上、誰がどういうキャラクターかというのは、この番組の中では特に必要が無いと思う。話の内容のところで、クスッと笑ってしまうような部分を探すのがいいだろう。

ガス抜けラジオ(Podcast)
URL : http://gasnukeradio.net/podcast/