いろいろな種類のポッドキャストの番組があるが、あんまり考えないでおきらくごくらくに聞けるという番組は意外に少ない。情報番組だったりすると、それの内容を理解することから始まるため、気軽さがなくなってしまう。ラジオを聴きながらテスト勉強をしていたようなおきらくさをポッドキャストに求めるのもどうかとおもうのだが、とりあえずラジオのザッピングのように、1つのポッドキャストから派生してリンクされる他の番組に付いていろいろ漁ってみた。
そのなかで見つけたのが「ガス抜けラジオ」という番組。番組自体のキャッチコピーが「昭和で燃え尽きたおっさんがお送りするバケモノポッドキャスト」なんていうところにまずは目が留まってしまい、何じゃ是?と思わず購読をポチりから始まった。
実際に聞き始めたのは、もう番組が開始されてだいぶ経ったあとのころなので、番組構成的にも円熟味を増した状態のとこで聞き始めたから、結構番組の時間としては長いのだが全然飽きが来ない内容になっている。内容といっても、単にパーソナリティとして登場するかたたちが、ぐだぐだと1つのテーマについて話し始め、それもテンションが高くなることはなく、「だよな?」「だよね」みたいな双方で理解しあえるところはここだなーということを話まくるということになっている。それも35歳から45歳くらいのひとだったら「それ、わかるぅ~」という同感できるような意見がジャンジャン出てくるところも、自分にとっては落ち着くし納得いくしというものだ。これが先端的な意見だったり、小難しい言葉でぐだぐだしゃべってられると、何言っているの、このひとたち?ということになるのだろうが、この番組に限っては全くそんな否定的な意見を言いようが無い。
強いて批判的な意見をこの番組に対して言うとすれば、「もっと声を張ってくれ」だ。ボソボソっと話す話し方には味があるのだが、電車の中で聴いていると騒音に耐えられなくて、今の聞き逃した!という場面に多く遭遇する。それに倍速モードで聞いているとなおさら音が篭るようで聞えにくい。ただ、倍速で聞いても彼らの話し方はスローテンポなのでちょうど良いのだ。
結構テーマとしては良くありがちな事象やこんなことがあったんだけどーというような状況から始まるのだが、話の切り口が、ボーっと聞いている割りには、ズバっと斬っていることを言っていたり、たぶんそんな見方は誰もしていないなという視点で物事を詰めているところがある。それがほとんど納得ができるようなものが多い。ただ、これはご本人たちが好きだからなのかもしれないが、よく食べるほうのマックの話をするのだが、自分はマックにはほとんど行かないので、ポテトの話をされたときに、それがどうした?と話に対して聞く耳を持たないときもたまにあるのだが、マックに対する愛情表現の裏返しなのか、マックに対する必死とした批判は痛烈だ。単なる毛嫌い批判ではなく、こうしたらいいのにとか、何を考えているマック!という愛情の裏返しの表現を伝えているのはよくわかる。
もう数年聞いているのだが、実はパーソナリティとして何人出演しているのかわかっていないというのは自分が本当に適当に聞いているからなのだろうか。登場する方の声としての特徴がどの人も変わらないというところに、その印象の深さがないんだろうとは思う。しかし、実際に公式ページに行ってみると、この番組は4人の方によって成り立っていることはわかるだろう。話をする人の会話の中に、この番組に関わっているひとの名前が出てくるのだが、それが本当に自然と出てくるので、毎回、それだれ?!と思ってしまう。でも、経験上、誰がどういうキャラクターかというのは、この番組の中では特に必要が無いと思う。話の内容のところで、クスッと笑ってしまうような部分を探すのがいいだろう。
ガス抜けラジオ(Podcast)
URL : http://gasnukeradio.net/podcast/
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