2007/01/20
蕭亞軒(Elva Xiao)
昨年の11月に台湾に行った時に、飛輪海のデビューアルバム「飛輪海同名專輯」と一緒に買っていたわりには、すっかり聴くのを忘れていたアルバムを出して聴いてみた。それは、台湾の歌姫である「蕭亞軒(エルバ・シャオ)」の新アルバム「1087」(正式発売日は12月22日だったのだが、なぜか11月に台北では売られていた。なぜ!?)だ。アルバムのタイトルに数字を使うなんていうと意味深いのだが、これが大有りだから、台湾を中心とした華曲文化圏では、アルバム発売当初からめちゃくちゃ話題になった。その理由は、すでに色々なサイトでも紹介されているとおり、彼女のアルバムが、前作「第5大道」の発売以来、なんと1087日も経過して、ようやく発売されたからである。ここまでアルバムの発売が延び延びになったのは、契約上のトラブルでレコード会社との間で1087日間も新曲を発表することができなかったことである。詳細を記載すると、当初からエルバは台湾のレコード会社である「維京音樂」社と契約していたのだが、2004年5月に契約が終了。その後2005年3月に別のレコード会社である「華納音楽(Warner Music Taiwan)」と契約したのであるが、華納レコード社の首脳部の人事異動の関係上、彼女はこの会社からレコードを一枚も出せなくなってしまったのだ。そこで再度、2006年の10月再度「華納音楽」社と契約をしなおすことで、ようやくアルバム「1087」を発売することが出来たという経緯なのだ。しかし、その間でも彼女は、ライブコンサートは行ったり、ベスト版のアルバムは出したり、度々映画にも出演していたりした。本来は歌手なので、歌手として活躍し、歌でファンにアピールしたいと思っていたエルバなのだが、新アルバムで用意した曲を引っさげて、年末コンサートの準備を行うためのダンスの練習中に左足の靭帯が切れてしまった(関係ニュース)。毎年恒例になっている年末のカウントダウンコンサートにはステージに上がることが出来ず、新曲を引っさげての登場が出来なかったことにとてもショックだったようだ。Yahoo!台湾の「2006年一番不運な芸能人」では堂々1位を記録してしまったのは記憶に新しい。
さて、今回のアルバム「1087」は、以前からのエルバ色を衰えることなく、今回も曲調は変わらない様子だったので、安心した。エルバも曲は、中国語を母国語としない人が聞いても、歌詞が分かりやすいし、サビの歌詞が歌いやすいように出来ているし、なんといっても、歌い方が聞きやすいのが一番だ。才能はあるのだが歌い方と何を言っているのか分からないので、Jay Chou は個人的には好きじゃない。正反対にいるのがエルバだと思う。今回のアルバムからも、既にいくつかの映画やドラマの主題歌に使われるという話も出ているようである。エルバの曲は、以前からも色々なドラマにも使われいた。今回のアルバムは、これまた台湾では人気のある男性歌手「王力宏(Wang Li Fong)」が総合プロデュース。アルバム作製中から、エルバの中国語の発音について注意をする一方、エルバから「ワン・リーホンと一緒にいると小学生の時に戻ったみたい」と言わせるほど、収録に対して実力を出せるようムードを持っていくのにも苦労していたようだ。当然、王力宏は「L.o.V.e」を初めとする3曲を彼女に提供している。
曲一覧
1. 表白
2. 然後
3. Honey Honey Honey
4. 不遠 電影【波特小姐:比得兔的誕生】中文主題曲
5. L.o.V.e
6. Free
7. 我的男朋友
8. 代言人
9. 後來的我們
10. 熄燈
11. You & Me
12. 我要的世界
13. 戀愛瘋(実際には「我要的世界」と同一のトラックに入っている)
最初の曲「表白」で
「不知道 不知道
為什麼 對你説
喜歡你 説不出口」
という部分は、韻はふんでいないが、一度聞くと耳から離れない。この歌詞はエルバが作ったわけでもないが、前作のアルバムからの流れを継ぐ重要な1曲目だからという意味で、作詞作曲した倪子岡の思いがこういう歌詞を使うところにも出ているような気がする。
すべての曲について評論を書きたいところだが、書くのは疲れるのでここでは省略。ひとつだけ記載しなければならないとおもったのは、最後の「我要的世界」とそれに続く「戀愛瘋」であろう。トラックとしては12曲しか入っていないように見えるが、実は、いろいろなアーティストが使う手段である、ある程度の空白の時間を作って、そのあと別の曲を入れるという手法だ。これを13曲目としている。その13曲目の曲も、題名からみると想像もつかないが、曲を聴けば誰でも知っている曲。それは、かの話題になったO-Zoneの「DRAGOSTEA DIN TEI」を中国語で歌っているのだった。それも、だるそうな声で。O-Zoneのようにノリノリで歌っていないところがまたシュールという感じだ。全部の曲を一気に聞けるので、ぜひお勧めしたい。
しかし、同梱されている歌詞カードの最後のページには、「I am back」と赤い字で大きく書かれている。これを見たときに、上述したこれまでのいろいろな苦労と気持ちがここにすべてが集約しているんだなと素直に感じることができた。また、CDと一緒にアルバムにはメイキングDVDがあるのだが、こちらもアルバムを出すまでに、いろいろなイベントに出演はするが、そのときには自分のふるい歌しか歌えなくて、新しい曲がないことへの葛藤と、新アルバムが出るときにファンへ見せたい自分の姿(踊りと歌を含める)を鍛えている姿が痛々しい。ただ、自分の顔を自分でアップに撮っている場面が多々でてくるのだが、正直、この場面は見たくなかった。ファンのひとは、あの場面をどう感じるかわからないが、かなりブサイクに見えるからである。
なお、エルバが新作アルバムを出すまでに出した2枚ぐみのベスト版「首選蕭亞軒‧美麗的插曲」をも一緒に聞いてみると、より一層彼女の曲の良さが分かると思う。
Elva Official Site
http://www.lovelva.com/
http://www.geocities.com/elva_hsiao/
「表白」のプロモーションビデオ
http://www.youtube.com/share?v=5TD4gp8GmpY&embed=1
Google八分
以前から自分のブログサイトのなかで、どういう記事を検索されて見られているのかなーというのは、ちょっと興味があったので、正直アクセスログを見ていたのだが、そのアクセスの様子を見ていると、かなり傾向が面白い方向に偏っていたりするので楽しい。以前は、ジャニーズやホモ関係でひっかかってきたリンクから来ている人たちが多かったのがわかったのだが、あるときから、ぱったりとこの記事には全くアクセスがなくなった。今日このブログの記事を書いている現在で多いのは、台湾のアイドルグループである「飛輪海」と建設中の「台湾ドーム」そして、なぜか家電量販店である「ベスト電器」についてのアクセスが多い。ジャニーズ関係の記事へのアクセスが多かったときには、毎日数十件のアクセスがあって、一時期はどの検索サイトにも「ジャニーズ ホモ」というキーワードを入れたら、ほとんど上位にランクするくらいだったの。しかし、今になってみると、そのキーワードを入れても、全く検索サイトには引っかからない。特に検索した結果のリンクをたどってきた人たちが使っていたのは、泣く子も黙る google だった。そのgoogleにおいて、あるときから全くリンクが紹介されなくなっているのである。明らかにどこからかの圧力が繋って、全くリンクとして紹介されないようになったのだと思う。
通常、google 等のロボット検索サイトにおいては、キーワードで検索された結果から検索者がどこのリンクをgoogle検索後にアクセスするかによって、検索ユーザが導きたいサイトの上位ランクを決めていくことになるのだが、ここで「人為的な権限」が主動された場合、ランク化されたリンク一覧は、だいぶ変わってくる。google が中国国内で事業を展開している際に、中国政府に不都合なキーワードを入力された場合、たとえば「天安門」「法輪功」「暴動」という言葉を入れた場合には、検索結果を出さないというのは、有名な話だ。しかし、日本ではこれらのキーワードを入れても問題なく検索結果を出力する。google は、利用者の環境に合わせて、検索のキーワードに対する出力コントロールをしているというのはこの事実で明らかになった。じゃぁ、一般のブログについてももしかして同じような適用をしているのだろうか。
ちょっと調べてみたところ、いまネット上では「グーグル八分」という言葉が出てきているようだ。Wikipedia によると、グーグル八分とは、次のように定義されている。ちなみに英語では、「google censorship」という単語で知られている。
===
インターネットの検索エンジンであるGoogle(グーグル)で本来なら上位に表示されるはずのウェブサイトやウェブページが、検閲などにより検索の対象から外れるよう操作され、検索の結果に表示されない状態をいう。村八分になぞらえて呼ぶ言葉である。
===
日本のサイトでも、有名なサイトもこのgoogle八分に該当しているらしく、検索しても引っかからない。ただ、検索に引っかからないからといって、なんでもかんでも「グーグル八分にされた」とおもうのも短絡的だ。google の検索キーワードのところに該当のURLを「http://」から記載して、それでも検索結果が出なかった場合には、該当から落とされたことになるが、大抵は検索結果を出力する。googleの検索エンジンを使うのではなく、外部ツールを使って自分のサイトが「google八分」にされたかどうかチェックできるツールも実は配布されている(google ban checker)。こういうツールを使って確認して「安心感」を得てもいいと思う。
が、大体の場合は、検索に引っかかってもひっからなくても、一般人に取ってはどうってことないことだとおもう。これで商売をしはじめたやつらにとっては、大きく生活に関わってくることだとおもうが、あまり神経質になると身を滅ぼすことになる。ブログの場合は、内容を充実したほうが断然アクセス数があがることは間違いない。どういう内容が言いか悪いかは、自分がアクセスする側になって考えればいいことだ。
個人的には、検索にひっかかってくれてもひっかからなくなっても、どちらでもいい。ここのブログは、自分自身がこの瞬間に何に対して興味を持っていたかという記録にしか使っていないからである。これに同調してくれる人がいるのであれば、個人的にメールを送ってきてくれればいいからだ。
Google 八分 の確認と対応の方法
http://www001.upp.so-net.ne.jp/wakan/Others/Google-Removed.html
Google Censorship - How It Works
http://www.sethf.com/anticensorware/general/google-censorship.php
Google Ban Checker
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060512_google_ban_checker/
新宿末広亭
新年の落語会を見に新宿にある末広亭に行ってきた。お正月になると、挨拶代わりにいろいろな落語家や芸人が小時間で代わる代わる入れ替わって、簡単な挨拶や短い落語を行うので、落語初心者や普段テレビでは見ることができないひとたちを沢山見ることができるので、お正月休みに飽きてきた場合には、とてもおもしろい娯楽だと思う。以前1回だけ友達に誘われて行った時にとても面白かったので、また行ってみたいなとおもい、その友達を誘ってお正月の三が日の最後の日に行ってみた。
前回行ったときには、スケジュールも調べずにまずは行ってみようと思っていたところ、午前の部が始まったばかりで、午後の部にあわせて再度並びなおした経験があったから、行く前には時間を調べようと思い、ネットで調べていくことにした。午前中から行くより、午後からのほうがいい。午前中からだと朝早くから行かないといけないということも考えられるが、実は、1日3部に分かれている出し物のうち、午後の2部は、客は入れ替わることなく見ることができるからである。時間と心に余裕がある人は、午後の2つの部をまとめてみるという人も居るのだ。出演者によって考えようと思っていたのだが、もし楽しい人たちが出演するのであれば、午後の2つの部も見てしまおうと思っていたからである。ちなみに、午前から入場した場合には、午後の最初の部が始まるときには、全員退出しなければならないのだ。ちなみに、3部に分かれているそれぞれの開始時間は、午前11時、午後2時半、そして午後6時で、それぞれ3時間公演される。
前回の経験から、1時間くらい前に到着しておけば、かなり前のほうに座れるだろうとおもい待ち合わせをして末広亭に行ってみる。ところが、なんと既に長蛇の列が出来ており、自分達の前に50人くらい並んでいた。少し遅すぎたとここで後悔する。そう思うのは、末広亭の内部のつくりを説明したほうがいいだろう。歌舞伎や寄席の会場に足を運んだことのある人はわかるとおもうが、真ん中に映画館のような椅子が設けられており、そこに座れない場合には、両横に設けられた座敷席に座らされる。ここは座布団が用意されているだけなので、正座で見るかまたはあぐらを掻いて座らないといけないので、長時間見るには疲れる。さらに、その座敷席にも座られなかった場合には、二階席に通される。二階席からはかなり高座(舞台)を見るのは難しいのだ。だから、できるだけ1階の席でそれも椅子の席に座りたかったのだ。それでも座れない場合には、座敷席の後ろにある通路に立たされることになる。たかが落語というなかれとはこのことを指すと思ったのは、こんな正月から落語を聴きに来る人なんて少ないだろうと鷹を括っていたのだが、同じような正月の過ごし方をする人が多く、この新年落語を楽しみに見に来ている人が実は世の中多いことが分かったことである。自分達が並び始めた後、すぐに自分達の後ろにも長蛇の列が形成された。普段は人が少ない伊勢丹裏の裏路地に、馬券を買うような人たちみたいに長蛇の列ができたときには、道行く人たちも「一体何事?」と思ったに違いない。ちなみに、末広亭を伊勢丹から見てさらに進んでいくと、かの有名な新宿2丁目界隈に出くわす。言わずもがな、こちらはゲイの聖地であるため、新年からたくさんのゲイの人たちに「この人たちは一体何をならんでいるのかしらぁ~ん♪」という顔をされて見られる。こちらも、「あっ、おかま発見」「短髪マッチョ系のおにいさんたち、あんたら、ばればれだよ」と並んでいる人たちは全員思ったに違いないが、落語をみるひととゲイのランデブーがこの瞬間に行われるのだ。ちょっと新年早々面白い。
並んでいるとハンディーマイクを持った人が現れて「今日は午後の部でテレビ中継がはいますので、みなさま精一杯笑ってくださいー」と言っていた。その人の説明によると、NHKの新春寄席という番組が生中継で放映されるらしく、それをここ新宿末広亭で行われるとのこと。通常、誰がいつ登場するのかというのは、寄席の入り口に順番がかかれているのであるが、この日に限って言えば、テレビ中継のために出番を大きく変更したようである。テレビ中継で映されるというのであれば、それなりに知名度が高い人が中継に使われるのだろうと思ってかなり期待大と思っていたのだが、実際に切符売り場に掲載されている予定表を見ると、あまりにもがっかりである。ちなみにテレビ中継で使われた人たちは以下のとおり。
・テツandトモ
・ケーシー高峰
・翁家喜楽
・三遊亭小遊三
いまどき「テツandトモ」?と思ったのにがっかりきた。まだお堅いNHKでは彼らは人気がある人たちに掲げられているのだろうか?ケーシー高峰はテレビでは見たことがあるが、あまり最近テレビで見ないのでじっくりと演技をみてみたいとは思っていたから、ちょっと楽しみだった。小遊三は「笑点」に出ている人なのでもちろん知っている。もう一人の人は見たことが無いので、想像が付かない。
入場料を払って入場してみると、もう既に恐れていたことが分かった。なんと1階の椅子席は全部埋まっていた。1つだけは空いていますーとは言っていたが、こちらは1人ではないので、座れない。仕方なく、入り口右側の座敷席に陣取る。すぐ隣には、テレビ中継用のミキサーの人たちが準備をしていた。2時半からテレビが生放送でやるらしいのだが、末広亭だけが中継されるのではなく、他に3箇所との多元中継らしい。第2部もある程度出し物が出てしまっていたのだが、その間で中座されて、テレビ中継に切り替わる。切り替わる前に、NHKの関係者の人が「あと5分でテレビ中継が入ります。お化粧をする人は今のうちにおこなってくださいー」と客に向かって説明が入る。この説明で会場がドッと湧いたのは言うまでも無い。掴みはOKである。中継が入ると、なんと会場の説明をテレビの視聴者に説明するために、春風亭昇太と中川翔子が高座の隣に陣取り説明を行い始めた。なんで中川翔子なんだ!というのはここでは不思議なのだが、うまくそこは昇太がフォローして高座へ場を移す。
「テツandトモ」は、一斉風靡した「なんでだろう~」を中心に5分くらいのネタを一生懸命行う。しかし、なんだかつまらない。客の反応もいまいちである。ケーシー高峰は本人が医師の免許を持っているだけあり、かなり医学の知識はある。ただ、小さい頃見た記憶だと、結構お下劣ねたを披露して会場を笑わせるというようなことをしている芸人だとおもっていたのだが、今回はそうではなかった。ただ、時事ネタと医学ネタと会場の客いじりを一緒にやっているところは、さすがにベテラン芸人だと感心した。大いに笑わせた貰った。初めて見た「翁家喜楽」は、簡単に言うと海老一染の助・染め太郎のような芸を行うような人だった。これは長年の芸を見せているという意味で素晴らしい。新春ネタとしておめでたい。トリはおなじみの「三遊亭小遊三」。何を出し物として行うのかなと思っていたら、落語では有名な「ん廻し」。田楽を食べようという話ではあるが、「ん」の数だけ食べられるという典型的な落語。短時間で客を掴み、同じようなオチを複数回使うので、落語初心者でも笑い易いネタである。さすがベテラン。規定の時間内にぴたっと納めたのは凄い腕だ。これらの単独芸人で終わればよかったのだが、最悪なのはこの後だった。なんと司会者の昇太としょこタンを含めて全員で「大喜利」が始まったことだ。これがめちゃめちゃ面白くない。いわゆる「あいうえお作文」を題材にしていたのだが、オチでなんとかケーシー高峰がフォローをするが、会場が静まり返ってしまうくらい、「テツandトモ」の廻し方と昇太の司会が無様だった。会場に来ている人たちも「速く終わらないかな」と思ったに違いない。
なお、中継が終わった後のほかの落語や出し物についてはとても面白かった。漫才のWモアモアなんかは、爺さんたちのペアなのだが、そのボケぶりがとても面白く前からちょっと注目していたのを生で見られて、ちょっと感動。司会で失敗した昇太は、大喜利でおおはずれだったのを失敗だったとわかったようで、自分の出番のときには半ばやけくそのように、落語らしい落語はせず、やかましいだけで終わったし、「隣の晩御飯」でおなじみの桂米助が出てきた時には、「あーっ、晩御飯!」と会場から言われる始末で少し笑えた。となりの晩御飯の収録暴露ネタを披露していたので、客のつかみはかなり良く、話もとてもよくまとまっていたのでとても上手いとおもった。あのひと、やっぱり落語が出来たんだと改めて感心する。紙切りネタの林家今丸という爺さんが出てきたときには、近くにいた子どもをネタに、器用に紙を切って芸を見せていたのは見事。締めは、歌丸が出てきて、びしっと決め「今年もよろしく」で大弾幕が降りる。
それぞれの芸の寸評を書こうと思ったのだが、なにせ総勢20名以上が出てくるので、それを全部書くのは大変だ。落語は少しとっつき難いというイメージがあるのだが、とっつき難いかそうではないかは、落語を演じる人の技だとおもう。落語だけではなく、合間合間に手品などの色物があるのも寄席の面白いところだ。是非、みなさんも行ってみると楽しいと思う。
当日の出演者は以下のとおり
新宿末広亭 http://www.suehirotei.com/
前回行ったときには、スケジュールも調べずにまずは行ってみようと思っていたところ、午前の部が始まったばかりで、午後の部にあわせて再度並びなおした経験があったから、行く前には時間を調べようと思い、ネットで調べていくことにした。午前中から行くより、午後からのほうがいい。午前中からだと朝早くから行かないといけないということも考えられるが、実は、1日3部に分かれている出し物のうち、午後の2部は、客は入れ替わることなく見ることができるからである。時間と心に余裕がある人は、午後の2つの部をまとめてみるという人も居るのだ。出演者によって考えようと思っていたのだが、もし楽しい人たちが出演するのであれば、午後の2つの部も見てしまおうと思っていたからである。ちなみに、午前から入場した場合には、午後の最初の部が始まるときには、全員退出しなければならないのだ。ちなみに、3部に分かれているそれぞれの開始時間は、午前11時、午後2時半、そして午後6時で、それぞれ3時間公演される。
前回の経験から、1時間くらい前に到着しておけば、かなり前のほうに座れるだろうとおもい待ち合わせをして末広亭に行ってみる。ところが、なんと既に長蛇の列が出来ており、自分達の前に50人くらい並んでいた。少し遅すぎたとここで後悔する。そう思うのは、末広亭の内部のつくりを説明したほうがいいだろう。歌舞伎や寄席の会場に足を運んだことのある人はわかるとおもうが、真ん中に映画館のような椅子が設けられており、そこに座れない場合には、両横に設けられた座敷席に座らされる。ここは座布団が用意されているだけなので、正座で見るかまたはあぐらを掻いて座らないといけないので、長時間見るには疲れる。さらに、その座敷席にも座られなかった場合には、二階席に通される。二階席からはかなり高座(舞台)を見るのは難しいのだ。だから、できるだけ1階の席でそれも椅子の席に座りたかったのだ。それでも座れない場合には、座敷席の後ろにある通路に立たされることになる。たかが落語というなかれとはこのことを指すと思ったのは、こんな正月から落語を聴きに来る人なんて少ないだろうと鷹を括っていたのだが、同じような正月の過ごし方をする人が多く、この新年落語を楽しみに見に来ている人が実は世の中多いことが分かったことである。自分達が並び始めた後、すぐに自分達の後ろにも長蛇の列が形成された。普段は人が少ない伊勢丹裏の裏路地に、馬券を買うような人たちみたいに長蛇の列ができたときには、道行く人たちも「一体何事?」と思ったに違いない。ちなみに、末広亭を伊勢丹から見てさらに進んでいくと、かの有名な新宿2丁目界隈に出くわす。言わずもがな、こちらはゲイの聖地であるため、新年からたくさんのゲイの人たちに「この人たちは一体何をならんでいるのかしらぁ~ん♪」という顔をされて見られる。こちらも、「あっ、おかま発見」「短髪マッチョ系のおにいさんたち、あんたら、ばればれだよ」と並んでいる人たちは全員思ったに違いないが、落語をみるひととゲイのランデブーがこの瞬間に行われるのだ。ちょっと新年早々面白い。
並んでいるとハンディーマイクを持った人が現れて「今日は午後の部でテレビ中継がはいますので、みなさま精一杯笑ってくださいー」と言っていた。その人の説明によると、NHKの新春寄席という番組が生中継で放映されるらしく、それをここ新宿末広亭で行われるとのこと。通常、誰がいつ登場するのかというのは、寄席の入り口に順番がかかれているのであるが、この日に限って言えば、テレビ中継のために出番を大きく変更したようである。テレビ中継で映されるというのであれば、それなりに知名度が高い人が中継に使われるのだろうと思ってかなり期待大と思っていたのだが、実際に切符売り場に掲載されている予定表を見ると、あまりにもがっかりである。ちなみにテレビ中継で使われた人たちは以下のとおり。
・テツandトモ
・ケーシー高峰
・翁家喜楽
・三遊亭小遊三
いまどき「テツandトモ」?と思ったのにがっかりきた。まだお堅いNHKでは彼らは人気がある人たちに掲げられているのだろうか?ケーシー高峰はテレビでは見たことがあるが、あまり最近テレビで見ないのでじっくりと演技をみてみたいとは思っていたから、ちょっと楽しみだった。小遊三は「笑点」に出ている人なのでもちろん知っている。もう一人の人は見たことが無いので、想像が付かない。
入場料を払って入場してみると、もう既に恐れていたことが分かった。なんと1階の椅子席は全部埋まっていた。1つだけは空いていますーとは言っていたが、こちらは1人ではないので、座れない。仕方なく、入り口右側の座敷席に陣取る。すぐ隣には、テレビ中継用のミキサーの人たちが準備をしていた。2時半からテレビが生放送でやるらしいのだが、末広亭だけが中継されるのではなく、他に3箇所との多元中継らしい。第2部もある程度出し物が出てしまっていたのだが、その間で中座されて、テレビ中継に切り替わる。切り替わる前に、NHKの関係者の人が「あと5分でテレビ中継が入ります。お化粧をする人は今のうちにおこなってくださいー」と客に向かって説明が入る。この説明で会場がドッと湧いたのは言うまでも無い。掴みはOKである。中継が入ると、なんと会場の説明をテレビの視聴者に説明するために、春風亭昇太と中川翔子が高座の隣に陣取り説明を行い始めた。なんで中川翔子なんだ!というのはここでは不思議なのだが、うまくそこは昇太がフォローして高座へ場を移す。
「テツandトモ」は、一斉風靡した「なんでだろう~」を中心に5分くらいのネタを一生懸命行う。しかし、なんだかつまらない。客の反応もいまいちである。ケーシー高峰は本人が医師の免許を持っているだけあり、かなり医学の知識はある。ただ、小さい頃見た記憶だと、結構お下劣ねたを披露して会場を笑わせるというようなことをしている芸人だとおもっていたのだが、今回はそうではなかった。ただ、時事ネタと医学ネタと会場の客いじりを一緒にやっているところは、さすがにベテラン芸人だと感心した。大いに笑わせた貰った。初めて見た「翁家喜楽」は、簡単に言うと海老一染の助・染め太郎のような芸を行うような人だった。これは長年の芸を見せているという意味で素晴らしい。新春ネタとしておめでたい。トリはおなじみの「三遊亭小遊三」。何を出し物として行うのかなと思っていたら、落語では有名な「ん廻し」。田楽を食べようという話ではあるが、「ん」の数だけ食べられるという典型的な落語。短時間で客を掴み、同じようなオチを複数回使うので、落語初心者でも笑い易いネタである。さすがベテラン。規定の時間内にぴたっと納めたのは凄い腕だ。これらの単独芸人で終わればよかったのだが、最悪なのはこの後だった。なんと司会者の昇太としょこタンを含めて全員で「大喜利」が始まったことだ。これがめちゃめちゃ面白くない。いわゆる「あいうえお作文」を題材にしていたのだが、オチでなんとかケーシー高峰がフォローをするが、会場が静まり返ってしまうくらい、「テツandトモ」の廻し方と昇太の司会が無様だった。会場に来ている人たちも「速く終わらないかな」と思ったに違いない。
なお、中継が終わった後のほかの落語や出し物についてはとても面白かった。漫才のWモアモアなんかは、爺さんたちのペアなのだが、そのボケぶりがとても面白く前からちょっと注目していたのを生で見られて、ちょっと感動。司会で失敗した昇太は、大喜利でおおはずれだったのを失敗だったとわかったようで、自分の出番のときには半ばやけくそのように、落語らしい落語はせず、やかましいだけで終わったし、「隣の晩御飯」でおなじみの桂米助が出てきた時には、「あーっ、晩御飯!」と会場から言われる始末で少し笑えた。となりの晩御飯の収録暴露ネタを披露していたので、客のつかみはかなり良く、話もとてもよくまとまっていたのでとても上手いとおもった。あのひと、やっぱり落語が出来たんだと改めて感心する。紙切りネタの林家今丸という爺さんが出てきたときには、近くにいた子どもをネタに、器用に紙を切って芸を見せていたのは見事。締めは、歌丸が出てきて、びしっと決め「今年もよろしく」で大弾幕が降りる。
それぞれの芸の寸評を書こうと思ったのだが、なにせ総勢20名以上が出てくるので、それを全部書くのは大変だ。落語は少しとっつき難いというイメージがあるのだが、とっつき難いかそうではないかは、落語を演じる人の技だとおもう。落語だけではなく、合間合間に手品などの色物があるのも寄席の面白いところだ。是非、みなさんも行ってみると楽しいと思う。
当日の出演者は以下のとおり
新宿末広亭 http://www.suehirotei.com/
2ch閉鎖騒動
2ちゃんねるが無くなる・・・・
という話がネット上に駆け巡ったのは、先週の週末だ。いつものようにボーっとネットサーフィンをしていたとき、2chに行ったみたところ、祭りが開催中だったのである。そこでなんで祭りになっているのかなというのを見ると、もうそれは「2ちゃんねるが無くなる」という祭り。かつてもサーバの問題でなくなるという騒ぎがあったが、今回は金銭的な問題ではなく法的な処置が絡んでなくなるというから、2ちゃんねらーはお祭り騒ぎになるのも当然である。そのスレッドも劇的な速さで上がっていくし、ちょっと気を抜くと、板があっという間に落ちてしまうから吃驚である。以前も似たような祭りはあったのだが、ここまでヒドイ祭りはなかった記憶がある。自分が気付いたときには、既に「パート50」くらいになっていて、いったいこの数字はどこまで上がるのだろうかと思っていたことだ。ちょうど時間的に週末の一番2ちゃんねらーが活躍する時間帯であったこともあり、その板の書き込みは異様に速かった。板が立ってはすぐに消え、また新しい板がすぐに立つという現象は、ほとんどBBSという機能ではなく、板を落とすことに命を掛けている集団の書き込みにしか思えなかった。その祭り中のスレッドの中で一瞬で消えてしまった発言があったのを記憶しているが、祭りスレッドの各番号の生存時間を番号ごとに記録しているグラフが出たことである。それを見ると、最速のスレッド落ちは、なんと6分47秒。そんな早く落ちるスレッドはいまだかつて見たことが無い。
個人的に2ちゃんねるにアクセスするときには、通常のブラウザを使うのではなく、2ちゃんねる専用ブラウザの「Jane Style」を利用しているため、スレッド落ちになった場合でも、すべての発言を見ることができるし、落ちたスレッドも自分の中で保存することが可能だ。そして、板一覧を更新したときに、関係するスレッドが全部更新するところが便利だし、更新されたスレッドだけ、色が変わるので、お気に入りのスレッドだけを登録しておけば、その登録のスレッドを一目瞭然でみることができる。そしてなんといっても、祭りのときに、「自動設定」をしておけば、5秒おきに関係するスレッドが自動的に差分データをネットワークから持ってきて表示してくれるので便利だ。まさしく、今回の祭りの時には大活躍してくれた。
2ちゃんねるは、便所の落書きだとか、匿名でネット上に書くということは、いけないことだなんていっている人たちが多いが、それをいうなら、一般的なブログはいったいどういう扱いをすればいいのだ?そして流行りのSNSの匿名性は一体どう説明したらいいのだ?ネット上に書いていることは「真実のみを書かねばならない」なんていう法律はできるわけがないのだが、そういう仕来たりをOKにした場合、既存のメディアがたまに嘘報道をしていることに関して、一体これはどう説明したらいいのか?既設メディアおよび秘密を握られている人間にとって、2ちゃんねるはとても恐い存在であるのはよく言われている。匿名性であるために、出されて欲しくない情報を書かれてしまうからである。でも、これはネットだからというのではなく、喫茶店で話をしていることと変わりがないわけで、喫茶店でも秘密のことを喋ってはいけないのか?ということと同義なのを、秘密を握られて2ちゃんねる批判している人に言いたい。
2ちゃんねるが閉鎖はかなり盛り上がった祭りになったが、結果的に法的に閉鎖にする根拠がないので閉鎖は無理だった。閉鎖報道されて一番喜んだのは、毎日新聞および朝日新聞だろう。いつも2ちゃんねるで「馬鹿」「あほ」と中傷されているので、これを気に一気に「滅びるべき媒体だった」と述べてしまったのが悪かった。さらに2ちゃんねらーに火をつけてしまって、毎日・朝日の両方を批難することに拍車はかかったのは面白い。潰せる奴が潰れなかったときの悔しさは、普通は分からないだろうが、いま毎日新聞と朝日新聞の両陣営は煮え繰り返るくらい悔しいに違いない。2ちゃんねるは既存の報道媒体も含めて一番日本で注目されており、記事と情報量が豊富で、誰でも意見が述べ、至るところでも見ることができるところが既設媒体にとって脅威であるのだ。2ちゃんねるのなかでわーわー騒いでいるのであれば、「静かなる暴動」として済まされるので、実は日本人にはいいメディアなのだとおもう。これが韓国・中国だったら場合には、あのひとたちは実際に暴動を起すのが得意だし、そうしないと日頃の鬱憤が発散しないひとたちなので、物理的な破壊や襲撃が起こってしまったことだろう。破壊工作に発展せず、ネット上で意見をわーわー言って、一人オナニー状態で自己満足させてしまっている2ちゃんねらーを騒がす媒体に発展させた2ちゃんねるは、とても素晴らしい媒体だとおもう。さらにいえば、2ちゃんねるがないと、どこに情報を取りに行けばいいのかわからないくらい、いま2ちゃんねるに情報が集中して集まっているような気がした。
2ちゃんねる閉鎖まとめ http://2nuko.web.fc2.com/0115.htm
時系列 http://home.kimo.com.tw/dontclose2ch/jikeiretsu.html
スレ速度 http://softbank.s231.xrea.com/#suresokudo
という話がネット上に駆け巡ったのは、先週の週末だ。いつものようにボーっとネットサーフィンをしていたとき、2chに行ったみたところ、祭りが開催中だったのである。そこでなんで祭りになっているのかなというのを見ると、もうそれは「2ちゃんねるが無くなる」という祭り。かつてもサーバの問題でなくなるという騒ぎがあったが、今回は金銭的な問題ではなく法的な処置が絡んでなくなるというから、2ちゃんねらーはお祭り騒ぎになるのも当然である。そのスレッドも劇的な速さで上がっていくし、ちょっと気を抜くと、板があっという間に落ちてしまうから吃驚である。以前も似たような祭りはあったのだが、ここまでヒドイ祭りはなかった記憶がある。自分が気付いたときには、既に「パート50」くらいになっていて、いったいこの数字はどこまで上がるのだろうかと思っていたことだ。ちょうど時間的に週末の一番2ちゃんねらーが活躍する時間帯であったこともあり、その板の書き込みは異様に速かった。板が立ってはすぐに消え、また新しい板がすぐに立つという現象は、ほとんどBBSという機能ではなく、板を落とすことに命を掛けている集団の書き込みにしか思えなかった。その祭り中のスレッドの中で一瞬で消えてしまった発言があったのを記憶しているが、祭りスレッドの各番号の生存時間を番号ごとに記録しているグラフが出たことである。それを見ると、最速のスレッド落ちは、なんと6分47秒。そんな早く落ちるスレッドはいまだかつて見たことが無い。
個人的に2ちゃんねるにアクセスするときには、通常のブラウザを使うのではなく、2ちゃんねる専用ブラウザの「Jane Style」を利用しているため、スレッド落ちになった場合でも、すべての発言を見ることができるし、落ちたスレッドも自分の中で保存することが可能だ。そして、板一覧を更新したときに、関係するスレッドが全部更新するところが便利だし、更新されたスレッドだけ、色が変わるので、お気に入りのスレッドだけを登録しておけば、その登録のスレッドを一目瞭然でみることができる。そしてなんといっても、祭りのときに、「自動設定」をしておけば、5秒おきに関係するスレッドが自動的に差分データをネットワークから持ってきて表示してくれるので便利だ。まさしく、今回の祭りの時には大活躍してくれた。
2ちゃんねるは、便所の落書きだとか、匿名でネット上に書くということは、いけないことだなんていっている人たちが多いが、それをいうなら、一般的なブログはいったいどういう扱いをすればいいのだ?そして流行りのSNSの匿名性は一体どう説明したらいいのだ?ネット上に書いていることは「真実のみを書かねばならない」なんていう法律はできるわけがないのだが、そういう仕来たりをOKにした場合、既存のメディアがたまに嘘報道をしていることに関して、一体これはどう説明したらいいのか?既設メディアおよび秘密を握られている人間にとって、2ちゃんねるはとても恐い存在であるのはよく言われている。匿名性であるために、出されて欲しくない情報を書かれてしまうからである。でも、これはネットだからというのではなく、喫茶店で話をしていることと変わりがないわけで、喫茶店でも秘密のことを喋ってはいけないのか?ということと同義なのを、秘密を握られて2ちゃんねる批判している人に言いたい。
2ちゃんねるが閉鎖はかなり盛り上がった祭りになったが、結果的に法的に閉鎖にする根拠がないので閉鎖は無理だった。閉鎖報道されて一番喜んだのは、毎日新聞および朝日新聞だろう。いつも2ちゃんねるで「馬鹿」「あほ」と中傷されているので、これを気に一気に「滅びるべき媒体だった」と述べてしまったのが悪かった。さらに2ちゃんねらーに火をつけてしまって、毎日・朝日の両方を批難することに拍車はかかったのは面白い。潰せる奴が潰れなかったときの悔しさは、普通は分からないだろうが、いま毎日新聞と朝日新聞の両陣営は煮え繰り返るくらい悔しいに違いない。2ちゃんねるは既存の報道媒体も含めて一番日本で注目されており、記事と情報量が豊富で、誰でも意見が述べ、至るところでも見ることができるところが既設媒体にとって脅威であるのだ。2ちゃんねるのなかでわーわー騒いでいるのであれば、「静かなる暴動」として済まされるので、実は日本人にはいいメディアなのだとおもう。これが韓国・中国だったら場合には、あのひとたちは実際に暴動を起すのが得意だし、そうしないと日頃の鬱憤が発散しないひとたちなので、物理的な破壊や襲撃が起こってしまったことだろう。破壊工作に発展せず、ネット上で意見をわーわー言って、一人オナニー状態で自己満足させてしまっている2ちゃんねらーを騒がす媒体に発展させた2ちゃんねるは、とても素晴らしい媒体だとおもう。さらにいえば、2ちゃんねるがないと、どこに情報を取りに行けばいいのかわからないくらい、いま2ちゃんねるに情報が集中して集まっているような気がした。
2ちゃんねる閉鎖まとめ http://2nuko.web.fc2.com/0115.htm
時系列 http://home.kimo.com.tw/dontclose2ch/jikeiretsu.html
スレ速度 http://softbank.s231.xrea.com/#suresokudo
無料航空券による香港・澳門
またマイレージの話になってしまうのだが、JALのマイレージポイントは、取得してから3年間しか持つことが出来ず、毎年12月31日までがその期限になっている。ここ数年、出張が多かったということと、海外にあほみたいに行っていたことによるカードでの支払いが多かったため、意外にJALのマイルポイントが貯まっていた。いつも貯まったマイルは自分で使うというより、親を連れて海外旅行するための無料航空券に還元しているため、前から親に行きたいところはどこ?と聞いていた。2人分が使えるポイントとしては、1人あたり5万マイル分があったので、それを考えて場所を考えて欲しかったのだ。本当なら、ヨーロッパへ連れて行きたかったのだが、残念ながらエコノミーでも1人あたり55000マイルが必要で、それが貯まるにはどうしても時間が足らない。遠いところでいけるというところを、マイル換算表から考えると、オセアニア地域かモスクワ、そしてハワイや北米までがいける範囲らしい。もちろん、アジア地域は全部行くことが可能だ。北米は魅力的な地域の1つではあるが、9.11以降、いろいろアメリカは喧しい地域になっていることと、個人的には行きたいと思わない場所の1つなので、あまり連れて行きたくなかった。親に聞くと、ジャズが好きな父親は行ってみたいとは思っていたらしいが、心から行きたいという地域ではないらしい。母親は、ご飯のことを考えていたようだが、アメリカはご飯が不味いところだと知っているので、それを考えて行く気なしとのこと。じゃぁ、他の地域としてハワイは?と聞くと、「ハワイなんて海しかないでしょう?年寄が海に入るなんて、まず興味が無いね」とこれも即答。次にモスクワのことを聞いてみると、これは両方とも行ってみたい地域であるらしい。しかし、自分はいままでロシアには行ったことが無いし、ロシアはロシア語が一般的だがロシア語なんて全然分からないし、モスクワの空港はロンドンの空港と同じくらいトランクが無くなったり、トランクの中の荷物を空港職員に取られる有名な場所であるので、それを防いで旅行をするなんていう自身がなかったために、個人的にNGにした。過去に一度でもロシア旅行をしたことがあるのであれば、モスクワ行きの選択をしていただろう。そしてオセアニアは?ということになったのだが、オーストラリアとニュージーランドなんて、自然しかないし、見るところを移動するだけでかなり時間がかかるのでやっぱりやめようとなった。そうなると、残ったのはアジアの各国。いままで台湾とシンガポールという両安心国に連れて行ったため、また同じところにいくというのは、芸が無い。それで行ったことがないところを選択しようとしたが、母親が水質が悪いところだとお腹を壊すので、タイやカンボジアのような場所は面白い場所ではあるが、選択ができない。中国も歴史があって見るところはあるが、母親が気功教室で勝手に入手してきた情報により、「オリンピックがあるまでは行く場所じゃない」といい始めた。そうしたら選択が無いじゃんーと思った。忘れていた場所が1箇所あることに気付く。それが香港である。
香港自身は、台北と変わらず、九龍城がなくなってしまった現在では、単なる金融都市であるだけなので、面白みが無い。確かに広東料理という食が待ってはいるが、先に台北に行って中華の醍醐味を見てしまっているので、いまさら香港に行ったところで、台北との違いは一体なんだろうと考えてしまうに違いなかった。しかし、個人的には以前から注目していた場所がある。それは香港ではなく、澳門(マカオ)である。日本からマカオへの直行便は存在しないのだが、台北や上海のような場所を経由していくことは可能だ。JALも当然直行便は無い。行くなら香港を経由していくしかない。調べてみると、香港からジェットフェリーで1時間でいけるらしい。香港を拠点の中心として、日帰りでマカオに行くということも可能なのである。以前買ったマカオに関する本を見せたところ、半分ヨーロッパで半分中国の雰囲気が残っている場所をとても気に入ったらしく、ようやく香港行きの無料航空券をゲットすることに決めた。
香港行きの予定は自分の休みの関係を考えると、7月の中旬くらいがいいかなと思ったので、その頃の航空券をゲットしようと、JALのサイトにアクセスしてみる。マイル換算表を見ると、2人分であればビジネスクラスでいけるポイントのようだった。予約する段階まで気付かなかったこと事態があほだとおもったが、なんとなくラッキーだ。もちろん予約サイトを見ると、ビジネスクラスの特典用席は空いていたので、即効で予約。これは両親用として予約し、自分は格安航空券で行くことにしたい。本当なら、この時点でエコノミーでもいいから予約しておきたいと思っていたが、なんとこの時点で既に特典用のエコノミー席は満席で、予約が取れなかった。がーん・・・。こうなったら、普通に格安航空券でゲットするしかない。「もしかして?」とこの時一瞬思ったことがある。もしかして、7月の中旬に、香港で何かしらのイベントがあって、そのために既に前もってチケットが埋まってしまったということを脳裏に過ぎってしまった。香港の友人に後ほど聞いてみると、7月中旬に特にイベントがあるようではないが、7月1日が香港の中国返還10周年記念に当たるため、大々的なイベントが7月上旬にはあるだろうということ。中国返還という言葉を聞いて、「もう10年も経つのかー」と思ったのは言うまでも無い。記念式典の余波が7月中旬まで及ぶのかどうかも予測できない。別の意見では、例えいま無料特典が取れなくても、JALの場合は、頻繁に無料特典の解放をしているので、様子を見てまたトライしてみたら?という話を聞いた。2月くらいになってから、再度自分用の無料航空券の予約を登録してみたいと思う。
マカオについては、別の機会に記載するとして、マカオにいくのはとても楽しみだ。ホテルの予約も自分の航空券がゲットできたときに予約しようと思う。いまから予約すると、めちゃめちゃ高い。しかし、参考になったのは、香港のホテルより、マカオのホテルのほうが断然安いということだ。
United Airlines Economy Plus
先日久しぶりにユナイテッド航空に乗った。ユナイテッド航空に乗る機会なんていうのは、ほとんど無いのが事実である。というより、あえて乗らないようにしているというのが実際だ。理由はサービスが悪すぎるから。ユナイテッドが就航している箇所は、日本から見ると結構多いので、実は便利であるのは良く知っている。しかし、スチュワーデスはババァが多いし、日本人客に対して態度が悪いし、ご飯は不味いし、何と言っても、あの不味いスタバのコーヒーを、さぞ最高のコーヒーと称して積極的にサービス提供しているところが、アメリカンジョークなのかどうかわからないが、気に食わないと思っていたので、極力乗らないようにしていた。
ユナイテッドのマイレージプログラムである「マイレージプラス」は、日本でも保有しているマイルゲッターはたくさんいることだろう。友達も全日空かユナイテッドかどちらかのマイレージカードを持っているのが多い。別のグループであれば、JALのカードやノースウェストのカードを持っている場合もあるが、やはり人気なのはスターアライアンスなので、両方どちらかのマイレージカードを持っているのは多くなるのだろう。全日空の場合は、いわゆる陸マイルゲッターには人気があるようだ。買い物をしたり、いろいろなところで登録したりすることでマイルが貯まっていくからである。代わりに、実行取得マイルは格安航空券の場合50%しか貯まらないので、海外旅行が多い人に取っては、ユナイテッドにしているひとが多いようだ。自分はどちらでもないので、例外中の例外なのかもしれない。
友達とこの時旅行をするとき、どこの航空会社を利用しても良かったのだが、出発の日程が近いときであったこともあり、なかなか航空券が取れなかった。ところが、探してみたところ、一番安い航空券で空きがあったのが、たまたまユナイテッド航空の券だったので、思わず利用してしまったというのが今回である。しかし、アジア行きの航空券は、時期とチャンスによっては、激安の価格で発売されている場合があるから、実はアメリカ系の航空会社は良い場合がある。
さて、ユナイテッド航空を初め、スターアライアンスの航空会社は成田空港のターミナルが昨年の6月以降、場所が変わっている。実は変わってから一回も飛行機に乗っていないので、どれだけ綺麗になったのかというのを知らなかった。しかし成田空港に到着してみて、あまりにも綺麗になっていたので吃驚した。感覚で言うと、シンガポールの空港に似ている作りに大変身していたからである。しかし、他のターミナルは相変わらず、小汚く、薄暗く、混雑していても収拾がつかないままであった。新しいターミナルは、その割るイメージを全部払拭した綺麗なターミナルであるし、何と言っても、とても広く感じたからである。ユナイテッドは就航路線が多いために、行き先が多く、利用する人も多い。ユナイテッドのカウンターは、全面的に自動チェックイン機を導入していて、最初操作方法に戸惑ってしまったが、慣れれば問題ない。だいたい、いまは電子チケットになっているので、自動チェックイン機でスムーズにチェックインできるのはとてもいいことだ。しかし、大きな荷物、たくさんの荷物を持っている人たちに取っては、チェックイン後、係員がいるところに持っていかねばならないのは当然だ。ただ、自分で席が決められるのは楽しいと思う。
チェックイン機に行って分かったことだが、マイレージプラスの会員でシルバー以上の資格を持っている人たちがエコノミーの座席に乗る場合、早いもの勝ちでエコノミーよりも少し広い座席のエコノミープラスの座席に乗れるらしかった。友達がまさしくマイレージプラスの会員でそれもシルバー(我々の間では「よぼよぼ会員」と呼んでいる)だったので、エコノミープラスに乗れるチャンスがあった。たまたま早めに空港に到着していたから、絶対ゲットしたいと思っていた。ご飯は不味い上に、席が狭いなんていうのは最悪な拷問に近いので、できれば席は広いほうが良いと思っていたからである。ダメなら、非常口傍の、前に席が無い場所をゲットしたかったという思いもあった。チェックイン時に表示された場所をみると、窓側の席じゃないアルファベットが表示されていた。窓側であることは必須だったので、それ以外の席になることは絶対嫌なのだった。もちろん、変更をしたかったが、自動チェックイン機は「変更をしたい場合は、搭乗口の係員に言って下さい」と書いてある。んなばかな!!!!もちろん、ダメでもともとで、傍にいた係員に「いま、座席の変更ってできないんですか?」と聞いてみることにしたところ、「あぁ、いいっすよー。搭乗券いただけますか?」と言われた。ラッキー。さらに係員の人が言うには、「窓側は残念ながら、もう満席なのですが、前に席が無い場所が空いていますよ。ここは前に席が無いので絶対お勧めですね」と言う。それはそれで良かったので、もちろんOKと即答。
乗り込んでみると、すぐ前はビジネスクラスのシート。壁を境にエコノミープラスが存在する。確かにエコノミープラスのシートは広い。それも目の前には席が無いので、かなり前が広い。足をでーんと延ばしても全然脚が引っかからないからである。あとはシートがビジネスクラス並みに倒れれば最高なのだが、やっぱりそこはエコノミーシートなので倒れない。ご飯も当然、他のエコノミーとは一緒である。やっぱりしょぼい。それもアメリカンスタイルだから、油コッてりという感じだ。さらにスタバのコーヒーは最高!と書かれたカップにコーヒーを配っていたときには、腹を抱えて笑いそうになったが、そこはぐっとこらえた。さらにいい事は、最初、隣に中国系のおっさんが座る予定だったらしいが、なぜかそのおっさんは、後ろの席に移動してくれたので、横が空き広々している。そのおっさん、後ほど、ゲップはするわ、おならはぶーぶーするわで、まともじゃない振る舞いをしていたので、そんなおっさんが隣に座ってくれなくて本当に助かった。
Varig Brasil
ヴァリグ・ブラジル航空は、リオ・デ・ジャネイロを基盤としたブラジルを代表とする航空会社であるのだが、2005年7月18日に民事再生法を適用したため、いまではブラジルで第4番目の規模の航空会社に格下げになってしまったところである。ブラジル国内では15カ国とは結んでいるが、かつてのように世界各地と就航しているわけではなくなってしまい、今ではたった5カ国(メキシコ、ペルー、チリ、アメリカ合衆国それとポルトガルの5カ国)との就航しかなくなってしまった。結果的に、世界規模での就航が不可能であることと、必要事項が十分整わなくなってしまったということから、2006年12月21日にスターアライアンスからの脱退を表明。2007年1月31日を以って、スターアライアンスから脱退することになった。スターアライアンス連合からみると、ヴァリグ航空が南米唯一の航空会社の脱退は、他の世界規模の航空会社連合との競争を考えると、痛い脱退だったといえよう。
日本との関わりでは、かつて成田からロサンゼルス経由でサンパウロ行きの飛行機があった。特にロサンゼルスに行く場合、値段が安いので、同じ安い航空会社であったパキスタン航空と比較されたりして、どっちがいいかなんという議論もあったほどだ。ロサンゼルス行きの飛行機は日本・アメリカ・アジアの航空会社が数多く飛んでいる中、ロサンゼルスに一番遅く到着する便であり、それもロサンゼルス時間で唯一午後に到着するということと、毎日就航しているわけじゃなく、週に4回しか飛んでいないという不便さが、その値段の安さに繋がっていたのだと思われる。しかし、安いといってもかつてはスターアライアンスメンバーの1つであったため、マイルゲッターの人たちには結構重宝されていたようだ。個人的には全然使ったことが無いので、飛行機のサービスの良さなどについては全然良く分からない。
ブラジルからの移民が多く日本には来ているが、彼らの多くはこの飛行機を利用して日本にやってきたようである。しかし、9.11の事件が発生したあと、日本と直行便を結んでいるわけじゃなく、途中アメリカでトランジットが必要であるため、アメリカ合衆国が「トランジットビザの必要性」を主張したことにより、ブラジル人の乗客が激減したことが、さらなる日本との航空路線の不必要が叫ばれてしまったようだ。日本との就航は結果的に2006年1月13日で全面的に撤退したようだ。しかし、航空機の発着枠というのは、一度手放すと二度と手にすることができないほど過激な競争があるらしく、成田空港の発着権については、旅客発着が無いのにまだ持っている。どうやら貨物機の発着として利用するために保持続けるようだ。日本人のブラジルへの興味が今後めちゃくちゃ上がれば、またブラジル便が復活するかもしれないが、いまのところそんな要望は全く無い。中国人のように、貧乏国になってしまったパラグアイやアルゼンチンの土地を買い捲り、そこで事業を展開していこうとするバイタリティのある日本人は少ないために、ブラジルとの密な関係はまだまだ遠い話だろう。
航空会社はどこもあまり業績が良くない。値下げ競争の行き過ぎが原因であることと、マイレージプログラムのようなもので、客引きパンダは成功するものの、ポイントを使って「ダダ乗り」する奴らが多いために、そういうひとたちが一銭も金を落とさないのもかなりの影響だと思う。どうなることやら航空会社たち。
ヴァリグ航空 : http://www.varig.com/
新年のご挨拶
遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。今年もたくさんブログを書いていこうと思いますので、みなさまよろしくお願いいたします。
気が付いたら、昨年の12月の初旬から全くブログを書いていないことに気付きました。年末は何かと行事が入り忙しかったこともあるのですが、なぜかほとんどネットに繋げる時間が無かったということが第一の原因かもしれません。今年もノンジャンルで、気になったことや見た事柄について素直に書いていこうと思います。誰にも参考にならないものを、身勝手な思考と評価で書いていきますが、所詮ブログなので、ご贔屓に。
Happy New Year, all.
I wish I could continue to write lots of articles as last year. Your continued support will be greatly appreciated. I found I have been away from writing blog since the beginning of last December. I am always busy at the end of the year, but the most principal factor was because I didn't have time to access to the net for a while. As before, I will try to describe my honest opinions and views to all of articles in my blog this year. I guess these articles cannot be available for all visitors to see as references at all. It is, after all, a blog. Give your patronage to this blog as usual. Thank you in advance.
雖然有些遲了,謹祝大家新年快樂。今年也打算發表許多網誌,還請大家多多指教。
驀然驚覺從去年十二月上旬開始就幾乎沒有寫任何網誌。雖然也是因為歲末有許多例行活動而變得忙碌;不過不知道為什麼,居然連上網的時間也沒有,大概才是首要的原因吧。今年也想要點滴不露地把關心在意的事情,或是所見所聞,直率地寫下來。雖然不能給誰當做參考,也不過就是自己以自己的立場來做思考及評價而寫出來的東西。反正就是個部落格,還請各位繼續賞光。
気が付いたら、昨年の12月の初旬から全くブログを書いていないことに気付きました。年末は何かと行事が入り忙しかったこともあるのですが、なぜかほとんどネットに繋げる時間が無かったということが第一の原因かもしれません。今年もノンジャンルで、気になったことや見た事柄について素直に書いていこうと思います。誰にも参考にならないものを、身勝手な思考と評価で書いていきますが、所詮ブログなので、ご贔屓に。
Happy New Year, all.
I wish I could continue to write lots of articles as last year. Your continued support will be greatly appreciated. I found I have been away from writing blog since the beginning of last December. I am always busy at the end of the year, but the most principal factor was because I didn't have time to access to the net for a while. As before, I will try to describe my honest opinions and views to all of articles in my blog this year. I guess these articles cannot be available for all visitors to see as references at all. It is, after all, a blog. Give your patronage to this blog as usual. Thank you in advance.
雖然有些遲了,謹祝大家新年快樂。今年也打算發表許多網誌,還請大家多多指教。
驀然驚覺從去年十二月上旬開始就幾乎沒有寫任何網誌。雖然也是因為歲末有許多例行活動而變得忙碌;不過不知道為什麼,居然連上網的時間也沒有,大概才是首要的原因吧。今年也想要點滴不露地把關心在意的事情,或是所見所聞,直率地寫下來。雖然不能給誰當做參考,也不過就是自己以自己的立場來做思考及評價而寫出來的東西。反正就是個部落格,還請各位繼續賞光。
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