2007/01/21

九份

台湾北部の観光地の1つであり、台北からの日帰り旅行の定番地になっているところとして「九份」がある。台北に住んでいる人たちにとっても、土日の休日になったら電車やバスに乗って九份に行っているようだ。電車で行く場合には、「瑞芳(Shui Feng)」駅で下車する。週末の花蓮・台東方面に向かう電車は、台中や台南へ南下する電車の本数より断然少ないので、どの電車もほぼ満員状態で台北を出発する。満員というのは空きの座席がないのは当然だが、通路もぎゅうぎゅう詰めで立っているひとが大量にいることを意味する。そもそも長距離列車に採用されている列車は、1両に1箇所しか乗り降りする場所がないために、近郊列車のように大量に乗降者がいる場合には、乗るまでに時間がかかる。発車ベルが鳴っているというのに、まだ乗り込もうとしている人がホームに図ラーッ都並んでいることは日常茶飯事になっている。だから、台北駅の停車時間はどの電車も長い。台北から瑞芳駅までは、40分くらいの距離である。だが、満員電車における40分は、東京の通勤電車に慣れているとはいえ、辛いものだ。特になれていない旅行先での立ちっ放しは辛い。バスで行く場合には、MRTの忠孝復興駅からも基隆客運バスの金瓜石行きがも出ている。本数が多いし、乗ったら途中高速道路を通るため、意外に早く到着する。電車の場合は、瑞芳駅まで復興号で52元。さらに駅からバスに乗り換えて、15元が必要。週末に電車に乗っていこうというひとは、絶対事前に指定席を取るべきである。それも出発3日前くらいに取らないと無理だ。それだけ日帰り旅行先として人気がある場所なのだから。

さて、電車で行った場合の説明をここでしよう。

九份駅を降りると、駅前の超広いロータリーまがいになっていて、タクシーが異様にたくさん止まっている場所を通り抜け、線路と平行に走っている道路まで出よう。その道にでたら左折をする。少し駅から歩く(といっても200mくらい)と前方にコンビニがあり、その前辺りにバス停がある。台湾のバス停は本当に分かり難いのだが、だいたい人が固まっているので、それを頼りにしよう。ちなみに、コンビニの目の前といっても、駅から歩いてきた側からみると、右側が九份方面にいくバスが通る場所だ。逆のバス停に乗ってしまうと、そのまま台北に戻ってしまうので注意である。ほとんどのバスは台北または基隆から来るバスなので、すでにこの駅に到着するときには、満員であることが多い。電車と違って、バスのなかの満員ほど辛いものは無いと思う。なぜなら、九份は山の上にある場所なのだ。つまり、バスは駅から山道を通って行くことになるため、うねうねとした坂道を通るから、つり革などに捕まっている場合、体重移動でバランスを取るのが大変なのだ。バスの運転手も心得ているもんで、九份の入り口になっているところに到着したら「到九份了!」と教えてくれる。ほとんどの乗客はここで降りるので、バスは一体どこで降りたらいいのだろうなんて考える必要は全く無し。それに、バスを降りる場所付近は、ほとんど渋滞状態なので、賑わっていることがバスの車窓を通して分かるので、それで判断することでも良いだろう。まぁ、本当に混んでいる場所なのだ。
なにしろ、入り口はめちゃくちゃ混んでいる。ちょうど登り坂のヘアピンカーブに接しているところなので、車の渋滞はあるわ、ここでバスを降りる人もいれば、タクシーを降りる人もいる、そして帰りのバスに乗ろうとしている人もいるので、かなり戦後の帰宅時の駅のような感じだ。(見たことないが、勝手な想像。)一本の狭い道を歩いていくと、両側にいろいろな店があるため、本当に目移りする。食べもの屋も多いし、お土産やも多い。それらを見ているだけで楽しくなるから不思議だ。
台湾にいくと、なんでも「老舗」とか「元祖」とか「伝統」とかを掲げている店を目立つ。もちろん九份も同じだ。もう何も言わない。九份で売られている店を片っ端からおもしろいので撮ったので、掲載してみた。
途中に九份でお茶を飲みたいというのであれば、「九份茶坊」が良い。この店の建物は100年以上前とは言われているのだが、実際のところ誰もこれがいつ作られたのか分かっていない。現在は芸術家の洪志勝が経営を行っているのだが、建物が持つ雰囲気の素晴らしさに感動したことでここで芸術をさらに磨きをかけようと腰を落ち着けたようだ。ここで提供される陶器はすべて彼が焼いたもので、その作品を見るためにこの店に来る人もいるくらいだ。特に地下にある作品展示群をご覧になると良い。もちろん、ここでは茶を飲むだけでなく、その作品を買うこともできる。
肝心のお茶なのだが、台湾では有名な凍頂烏龍茶はもちろんのこと、各種高山茶は用意されているし、東方美人のような茶も当然用意している。だいたい台湾で飲める茶葉は全部のめると思ってよい。しかし、如何せん、ここは観光地であり、さらに九份でも有名な場所なので、地上よりも多少高い。単にお茶を飲んでいるだけなのに、1000元の茶葉は平気で売っているし、お世辞でも安いというわけじゃない。しかし、味はそれなりにいいものを使っているので美味いので、坂道が多い九份を歩き疲れたら、ここによるのはお勧めだ。

九份を有名にしたのは、もちろん、元来町が発展した台湾版ゴールドラッシュにあたるのだが、現代人でも九份を魅力の有る場所のひとつとして、毎週末は観光客がやってきている理由として、映画の影響は避けられないだろう。台湾外省人の監督・侯孝賢(Hou Hsiao Hsien)の映画「悲情城市」は外せない。その映画の舞台になったのが実際に九份であるし、撮影にも使われている。特に階段のエリアは、九份の代名詞になっている雰囲気がある場所だ。
元映画館である場所の「昇平戯院」も映画「悲情城市」の中にでてくるため、観光名所になっているのだが、実際に行って見ると、かなりがっかりだ。なにしろ、廃墟でしかないからである。少しは、見栄でもいいから直してくれとおもうのだが、壊れたものは壊れたままがいいとおもっているのか、いつまで経っても復元する予定がない。この「昇平戯院」は、元々基山街のショッピングモールにあったのだが、1934年に今の場所に移動する。最初は木造建築ではあったが、のちに今のようなコンクリート製に変更する。ところが、1951年の大型台風により、映画館もめちゃくちゃにぶっ壊れてしまい、それ以来ずっと壊れたままになっているのだ。放ったらかしもここまでくれば立派なものだ。ちなみに、壊れる前の状態では席数624個もあり、ゴールドラッシュで燃えていた住民の重要な娯楽施設になっていたようだ。
「昇平戯院」をさらに階段を下っていくと、日本家屋が見える。これは「彭園」という場所。元々は「臺陽礦業株式会社」に働く従業員用サロンルームとして使われていた。ところが当時の社長である顔欽賢氏が、どうやら炭鉱で働く従業員には職業柄として、塵肺病が発生しているのではないかと気付き、1948年に日本の東北大学を卒業した彭慶火医師をこの地に招聘した。それ以来、サロンとして使われてこの建物は、会社の付属病院として使われるようになった。住民のとっての唯一の病院機能としていただけではなく、炭鉱労働者に対してその健康障害給付を行う場所としても利用された。1972年に炭鉱閉鎖したあとは、「彭外科医院」と名前を変更。1988年8月に医師の死亡後は、遺族の意向により現在まで保存されることになった。
炭鉱の栄枯盛衰を見るには最高の場所である。また、九份は山の上にあるため、海側の景色をみると、本当に素晴らしいと感じることができる。
帰りは行きに降りたバス乗り場から帰るのではなく、少し金瓜石方面に歩いていくほうが良い。そのほうが乗る人も少ないので、台北まで乗って帰りたい場合にはお勧めだ。ただ、途中左側に大きな山が見える。これは「鶏籠山」という登山ができる山であり、登山道の入り口もちゃんと用意されている。九份からみると、気持ちよさそうなきがするのだが、実際にはかなり頂上まで距離があるとおもわれるので、体力に本当に自身があるひとはチャレンジしてみると良い。

棒棒堂男孩

かつて日本では「おにゃん子クラブ」や「桜っこクラブ」などの女の子が集まってわーわーきゃーきゃーやっているお気楽番組が一斉風靡をした。最近では、男版の似たような番組として、関西ジャニーズの番組があったりするが、そのファン層が一部の女子中高生と、一部の可愛い系好きゲイくらいしか観ていないために、おにゃん子クラブほどの騒ぎはないような気がする。

実は台湾にも似たようなテレビ番組が存在する。台湾のケーブルテレビ局「Channel V」で放送されている「模范棒棒堂」という番組である。月曜日から金曜日まで毎日午後11時から1時間番組として放映されている。(なお、再放送として、午前1時、午前10時、午後4時と、土曜と日曜は夕方5時から2時間番組として放映。)キャスターとして台湾のアイドル范瑋琪が司会を務め、「アイドル予備軍(番組の中では「領軍」と呼んでいる)」を構成する15歳から24歳くらいの男20名が、各人が持っている芸能技能性(顔、スタイル、歌唱力、体を使った技、ダンスや演技力)を毎回番組の中で披露し、それを各ジャンルから呼ばれた専門家や一般人の人気投票で、その芸能性を厳しく評価されていく番組だ。各ジャンルでいろいろ技能について批判や改善をなおしていき、行き着くところは、その中から番組のタイトルになっているとおり「模範的で超イケてる男の子」を育てて選んでいくという番組だ。

毎日放送されて、毎日誰かが芸を披露していき、視聴者は番組のサイトから投票で参加している芸能人の卵になっている自称アイドルを選んでいく。出演者の各人は、ジャニーズ系の顔立ちのいい人ばかりである。正直、こいつがなんで入っているの?というのはいないことはない。

ちなみに現在ノミネートされている出演者はこの人たちだ。
http://www.startv.com.tw/chv/progsubdtl.asp?forid=651&psubid=214&nouse=4922

そして、各人の人気ランキングは次のとおりである
http://www.startv.com.tw/event/lollipop/ranking.asp

上記のランキングサイトからは、各人の簡単な自己紹介を載せたサイトがあり、そこには各人のインタビュービデオも載せているので、生の声が聞けるのは、こういう番組サイトならではだろう。ジャニーズの番組では、ジャニーズに属している人間の顔写真さえネットに載せることを嫌がっているのだが、ネットと放送をどちらも各人の宣伝として使っている台湾ならではのいい番組だとおもう。

個人的には上記のノミネートした人の中では「阿本」が一番アイドルっぽい顔だなとは思うのだが、実際の人気投票ではそんなに人気が無い。

ちなみに、昨年12月2日に、この番組から6人が選ばれ、なんと歌手としてデビューしてしまった。名前は番組名からの引用で「棒棒堂(Lollipop)」。デビュー曲は「七彩棒棒堂」だ。飛輪海のときのように、シングルCDとミュージックビデオのメイキング集を納めたDVDをカップリングして1月26日に発売予定だ。なお、初版特典として2007年ミニカレンダーと40ページの写真付きノートが付いているらしい。選ばれた6人は、顔が良いだけでは選ばれていなく、彼らの本当の芸能性を重視して選ばれているので、エンターテイメントとして今後活躍することは期待ができる。Chemistry や Exile を輩出した「ASAYAN」にそっくりな作りだし、デビューの仕方がまさしく同じだ。

さて、その選ばれた6人というのが下記のメンバーだ。各メンバーがどういう人なのかは上記のウェブサイトから確認して欲しい。

・敖犬
・小傑
・小煜
・王子
・威廉
・阿緯

ちなみに、彼らのデビュー曲である「七彩棒棒堂」の歌詞を以下に記す。なんとなく飛輪海のアルバム1曲目に入っている「我有我的Young」の曲に歌詞が似ている。でも、曲は全然違うけどね。

「七彩棒棒堂」

跟著我深呼吸
逆著風向前行
創造出無限大的奇蹟

跟著我做自己
善良的發光體
我們的青春無人能比

歡迎光臨加入我們的聖堂
主要填補你們的想像
全力以赴不害怕受傷
盡情發光

不管世界多麼大
多麼的瘋狂
我們都會勇敢的去闖
為了實現所有的夢想
不退堂

努力闖越一片忙碌的人牆
我的志氣沒人能阻擋
讓你見識我們的倔強
我們的Young

在這個世界上
我們都不一漾
卻同個夢想在前方

跟著我深呼吸
逆著風向前行
創造出無限大的奇蹟

跟著我做自己
善良的發光體
我們的青春無人能比

手裡拿著一根七彩棒棒糖
想起童年純真的願望
拿出翅膀在空中飛翔
享受陽光

長大以後實現殘酷的模樣
雖然有點離譜的荒唐
相信我們擁有的力量
不退讓

我們一定會有很多的迷惘
不停摸索未來的方向
找到屬於我們的天堂
自由寬廣

在這個世界上
我們都不一漾
卻同個夢想在前方

跟著我深呼吸
逆著風向前行
創造出無限大的奇蹟

跟著我做自己
善良的發光體
我們的青春無人能比

(Rap)

隨時都有人
等著嘲笑我們
隨時都有人
看不習慣我們
尊重你們所有的聲音
也請你們仔細聆聽

我愛棒棒堂
我愛棒棒堂
我愛棒棒堂

要勇敢面對
這一切的危機
我會盡力化危機為轉機
努力創造自己的奇蹟
頭破血流也沒關

我愛棒棒堂
我愛棒棒堂
我愛棒棒堂
HO HO HO

跟著我深呼吸
逆著風向前行
創造出無限大的奇蹟
  V
跟著我做自己
善良的發光體
我們的青春無人能比

跟著我深呼吸
逆著風向前行
創造出無限大的奇蹟

跟著我做自己
善良的發光體
我們的青春無人能比

La.....
La.....
La.....
La.....



飛輪海が少し早く台湾で一躍人気を納め、さらに現在中国大陸にプロモーションで廻っている後釜になることになるが、このオーディションで選ばれた彼らがどこまで団結して、どこまで人気になるのかは注目する値があるとおもう。飛輪海もそうだが、台湾男性のアイドルが沢山出てくるのはおもしろい現象だとおもう。台湾版のジャニーズという感じだろうか?

余計なことだが、中国語が多少できる人は、「棒棒」という言葉を見ると、とても恥ずかしくなったのではないだろうか?そう、「棒棒」とは、別の言葉で「鶏鶏」とも言われ、意味は「チンチン」のことだ。番組のプロデューサが絶対わざとだろうとおもう意図を以って、この題名にしたとしか思えない。(笑)

模范棒棒堂
http://lollipop.channelv.com/lollipop/

ファンサイト「親切男孩・六弟弟」
http://tw.club.yahoo.com/clubs/BBoY_SPESHoW_/

Blue Jeans

お正月バーゲンは、福袋目当てに出かけて買っている人もいるだろうし、ずっと家でお正月を過ごすのには飽きちゃうからという意味で出かける人も多いだろう。自分もこの例に漏れず、1月3日に友達と買い物に出かけた。特に目当ての商品があったわけでもないが、各デパートではどういう商品を陳列しているかと観察するだけでも面白い。

デパートのバーゲンというのは、普段からよく商品を見ておかないと、なにがバーゲンの対象物品になっているのか分からなくなる。大抵、バーゲン商品になっているのは、少し傷物になっているとか、流行遅れのものとか、普通では人気が無いような商品が陳列されていたりする。決して最新の物品がバーゲン対象として陳列されることはまず無い。バーゲンにしなくても普段から売れるのだから、安く売る必要が無いのだ。さらに海外と違って、日本の場合は、有名ブランドはほとんどバーゲンを適用しない。シンガポールのバーゲン時期なんかは、あのヴィトンでさえバーゲン商品を販売していたりするから、もうその時期には入店するまでに長蛇の列になるらしい。

今年の正月バーゲンでは、なんと10年ぶりくらいにジーンズを購入した。実はここ10年くらい、ジーンズを履いていないのである。もともと脚が太かったので、座るときにジーンズがキツイなーと思っていたから、パンツばかり履いていた。ところが昨年の秋くらいに箪笥を整理していたら、ジーンズが出てきて、久しぶりに履いてみたら、全く昔と変わらない体型だったようで、すんなり入ることができた。年取ってきたので入らないかな-と思っていたのだが、意外や意外、自分の体型に吃驚だったのだ。それでまたジーンズをはき始めたのだが、やっぱり「キツイ」という感覚はパンツに比べると当然感じる。最近は生地も良い物が出てきて、延びるジーンズもあるという話を聞いていたから、是非履いてみたいなと密かに思っていた。別にこのブランドのジーンズじゃないと嫌だというような拘りが全く無いので、ふらふら店内を見て廻る。

このときは確か横浜そごう。ジーンズ専門店のところでは当然いろいろジーンズがあるのは知っているが、履くからにはちょっと変わったジーンズにしてみようと思い、ふと最初に目に入ったのはDNKY。元々興味が無いブランドの1つだったのだが、何故かこのときには気になって仕方なかった。ものは試しとバーゲン商品になっていたジーンズを履いてみる。サイズは30。でも、意外に腰周りが少し大きいなとおもったので、1つ下のサイズはありますか?と店員に聞いてみる。しかし、座ってみた感覚がぴったりくることと、腰で履くのがジーンズではあるが、落ちてくることは無いので、まぁ、これでもいいかとなぜか即買いしてしまう。35%OFFになって17000円って、一体もとの値段はいくらだったんだろう?ジーンズに17000円も出してしまった自分が、このとき、あほだな-と思っていた。よほどジーンズに対して免疫が出来ていないで、脳みそトリップ状態だったのだろう。
しかし、一度火がついた買い物の熱は防げないらしい。続いて見に行ったのがLevis。定番中の定番ではあるが、デニムでもコーデュロイの生地のジーンズが欲しかったので探してみると、気になる濃紺のジーンズを発見。早速はいてみると、こちらのサイズは30では全然大きすぎる。結局サイズ的には28になってしまった。友達が「おまえ、細すぎ」と言ったが、その友達はなんと34を選択。年をとって、ウエストが細くなっているのはあまり聞いたことが無いといわれた。言われてみればそのとおりで、意外に体型が高校生の頃から変わっていないと思う。おそらく、筋肉が落ちてしまって、そのかわりに多少の贅肉がついて、それがちょうど相殺したのだろうと思う。シリーズは「517」で「ブーツカット」シリーズもの。脚のラインが綺麗に見えるという意味では好きなタイプだった。(PR517-0001)こちらのジーンズは8500円。値段は想像どおりだった。

あわせて2枚もジーンズを買ってしまったが、一体いつ履くのだろう?まぁ、ジーンズはシーズンに関係なく履けるので便利だとおもうが、さすがにコーデュロイの生地のジーンズは夏に履いていたらきっとサウナ状態になるだろう。かといって、短髪野郎系のように半ズボン形式のジーンズなんか履きたくない。

不二家


好きだったのに・・・あんなに好きだったのに・・・おまえもか・・・

不二家・・・
いや、もう「ふにか」と言いたい。

藤子不二雄Aみたいな言い方だと言われそうだが、もうあの会社に対して「ふにか」くらいのことで対応するのが言いと思う。

可愛らしいキャラクターのペコちゃんも、きっと「あたしゃ、役割を降りたいよ」ときっと店の前で罰ゲームのように立たされているのだと思う。あな、悲しきや、ペコちゃん。それまでは、小さい子から大人まで、店の前で愛くるしく立っているペコちゃんに対して、スマイルで見つめていたことだろうが、今となっては、あのペロンと舌を出している姿をみて、客を小馬鹿にしやがって、憎たらしい!と一連の事件に対する社長と会社への怒りをペコちゃんにぶつけている客が沢山いると思う。それより、きっと「ふにか」の店の存在自体を一般の客は目に入らなくなってきているのではないかと思う。事件直後は、さすがに、少し、「ふにかよ、おまえもか!」とカエサル的な思いはあったのだろうが、今では全然どうでもいいやと感じているのだろう。

成田空港にも「ふにか」の店はあり、出発までの時間つぶしによく使っていたこともある。そちらは「ふにか」でも「ふにかレストラン」である。ふにかレストランからは、外が良く見えて、飛行機が飛ぶところも見ることができるので、子ども達は大興奮できる場所だった。しかし、あの事件以降成田空港に行っていないので、今では「ふにかレストラン」はどうしているのか気になる。きっと空家のようになっているのだろう。ふにかのショートケーキは好きだったのになー。とても残念だ。

あそこまで会社としての信用がなくなった場合には、もうほとんど復活は無理だろう。ライブドラの場合と同じで、一度失った信頼は二度と戻ってこないことになる。特に口に入る産業なのであれば、いくら宣伝で「安心」と言っても、その信頼感は戻らない。アメリカの牛肉問題を見れば一目瞭然だ。そして、雪印の例を見れば、類似企業だから末路は分かっていることだろう。ペコちゃんのキャラクターも一層のこと、反省バージョンにしばらく変更して、「ペコリちゃん」と名前を変更したほうがいい。しかし、会社の快復はまぁむりに近い。もっと悲惨なのは、フランチャイズとして営業をしていた店舗だろう。ライセンスだけ「ふにか」から貸してもらって、製品の製造は独自で行っている場所もあったに違いない。しかし、一般の客から見たら、本家の「ふにか」から製品をコンビニのように運ばれてきて、それを売っているだけに過ぎないと思っているひとたちが大半だから、「うちは、ふにかでもふにかの製品ではありません」という意味不明な叫びを言っても、誰も理解できないだろう。それだけ「ネームヴァリュー」というのは特に大切なのである。ふにかにとって、さらに必要だったのは、「ペコちゃん」というブランドの維持だったのだろう。

極楽大作戦


お色気漫画というのは、古いところだと「ルパン三世」の峰不二子みたいなのが登場したりして、童貞オタク野郎たちの下半身を興奮させてしまうような内容の物だったりする。最近はもっと現実化したような描き方をしたり、村上隆のフィギュアみたいに、隆起の部分をかなりデフォルメして描いている漫画もある。今回記載する漫画も一種、その手のオタク系のひとたちが喜びそうな内容の漫画ではないかと思うが、実際どうなのだろう?

友達から借りてくるまで、実はこの漫画の存在さえ知らなかった。実際にはテレビでアニメにまでなっていたらしく、そんなのさえも知らなかった自分は一体何なんだろう?まぁ、アニメオタクでもないし、漫画オタクでもないので知らない社会人というほうが普通なのかもしれない。その漫画というのは、「GS美神 極楽大作戦!!」だ。

話の内容は、訳のわからない妖怪を金で退治するゴーストスイーパーの美神令子とそこに時給250円でバイトをしている妄想大好きエロ高校生横島忠夫を中心に繰り広げられる人間模様と、妖怪退治にまつわる話だ。話がめちゃくちゃという場所が多々あるが、まぁこれは漫画の世界なので多めに見てあげよう。しかし、世の中「ゴーストスイーパー」なるものが免許制になっていて、妖怪による被害が一般人の目で見ても分かりやすいようになっているというのはとても現実的ではないので、笑える場所だ。オタクの人を擽るような箇所が随所出てきているようで、それが主人公の1人である「横島忠夫」を通して実現しているところは、きっと漫画オタクたちに同調されていることなのだろう。まだ全巻を読んでいないのだが、なんだか途中で、「ドラゴンボール」の天下一武道会のような場面と対決が出てきた時には、「パクリ?」と思った。

アニメのほうも実は当時超人気アニメだったようで、最高視聴率が18%もあったのは凄い。これは見た事が無いので、どういうものだったのかは想像ができないのだが、見た事がある人はその感想を聞かせて欲しい。もしかしたら、「のだめ」のように漫画とアニメのギャップがありすぎて、話にならないというひとがいるかもしれない。

攻殻機動隊


アニメーション製作会社のプロダクションI.Gは、1月15日、士郎正宗のコミック「攻殻機動隊」の原作利用権を所有する講談社と、同作の実写化エージェント契約を締結したと発表した。

「攻殻機動隊」は95年、同社製作のもと押井守監督により「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」としてアニメーション映画化。日本のアニメーションとしては初めて米ビルボード誌のビデオチャートで1位を獲得し、「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が影響を受けた作品として公言しているのは有名な話で、同じく押井守監督による続編「イノセンス」は、こちらも日本製アニメーションでは初めてカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。
また、派生したTVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」、同セカンドシーズンの
「攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG」、オリジナルビデオ作品としてリリースされた「攻殻機動隊
STAND ALONE COMPLEX/Solid State Society」のDVDは累計で150万枚を突破する売り上げで、
名実ともに国内外で人気を獲得しているコンテンツ
今回の実写化エージェント契約は、このような経緯から「攻殻機動隊」映像化において同社が
海外でも実績をあげていること、また、「イノセンス」全米公開時(ドリームワークス配給)に
メジャー映画会社との直接交渉の経験があったことによるものだという。

契約が成立すれば、同社には一定のエージェント手数料が支払われる。また、同社によれば、
すでにハリウッド系のメジャー映画会社数社との交渉を開始しているといい、今後の動向に注目したい。

しかし、実写版の攻殻機動隊の主人公を演じるのは一体だれになるのだろうか?あのほとんど服を着ていない状態の主人公のままをスクリーン上で演じるのだろうか?ほとんどR指定の映画か、またはアダルトビデオに近いような映像になってしまうかもしれない。それにしても、攻殻機動隊自体は、日本よりもどちらかというと海外のほうが人気があるように思われる。海外では似たようなジャンルの漫画が確立していないからだろうか?それともあそこまで緻密な絵をかける漫画家がいないかだろうか?欧米は当然であるが、アジア諸国でも実際に人気はある。

ちなみに、以前、シンガポールの紀伊国屋で攻殻機動隊を探したら、かなりの数の本や関係書物が並んでいたのには吃驚したが、それよりも、全面英語に翻訳され、それをオールカラーで売られている本を見つけたときには驚いた。しかし、1冊3500円。とても漫画じゃないな。

しかし、武器オタクや戦争オタクのひとは攻殻機動隊を見ると、ゾクゾクすることだろう。漫画家の士郎正宗の豊富な知識もさることながら、彼に知識のバックアップをしている人脈も豊富だからだとおもう。しかし、近未来を想定してはいるはずなのだが、情報化や電子化について、いまいち情報が乏しいようで、もっとインパクトのあるような内容にできなかったのかなというのは少し残念に思う漫画だが、まぁ、あそこまでごちゃごちゃと絵をかけるのは立派なもんだ。

ニュースソース : http://www.eiga.com/buzz/070119/12.shtml
プロダクションI.G : http://www.production-ig.co.jp/

J&J勤務中は全面禁煙


「勤務中はオフィスの外でもたばこを吸ってはいけません」というような方針を決めたのは、米医療用品大手の日本法人ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)だ。医療機器を扱う事業の全従業員に対し、所定の労働時間内は、たばこ製品の喫煙を禁止する制度を1月から導入した。職場はもちろん、社外でも一切の喫煙を禁止するという内容だ。「健康に貢献する企業として、安全で健康的な職場環境を社員に提供するため」としている。
 日本法人の全従業員約2500人のうち、メディカルカンパニーの契約・派遣・業務
委託社員を含む全従業員約1800人が対象。昼食時間など規定の休憩時間を除き、原則午前9時~午後5時40分の労働時間内はあらゆるたばこ製品の喫煙を禁止する。社主催のイベント、諸活動をはじめ、商用車での喫煙も禁ずるので、実質的に勤務中はたばこを吸えなくなる。

 J&Jグループは喫煙による社員の健康リスクを低減させる目的で、全世界の職場を
1月から禁煙にした。日本国内のJ&Jグループのオフィスビル内はすでに禁煙になっており、医師のカウンセリング、禁煙補助剤の購入費用の一部補助など禁煙を支援する
プログラムも導入されている。

 たばこ親父という原始人がまだまだ職場にはたくさんいることだとおもうが、思うように禁煙が進まないのが日本企業の実態だと思う。ここまで徹底して「たばこを吸っている人間はまともじゃない」という扱いをしだしたのは、世界の流れからすると当然だろうと思う。JTが未だに1箱800円程度への超値上げをすることによる、喫煙者の削減に貢献したくないと表明してしまったのであれば、喫煙者を被雇用者として抱えている日本企業が率先して喫煙者の削除を行うことしかできないだろう。役所や旧公社のような堅物会社の場合には、超巨大な組合が存在し、オヤジたちの泣き付く場所になっている組合がたてつくために、なかなか喫煙者に対する締め付けは難しいのだろうが、日本の一般企業が積極的にJ&Jのような対応をすることで、旧公社も従わざるを得なくなるだろう。喫煙を止められないひとたちは意思が弱いか、もともと止めるつもりが無いと開き直っている人たちである。給与にも率先して反映して下げるべきだと思う。

以下は、J&Jの発表した内容

===============

全世界規模の職場エリアの全面禁煙に続き
所定の労働時間内は全社員「禁煙」に
~社員に安全で健康的な職場環境を提供するために~


全世界規模でジョンソン・エンド・ジョンソン(以下、J&J)グループは、2007年1月1日より、グループ企業のすべての職場を「禁煙」とする『職場禁煙ポリシー』(*1)を開始いたしました。日本国内のJ&Jグループでは、すでにオフィスビル内を禁煙としておりましたが、この度正式に、商用車・当社主催の諸活動なども含めたすべての職場エリアでの喫煙を全面的に禁止いたしました。

さらに、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニー(本社:東京都千代田区、代表取締役プレジデント:松本晃)では、2007年1月1日より、所定の労働時間内は全社員に、あらゆるタバコ製品の「一切の喫煙を禁止」する『所定労働時間内禁煙』を開始いたしました。

これらの施策の導入は、弊社がトータルヘルスケアカンパニーとして人々の健康に貢献する企業であることから、自社の社員の健康および健康維持にも配慮し、社内で社員が誰ひとりとしてタバコの煙を吸うことのない安全で健康的な職場環境を提供し、喫煙による社員の健康リスクを低減させることを目的としています。

また、当社ではこれまでも、希望者には「禁煙サポートプログラム」(*2)が受けられる体制をとってきましたが、このプログラムはこれまで同様に実施し、禁煙を希望する社員への「禁煙サポート」を継続してまいります。


【「所定労働時間内禁煙」の実施概要】
■ 実施内容 : 所定労働時間中(昼食時間等の会社により規定された休憩時間は除く)は一切の喫煙を禁止する。
■ 対象者 : ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーに従事する者全て
(正社員、契約社員、派遣社員、業務委託社員)
■ 開始日 : 2007年1月1日より
■ 喫煙の定義 : あらゆるタバコ製品 【紙巻タバコ、葉巻、シガリロ(細巻の軽い葉巻)、パイプ、噛みタバコ、嗅ぎタバコの使用によるもの】



(*1) 「職場禁煙ポリシー」(全世界共通)
■ 方針 : J&Jは社員に安全で健康的な職場環境を提供することを企業の責任ととらえており、世界規模で喫煙関連健康リスクを予防するゴールドスタンダードの確立を目指す。
■ 実施内容 : 全世界のJ&Jのすべての「職場」を禁煙エリアとする。
■ 「職場」の定義 : 敷地(世界各国・各地の建物とその敷地全体)、オフィスビル(賃借しているものも含む)、商用車、当社主催の諸活動およびイベント
■ 方針の適用 : 本方針は、世界の当社のいずれかの建物・敷地に足を踏み入れている社員、契約業者、訪問者すべてに適用される。
■ 実施開始日 : 2007年1月1日より



(*2) 「禁煙サポートプログラム」
■ 主な内容 : ・ 医師・保健師によるカウンセリング(面談及び電話相談)
・ 禁煙ワークショップ
・ 社内イントラネットを利用した禁煙オンラインプログラム
・ ニコチン置換療法(購入費用の一部補助金支給)
・ 禁煙に関する資料の配布、書籍の貸与

※ニコチン置換療法以外は、すべて「会社負担」。