2007/05/19

JAL株主優待券

すっかり価格も下がりきっている日本航空(JAL)の株価ではあるが、年2回発行される株主優待券が今年も到着した。ちょうど今頃送られてくるのは、6月1日から来年の5月31日まで利用できる優待券だ。半年後に発行される株主優待券は、12月1日から次の年の5月31日までの半年間有効の券だ。現在、4000株をほとんど「寝かしている」状態であるために、これからも毎年毎年株主優待券が年に2回送られてくるが、株主優待券は標準で1回につき3枚送られてくる。1年で合計2回の配布があるので、最低でも6枚送られてくるのは嬉しい。

ここ数年は、「○○記念」と称して、1回に付きさらに1枚の株主優待券が送られてくるので、1回につき4枚の株主優待券を現在は得ることが可能なのだ。そして、今回「○○記念」として送られて来たのは、JALがワンワールドに加盟したことを記念とするもの。その名も「ワンワールド加盟記念株主優待割引券」だ。他の割引券と同様に利用することが可能である。

割引券として利用する際には、予約するときに「普通料金」で予約する。値段はその普通料金の半額として利用できる。特割が各社あるので、それを利用しても十分安いと思うが、特割と異なり、普通料金と同じ条件で利用することができるので、飛行機の変更を行ったりすることも可能だし、乗れなかった場合でも払い戻しも可能なのは嬉しい。さらに、特割などは繁雑期の場合には適用しないことがあるが、ゴールデンウィークでもお盆の時期でもこれは利用できるのは嬉しい。遠くに移動する人は特にメリットがあるし、年末年始やお盆のときに帰省する人は持っているととても便利な券だと思う。だから格安チケット売り屋でも取引されているのである。

個人的には大阪出張の際にはよく利用している。特割より2000円くらいしか安くないというのを「誤差」と思うかどうかは疑問だが、値段も安いし、さらに乗り遅れた場合でも他の飛行機に変更ができるというのはとても嬉しいことだから、重宝している。特割で予約した場合、当日出張がなくなった場合でも払い戻しができないし、仕事の関係で乗り遅れた場合でも変更ができないのは嫌なのだ。

さらに、株主優待制度として、ニッコーホテルの割引も適用されるし、JALが企画しているツアーであれば5%~8%の割引が可能なので、スキーの時期でJALスキーツアーを申し込む際には、これを利用していたりする。結構使える株主優待券だと思う。ただ、旅行もせず、単に株主優待券を「転売する」目的のひとにとっては、いまのところ、JALの株主優待券の市場での取引は安価なので、つまらないだろう。そういうひとは買わなくていいとおもう。

ワンワールド加盟記念株主優待割引券発行のプレスリリース
http://www.jal.com/ja/press/0000893/893.html

松栄亭


神田界隈には名店といわれる食事が出来る場所はたくさんある。特に神田須田町はその宝庫だといって良いだろう。その1番目として紹介したいところは、洋食屋さんの「松栄亭」だ。ビルの1階にあるこのレストランは、今では小奇麗なビルの1階にあるレストランとして存在するのだが、数年前まで、このレストランは、お世辞でも綺麗とはいえないような門構えの店になっており、風情があるという雰囲気すら言いたくないものだったが、それでも客足は全く衰えない。

ビルをすっかり綺麗にしたことにより、それまでの常連客だけではなく、ミーハーな神田界隈で派平ら居ているおねえさんたちにも名が知られて、お姉さんたちにとっても「私がいける店」の中に入ってしまったので、お昼だったら、少し待つのを覚悟していくべきという店だ。

出されるメニュは、昔からやっている店というだけあって、そのメニュも素朴そのものだ。なんと言っても、この店、いまでは見かけが新しくなっているが、1907年に創業した有名店。かの夏目漱石も好物だったという洋風かき揚げは、ここの初代ご主人が100年前に考案したメニュであり、いまでももちろんメニュの中の1つとして提供されているものだ。それと、量的にも女性に人気なのが、昔ながらのオムライスだろう。その他にもハンバーグやコロッケやハヤシライスといった、洋食屋さんでは提供される一通りのメニュがあるので、名前だけ見ても意味不明なフランス料理屋とか創作料理屋とは全然違うので安心できる。安心できるどころか、料理自体も本当に美味しく、素朴さが感じられ、また来たくなるような味だ。そして何度食べても飽きないような料理なのは納得だ。

店の中は、それほど大きくない間取りなので、少人数入れば満員だ。ただ、昔からやっている洋食屋さんの風格は残しており、テーブルクロスは安いメニュながらもちゃんと飾っており、店を切り盛りするおばさんも江戸っ子の風格がありつつも、丁寧なお客応対をしているので、本当に気持ちがいい。

常連さんが多い店でもあるのだが、そういう方は、定番メニュを数品頼んでいるので、テーブルの上を見れば常連かどうかが分かると思う。もちろんOLも多いし、年齢は関係なく、年配の人も来ているので、気軽に行ける場所だ。値段もリーズナブルなところも感激。ただし、外で待っている人が多いので、ゆっくり食事をするということはできず、後ろからプレッシャーがかかるので、なかなか長居ができない。そういうときには、別途記載する喫茶店で落ち着こう。

店名 : 松栄亭
住所 : 東京都千代田区神田淡路町2-8
電話 : 03-3251-5511
営業時間 : 11:00~14:00、16:30~19:00
定休日 : 日曜、祝日
座席 : C3席、T18席
店の特徴 : 禁煙席
個室 : なし

Suica、ICOCA、TOICAが相互利用可能

なんでもっと早くできなかったのか、いまだに不思議だし、たぶん利権の問題から実現が出来なかったのだろうと思うが、ようやく、ここでようやく、SuicaとJR西日本のICOCAが相互で利用することができるようになった。大阪出張時が多かったときには、大阪についたときに、JRを使う場合、いちいち切符を買うのが面倒くさいとおもったのは多々あるし、どうにかならないものかと憤慨していたが、これで、利便性が高くなる。

すでに、首都圏では、私鉄のPASMOとJRのSUICAが相互利便性が確立しているので、私鉄沿線に住んでいる自分としては、1つのカードで、私鉄=JR東日本=新幹線=JR西日本間を、切符を買わずにカードをぴっと翳すだけで行き来できるのは便利だ。

しかし、大阪出張の時は、JR西日本の駅を使うよりも、どちらかというと、大阪の地下鉄を使うことが多い。PASMOまたはSUICAのカードで大阪の地下鉄がつかえるのかどうかは不明だ。大阪出身の人は教えて欲しい。そもそも、ICOCAと接続ができる地下鉄・私鉄用のカードが大阪にあるのかどうか知らない。大阪の地下鉄を乗る際には、プリペイドカードを買っていたが、これに代わるものがあれば、切り替えたい。

いずれにしろ、1つのカードで複数の乗り物を利用することができるのは便利だ。

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日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道は、各社が主要都市圏でそれぞれ展開するIC乗車券の連携を平成20年3月から提供することに合意した。IC乗車券の連携で、新幹線、在来線を利用した都市圏の移動において、利便性が高まる。 これはJR東日本の「Suica」、JR西日本の「ICOCA」での相互利用に、JR東海の「TOICA」も加わる。これにより、どのICカードを持っていても1枚のICカードで相互に利用が可能となる。 また、JR東海とJR西日本が実施しているエクスプレス予約会員に新たに「エクスプレスICカード」を発行。これにより東海道新幹線と在来線用のIC乗車券を2枚、重ねて新幹線の乗換改札機にタッチすると、「Suica」、「ICOCA」、「TOICA」の各エリアの在来線がシームレスに利用できるようになる。JR東日本の「モバイルSuica」会員が、エクスプレス予約会員になると、「モバイルSuica」で「エクスプレスICカード」と同様の機能となり、1台で新幹線と在来線の利用が可能だ。

新幹線不思議読本


「不思議読本」の類は、だいたい短時間で読みきることが出来る本だと思っていたので、家から空港まで行く間の空港バスの中で読み終わるだろうと思い、買ってみた。特に新幹線なんて、よく出張で大阪に行くときに使う機会があるから、身近に感じられるものであるため、内容が多少マニアックな感じであっても、意外に知っていることなんて結構あるだろうーという鷹を括っていたことは有る。ところが、今回紹介する「新幹線不思議読本」は、マニアックな人のためのマニアックな本だと思った。


本の最初のほうは、そういえば、そうだねー、不思議だねーという点のものを取り上げているので、鉄道に興味が無い人でもこれは納得して読めるような内容になっている。が、後半になってくればなるほど、普通の人にとってはどうでも良いような「車輌」の謎とかの話になるので、ここまで来ると鉄ちゃんじゃないと興味がわかない内容だろう。とは、いいつつも、下記の目次において、おぉ!とかそういえば!というような目次に気付いたときには、是非立ち読みでも見てみると楽しいと思われる。


新幹線建設時の話については、年配の人にとっては知っている話でも、自分達を含めた若い人間にとってはあまりその時代背景や政治背景などを知るよしもない。そして、地元の人に聞いてみても、教えてくれないような秘密があったりするのだが、この本において、それを全部暴露している。こういう暴露してくれるような事実を伝えてくれる本は大変重宝するべきである。昔から「なんでだろう?」と思っているような事象はあるが、それを新幹線に関しての疑問であれば、この本さえあれば納得できるはずだ。日本の鉄道一般に話が広がってしまうと、もうこれは鉄道オタクの域になるので、そこまでは入り込みたいとは思わない。


ただ、知っておくべきことは、新幹線計画は最近始まったことではなく、戦前からあった話で、どこを通すかというのは今に始まった話じゃない。教養の範囲で読むのには、是非読んでおくと楽しい本だと思う。


  1. 新幹線という名称の謎

  2. 東海道新幹線の計画が始まった日の謎

  3. 新丹那トンネルの謎

  4. 新幹線という集落の謎

  5. 日本坂トンネルの謎

  6. 新幹線の起点は何故東京駅

  7. 「新」のつく駅の謎

  8. JR在来線と接続しない岐阜羽島駅の謎

  9. 列車名「ひかり」「こだま」の謎

  10. 新幹線の線路を走った阪急電車の謎

  11. 山陽新幹線の建設の謎幻に終わった夜行新幹線計画の謎

  12. 山陽新幹線だけに独自の列車名が無い謎

  13. 仮称と正式駅名の謎

  14. 東北・上越新幹線建設の謎

  15. 「やまびこ」「あおば」「あさひ」「とき」命名の謎

  16. 東北・上越新幹線が同時に開業しなかった謎

  17. 仙台駅周辺に急カーブが有る謎

  18. 地元も予想外だった浦佐の新幹線停車

  19. 上越新幹線の雪対策の謎

  20. 長野新幹線建設の謎

  21. 長野新幹線が「あさま」に決定するまでの経緯

  22. 急勾配対策の謎

  23. 開業後1年間は新幹線のスピードが遅かった謎

  24. 超特急という列車の謎

  25. 「こだま」のほうが本数が多かった?

  26. 開業時には無かった新幹線の自由席

  27. 12両編成で搭乗した「ひかり」「こだま」の謎

  28. 開業時には無かった新幹線三島駅の謎

  29. 新大阪ー岡山間各駅停車「ひかり」の謎

  30. 「ひかり」が「ひかり」を追い抜く不思議

  31. 在来線を走った「新幹線リレー号」の謎

  32. 開業時から現在まで走る0系車輌の謎

  33. 2階建て新幹線100系の謎

  34. 200系新幹線の謎

  35. 「のぞみ」登場!300系の謎

  36. 「つばさ」用車輌 400系の謎

  37. 世界最高速殿営業用車輌 500系の謎

  38. 東海道・山陽新幹線の主力 700系の謎

  39. 新「のぞみ」用車輌 N700系の謎

  40. 九州新幹線「つばさ」用車輌 800系の謎

  41. 総2階建て新幹線 E1系の謎

  42. モデルチェンジ車輌 E2系の謎

  43. 「こまち」用車輌 E3系の謎

  44. 総2階建て新幹線車輌第2弾 E4系の謎

  45. 新幹線の最高速度の謎

  46. 開業前の試験走行の謎

  47. 耳の不快感と痛みを消せ

  48. 0系が大量につくられ続けた理由

  49. 最初に16両編成になった「ひかり」の謎

  50. 「こだま」は急行になるはずだった

  51. 実際には知った新幹線の急行「こだま」

  52. 博多開業で登場した食堂者の謎

  53. 新横浜停車の「ひかり」の謎

  54. 禁煙車登場の謎

  55. JR誕生で3社に分割された謎

  56. 開業後に出来た新設駅の謎

  57. 地下4階にできた上野駅の謎

  58. 時間のかかる上野=大宮間の謎

  59. 新幹線の路線名の不思議

  60. 新幹線の車輌の大きさの謎

  61. 新幹線のレールの幅の謎

  62. 新幹線の架線に流れる電圧の謎

  63. 新幹線の高速走行の謎

  64. 新幹線のカーブの謎

  65. レールのつなぎ眼の謎

  66. 新幹線のポイントの謎

  67. ATCとCTCの謎

  68. バラストの無い線路の謎

  69. 東北新幹線の寒さと雪対策の謎

  70. 高架線を共用している鉄道の謎

  71. 新幹線のトイレの謎

  72. 新幹線の距離の謎

  73. 事業用車の謎

  74. 新幹線のスピードはどこまで出せるのか

  75. 幻の新幹線貨物列車計画の謎

  76. 深夜に走った新幹線の謎

  77. 山形・秋田新幹線建設の謎

  78. 在来線への直通運転の謎

  79. 博多南線の謎

  80. ガーラ湯沢の謎

  81. 品川駅開業の謎

  82. 東海道と東北新幹線の直通運転の謎

  83. 本当に幻になった成田新幹線の謎

中国の歴史 近・現代篇

マルタへの旅行中、移動を含めて、結構のんびりするだろうと考えていたために、旅行に持っていく本として選んだのが、中国の歴史的事実や小説ばかりを書いている陳舜臣が書いている「中国の歴史」だ。伝説の時代から近代までのトータルとした一連の本が出ているのは知っていたのだが、近代・現代に絞った本が出ていたことには気付かなかった。「近・現代編」と称して出版されている2冊を携えて、マルタへ乗り込み。

1冊あたり600ページもある結構分厚いので、これだけあれば、暇な時間があっても時間つぶしに成るだろうというだけの理由で買った気がする。しかし、遠回りのシンガポール経由でも、実質寝ていたり、ご飯を食べたり、歩き回ったりしていたために、結局旅行中は全部読み終えることは無かった。内容は小さい文字でみっちり書いているようなものではないので、絶対読みきるだろうと思ったのに、甘かった。


内容は、清朝末期の日清戦争後の話からの史実を淡々と述べているのである。目線は、革命家の孫文と、清朝高官であった康有為において、それぞれの人物が携わる、いろいろな出来事に繋がってくる人たちを紹介したり、出来事の詳細の背景を述べているということだ。近代中国の歴史、いわゆる日清戦争後の清朝が潰れていき、日本が国共内戦を始めるまでの一番面白い部分について述べているので、読んでいて楽しい。だが、やっぱり毎回おもうことに、あまりにも登場人物が多いため、誰がだれだかわからなくなってしまうという点がある。どこかのノートに人物の概略だけ控えておいて、そのメモを携えながら本を読みたいところだ。小説ではないので、いわゆる小説的な独特の盛り上がりというものは全く無いので、小説好きの人にとっては飽きてしまうものだと思う。だが、時代に翻弄され、ナスすべもなくなっている巨漢の中国が、それぞれの思惑で中国を替えて行ったり、アンシャン・レジュームが無くなったり、利権争いがあったり、現代の中国人の考え方が見えてくるような歴史的事実を知っておくのは日本人にとって良いことだと思う。こういう書物は、当の中国では自分達を貶めるものとしてあまり発行されないため、そこで歴史事実の知識の乖離が出てきて、中国人と日本人の「歴史認識の違い」が政治的発展になったりするのだが、それは仕方ないことである。事実を教えられないという特殊事情が中国には実際にまだあるからだ。悪いことはすべて外部のことで、良いことは全部内部のことであるというのは、有史以来、中国人気質には持っていることなのだ。

こういう歴史書をヨーロッパの地で読むと、なんだか違和感があるのは否めない。

著者の陳舜臣は、こういう文章を書くのが得意な人のようで、いろいろ著書はあるのだが、文章の書き方が飽きる。同じように中国の歴史を書いている司馬遼太郎の文章に比べると、全然面白さ、ダイナミックさ、文章の流れというのが違うのである。小説の司馬遼太郎は有名だが、「街道を行く」のような随筆においても群を抜いて、読み手をぐいぐい引っ張っていってくれる感がある。が、陳舜臣の文章には無い。中国批判で有名な台湾人評論家の黄文雄の文章のほうが、おぞましさを感じて読んでいて楽しいのだ。参考書として今回の「中国の歴史」を読むのはいいと思うが、これで何かしたい、感動したいという意味で読むのはやめたほうがいい。疲れるだけだ。

ただ、調査して研究して、文献をあさって、それをひとつひとつ紐どいて紹介してくれる陳舜臣の調査能力と知識量には脱帽だ。

ロッキー・ザ・ファイナル

マルタに行くシンガポール航空内には、エンターテイメント番組が豊富であるため、見ていない映画、聴いていない音楽を聴くきっかけになるときが多い。今回は3つの映画を見るきっかけがあったので、そのレポートをして見る。 そのなかの1つが、これ。

「ロッキー・ザ・ファイナル」

搭乗前から少し話題になっており、スタローンも金がなくなってきて、映画界に入るためにきっかけになった原点に戻ったのか?と思った映画だ。当人、もう50歳過ぎているのに、いまだにマッチョ系の映画で活躍しようとしていること自体が、もう痛々しいとしか見えない。それも一番激しい殴り合いのロッキーをするっていうのは、めちゃくちゃな設定だなと思った。内容は、そのままめちゃくちゃだ。爺になったひとと、現役チャンピオンが戦うための設定を考えることに無理があるとおもうが、本当に強引な設定で、んなわけないだろうというツッコミは多々有る。さらに、友達が殺されたからといって、自分がオトシマエをさせるために殴りこみを行うという設定は、一番最初のロッキーの設定の実質パクリとしかいえないところに、映画の陳腐さを感じた。

映画の中では、エイドリアンは死んでいることになっており、ロッキー自体は、有名人であるが、引退後の老後として、イタリアンレストランを経営しているオーナー兼仕入れ調達係りをしている。息子が生まれて、一流会社に勤めているが、父親が有名人であるために、少し気落ちしているところが、有名人の子供にありがちな現象を演じているのはいい事だ。ところが、シナリオが本当に悪い。現代チャンピオンと、過去のチャンピオンをバーチャルな世界で戦わせて、どっちが勝つか本気に討論するという番組をしているのは、よくありがちな番組設定だ。日本でも、昔の力士と現代の力士を対決させてどっちが勝つかとか、ありえない対戦相手として、現役日本の野球選手と、アメリカに行ってしまったイチローのバーチャル対決などはテレビでも放映されているから、それは良い。問題は、そのテレビのエンターテイメントでは飽き足らず、本気で対決する機会を設けてしまったところだろう。あーっ、なんじゃ、これーっといっせいに思った人はいるに違いない。

さらにひどいのは、スタローンの体格。自分の原点であるロッキーのために鍛えなおしたという話を聞いたのだが、やっぱり年齢には適わなかったのか、背中の贅肉が異様に見えて仕方なかった。そんなぶよぶよな体でボクシングなんかやったら、本当ならリング内でゲロ吐いて死んじゃうよと思う。それだけ腰周りおよび背中の贅肉は際立って見えた。対戦相手の黒人のほうがシャープな体をしているので、比較対象があるから余計目立つ。あれは最悪だ。こんな糞映画に本当に金を払ってみる人がいるのかと疑問に思ってしまうような内容だった。

最後のオチは、いつものようにどちらかが勝つという設定ではなく、あくまでも対戦は「エキシビジョン」であるため、どちらが勝っても関係ないということになっている。そして、試合は当然年寄りであるロッキーが負けるのだが、会場は一丸になってロッキーの大合唱。最初から現役チャンピオンを応援している人が居ないというところも怪しすぎる。年寄りのくせによくがんばったーという気持ちで「ロッキー、ロッキー」の大合唱を行っているというような場面に見えないところが、脚本の悪さを露呈していたと思う。

そして、本当のエンディングの時には、有名なフィラデルフィア美術館前の階段を駆け上り、広い場所に辿り着いたときに、後ろを振り返りジャンプしながら喜ぶシーンがあるのはロッキーの名場面として昔から言われている。それを真似している素人たちが出てくるところは少しほほえましい。やっぱり、有名シーンを真似したくなるのは誰でも有る心理なのだろう。でも、その素人を使っているシーンというのが長すぎる。もういいよーと言いたくなるくらい、エンディングのクレジットを出しながら映像化しているので、長いのだ。

久しぶりに糞映画を見たと思った。


ロッキー・ザ・ファイナル :  公式サイト

中国人の道徳の無さ

やっぱり、使っている人間の道徳観が無いと、いくら高度な道具もすべて愚になることの証明だ。それも、中国の新幹線は、自称・独自で開発したと言っているが、本当は日本の新幹線を採用している。すべてが日本の新幹線なのだ。それを中国国内には、面子が大事で、かつて反日を叫んでいただけに、高度な技術を日本から輸入してそれを採用しているなんて、口が裂けてもいえなかったのだろう。「日本製を使っている」というのを言った途端に、中国に未だに残っている反日馬鹿愚民たちが騒ぎ始めるから「独自開発」と言っているのだ。笑える。そして、利用者も利用者で馬鹿だから、結局、たった1ヶ月でお粗末状態。

日本の新幹線にも中国人観光旅行者は沢山乗っているだろうから、彼らも実際には日本の新幹線内でいろいろ備品類を持ち帰っている可能性はある。JR東海/JR東日本から、この手の報告がないので実情はわからないが、「日本のものは全て素晴らしい」と思っている中国人のことなので、持って帰れるものは何でも持って帰ろうとするのだろう。同じことは、ホテルでも言えよう。ホテルに勤めている知り合いが居ないので、これも実情がわからない。ただ、韓国人が泊まった後の部屋は、臭くて臭くて掃除をするのが大変だという話は聞いたことが有る。キムチを部屋で食べるは、ゴミ箱にゴミを捨てないまま放置するわというのが原因らしい。

道徳観が無いひとたちとは付き合いたくないな・・。
このニュースも中国らしいという言葉の一言で尽きる。

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2007年5月17日、鉄道高速化計画の目玉として登場した弾丸列車が走行を開始して1か月、定期点検のため河南省鄭州市の鉄道局検査場に戻ってきた。約100人の 技術者が車体を検査したところ、無残なほどボロボロにされていることがわかった。

 ボロボロになった原因は乗客による備品の持ち去り。被害が最も多かったのは 手洗い場のセンサー式蛇口。多数取り外されてなくなっていた。さらに緊急脱出用のハンマー。また密室であるトイレも被害が大きかった。便座の温度調節つまみやペーパーホルダーの軸さえ取りはずされ消え失せている 実態には、ただもうむなしさが募るばかりだと技術者たちはこぼす。

 鳴り物入りで走り出した夢の高速列車だが、わずか1か月で満身創痍になって戻ってくるとはおそらく想定外だったはずだ。同局は今後、備品持ち去り禁止を表示するのか、 乗客の資質向上を待つのか、判断を迫られることだろう。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070518-00000013-rcdc-cn

マルタへの道(2)

フランクフルトの空港はとても広い。ヨーロッパのハブ空港として最大の規模であるため、歩きつかれる。特にアジアからきた飛行機とヨーロッパ内の飛行機とを乗り換えるためには、めちゃめちゃ歩かないといけない。パリの空港とは異なりヨーロッパ内に入るときに受ける入国審査はスムーズに進む。しかし、その後はフランクフルトからマルタへのチェックインをするための手続きが必要だ。搭乗口前のカウンターでチェックインをするものかと思ったら、実はチェックインをするカウンターは別にあることを教えてもらう。


ただ、似たような手続きをしようとする人は多いらしく、手続き不要の人もやってきたりする場合があるから、チェックインカウンター前には人を裁く係員がおり、その人が仕切っていた。中国系の男4人組が列とは関係なく横から入ろうとした場合には、厳しく叱りつける場面を目撃した。頼もしい。カウンターの数は多いので、待っている人数のわりには早く手続きをすることが可能だ。
ちなみに、マルタへの航空券は下記のもの。
手続きが終わった後は乗り込みだけなので、かなり暇。トランジットの時間が4時間もあるので、空港内で暇つぶしをするのも退屈だ。シンガポールみたいにちょっと外に出ちゃおうと思っても、町まで行って遊ぶ時間は無い。それになにしろ今は早朝だから街中の店は空いていない。そこで空港の中を探検する。そうするといろいろ面白いものを発見した。
日本でも最近どこの地下鉄にでも設置している救命装置を空港内で発見
空港内ではヨーロッパ内の移動をする人たちが自分達のフライトを待っており、その数が半端じゃなく多い。従って、空港内にあるカフェはどこも朝から満員だ。
免税店はたくさんあり、広い。フランクフルト内で売られている免税店と品物リストというのは、空港内の至る所で紹介冊子を置いているので、あの商品の値段はいくらだろうと店に行く必要は無く知ることができる。例えば、旅行先で免税店でも売っているようなものを買おうとした場合、フランクフルトの空港ではいくらだったっけ?ということを考える必要が無く、冊子だけ持っていき、その冊子を通して値段を比較すればいいから便利だ。


フランクフルトのカウンターはルフトハンザのイメージカラーである黄色と銀色で統一されているので、明るい感じがする。
今回のマルタまでの飛行機は、いつも見ているルフトハンザ航空の機体とは異なるデザインの航空機だった。これって、昔のデザインの飛行機!?もしかして機体も古い?と考えてしまう。しかし、内装は綺麗だし、設備は新しいし、単にレトロ調のデザインを採用しているだけのようだ。
マルタまでのフライト時間は2時間25分もあり、ちょっとした中距離フライトに属する。従って、短距離フライトとは違うので、ミールサービスが出てくる。ちょうど昼ご飯の時間に属するので、昼ご飯のサービスが出てきたのだが、まぁ、なんともドイツらしいというか、プロテスタント的というか、質素倹約的な感じがした。見た目にもあまり美味そうに思えないし、ドイツの航空会社だから味は頑張れないのかな。見た目はご飯のように見えるが、これはパスタ類である。ホウレンソウとケチャップを混ぜた小さいパスタを使った料理のようである。味はまあまあ。これと、300mlのクリスタルガイザーが付いてくる。
マルタ上空を飛んでいるときに、眼下にマルタの町の様子が見えてきた。一言で印象を言うと、「木が無い・・・」と言えるだろう。一面、マルタ原産の石で出来た家と、荒れ放題の農地が見渡せる。木の緑色が窓越しには見えてこない。そう、白と土色だけが目に入ってきたのだ。ギリシャの島のように白い壁の家というわけじゃないので、マルタは暑そうだという雰囲気は感じないが、ここはヨーロッパではなく、北アフリカに来ているかもと感じたのは言うまでも無い
マルタ空港に到着したら、マルタの航空会社の飛行機が止まっていたので、思わず写真に撮ってしまった
マルタ空港は本当に小さい。唯一の国際空港であるにも関わらずその大きさは小さすぎるくらい小さい。建物も雨が少ないのを考慮したようなつくりになっており、搭乗口とは直接繋がっておらず、すべての飛行機は、そのへんのだだっ広い敷地内に停車され、そこからバスで空港ターミナルへ全部の客が運ばれる。
入国手続きもヨーロッパのどこの空港とも同じように、EU地域内の人たちとそれ以外の人たちで分けられるのだが、それ以外の人たちというところに並ぶ人は少ない。マルタはそれだけヨーロッパ人にとってのリゾート地といえるだろう。日本人はマルタには3ヶ月以内の観光であればビザは必要が無いため、入国書類とパスポートを出せばすんなり入国することが出来る。前に並んでいたのがロシア人のようで、その人はビザが必要なのにも関わらず入国しようとしたらしい。そのおかげで、なかなか事務処理を進んでくれなかったのだが、それくらい事前に調べてくればいいのにと憤慨する。


入国審査後は、小さいエスカレータを下りて、荷物を受け取る場所に出かける。しかしなかなか荷物が出てこないというのは分かっているので、その間にマルタのお金に両替することにした。出発前にネットで調べたときには、1マルタリラ=380円が相場のようなことが書いてあったが、実際に空港のレートを見ると、2箇所有る銀行のどちらも396円となっている。すげ-高い。もう、こうなったら、マルタ滞在中では1マルタリラ=400円として計算していればいいと考えるようになった。ちなみに、空港内にはマルタの代表的銀行である、バンク・オブ・ヴァレッタと、無く子も黙るイギリスの銀行である香港上海銀行(HSBC)が存在する。HSBCの看板を見ると、どうしても中国人の銀行という感覚が拭えない。アヘン戦争の本を読みすぎたからかもしれない。


空港から路線バスでヴァレッタ市内へ行こうと思っていたのだが、どこにバス停があるのか探しきれず、結局タクシーを利用することにした。空港内にはマルタ島各地へ向かうタクシーを仕切っているブースがあり、値段は固定料金であるから安心である。ちなみに、ヴァレッタまでは6.75マルタリラであるため、それ以外ははらう必要は無い。ただし、イギリス統治の影響があるために、チップの習慣が有るからややこしい。チップの感覚が分からなかったため、ホテルに到着したときに2つの荷物を運んでくれたので2マルタリラも渡してしまったのだが、実は荷物1つにつき、10セント程度で良かったらしい。あげ過ぎた。チップの習慣が無いと言う事はこういう時に困る。ちなみに、空港からヴァレッタまでは約15分くらいで到着する。

マルタへの道(1)

前のブログにも書いたとおりに、ゴールデンウィークにマルタへ行ったときのルートは下記のとおりだ。

行き
4/28 (Sat) SQ 637 NRT 11:30 → SIN 17:35
4/28 (Sat) SQ 26 SIN 23:50 → FRA 06:30+1
4/29 (Sun) LH4106 FRA 10:25 → MLA 12:50

帰り
5/4 (Fri) LH4107 MLA 13:45 → FRA 16:25
5/5 (Sat) SQ 25 FRA 12:45 → SIN 06:30+
5/6 (Sun) SQ 12 SIN 09:45 → NRT 17:35

ここでは行きのルートについての報告をする。

ゴールデンウィーク初日である当日は、絶対交通網が混むだろうと思っていたので、早めに空港へ到着することを心がけた。通常2時間前くらいまでに到着すれば良いというところを、この日は3時間前に到着するように努める。というのも、道中でどこかの馬鹿が事故を起して交通網を遮断するかもしれないからである。これは、電車でもバスでも車でも同じことで、電車の場合であれば、線路に落ちたとか牽かれたとかが原因で止まる事があるし、雨のために電車が止まってしまうということもある。車の場合は、普段乗りなれていない奴らが車を運転して、事故るというのはよくあることだからだ。しかし、友達との待ち合わせを考えたときに、もっと早く到着するから早く来れる?といわれた為に、仕方なくさらに早く到着するようにした。そうなると、家の近所から出ているバスは始発のバスを利用することになり、かなり眠い。朝いちのバスは、まだ交通渋滞に嵌ることが無いため、空港まで1時間くらいで到着してしまった。電車に乗るより断然早い。すごいぞ、バス。これがもっと遅い時間だったら、絶対1時間半は最低でもかかるはずだ。予想以上に早く到着してしまったため、空港で友達を待つための時間がめちゃめちゃ長かったのは言うまでも無い。

7時近くに到着して、シンガポール航空のカウンターの傍のベンチで座っていたのだが、既にチェックインをしようとしている人が結構いることに驚く。11時半出発ではなく、1つ前のシンガポール行きの飛行機のチェックインをする人の列だと思うのだが、このときには「もう11時半のチェックインをしているの?早くねぇ?」と勘違いしたのは言うまでも無い。早めにチェックインしたとしても、実はインターネットチェックインを事前に行っていたので、早く到着しても個人的には実は意味が無かったのだ。シンガポール航空の場合、シンガポール航空のマイレージプログラムに登録していなくても、チケットを持っていれば、出発48時間前に事前チェックインがネット経由で行うことができる。ただし、マイレージプログラムに登録していれば、座席の変更が後でも行うことができる。さらに空港カウンターでは、インターネットチェックイン専用のチェックインカウンターがあるので、長蛇の列に並ぶ必要が無いのも便利なことだ。シンガポール航空を利用する人は、是非利用したほうが良い。ただし、団体旅行の場合、事前にチケットをもらえないときが有り、そのときは諦めよう。

今回はシンガポール航空の事前チェックインは行えても、そのあとフランクフルトからのルフトハンザ航空のチェックインはまだこのときには出来ていない。というのも、ルフトハンザ航空も実はチェックインが事前に出来るシステムはあるのだが、こちらは、翌日のフライトの場合、18時以降じゃないと利用ができないという。生憎、フランクフルトから先のフライトは、翌日だし、ドイツ時間に直してみたら、まだ2日前になっているのだから、この時点では利用が出来ないのだ。だから、成田でシンガポール航空のチェックインをする際に、一緒にフランクフルトから先のチェックインもできるかなと、カウンターで聞いてみたところ、カウンターからでも、まだフランクフルトから先のフライトのチェックインがオープンしていないので、フランクフルトに到着してから搭乗ゲートでお願いしますといわれた。ただし、荷物だけはマルタまで通しでチェックインしてくれるので、荷物をフランクフルトで一度受け取ってからチェックインしなおすということは無かっただけでもありがたい。

シンガポールまでのフライトはいつもながら満員。隣に、インド人かデブが来なければ良いということだけ祈りながら乗り込む。人種差別だといわれても、嫌なものは嫌なのだ。幸いにも、隣には中国系の女性が座ったために安心する。快適なままシンガポールまではいつものとおりに6時間50分が経過する。シンガポール人の知り合いに聞くと、満員のシンガポール航空というのは想像ができないらしい。3人掛けのところでも常に真ん中は空いている状態しか知らないらしく、隣にインド人が来るのは嫌だ-という話をしたら、信じられないという答えが返って来たときがあった。彼らみたいに、金があって暇も自由に使えるような立場ではないので、自分としては皆が休むときに休みを取らざるを得ない。今回飛行機に乗った途端にちょっとしたトラブルに遭ってしまった。たいした事は無いのだが、なんと履いてきた靴の底がばっくりと壊れてしまったのだ。まるでワニのように靴の底と上側の部分が割れてしまうような状態になってしまい、このままでは旅行ができない。飛行機に乗った途端に最初は、後ろから靴を踏む奴がいるなーと思っていたくらいだが、席についたときに靴の状態に気付く。シンガポールのチャンギ空港は買物天国なので、ここで靴をゲットしようということにした。しばらく履いていなかったスニーカーを履いたのがいけなかったらしい。

何度も来ているシンガポールで、トランジット時間の間に何をするかはかなり困る。もういい加減飽きてたくらい熟知しているからだ。しかし、今回は街中に行く前に靴をゲットしなければならないという命題がある。早速チャンギ空港のナイキショップに入って、靴を選ぶ。どれでも良かったのだが、歩きやすくて、軽くて、底が柔らかい靴を選ぶと、ジョギング用の靴がちょうど良かったようで、それに決める。ここで早速S$160使う。壊れた靴は、店員に馬鹿にされながらも「もう、要らないから捨てといて」とお願いして、そのまま去る。

シンガポールの街中へはいつものとおりMRTで移動。さすがにシンガポールは夜なのに32度もあり暑い。春用のコートを着ているのが馬鹿らしいくらい暑さだ。夕ご飯は久しぶりに、スイソテル内にある Kopi Tiamに入る。定番の下記のメニュを注文。フランクフルトまでの飛行機でも遅めの夕ご飯が出てくるので、ここでは軽く食べることにする。

・ホッケンミー(福建風海鮮湯麺)
・チキンライス(海南鶏飯)
・ピサンゴレン(インドネシア風揚げバナナ)

空港に戻り、空港内のシャワー室でシャワーと着替えをして、フランクフルト行きの飛行機に乗り込もうと思う。しかし、だいたいいつもは見かける日本人観光客が、ここに来て、ぱったり見なくなった。フランクフルト行きの飛行機には居ないのだろうか?謎だ。

2007/05/16

スタアラ10周年記念




スターアライアンスが10周年を記念として、各地でイベントが行われている。

まず身近なところでいうと、リクルートが企画してスターアライアンスのイベントに関して日本での総合プロデュースを行っている関係から、銀座のリクルートビルにあるコーヒーショップで、スターアライアンスのマイレージプログラムカードを持っていれば、無料でコーヒーが飲める。いまなら、下記の記事のとおりに、通常コーヒーメニューを注文すれば、ストラップもくれるようで、実際にANAのストラップを貰った人は結構多い。ただ、毎日先着100名様限定のプレゼントのために、昼のちょうど休憩時間の時間帯になったときには、そのプレゼントをゲットしようとする人は閑古鳥になるくらい居ないという。全日空やユナイテッドのマイレージカードを持っている人は多いのだから、ほとんどの人はこれに参加すると良いだろう。

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◇◇◇◇◇◇◇ スターアライアンス10周年記念イベント ◇◇◇◇◇◇

スターアライアンスが結成されてから今年の5月14日でちょうどで10年になりました!これを記念して銀座(東京)のR25カフェでスターアライアンスイベントを開催します。5月14日から27日の期間中にR25カフェにご来店いただいて、スターアライアンス加盟航空会社のマイレージカードをご提示いただきますとコーヒーを1杯無料でサービスします。さらにカフェメニューをご注文いただいた方にはスターアライアンスマグネット、または携帯ストラップをプレゼントします。

◆ R25カフェ
住所: 東京都中央区銀座7-3-5 リクルート銀座7丁目ビル1F         
Tel 03-3575-6825

◆ オープン時間: 08:00~21:00(平日)、09:00~20:00(土日祝日)
※ 5月15日、5月25日夜は貸し切りのためご利用いただけません

◇ R25カフェについてはこちらhttp://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB000010/tpl/20060706_02/bkn/topics


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機内誌においても、各社10周年記念として趣向を凝らした内容を掲載していた。先日ゴールデンウィークのときに利用したのが、シンガポール航空とルフトハンザ航空の2社なのだが、どちらも10周年記念の特集を行っていた。ちょうど5月号が記念号だったようなので、その節目の号を見ることが出来たのは楽しい。会社によって、その内容はかなり違うので面白い。

シンガポール航空は、自社に特化した内容を掲載し、この10年にどんなに凄いことをやてきたかというのを特集していた。特に、シンガポール航空に乗ったことが有る人であれば、あの機内誌を見たら絶対知っている熊谷明美さんが、いつもならチーフスチュワーデスのランクを意味する赤いサロンケバヤを着ているのに、この号に限っては一番下っ端の濃紺を着ていたので、「あれ?もしかして粗相をしてランクダウンしたか?」と勘違いしてしまうような機内誌だった。よく見ると、熊谷さんの特集号になっていたようで、インタビュー写真を撮るために、このときだけ一番下っ端のケバヤを着て撮影されたとのことだった。しかし、これは日本語版だけのことで、英語版の機内誌には彼女のインタビュー記事は無い。英語版のほうは、自画自賛コメントのオンパレードで、「私はこれだから毎回シンガポール航空を利用する」と、著名人のコメントを乗せているところは、虫唾が走る。「シンガポール航空の魅惑的事実10か条」なるものがもっと笑える。下記に書き出してみた。





  1. TheAirline prepares about 80,000 meals per day around the world, and serves about 2 million bottles of wine a year, although the actual figure varies according to travel season.


  2. About 46,000 passengers fly Singapore Airlines each day to 65 destinations in 35 counties.


  3. The Singapore Airlines Group employs close to 29,000 staff worldwide, of which almost a quater are cabin crew.


  4. An inflight entertainment team works closely with movie destributors and media companies to provide the very best in inflight entertainment, ranging from movies and music to games and applications.


  5. Pilots are trained in Singapore, Western Australia and Queensland, Australia.


  6. In 1993, London's Madame Tussauds Museum created a waxwork of the Singapore Girl to reflect the growing popularity of international travel; it was the first commercial figure to be displayed at the Museum.


  7. In 1997, to mark the 50th anniversary of Singapore Airlines, a rare orchid at Singapore Botanic Gardens was named after the Singapore Girl.


  8. In the 1970s, the Airline became the first in the world to provide free headsets, choice of meals and complimentary drinks to customers across all classes.


  9. Chefs and their research and development teams taste-test meals in inflight conditions, courtesy of a S$1.6 millions. Simulated AIrcraft Cabin - a pressured chamber which recreates the effects of flying at 30,000ft - located in the inflight Catering Centre.


  10. With 67 B777s in its fleet, Singapore AIrlines in the world's largest operator of Boeing's B777 family.


正直、「だから、何?」といえる自慢一覧表であることはおわかりだろう。





それにくらべて、News Week 誌において世界のナンバーワン航空会社に選ばれたルフトハンザのほうはしたたかだった。スターアライアンス10周年記念のため、毎号、参加航空会社の特集とハブ空港で働く職員の特集を載せているようなのであるが、5月号はたまたま全日空と成田空港のことが記事になっていた。それもかなりのページ数を使っていたので、スターアライアンス全体を盛り上げていこうとしている姿勢が良く分かる。もちろん自分の航空会社の宣伝もしているのだが、いやらしくない。しかし、4月号に乗っていた、スターアライアンス加盟航空会社全部のスチュワーデスが、自社制服を着て、Gメン75のように一列に手をつないでにこやかに微笑んでいるページがある。これを見ると、おやおやと思う点が1点。それは南アフリカ航空の人だけが、黒人であるというのではなく、男のパーサーが映っているからだ。もしかして、南アフリカ航空には女性の搭乗員というのは居ないのだろうか?それと、たまたま、今回はマルタに旅行したのだが、ルフトハンザの5月号機内誌に、マルタの特集が載っていた。なんと親近感があるのだろうと感じたことは言うまでも無い。



中華航空のマイル


「ようやく」という言葉が良いのかわからないが、中華航空も他社航空会社とのマイレージプログラムに積極的に参加することになったと言えよう。これまでは、子会社のマンダリン航空と、アメリカのデルタ航空との提携はあったが、中華航空に乗るために、別のプログラムに参加するほど面倒くさいと思ったことはなく、だから、安いからといって中華航空に乗った場合、これまでは中華航空のダイナスティカードでしぶしぶ貯めていた経緯がある。しかし、貯めても、有効期間が短いし、使えるためにはかなり載らないといけないので、貯めてもほとんど意味の無いプログラムだと思っていたのだが、そういうところで朗報がきた。

あのノースウェスト航空のマイレージプログラムとの提携を発表したからだ。ノースウェストのマイレージプログラムは、日系の航空会社のマイレージプログラムとユナイテッド航空のマイレージプラスについで人気の高いマイレージプログラムである。このカードを持っている人は多いと思うが、これさえ持っていれば、中華航空に乗っても貯められるのは嬉しい。台湾のライバル会社であるエバー航空は、既に全日空との提携があるため、これを機にスターアライアンスに加入するかもしれないという勝手な期待はあるのだが、デルタとノースウェストと提携したということは、中華航空はスカイグループの一員になることを目指しているように思える。

これでいよいよ中華航空が台湾リピーターにとっては、使いやすくなったと思う。飛輪海の急上昇人気に女性の眼が映ってきたこともあるし、もともと食べものや雰囲気がよい台湾への注目はこれからも挙がっていくと思うので、その際には、中華航空の利用が増えてくることだろう。

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CIとNW、8月からマイレージとラウンジの相互利用で提携

 チャイナ・エアライン(CI)とノースウエスト航空(NW)は今年8月1日から、マイレージプログラムとラウンジの相互利用における提携を開始する。これにより、CIのダイナスティ・フライヤー・プログラム会員は、NW運航の全便のフライトでマイルの積算が可能で、積算したマイルをNWの特典航空券、アップグレード特典に引き換えることが可能だ。また、NWのワールドパークス会員もCI利用での積算や特典の交換が可能だ。

 また、CIのパラゴン、エメラルド、ゴールド会員、およびファーストクラス、またはビジネスクラスの利用客は、19空港でNWラウンジの利用が可能となり、NWワールドクラブ会員、およびNWのビジネスクラス以上の利用客は、10空港でCIラウンジの利用が可能だ。

中華航空のニュース : http://www.china-airlines.co.jp/news/0705/070514.html

2007/05/13

顔チェキ

合コンなんかにいくと「誰に似ているって言われるぅ~?」というのはよくある話。それを客観的なデータにより算出してくれるサイトが今人気らしい。その名前も「顔チェキ」。目覚ましテレビで紹介されて以来、そのアクセス数はめちゃめちゃあるようで、昼間に検査を行うと、結果はかなり遅くなって返ってくる。

どういうものかというと、自分の顔でも他人の顔でもなんでもいいのだが、携帯カメラで撮った顔写真を、メールで顔チェキのサイトに送ると、自動的に返信として、似ている芸能人の候補3つを送ってくるというものだ。サーバが混んでいなければ、即時に返答が返ってくるのだが、どう考えてもそれは似ていないだろうというような回答が返って来るので、信憑性はかなり低いし、何が返って来るのかというドキドキ感だけは楽しめると思う。日本の有名俳優・女優はもちろんのこと、ハリウッド俳優・女優や歌手までも網羅しているので、結構結果として使われている芸能人のデータベースは豊富なようだ。だが、めざましテレビでも例を行っていたが、本人の映像を送ったのに、回答本人の結果が返ってこず、全然違う人に似ているというのが返って来るくらい性能は「悪い」ので、友達同士で楽しむ程度では良いかもしれない。

ちなみに、男の場合には、male@kaocheki.jpへ写真を添付して送信し、女性なら、female@kaocheki.jp へ送信する。基本的には携帯から送るしかないと書いているのだが、一般のメールソフトからでも要領は同じだと思うのでやってみると良いかもしれない。ただし、回答として返って来るメールには、似ている人1位の芸能人名は載っているが、2位と3位の人の結果に付いては、顔チェキのサイトにアクセスしないといけないのだ。その際には、携帯からしかアクセスができないことになっているので注意。

個人的に携帯から送ってみた結果、意外な結果が返ってきて、その結果に対して良いのか悪いのかコメントがしようがない。

1位 : 二宮和也 62%
2位 : ユースケサンタマリア 62%
3位 : 椎名吉平 61%

らしい。別の写真を送ったら、3位に「ビートたけし」と出てきて、なんじゃこれー!!!とおもったのはいうまでも無い。この結果でどうするかは個人次第。

これまでこの結果で出てきた芸能人に似ているといわれたことは、実は一回も無いし、以前似ているといわれていた人の名前が出てくると思っていたのだが、全然でてきやしなかった。

顔チェキ : http://kaocheki.jp