フランクフルトの空港はとても広い。ヨーロッパのハブ空港として最大の規模であるため、歩きつかれる。特にアジアからきた飛行機とヨーロッパ内の飛行機とを乗り換えるためには、めちゃめちゃ歩かないといけない。パリの空港とは異なりヨーロッパ内に入るときに受ける入国審査はスムーズに進む。しかし、その後はフランクフルトからマルタへのチェックインをするための手続きが必要だ。搭乗口前のカウンターでチェックインをするものかと思ったら、実はチェックインをするカウンターは別にあることを教えてもらう。
ただ、似たような手続きをしようとする人は多いらしく、手続き不要の人もやってきたりする場合があるから、チェックインカウンター前には人を裁く係員がおり、その人が仕切っていた。中国系の男4人組が列とは関係なく横から入ろうとした場合には、厳しく叱りつける場面を目撃した。頼もしい。カウンターの数は多いので、待っている人数のわりには早く手続きをすることが可能だ。
ちなみに、マルタへの航空券は下記のもの。

日本でも最近どこの地下鉄にでも設置している救命装置を空港内で発見
フランクフルトのカウンターはルフトハンザのイメージカラーである黄色と銀色で統一されているので、明るい感じがする。

入国審査後は、小さいエスカレータを下りて、荷物を受け取る場所に出かける。しかしなかなか荷物が出てこないというのは分かっているので、その間にマルタのお金に両替することにした。出発前にネットで調べたときには、1マルタリラ=380円が相場のようなことが書いてあったが、実際に空港のレートを見ると、2箇所有る銀行のどちらも396円となっている。すげ-高い。もう、こうなったら、マルタ滞在中では1マルタリラ=400円として計算していればいいと考えるようになった。ちなみに、空港内にはマルタの代表的銀行である、バンク・オブ・ヴァレッタと、無く子も黙るイギリスの銀行である香港上海銀行(HSBC)が存在する。HSBCの看板を見ると、どうしても中国人の銀行という感覚が拭えない。アヘン戦争の本を読みすぎたからかもしれない。
空港から路線バスでヴァレッタ市内へ行こうと思っていたのだが、どこにバス停があるのか探しきれず、結局タクシーを利用することにした。空港内にはマルタ島各地へ向かうタクシーを仕切っているブースがあり、値段は固定料金であるから安心である。ちなみに、ヴァレッタまでは6.75マルタリラであるため、それ以外ははらう必要は無い。ただし、イギリス統治の影響があるために、チップの習慣が有るからややこしい。チップの感覚が分からなかったため、ホテルに到着したときに2つの荷物を運んでくれたので2マルタリラも渡してしまったのだが、実は荷物1つにつき、10セント程度で良かったらしい。あげ過ぎた。チップの習慣が無いと言う事はこういう時に困る。ちなみに、空港からヴァレッタまでは約15分くらいで到着する。
0 件のコメント:
コメントを投稿