2006/10/28

キムチドラマ


「冬ソナ」や「チャングム」で韓流ブームがきていると言われているが、はっきり言って飽きた。飽きたというより、もともと韓流ブームなんていうのは本当にきていたのか?というのが疑問である。韓国との共同開催があったワールドカップの前くらいから、韓国に対する「美化」や「韓国はいいところだ」という意味不明な宣伝が気持ち悪いくらいテレビメディアを中心に始まった。メディアを使っていかに韓国が変な国かというものではなく、日本に似ていて素晴らしい国かと宣伝していたのは、主に電通の仕事である。ワールドカップの仕掛けも電通だった。その電通が韓国ブームの火をつけたといっても良いと思う。気持ち悪いくらいの美化は、最初は食べものを中心とした旅行番組だったのだが、なぜか韓国芸能界のほうにまで話がだんだん進んでいく。さらにワールドカップの際には、別にどうでもいいとおもうのだが、なぜか日本の結果も報道するが、韓国の試合についても「よく頑張った」と一緒になって開催しているから一緒に応援しようみたいな流れがあったのを記憶している。あれも今となっては気持ち悪いくらいの韓国びいきの報道だったと思う。当の韓国は、日本の資金を使ってスタジアムが作られ、最初に決まっていた日本単独開催を無理やり当時のFIFA副理事だった韓国人のおっさんのわがままで共催になったことを知らないので、「なんで日本を応援しなくちゃいけないんだー。」「日本が負けて当然だー」とまで韓国では報道されていた。いつまでも韓国や中国の言うことを「正しい」とおもって、日本のすることは「いつも謝罪」であるといっていた電通中心の韓国・中国よりの報道が、あのときほど嫌だったのは記憶にまだ残っている。

そこへ「冬ソナ」を中心としたキムチドラマが大量に入ってきた。しかし、その流行に捕まったのは、30歳過ぎで既婚・未婚を問わない女性だけだった。若い人は当然だが、同年代の男性や老人には全然受けなかった。日本のドラマは同じような俳優・女優が出てくることで、すでに芸能界の激しい移り変わり「旬な人」たちを追いかけられなくなった人たちに、このキムチドラマは受けた。どうせ知らない俳優だったら、似たような顔の韓国ドラマのほうが、昔若いときに見ていたような恋愛ドラマっぽくていいわーというのがその理由である。冬ソナで有名になってしまったペ・ヨンジュンだが、韓国では既に過去の人である。ところがおばさんたちのとりこになってしまい、まるで韓国版「杉様」になってしまったペ・ヨンジュンは、韓国での活動より、日本人のババァたちを相手にしたほうが金儲けができると分かり、彼はその後、度々、自分のサイトにも「明日から日本に行きます」と宣伝までして、ババァたちの熱い声援を受けるようになる。自分で宣伝しているんだから、空港や彼が来る場所に、無知で金だけ持っているババァたちがワーキャー言いながら集まってくるのは当然なことだ。メディアは、それをさも「まだまだ韓流ブームは去ってません」と報道しているのは笑える。当のペ・ヨンジュンも、来日するタイミングを実に計算してやってくるのも素晴らしい。まぁ、それに引っかかるババァたちがあほなだけなのだ。

BSデジタル放送では、冬ソナやチャングムだけではなく、結構ここ2年くらい、いろいろなチャンネルで韓国ドラマが放映されている。女性誌では、それらのドラマを前から「やっぱり韓国ドラマはいい!」「この俳優はこういう演技をしているので、素晴らしい」と持ち上げまくりだ。反対に、ドラマ数ではダントツに多い台湾・香港・中国の中国語圏のドラマについては、全然話題にもしていない。宣伝の仕掛けは電通が主に行っているというのは既に述べたが、電通には実は在日韓国人・朝鮮人が結構多く入り込んでおり、これを気に韓国に目を向けさせようというのが人種が多い会社である。それを知らないでその宣伝に載っている馬鹿な日本人は、「良いといわれたので見ている」と見ている。在日中国人はあまり電通に入り込んでいないので、なかなか華流ブームが来ないのがこのためだ。宣伝する人が居ないのだから、なかなか流行らないのだ。

うちの母もハードディスクビデオを買った途端に、いろいろなキムチドラマを録画している。チャングムで火がついたらしく、それで日本のドラマは見ないのにキムチドラマは、新旧関係なくキムチドラマを見ている。毎回真剣に見ているのだが、一体面白いのか?と聞いてみると、「惰性で見ている」らしい。すでにNHKの大河ドラマや朝の連ドラのように一度見始めたから、番組が新しくなって、面白くなくても見ているというのが現実のようだ。当の本人も「毎回同じ内容だし、なんで韓国はめちゃくちゃな手術ばかりするんだろう」と、その内容の設定について文句を言い始めている。

地方の金を持っていて、子育ても終わり、暇になっているババァたちは、ソウル経由で冬ソナなどのキムチドラマの舞台を見に行くというようなことをしている。金を持っているのであれば、好き勝手にすれば良いとおもうが、まあ、こういうババァのせいで、ソウル便は常に満席のようである。一度行けば、もう見るところが無いので、二度と行く人は居ないというおまけは付いている。しかし、ババァたちの連絡網を侮るなかれ。1人のババァが韓国に行って「よかったわぁ」と言えば、その知り合いも負け時と韓国に行く。面白くもなくても「面白かった」と言ってしまうので、金を持っている地方の暇なババァたちは、韓国へ会いも出来ないのに「ペ・ヨンジュンに会いに行く」ことをしている。馬鹿な道楽のひとつだ。

そんな道楽も、いよいよ下降気味になっているようだ。母のコメントじゃないが、どのドラマも同じようなものだと悟ったババァたちは、別にどの俳優が良いとかどういう内容のドラマが良いから見ているというような意識をもっていない。「ただ、見ている」だけなのだから。濡れ場もなければ、すぐ死んじゃうドラマでは、さすがの脳みそがないババァたちも飽きるのだろう。史上最大の輸出に成功したキムチドラマたちは、いよいよ日本市場に区切りがきたといえよう。台湾や中国では日本より先に韓国ブームが一時期やって来た。しかし、政治的な問題も含めて、すでに韓流ブームは全くなくなってしまっている。日本への成功で図に乗っているキムチドラマの製作者は、アメリカやヨーロッパに売り込もうと必死になっているが、韓国のイメージがまだまだ悪い欧米にとって、ドラマの輸出は成功しないのが見えている。キムチドラマは、もう飽きたと、いつ女性誌が言い出すか楽しみだ。

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