2006/10/24

イグナイト・ジャパン


久しぶりにニュースで「イグナイト」という名前を見た。アメリカのベンチャー投資会社であるとともに、かつて雲の上に君臨していた上司が退職後に入社した会社だ。この会社との接点は悪名高き「2000年問題」の頃だったと思う。そして、「ベンチャー投資会社」という言葉の意味が個人的には全然意味がわからず、なんだか金を一杯持っている「パトロン」なのかなというような意味でしか思っていなかったところだ。ただ、その頃に接しさせてもらった印象からいうと、「金は出すが、口は出さない」的な雰囲気があったような気がした。

既にJASDAQに上場しているアッカネットワークスへの投資の際にも名前が世の中に知られるようになったのだが、この時期になって、イグナイトが100億円規模のファンドを新設するという報道があった。ここ数年は、新規のIT関係ビジネスが上場することによって、イグナイトの経営資産もかなり多くなったことだろう。その金を利用して、さらなるIT産業分野への投資を積極的に行うということらしい。さらに、中国で乱立してきた企業へも積極的に投資をするということだ。その際、投資先企業には非常勤役員を派遣し、経営内容も随時チェックする。これは、アッカなどの企業で行った手法と全く同じである。
この会社がどこの会社に目をつけて、投資をしていくかに注目をしたいところだ。

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