歩いていると、妙に踵のほうが痛いなという感じがしていた。最初は、靴の中に石でも紛れ込んでしまったか?と思ったのだが、そうでもなさそうだった。そう思って、靴下を脱いで、なにげなく踵を触ってみたところ、これが象の皮膚でも触っているかのように、硬くて、がさがさしていて、指の平で皮膚を擦ってみたところでなんの反応もなかった。まぁ、お風呂に入れば、多少は踵が柔らかくなるだろうと思っていたが、全然効果なし。
そうこうしているうちに時間が経過してみると、今度は踵がひび割れしていることがわかった。そして、靴下の繊維がひび割れしたところに入り込んで、ちょうどひび割れをした位置が黒目の繊維で埋められて、まるでひび割れにそって黒い血が流れているのではないか?というような感じに見えた。繊維をピンセットや先のとがったもので穿り返してみても全然効果なし。さらに、歩くたびに激痛が走るようになってきた。
こりゃいかんとおもって、早速会社の女性社員に「なにかいいものないかな?」と相談してみたところ、「普通は手に塗るものですけど、効果はテキメンなので、一度使ってみてはどうですか?」と薦めてくれたのが、資生堂のフェルゼア・リペアヴェールというもの。
「どこのドラッグストアでも売っていると思います。」と言われたので、家の近くのドラッグストアに行ってみたのだが、これが全く存在無し。まさか特別品?と思って、髪の毛を切りに行ったときに、ついでに近くにあったドラッグストアに行ってみたところ、棚の一番下のそれも隅っこに陳列されていた。他の製品に比べると、値段がちょっと高いものだから、あまり品物として買われないから、あぁいう扱いになっているのだろうというのは想像できる。確かに、1800円という価格はドラッグストアでは、普通のものじゃない。激安化粧品なんか売っているのに比べると、ちょっと高いからだ。
さて、実際に使ってみたところの感想なのだが、最初、この塗り薬の効果が全く現れないので「本当に効くのか?」と疑ってしまった。薦めてくれた後輩から「ちょっと塗るだけで、1日は効果は持ちますよ」なんていうのから、そのまま鵜呑みにしていたのだが、塗っている場所が踵であり、常になにかに触れているところだから、手に塗るのとは全く違う。だから、効果が薄いので、説明書きにも「ちょっとだけ塗るだけでいいです」と書いていたのだが、そんなのは無視して、もうタップリと馴染むくらい塗りたくってみた。そして、そのままではいけないと思って、寝るときには靴下を履いて寝るようにした。
効果が出てきたのは2週間後くらい。毎日毎日寝る前に塗っていたところ、あるときに踵の様子はどうなのかと、薬を塗る前の状態で触ってみた。前ほどのひび割れはなくなったし、象みたいに硬くて痛々しい皮膚が一変して、少しはマシな踵になってきたことがわかってきた。一度良い方向に向かった回復は、日が経つにつれてさらに良くなってきた。そして、これ、一度良いと思ったら、冬の間はずっと使ってやりたいと思うようになってきた。
料理をするひとで手荒れがひどい人は、これを使ってみると結構いい効果が出ると思うので、是非お勧め。
資生堂・フェルゼア
URL : http://www.shiseido.co.jp/ferzea/index.html
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