自由が丘の駅前は、避難民の集合場所みたいに人がわんさかいて、友達との待ち合わせをするときに、見つかんないんじゃないのとおもった。携帯メールで「駅前は集団疎開みたいに凄いよー」と言ったら、「あんたは一体何歳なんだ?父親の世代でも知らないよ」と言われてしまった。それにしても久しぶりの自由が丘だ。学生の時には通り道だったので、たまに自由が丘で途中下車して友達とぶらぶら遊んでいたのだが、それから10数年も経って以来、一度も自由が丘で降りたことが無いことに気付いた。
自由が丘デパートについてだが、昔からある建物で「デパート」という名前には騙されてはいけない。アメ横の雑居ビルのようなものだ。たぶん、自由が丘を整備する際に小さい出店をまとめて一つの建物に押し入れて作ったものだろうと想像できる。まるでシンガポールのフードコートを作る時と同じような形式だろう。
さて、店は想像していたより断然と小さい。雑居ビルの中の一角に存在するようなレストランだから仕方ないだろう。しかし、正直、よくこんな店に大使館関係者が来るものだと思った。それほど見た目としては格式がお世辞でも高いとはいえない。
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料理はハンガリーの代表的な料理をここでは注文した。まずは、ハンガリーの味噌汁と言われても可笑しくない、「グヤーシュ」。グヤーシュと言っても家や場所によって全然その味が違うようで、この時にはスープ形式ではなく、牛肉が入った本格的なグヤーシュにしてみた。赤いパプリカが豊富に入ったグヤーシュは、これを食べるとハンガリーに来たーという雰囲気になるから不思議だ。だが、ブダペストで食べたグヤーシュよりは、もう少し日本人の舌に合わせたようなマイルドな味になっていた。こんなもんかなー?と食べたときに思ったのは正直なところだ。グヤーシュが入っていた鍋がとても綺麗だったので、おもわず写真に撮ってしまった。
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鶏肉を使った料理もハンガリーでは定番である。使われる素材は、実は牛、豚、鳥、鯰、鰻、魚と実に豊富だ。唯一使わないのは海魚であるのがハンガリー料理の特徴。ハンガリーの中心を南北に流れるドナウ川の豊富な魚と広がる平原に飼育されている家畜が彼らの胃の中に収まってしまう素材である。ここではチキンのフライを食べることにした。素朴な味に満足。
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最後にデザートとしてキャラメルソースのプリンを食べた。プリンってどこの国でも定番のデザートなのだろうか?
住所 : 目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3F
Tel. :03-3717-4790
営業時間 11:30~22:00
定休日 毎週 水曜日
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