JALとJTBが夏のヨーロッパツアーとしてチャーター便で運航するツアーを計画していると発表があった。日本からは直行便の飛行機が成田と関空からかなりたくさん飛んでいるのであるが、ヨーロッパのすべての国に直行便が飛んでいるわけでもない。直行便が飛んでいるというのは、その都市に行くニーズが多いからフライトルートが存在するのであって、普段あまり利用が無いのであれば常時路線が開設することは無い。今回のチャーター便というのは、ヨーロッパのなかでパリやローマばかりだと飽きてきた日本人が多くなったことの証明でもあると感じた。
具体的には、7月~10月にかけて成田/名古屋/関西/福岡=中欧(クロアチア、ハンガリー、チェコ)間のチャーター便の開設が一番大きい目玉だろう。さらに、日本の地方都市からヨーロッパに行く場合、一度成田か関空に出ないといけなかったところを、札幌、函館、仙台、新潟、広島、北九州、福岡、長崎、大分、熊本、鹿児島の各都市発着からスイスのチューリッヒとイタリアのローマを直行便のチャーター便を臨時で開設するということだ。
チェコやハンガリーは歴史的な文化がとても深く、そして見所満載の場所ではあるが、どうしても西欧のほうが目立ってしまっているので、西欧に飽きた人が行く場所という感じが否めない。確かに華やかさは無いのだが、あの建築群と歴史の深さを知れば知るほど面白くなる場所であるのはいってみれば分かるところだ。ちなみに、韓国のソウルからチェコのプラハには、なぜか直行便が存在する。だから、チェコに行くと、現地の人は東洋人を見ると「韓国人か?」と聞いてくるし、韓国人が現地で何をしているのか詳しいことは知らないが、あまり韓国人は歓迎されない。しかし、日本人だというと、手のひらを返したようにフレンドリーに成るのは不思議だ。
クロアチアは、ワールドカップで対決した相手国であることで、一躍日本では知名度が上がった。現地に応援に行った人たちも多いことだろうが、あのアドリア海の綺麗な土地を写真でみたら、どうしてもいきたくなる場所であるのは当然だろうと思う。金と時間が余っているリタイア組みのひとたちにとって、せかせかしていない、クロアチアやスロベニアやハンガリーのような中欧諸国は、のんびりしていて良い所だと思う。
ただし、あくまでもこのチャーター便は「ツアー」で利用されるため、航空券だけ買っていく場合には適用されないらしい。貧乏旅行という参加者には不適なものだ。ただ、日本から直行便で現地にいけるというのはかなりのメリットだ。ヨーロッパのほかのハブ空港を経由せずにいけることは、5時間くらいの時間短縮ができる場合もある。
日本の地方都市からローマとチューリッヒへの直行便については、地方都市にすんでいないので、どれだけメリットがあるかということもわからないし、地方の人がどれだけ海外旅行に金を使う体質があるのかということは全く分からないので、調べようが無い。富山県の人たちみたいに、遊びに金を掛けるより、家に金を使う人種もいるわけなので、どこまで地方都市からの利用者がいるのかは想像ができない。どなたか教えて欲しいところだ。
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