2008/06/21

Nena

先日、80年代ポップスのことを書いたのだが、これも書かざるをえないとおもったので、追記して記載することにした。80年代のポップスは、かなり有名な人達がデビューしたときでもあるし、有名な曲がたくさん出てきたこともあるし、また現在CMディレクターのひとたちが学生として聞いていたためか、いろいろなCMや番組のジングルやBGMでつかわれている曲もだいたいがこの80年代だったりする。そして、80年代のときだけ一世風靡したが、そのあと、ぷっつりと音信不通になったバンドもたくさんある。

どうしても書きたいなと思ったのは、ドイツのバンドであるネーナ(Nena)である。ドイツ語で全米チャートナンバーワンになったというのも快挙だとおもうが、そのあとの日本での人気も超すごかったのを記憶している。ドイツ語なんて、ヒトラーが話をしている言葉でしかそれまで聞いたことが無かっただけあって、音楽でそれも女性の声でドイツ語を聞いたというのはとても新鮮に聞こえたのだ。それも調子のいいメロディラインでの音楽性についても、なんとなく惹きつけられるものだった。

大ヒット曲「ロックバルーンは99(99 Luftballons)」という邦題が、なんじゃこれ?といまだと突っ込みたくなるものだが、英語題名「99 Red Ballons」というのも意味がわからない。ドイツ語の意味が全くわからないときに聞いていたときには、ふふーんとしか聞いていなかったが、あとでwikipediaなどで見てみると、この曲は反戦曲の代表になっており、今では色々な人がカバーをしているなんて書いている。カバー曲も聞いてみたい気がする。

ネーナがヒットしたあと、確かいくつのかのCMにもネーナの曲が使われていた気がする。その1つとして、アルバムにも入っていた「LEUCHTTURM」の怪しさ漂うメロディラインはもしかしたらティッシュペーパーのCMに使われていた気がする。調子のいいメロディとしては、「Rette Mich」というのもいい曲だ。邦題は確か「私を助けて!」なんていう意味不明を書いてあった気がするので、大学でドイツ語を第2外国語として専攻した際に、「助ける=retten」だと勝手に思っていたので、この曲には思い入れがある。(実際には、英語に似た「hilfen」が助けるの意味)他にも、「Nur Getraeumt」も実は何気にヒットチャートに載っていたりするのでビックりだ。

いま聞くと、どれもちょっと古めかしいという感じがするのだが、久しぶりに聴いたらなんとなく昔を懐かしむことが出来ると思うので、ベスト版でも買って聞いて欲しいと思う。最近自分の中でのiPodでは、ずっとこのネーナがかかりっぱなしである。単調だし、カラオケがあったら絶対歌っていそうな気がするが、なにせドイツ語なので口がついていかないだろう。

しかし、そんなネーナも既に50歳に近い年齢のようで、時の経つのは早いものだ。それにまだ現役でネーナはドイツで頑張っている。2005年にドイツでは「Liebe ist」で久々のスマッシュヒットを飛ばしたようで、またドイツではネーナ&80年代のときの音楽がブームとして興っているらしい。



ネーナ:グレイテスト・ヒッツ
1. 夢を見ただけ

2. ロックバルーンは99
3. 水平線が知っている

4. クエスチョンマーク

5. 未来へのスパークル

6. 満月と魔法

7. レッテ・ミッヒ(私をた・す・け・て)

8. ウーマン・オン・ファイアー

9. 奇跡

10. ベッドが好き

11. 海賊にさせて

12. 銀河の秘密

13. Tokyo

14. 一生分の一日

15. 愛を知らない

16. ムーンソング

17. 不思議の国へ

18. ボンゴ・ガール

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