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姫路護国神社は、姫路城のお膝元のところに鎮座していて、最初はてっきり姫路城城主の保護の下で管理されてきた神社なのかと思っていたが、よくよく調べてみたり、神社の様子を見ていると、そうでもないことがわかった。この神社はできたのは、明治になってからであり、西南戦争により靖国神社ができたのと同じように、全国いたるところに護国神社という名前の神社ができた一環として作られたもので、かなり新しい。じゃ、なにが祭っているかというと、神様というより、靖国と同じように、お国のために戦死した人たちの霊を治めているところといえよう。ちなみに治められている霊は、兵庫県の西部に住んでいたひとたちの霊であり、東部の人たちは、同じような神社が神戸の神戸護国神社が存在しているのだが、そこに収められている。東西の境については、兵庫県民ではないのでよくわからない。
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新しいからといって馬鹿にしてはおられず、建物は立派なつくりになっているし、境内もそこそこ広い。おそらく姫路城の一角をぶっ潰して作ったことから、これだけの用地を確保できたのだろうとは思うのだが、神社の外では車がびゅんびゅん走っているのに、この境内に入ったとたんに、その喧騒はまったく感じられなくなるというのは不思議だ。
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地元の人たちにとっては、結婚式や七五三などのお祝いの際にはよく使われている神社のようで、神社の公式サイトを見ても、各種イベントを受け付けているというような書き方は見受けられる。
どんな形であれ、やはり神社の鳥居を潜ると、身が引き締まるような感じになるのは、日本人にしみこんだ神社に対する思いが引き継がれているからだろうか。
姫路護国神社
URL:
http://www.shirasaginomiya.com/
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