肥前・熊本にもまだ路面電車は現役として活躍している。これだけ車社会になっていっているにも関わらず、まだ路面電車が生きているということは、それだけこれを利用している人がまだまだ居るということなのだろう。もう1つ驚きなのは、路面電車が走っているエリアというのは、バスも走っており、互いに競合している気もするのだが、その点はどのように棲み分けをしているのかが不思議だ。
熊本で走っている路面電車は、2つの路線から形成される。1つは、熊本駅からさらに少し南のほうに行ったところにある田崎橋から、主要観光地を通り、健軍町までの繋がっているルートと、健軍町から辛島町まではさっき述べた路線と同じだが、そこから北のほうに路線は向いて、上熊本駅までいく路線である。
路面電車なので、駅の間隔はとても短いし、駅自体も小さい。道路の真ん中にあるのはどこの町でも同じことだと思うが、交通量が多い場所だと、この路面電車ほど邪魔者はないとおもう。ただ、交通ルール上は路面電車も車と同じ道路交通法が適用されることから、路面電車さえ、普通の信号で停止される。電車だから、信号関係なく進むというわけじゃないことから、渋滞のときには、電車さえも詰まってしまい運行できなくなるということにもなる。
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電車は長くて2両。たいていは1両編成である。1両編成のばあいには、ワンマンカーになっているので、後乗り前降りで、後から料金を払う。ただし、こんな熊本にもSuicaみたいなカード方式が適用されているようで、それを使う場合には、乗るときと降りるときの両方でカードを読み取り機にかざす必要がある。電車は初乗り150円であり、結構遠くまで乗れる。2両編成の場合には、車掌が乗っているので、その人の指示に従おう。車掌が乗っている場合には、先頭車両に移動して清算をするということをしなくても良い。ただ、この2両編成の電車はそんなに頻繁に走っているわけでもなく、たまにしか走っていない。乗れたらラッキーだと思ったほうが良い。さらにこの2両編成は新型車両なので、旧型に比べると底が低い。となると、足が悪い人は余計乗るだけでも大変苦労することになるのだが、新型は段差がないのでかなり楽になると思う。
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