
そんなルクセンブルグも現在では1つの国家なのだが、あの国、侮れない。EUの前のECのそのまた前のEECの本部はルクセンブルグだったし、ヨーロッパの中では早くから金融国家として成り立っていたため、金がここには集まってくるところである。実際に行ってみるとわかるのだが、ヨーロッパ人は当然多いが、意外に中国人労働者が多いのである。世界の蛆虫民族中国人というレッテルは張られているが、金持ち中国人や金融企業に勤めている中国人が多数ルクセンブルグに住んでいる。それを追って中華料理を開く2級市民もやってきているのは当然だろう。だから、ルクセンブルグで黒髪のアジア人を見つけると、地元の人は「中国人か?」と聞いてくる。
そういえば、ルクセンブルグのことに関してエッセーは観たことがないなと思っていたところにまたしてもブックオフで見つけてしまった。そんなに内容は濃いわけではなく、ルクセンブルグのいろはを知るような書物であり、地球の歩き方よりはもう少し詳細な内容を記載したガイドであるが、食って寝るという基本旅行者の情報として必要な情報はここには記載されていない。どちらかというと、旅行者が帰国後ブログを書いているような内容をまとめているような記載だ。
ただ内容はコンパクトながら、網羅するべき事項はすべて網羅している感じだ。日本に居ながらにして小国ルクセンブルグのことがわかるようである。
欧州の箱庭ルクセンブルグ~感動の巡り合い~
著者:那樹沢 慶二
文庫: 122ページ
出版社: 彩図社 (2004/03/15)
0 件のコメント:
コメントを投稿