ゴゾ島で一番大きな街であるヴィクトリアにやってくると、意外にも都会だなという雰囲気に吃驚する。ヴァレッタの町は確かに車も通れるのだが、いわゆる都会の町にありがちな渋滞の車と人込というのはありえなかった。しかし、町の大きさが小さい割りにはヴィクトリアの町は活気に溢れていると思う。
ヴィクトリアのバスターミナルから城砦(Citadel)のほうに歩いていく途中にメインストリートのレプブリカ通り(Triq ir Repubblika)があるが、そこにはオープンマーケットもあり、なかなか賑やかだ。マルタの人がどんなものを素朴にも買っているのか見るには指標に出来るところだと思う。
レプブリカ通りを通すとすぐに城砦にいくための坂道が出てくる。その坂道の入り口には、これから訪れる城砦の全体図があるので、どのガイドにも詳しく書いていないここの城西についての全体図を眺める必要はあると思う。 城砦に続く坂道はかなり険しい。しかし、その坂道を上っていくと、目の前にどどーんと城の壁がそびえてくるのが分かる。似たようなものを以前見たことがあるなーと思ったのだが、それを思い出してみると、モナコの城砦と同じようなものだということに気付く。モナコの城砦もこのように城砦の中に入るまでには、坂道を通り、ここを通らないと絶対に中には入れないという入り口を通らねばならないのだが、ここでも基本的に建築構造は同じだ。このような強固の形になったのは、コゾ島の住民が海賊や異民族の襲撃に抵抗し批難するために作られたためである。 城砦の入り口を潜ると、すぐに目の前城砦の真ん中にそびえる大聖堂(Cathedral)が見えてくる。 この大聖堂の内部を見るには、大聖堂と裏にある考古学博物館との共通券を購入する。大聖堂の入り口前には2人の聖人のブロンズ像が立っている。1人はローマ教皇として在職31年も君臨し、列福され聖人として登録されたピウス9世(Papa Piju IX)である。 もう一人はつい最近までローマ教皇として活躍し、亡くなってしまった、ヨハネ・パウロ2世(Gwanni Pawlu II)である。過去に2回のマルタへ海外司牧訪問をしているために、マルタ国民にとっては結構身近な教皇と崇められているようである。 大聖堂の中に入ってみよう。下から大聖堂を眺めていたときの想像どおり内部はとても広い。 床は恐ろしい髑髏をモチーフにしたこの教会に関係する人たちの墓がある。そのひとつひとつを見ているだけで時間が経ってしまうくらい、色々な種類の絵が描かれているのは楽しい。しかし、これはマルタの教会であれば何処でも同じような風景である。 本当は建設当初に、ドーム型の屋根にする構想があったらしいのだが、資金不足により高度な技術を要するドーム型の屋根は作られることは無かった。しかし、「ドームに何とかしたい」という思惑は有ったようで、それを天井画で表現している。天井画にはドームがあるかのように描かれているため、丸いドームを仰ぎ見ているという錯覚を起してしまう部分があるのだ。一種の騙し絵になっているので、この手の騙し絵が好きな人は是非行くべきである。 祭壇を見てみるとシンプルながらも、無知と無教養の住民を騙すには十分の迫力と威厳を持った雰囲気を感じられる(こういう言い方をすると、キリスト教徒の人に殺されると思う)。 他に天井画はモザイク模様になっている部分もあり、結構鮮やかな色が使われているので、是非この大聖堂の中に入って、口をあけながら上を仰ぎ見るのもいいと思う。 大聖堂を見たら、是非外壁部分のところにいって、ヴィクトリアの街並みや郊外の田園風景を見ることをお勧めする。ここからの眺望は城砦だけが特別で、あとは何も無いということが良く分かると思う。ヴィクトリアで一番高い場所にあるために、本当に四方全部が一様に見渡せる。
ヴィクトリアのバスターミナルから城砦(Citadel)のほうに歩いていく途中にメインストリートのレプブリカ通り(Triq ir Repubblika)があるが、そこにはオープンマーケットもあり、なかなか賑やかだ。マルタの人がどんなものを素朴にも買っているのか見るには指標に出来るところだと思う。
レプブリカ通りを通すとすぐに城砦にいくための坂道が出てくる。その坂道の入り口には、これから訪れる城砦の全体図があるので、どのガイドにも詳しく書いていないここの城西についての全体図を眺める必要はあると思う。 城砦に続く坂道はかなり険しい。しかし、その坂道を上っていくと、目の前にどどーんと城の壁がそびえてくるのが分かる。似たようなものを以前見たことがあるなーと思ったのだが、それを思い出してみると、モナコの城砦と同じようなものだということに気付く。モナコの城砦もこのように城砦の中に入るまでには、坂道を通り、ここを通らないと絶対に中には入れないという入り口を通らねばならないのだが、ここでも基本的に建築構造は同じだ。このような強固の形になったのは、コゾ島の住民が海賊や異民族の襲撃に抵抗し批難するために作られたためである。 城砦の入り口を潜ると、すぐに目の前城砦の真ん中にそびえる大聖堂(Cathedral)が見えてくる。 この大聖堂の内部を見るには、大聖堂と裏にある考古学博物館との共通券を購入する。大聖堂の入り口前には2人の聖人のブロンズ像が立っている。1人はローマ教皇として在職31年も君臨し、列福され聖人として登録されたピウス9世(Papa Piju IX)である。 もう一人はつい最近までローマ教皇として活躍し、亡くなってしまった、ヨハネ・パウロ2世(Gwanni Pawlu II)である。過去に2回のマルタへ海外司牧訪問をしているために、マルタ国民にとっては結構身近な教皇と崇められているようである。 大聖堂の中に入ってみよう。下から大聖堂を眺めていたときの想像どおり内部はとても広い。 床は恐ろしい髑髏をモチーフにしたこの教会に関係する人たちの墓がある。そのひとつひとつを見ているだけで時間が経ってしまうくらい、色々な種類の絵が描かれているのは楽しい。しかし、これはマルタの教会であれば何処でも同じような風景である。 本当は建設当初に、ドーム型の屋根にする構想があったらしいのだが、資金不足により高度な技術を要するドーム型の屋根は作られることは無かった。しかし、「ドームに何とかしたい」という思惑は有ったようで、それを天井画で表現している。天井画にはドームがあるかのように描かれているため、丸いドームを仰ぎ見ているという錯覚を起してしまう部分があるのだ。一種の騙し絵になっているので、この手の騙し絵が好きな人は是非行くべきである。 祭壇を見てみるとシンプルながらも、無知と無教養の住民を騙すには十分の迫力と威厳を持った雰囲気を感じられる(こういう言い方をすると、キリスト教徒の人に殺されると思う)。 他に天井画はモザイク模様になっている部分もあり、結構鮮やかな色が使われているので、是非この大聖堂の中に入って、口をあけながら上を仰ぎ見るのもいいと思う。 大聖堂を見たら、是非外壁部分のところにいって、ヴィクトリアの街並みや郊外の田園風景を見ることをお勧めする。ここからの眺望は城砦だけが特別で、あとは何も無いということが良く分かると思う。ヴィクトリアで一番高い場所にあるために、本当に四方全部が一様に見渡せる。
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