2007/06/10

ジュガンティーヤ神殿(マルタ)

マルタには多くの古代遺跡がある。各古代遺跡はそれぞれ特徴があるものだが、今回マルタ滞在中に行ったのは、ジュガンティーヤ神殿(Ggantija Temples)である。紀元前40世紀頃に建設されたといわれており、その時間の長さが全く想像できないものだが、遺跡として残っているその規模も大きくて吃驚する。

ジュガンティーヤ遺跡に行くには、ヴィクトリアからバスで64番か65番のバスで行く。だいたい1時間に1ほんの割合で走っているバスなのだが、この遺跡に行く人ばかりが乗るバスなので、意外に結構混む。遺跡の場所まで約15分くらい乗るため、立ち乗りにはなりたくないものだ。

これが入り口で、とても入り口には思えないような柵で囲まれている。


全部が石造りのこの遺跡は、何が何に使われていていたかというのは、外部にある自動説明装置を聞けば分かる。ただ、日本語は無いので、詳しい専門的な英語で話されると何を言っているのか分からない。そういうときには地球の歩き方でも読むほうがいい。 こういう遺跡を見ると、タイムマシンで当時の様子がどのようなものだったかはっきりこの目で見てみたいと思うのは不思議ではない。

この遺跡を見るのは15分もあれば十分全部を見ることができる。それに飽きたら、バスを降りた場所から少し坂道を上った方向に歩いてみるのもよい。そうすると、左手に風車が見えてくる。これはかつてゴゾ島では珍しくなかった大きな風車を再現して作られたものである。風車の中にも入ることが出来て、小麦を粉にするための装置をみることができる。
さらに歩いていくと、シャーラ(Xghara)の町並みが出てくる。ここまで来ると、ここが本当にマルタなのかどこなのかというのが分からなくなる。建物の様子だけを見ていると、アラブのどこかの国にいるような感覚に思える。そのシャーラ村の中心には、聖誕マリア教区教会(Parish Church of Nativity of the Virgin Mary)が見えてくる。その巨大さは圧巻だ。ただし、中に入ることが出来ない。このため物は1815年に建設されたもの。

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