函館を訪問したとき、元町から函館駅に向かう際、路面電車に乗ってぼーっと外を見ていたときに、目を引いたものがあった。奇抜なデザインの建物であり、そのデザインが、どうみてもホルスタイン。最初は、今は無きPCメーカーのGatewayが函館にアンテナショップでも始めたかな?とでも思ったが、そうじゃない。実はタクシー会社だった。
その名も「モーモータクシー(moomoo-taxi)」
路面電車に乗っていたときに、前に座っていた小さい子供を連れていた親子連れが、「ほら、もうすぐモーモータクシーのところを通るよ」とお母さんが言っていたので、なんじゃそれ?と思ったところに、この建物が目に入った。函館の子だろうと思う、その小さい子も当然知っている事実のようで「見る見る~」と靴を脱いで、小さい子供がだれでもするように窓に張り付いて外を眺めていたのが印象的だった。
タクシーというからには、普通に流しでもなんでも街中を走っているのかな?とおもったら、これが結構多く走っている。あの牛柄で走っているから、妙に目立つのだ。他のタクシー会社は、単純な黄色とかオレンジとか白とかなので、この手のデザインで街を走っていたら、乗る必要があるなしに関係なく、目が釘付けになってしまうのは当然だろうし、子供連れだったら、ポケモンジェットが流行ったように、乗れば普通のタクシーだとわかるんだけど、「モーモータクシーに乗った」ことを自慢したい子が出るのは当然で、乗るなら牛柄のタクシーを選んで乗りたいとおもうだろう。観光名所に止められているタクシーではそんなに多くは無いのだが、待ちキューになっているタクシーが並んでいたら、自分の番のときにはモーモータクシーが来て欲しいと、ちょっと密かに思ってしまうから不思議だ。
そのモーモータクシーだが、もちろん普通のタクシーでもあるが、観光用で使われるタクシーとしてのほうが需要があるようだ。モーモータクシーのウェブサイトを見ていたら、
「牛の着ぐるみでお出迎え・観光案内します」
なんていう広告を見つけた。なんじゃ、それ?!街中ではそんな着ぐるみを着ていたタクシードライバーは残念ながら見つけられなかったが、こりゃ、この企画、子供連れだとディズニーランドで、ミッキーの耳や手をはめまくって、非日常を楽しんでいるのと同じように楽しめる企画だと思った。東京でも同じようにやったら大ウケだろうなー。それも外国人向けに。あっ、それなら外人向けなら、オタク趣味で日本に来ているやつらも結構多いので、コスプレタクシーなんていうのを作ったら楽しいかもしれない。
有限会社 北海道・函館moomoo-TAXI
http://ogawa-taxi.cbiz.co.jp/
住所 : 北海道函館市豊川町22-19
TEL : 0138-22-5566
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