国立歴史博物館も台北ではこれまで行ったことが無かったところだったので、行ってみた。目的は、故宮だけじゃなく、その他に中国大陸からかっぱらってきたものが保管されているだろうから、それをどのように飾っているか、そして、台湾独特の文化とどのように融合して飾っているかを見たいと思ったからである。
地下鉄・台大医院駅から歩いていったところ、妙に人がいっぱいいるのが見える。こんなところの博物館が今ごろ台湾人に大人気とは思えないのだが、なんだろうとおもっていると、なんとこの博物館で、フランスの画家ミレーの絵画展が開催されているではないか。そういえば、渡航前に台湾人から「今、ミレー展をやっていて、大人気ですよ」という話は聞いていた。それが国立歴史博物館だったとはすっかり忘れていたので、この長蛇の列を見たときに「えーっ?ミレーは見る気はないのに、これを並ばないといけないの?」とかなりがっかりきた。きっと並んでいる人たちは歴史博物館の展示物には興味がなく、単にミレー展を見たいがためにならんでいるのだから、入り口が違うはず・・・・という勝手な思いで、長蛇の列を無視して、がんがん進んでいったところ、やはり違っていた。ミレー展をみるには、1人800元も払わないといけないのだが、通常展示物だけなら一人30元だけでOK。この違いは一体なんなんだろうとおもったが、台湾にヨーロッパ文化がやってきてそれを展示しているので、それだけ借用料が高かったのだろうと思った。
それにしても、台湾人の西洋文化への関心の高さはこの長蛇の列を見ただけでかなり高いと思った。日本でも同じように長蛇の列になることは想像できるが、台湾の場合、長蛇で並んでいると炎天下なので、途中で脱水症状になったりしないのだろうかと心配になる。長蛇の列の客を目当てに出店が出ているのも頷けた。商売根性たかいなーと。もちろん、中で展示している作品の作品集の画集を売っている人もいた。
自分たちはミレー展を見なかったのだが、この歴史博物館で見たものよりも長蛇の列が気になってしまったので、ブログではこのことを書くことにした。
台湾・国立歴史博物館
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