2009/09/13

西子湾(高雄)

前清打狗英国領事館に面した道路である蓮海路は、西子湾に面しているので、とても風光明媚なところだ。中山大学があるために、大学敷地内には気軽に入れないため、道が続いていてもそれより先には行くことができない。出来なくてもそれでも十分に海の景色を楽しむことができる。

ちょうどここを訪れたときには、海に向かって投げ釣りをしているひとたちがたくさん居て、なにが釣れるんだろう?と期待していたのだが、どの釣り師もなにも釣っていなくて、イライラしてしまった。カレイでもなんでもいいから釣ってくれーとおもうのだが、のんびりした時間の過ぎ方をしている雰囲気のときに、そんな急ぎの要求を彼等に向けても仕方がない。特に夕日の時間帯になると、ここからの景色は抜群だという。夕陽100景のようなジャンルが台湾にあるのかどうかしらないが、台北の淡水と同じくらいここの夕陽も選ばれるところの1つだといえる。中華系の文化で一番気に食わない、史跡に対する、石に直接赤字で彫ってしまって「ここがそうだ!」と宣伝しているところが、ここにもある。そこには「西子夕照」の4文字。日本であるなら、立て看板がちょこんと申し訳ない程度に立てられているところだろうが、中華系の血を引いている台湾では、やっぱり「どうだ!」と言わんばかりの石が立っているから、萎える。こういうのはやめてもらいたい。

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