八天堂のクリームパンは、いまではあらゆるメディアに紹介されていたのだが、売られているのが品川駅だけと思っていたので、通勤経路でもないから眼にすることはないだろうと思っていた。ところが、なんと勤務先の最寄の駅に期間限定ながらも出店されていたことを知り、モノは試しにと早速買ってみた。
もともと広島の製パンメーカーだったこの会社が、クリームパン1種類にターゲットを絞って事業展開していったというのには、社長の決断力の高さというのに感心する。どこかのバカ会社みたいに、誰も責任を取りたくないとおもっているお偉いさんの集まりみたいなところとは大違いだ。
さすがメディアの力は大きいのか、最寄の駅は決してターミナル駅でもないし、一地方の駅と考えてみるといいのだが、こんなところに出店しても客足は途絶えないし、いつも長蛇の列が出来ている。しかし、そこまで並んでまでも買いたいものなのか?というのはちょっと疑問に思った。
すべての東京にある店がそうなのかどうかはわからないのだが、最寄り駅に売られていた八天堂のクリームパンは、毎日広島から空輸されるからというのが理由で、昼以降からしか開店しない。だから、朝の出勤時にはシャッターが下りている状態だったのだが、昼に出かけるときに駅を利用すると、開店しているのを発見することができる。
購入しようとしたときも、やっぱり近所のおばちゃん連中が列に並んでいたのだが、並んでいて驚いたことがある。前に並んでいたひとたちのほとんどが、1、2個の単位で買っていくのではなく、10個単位で買って行っていた。そんなに買っても賞味期限の時間が短いんだから、食べきれるのかなーと思ったのだが、おばちゃんといっても一般主婦で買いにくるんじゃなくて、近くの事務所の事務員が来ていたり、保育園や幼稚園の先生が買いに来ているということなんだろうと想像する。
こちらは1人なので、とりあえず2個だけ買ってみた。それも違う種類のものを1つずつ。
八天堂の商品は基本的にはクリームパン。カスタード、抹茶、小倉、チョコ、生クリームの5種類がメインとして売られている。(商品リストはこちらを参照)売られている場所によっては、これらクリームパンだけではなく、ロールケーキやレモンパンも売られていたりする。最寄り駅では、ロールパンも売られていたのだが、これもあんまり賞味期限が長いわけじゃないので、いっきに全部食べるには無理。会社に買って帰って、みんなで食べるっていうのはいいかもしれないが、取り分けるナイフなんか持ち歩いているわけじゃないので、困る。調理器具でも持ってこようかとたまに思っちゃうことがある。
買ったのは定番かもしれないが、カスタードと生クリーム。どちらも美味いとおもうのだが、どちらも中に入っているクリームの量がめちゃくちゃ多い。普通のクリームパンというのは、分厚いパン生地のなかにクリームがちょこっと入っているものだと思うが、これはクリームがメインでパン生地になっているところは、クリームが崩れないための単なる境のためにあるとしか思えないくらい薄生地になっている。だから、クリームたっぷりの為に食べにくいのである。決してクリームパンを食べているというのではなく、クリームを食べているのだということで考えるとよくわかる。パンではなく、クリームを食べることがメインみたいなパンだから、結果的に賞味期限が短くなるということだ。
一度食べればもういいかなーというくらいものであり、リピートして食べたいというくらいものではない。どちらかというと、他の種類のクリームパンはどんな味がするのかな?というのを想像したくなるものだ。特に売られている場所が限定しているレモンクリームパンというのは、絶対どこかで食べてみたい。品川には売られているようだ。
なお、八天堂の出店は、いまでは東京およびその近郊でも結構常設および臨時で出ているようなので、最新の情報は、八天堂の販売代理店の「八天堂リテイリング」のサイトから確認していただきたい。
八天堂
URL : http://www.hattendo.jp/
八天堂リテイリング
URL : http://www.hattendo.biz/tenpo.html
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